転職の面接では、あなたの経験や能力、職場への適性などが評価されます。これから転職活動を行う方の中には「面接で何を聞かれるんだろう」「うまく質問に答えられなかったらどうしよう」と不安になる方もいるかもしれません。
転職の面接は、あらかじめ聞かれることを想定し、入念に準備を行えば自信を持って臨むことができます。この記事では、転職の面接でよく聞かれる質問とその回答のポイントをわかりやすく解説します。面接官の意図を理解した回答を準備し、面接に臨みましょう。
転職面接の質問の一般的な流れ
転職の面接は、以下のような流れで質問をされるのが一般的です。
- 自己紹介
- 転職理由
- 志望動機
- 自己PR(スキル・長所・実績)
- キャリアビジョン
- 逆質問
面接時間は通常30分から1時間程度です。あらかじめ、この面接全体の流れや聞かれることを認識しておけば、落ち着いて質問に回答できるでしょう。各パートで質問される内容を想定し、回答を事前に準備しておくのが、面接を通過するポイントです。
転職面接でよく聞かれること代表例6選!
転職の面接で特に聞かれることが多い質問の例を、種類ごとに紹介します。
回答例と回答のポイントもあわせて紹介するので、自分ならどのように回答するか考えてみてください。
質問1.自己紹介
面接で最初に聞かれることが多いのが、自己紹介です。面接官は応募者の自己紹介で、経歴や人柄を把握し、面接でその後何を聞くのかの方向性を検討します。
質問例 – 自己紹介でよく聞かれること
- 自己紹介をしてください。
- 経歴や実績を交えて、自己紹介をお願いします。
自己紹介の回答例
はい、自己紹介をさせていただきます。わたしは◯◯大学の△△学部を卒業後、株式会社✕✕に入社し、システムエンジニアとして5年間勤務してきました。主にWeb開発のプロジェクトに携わり、チームリーダーとして3つのプロジェクトを成功に導いた実績があります。特に、顧客満足度向上のための機能改善では、ユーザビリティテストを導入し、顧客満足度を20%向上させることができました。また、社内で勉強会を主催し、ほかのメンバーの技術力向上にも貢献してきました。この経験を活かし、御社でも技術力とリーダーシップを発揮したいと考えています。
自己紹介について回答のポイント
自己紹介は、あなたの第一印象を決める重要なパートです。自己紹介では、まず簡潔に経歴や職歴を述べ、自身の強みや実績を具体的に説明します。次に、その経験が応募先の企業でどのように活かせるかを示すことで、自身の価値をアピールします。最後に、志望動機や意欲をアピールするのも大切です。
面接官は自己紹介の内容を元に、その後の面接で何を質問するかを検討しています。そのため、深堀りして聞かれた時にアピールしやすい成果や実績を自己紹介の中に含めておくのがポイントです。そうすることで、その後の面接の流れを自身に有利なように運ぶことができます。自己紹介の内容は事前に準備し、長くなりすぎないようにしましょう。
質問2.転職・退職理由
転職をする理由や前職を退職する理由を聞くことで、面接官は応募者の価値観やキャリアの志向を把握しようとしています。「すぐにまた転職してしまうのではないか」といったネガティブなイメージを与えないように注意しましょう。前向きな転職・退職理由と応募先企業では自身の希望が叶うと考えていることを示すのが大切です。
質問例 – 転職退職理由でよく聞かれること
- 転職理由は何ですか?
- 以前の会社を辞めた理由を教えてください。
転職・退職理由の回答例
わたしは、キャリアアップのため、新たな挑戦の機会を得るために転職を決意しました。前職では、システムエンジニアとして多くの経験を積むことができました。しかし、より大規模なプロジェクトに携わり、マネジメントスキルを磨きたいと考えるようになりました。御社は業界をリードする企業で、先進的なプロジェクトに携わる機会が多いと聞いています。そのような環境で、自身のスキルをさらに向上させ、キャリアを発展させたいと考え、転職を決意しました。
転職・退職理由について回答のポイント
転職・退職理由を説明する際は、ポジティブな姿勢を示すことが重要です。前職への不満や批判は避け、キャリアアップや新たな挑戦など、前向きな理由を述べましょう。具体的には「自身の成長やスキルアップにプラスになる」「より責任ある立場で仕事がしたい」など、建設的な理由を挙げると印象が良くなります。
また、その転職・退職理由と応募先企業との関連性を示すことで、志望度の高さもアピールできます。
質問3.志望動機
面接官は、志望動機を聞くことで応募者が企業や仕事内容をどれだけ理解しているか、入社意欲がどれくらい高いかを確認しています。どの企業でも当てはまる志望動機ではなく、応募先企業に入社したい理由を説得力高く伝えましょう。
質問例 – 志望動機でよく聞かれること
- なぜ、この〇〇業界を志望されたのですか?
- 弊社を志望された理由を教えてください。
志望動機の回答例
御社の顧客中心主義の経営理念に強く共感しています。わたしは前職で個人向け金融商品の販売で成果を上げてきました。この経験を活かし、御社のさらなる顧客サービス向上に貢献したいと考えています。また、御社の充実した社員教育制度も魅力的で、継続的な学びと成長の機会があることに惹かれました。
志望動機について回答のポイント
志望動機は特に入念な企業研究を行なったうえで、回答するのが重要です。企業研究で得た知識を活かし、具体的で説得力のある志望動機を述べるようにしましょう。
まずは、企業の理念や文化・事業内容などへの理解と共感を示すのがポイントです。また、自身のスキルや経験がどのように企業に貢献できるかを具体的に説明することで、志望度の高さをアピールできます。
質問4.自己PR
自己PRでは、応募者の強みや特徴を把握し、採用するメリットがあるかを評価しています。単純に自身の長所を説明するのではなく、その長所を応募先企業でどのように活かせるかをアピールするのが大切です。
質問例 – 自己PRでよく聞かれること
- あなたの強みを教えてください。
- 弊社があなたを採用するメリットは何ですか?
自己PRの回答例
わたしの強みは、技術力とコミュニケーション能力を兼ね備えていることです。システムエンジニアとして5年間の経験があり、最新のWeb開発技術に精通しています。顧客との折衝や要件定義の経験も多く、技術的な内容を非技術者にもわかりやすく説明する能力があります。これらのスキルを活かし、御社の技術力向上と顧客満足度の向上に貢献できると考えています。さらに、新しい技術の習得に対する意欲も高く、御社の革新的なプロジェクトにも柔軟に対応できます。
自己PRについて回答のポイント
自己PRでは、まず自身の強みを具体的かつ簡潔に述べましょう。さらに、その強みを裏付ける実績や経験を具体的に説明することで、説得力が増します。強みを応募先企業でどのように活かせるか、応募先企業にどのように貢献できるかを示すことが大切です。
いくら長所を説明しても、その内容が面接官に響かなければ意味がありません。そのため、応募先企業が求める人物像を把握し、それに合った自己PRを準備しておくのがポイントです。面接官が、あなたが自社で活躍するイメージを持つことができれば、採用を前向きに考えようと思うでしょう。
質問5.キャリアプラン
キャリアプランを質問することで、面接官は応募者の長期的な目標や成長への意欲を確認し、企業との相性を判断しています。キャリアプランが具体的であるほど、仕事への意欲が伝わります。
質問例 – キャリアプランでよく聞かれること
- キャリアプランを教えてください。
- キャリアビジョンはありますか?
キャリアプランの回答例
まずは店舗スタッフとして、接客スキルと商品知識を徹底的に磨きたいと考えています。2年程度で客単価アップやリピーター増といった店舗全体の売上アップにつながる成果を出し、その後3年以内に店長として店舗全体の運営を任せていただけるよう努力します。5年後には、複数店舗の統括マネージャーとして、より大きな視点で経営に関わりたいです。将来的には、新規出店戦略の立案や、オムニチャネル戦略の推進など、会社全体の成長戦略に携わることを目指しています。
キャリアプランについて回答のポイント
キャリアプランは、短期・中期・長期のステップで説明するのが大切です。長期のキャリアプランしかないと、夢物語を語っているような印象になってしまう場合があります。
短期・中期・長期で説明することで、長期のビジョンを実現するための計画性があること、実現する意思があることを説得力高く説明できます。また、目標達成のための具体的な行動計画や自己研鑽の方法にも触れれば、実現可能性を強調することが可能です。
さらに、キャリアプランが応募先企業でどのように実現できるかを説明するのもポイントです。キャリアプランが明確でも、それが応募先企業では実現できない内容だと、面接でアピールするのが逆にマイナスになってしまう可能性があります。応募先企業の経営目標や成長戦略と自身のキャリアプランを関連付けることで、長期的に貢献する意欲があることを示すこともできます。
質問6.逆質問
逆質問は、応募者からの質問を促すものです。応募者が転職するにあたっての疑問や不安を解消してもらうために行われます。しかし、面接官は逆質問の内容で、企業への志望度や相性、コミュニケーション能力などを見極めてもいます。そのため、逆質問も自身をアピールする機会だと認識しておくことが大切です。
質問例 – 逆質問(面接官への質問)でよく聞かれること
- 最後に何か質問はありますか?
- 質問があればどうぞ。
逆質問の回答例
はい、2点質問させていただきたいと思います。1つ目は、御社が今後注力していく技術領域や新規事業についてです。特に、AI技術の活用についてどのようなビジョンをお持ちでしょうか。2つ目は、社員の成長支援についてです。技術力向上のための研修や、資格取得支援などの具体的な取り組みがあれば、教えていただけますでしょうか。
逆質問について回答のポイント
逆質問は、自身の積極性や応募先企業への関心を示す重要な機会です。また、面接の中ではアピールできなかった自身の長所をアピールできる最後の機会にもなります。具体的には「事前の企業研究にもとづいた質問」「自身が働くことを具体的に想定した質問」ができれば、意欲をアピールできるでしょう。
逆質問は面接官の立場に合わせた内容にするのが重要なポイントです。1次面接から最終面接まで、面接のフェーズが進むにつれて役職が高い社員が面接官になる傾向があります。そのため、それぞれの面接官の立場を考えた質問をするようにしましょう。たとえば、人事担当者が面接官の場合、現場の担当社員にしかわからないような専門的な仕事内容の質問をするのは不適切です。
自身が入社するにあたって解消しておきたい疑問を逆質問で確認することも大切です。ただし、給与や福利厚生など待遇面のことばかり質問すると、仕事内容より待遇を重視しているといったマイナスイメージを与えてしまう可能性があります。質問内容の伝え方や内容のバランスには注意しましょう。
転職面接でよく聞かれること – その他
これまで紹介した質問は、どの企業でも聞かれる定番の質問です。ほかにも企業によって聞かれる可能性があるものの、回答に注意が必要な質問をいくつか紹介します。
回答の仕方を工夫しなければマイナスな印象を与えてしまうものもあるので、事前にチェックしておきましょう。
希望年収について
応募者の期待値と企業が支払える金額のすり合わせのために、希望年収を質問される場合があります。この質問では、応募者の自己評価を確認している場合もあります。
- 質問例:希望年収はいくらですか?
- 回答例:○○万円から○○万円の範囲で考えています。ただし、具体的な職務内容や責任の度合いによって柔軟に検討させていただきたいと思います。御社での成長機会や福利厚生なども含めて総合的に判断したいと考えています。
自身の希望を伝えるのはもちろん重要ですが、応募先企業が支払うことができない金額を提示しても内定を獲得できない可能性が高いでしょう。ある程度の希望の金額を伝えつつ、条件によって許容できる金額は異なるといった回答の仕方がおすすめです。
やりがい・やりたいことについて
仕事のやりがいややりたいことに関する質問は、応募者のモチベーションや価値観、職務との相性を確認するために行われます。仕事に長期的にコミットできるか、職場でモチベーション高く働き続けられそうかを確認されていると認識して回答しましょう。
- 質問例:仕事におけるやりがいは何だと考えていますか?
- 回答例:わたしは顧客の課題を解決し、その成果が事業成長につながる瞬間にやりがいを感じます。
自身が仕事でやりがいを感じている点を回答しましょう。ただし、応募先の企業でもそのやりがいを実感できるという内容であることが大切です。
残業について
残業についての質問は、働き方や時間管理能力を確認するために行われます。面接官は、自社の労働環境と応募者の相性をはかろうとしています。
- 質問例:残業に対してどのような考えをお持ちですか?
- 回答例:業務効率化を常に心がけ、必要な場合は残業も行いますが、ワークライフバランスも重視しています。過去の経験では、タスクの優先順位付けとチーム内でのコミュニケーションにより、残業を最小限に抑えつつ成果を出すことができました。
上記のように、残業の許容度合いと業務効率化の工夫について回答するのがよいでしょう。
企業理念について
企業理念についての質問は、応募者の企業に対する理解度や企業との相性を確認するために行われます。面接官は、応募者が企業の方向性や文化に共感し、長期的に活躍してくれるか見極めようとしています。
- 質問例:企業理念を実現するために、あなたはどのような貢献ができると考えますか?
- 回答例:御社の「顧客第一主義」という理念に共感しています。わたしの過去の経験を活かし、顧客満足度向上のための新たな施策を提案し、実行することで、この理念の実現に貢献したいと考えています。
企業理念に共感しているポイントと、企業理念を体現するために自身はどのように仕事をするかという点をアピールするのがおすすめです。
回答しづらい内容について
転職の面接では、失敗や自身の短所など、率直に回答しづらい質問をされる場合もあります。回答しづらい質問は応募者の対応力やコミュニケーション能力を測るために行われることがあります。
- 質問例:過去の失敗経験について教えてください。
- 回答例:以前のプロジェクトで、納期が遅延してしまったことがありました。この失敗から、早期の問題把握と関係者への迅速な報告の重要性を学びました。以降は、リスク管理を徹底し同様の問題を未然に防ぐよう心がけています。
単に過去の失敗を話すだけでは、自身のアピールにはなりません。その経験で学んだことや同じ失敗を繰り返さないように心がけていることなど、最後は自身をアピールする内容になるよう回答するのが重要です。
転職面接でよく聞かれること – 状況・年代別
転職する際の状況や年齢によって、聞かれやすい質問もあります。
当てはまる項目がある場合は、事前によく聞かれる質問をチェックしておきましょう。
未経験職種・業種へ転職の場合
未経験の職種・業種へ転職する場合は、転職しようと思った理由や今までの経験で役に立つことはあるかという質問をされやすい傾向があります。面接官は、新しい環境での活躍・成長の可能性を見極めようとしています。
- 質問例:なぜ未経験の分野に挑戦しようと思ったのですか?
- 回答例:IT業界の成長の可能性や新しいことを生み出せる点に魅力を感じ、キャリアチェンジを決意しました。前職で培った顧客対応スキルやプロジェクト管理能力は、御社でも生かすことができると考えています。また、プログラミングスクールで基礎知識を習得し、キャリアチェンジの準備も行なっています。
このように、転職の動機を明確に説明し、既存のスキルの活用と新しいスキル獲得への意欲を示すことが重要です。
キャリアにブランクがある場合
前職をすでに退職していて、キャリアにブランクがある場合、その理由やブランク期間に何をしていたかを質問されることがあります。面接官は、就労することが問題ないのかや、仕事への意欲を確認しようとしています。
- 質問例:ブランク期間中はどのように過ごされましたか?
- 回答例:母の介護が必要になったことが前職を離職した理由です。現在、母の容体は回復しており、わたしの業務に支障はありません。介護の合間を縫ってオンライン講座で英会話を学んでいました。前職の経験と英語力を活かし、海外から来たお客さまに日本のおもてなしを実感していただけるよう努めたいと考えています。
ブランクがあると、就労することに問題はないのかと面接官は不安になる場合があります。ブランクの理由を説明し就労することに問題はないことを明確に伝えましょう。さらに、ブランク期間を前向きに活用した経験や、復帰への具体的な準備を示すことも大切です。
転職回数が多い場合
転職回数が多い場合、転職の理由や今後のキャリアプランを質問されることがあります。またすぐに転職してしまうのではという懸念があるため、今回の転職に対する本気度を見極めようとしています。
- 質問例:これまで複数回転職されているようですが、その理由を教えてください。
- 回答例:いままでの転職は、より大きな挑戦や自己成長の機会を求めて行いました。各社での経験によって、多様なスキルを身に付けることができました。御社では、わたしのキャリア目標を実現できると考えており、〇〇という目標に向かって腰を据えて貢献していきたいと考えています。
転職が前向きな理由であったことを説明しつつ、今回の転職に対する強い意志と長期的なビジョンを示すことが重要です。
20代・若手の転職の場合
20代など若手のうちの転職の場合、成長意欲と将来性を見極めるための質問をされることがあります。若手のうちは今までの実績や経験よりも、今後成長し活躍してくれるかというポテンシャルを重視し採用を行う傾向があるからです。
- 質問例:5年後、10年後のキャリアをどのように考えていますか?
- 回答例:自分の適性を見極め、最適なキャリアパスを選択したいと考え転職活動を行なっています。御社の事業領域に強い関心があり、御社での業務を通じて専門性を深めたいと思っています。5年後には部署のリーダーとして活躍し、10年後にはグローバル展開のプロジェクトを主導できるよう成長したいと考えています。
仕事に対する意欲と明確なキャリアプランを示すのが重要です。
30代・40代の転職の場合
30代・40代の場合、若手とは異なり、即戦力として働けるスキルがあるかや、どのような成果を上げてきたのかが重視されます。また、プレイヤーとしてだけでなくマネージャーとしての経験があるかどうかが問われることもあります。
- 質問例:若手社員の育成についてどのようなアプローチを考えていますか?
- 回答例:前職では10人規模のチームマネジメントを担当し、生産性向上とメンバー同士の円滑なコミュニケーションを意識していました。若手育成に関しては、メンター制度の導入や定期的なスキルアップワークショップの開催など、具体的な施策を提案・実施していきたいと思います。
経験にもとづく具体的なマネジメント手法や、組織全体の成長に貢献する姿勢を示すことが重要です。
転職面接で回答する際の注意点
転職面接で質問に回答する際は、以下の点に注意しましょう。
たとえ質問の回答自体が的を外していなかったとしても、回答の仕方次第でマイナスな印象を与えてしまう場合があるため注意が必要です。
履歴書・職務経歴書との整合性
転職の面接の場での回答と、履歴書・職務経歴書の記載内容は一貫性があるようにしましょう。面接官は、履歴書や職務経歴書の内容に目を通しています。それぞれの内容に矛盾があると「どちらを信じればいいのかわからない」「その場しのぎの嘘をついているのでは」と疑われてしまいます。
履歴書・職務経歴書には嘘を書かず、質問にも正直に回答することが重要です。また、記憶違いで整合性が取れない話をしてしまわないよう、履歴書・職務経歴書に記載した内容は覚えておくようにしましょう。
要点を端的にまとめる
面接は時間に限りがあるということを忘れず、質問への回答は要点を端的にまとめて話すようにしましょう。また、口頭で長々と説明をすると、何を伝えたいのかがわからなくなってしまいがちです。
事前に自己PRや志望動機などの主要なポイントを整理し、簡潔に伝える練習をしておくことが大切です。また、質問の意図を正確に把握し的確な回答ができると、コミュニケーション能力の高さを示すことができます。
一次面接・二次面接などフェーズごとにポイントは異なる
転職の面接では、一次面接・二次面接などフェーズごとに問われる質問の内容や深さが異なってきます。フェーズが進むにつれて、役職が高い社員が面接官を担当し、その面接官の目で応募者をふるいにかけるからです。
一次面接では、ビジネスパーソンとしての基本的なスキルや入社の意欲を確認される傾向があります。二次面接以降は、より具体的なスキルや経験、事業へ貢献できる可能性があるかが問われます。
フェーズを追うごとに、より深い質問をされると認識し準備をしておくことが大切です。
入念な準備をし自信を持って臨むのが面接突破のカギ!
転職の面接では、応募者を見極めるためにさまざまな質問がされます。企業ごとにユニークな質問がされる場合もありますが、自己紹介や志望動機など、よく聞かれることは決まっています。
よく問われる質問に対しては、回答する内容を準備しておけば、自信を持って面接に臨むことができます。自身の長所や過去の経験などを整理し、具体的なエピソードを交えた説得力のある回答を用意しましょう。
面接で自信をもって回答できるようなスキルや実績がないと悩んでいる方は、まずはキャリアスクールで知識やスキルを身に付けるのもおすすめです。女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)では、転職にも役立つ全45以上の職種スキルが学び放題となっています。無料体験レッスンを実施しているので、転職に向けて新しいスキルを身に付けたいという方は、一度参加してみてはいかがでしょうか。