Webライティング能力検定とは?難易度やおすすめの勉強方法を解説!

Webライティング能力検定とは?難易度やおすすめの勉強方法を解説!

Webライティング能力とは、その名の通りWebライティングの技能を測る資格試験のことです。Webライティングに関する検定のなかでもメジャーな資格試験のため、Webライティングスキルを客観的に証明したい方にぴったりといえます。

Webライターを目指す人や、Webライティングの業務に携わる人のなかには、資格取得を検討している人もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、Webライティング能力検定の概要や勉強方法について解説します。Webライティングに関わるほかの関連資格も紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

Webライティング能力検定とは?

Webライティング能力検定とは?

Webライティング能力検定は、JWWA(一般社団法人日本WEBライティング協会)が2012年から開催している歴史のある検定です。

国語、Webライティング基礎、SEO、炎上対策といったWebライティングの基礎知識が幅広く問われ、1〜3級に階級が分かれています。基礎的なライティングスキルを身につけたい人やWebライターとして活動したい人など、初心者から中級者まで幅広い層の人が受験可能です。

受験者は88点満点の同じ内容の試験に取り組み、点数によって等級が決まります。等級ごとのスキルの目安は以下の通りです。

  • 3級:一般的な仕事を行ううえで最低限のスキル
  • 2級:一般的な仕事を行ううえで充分なスキル
  • 1級:一般的な仕事はもちろん、高度な仕事もできるトップレベルのスキル

1級の合格基準は88点満点中80点以上で、難易度は高めです。そのためWebライティング能力検定1級を取得するには、試験の内容を網羅的にマスターする必要があるといえます。資格取得の目的に合わせて、自分に合う等級の資格取得を目指してみてください。

Webライティング能力検定はどんな人に向いている?

Webライティング能力検定はどんな人に向いている?

Webライティング能力検定は、次のような人におすすめです。

  • 会社でHPやブログ記事などの執筆をする人、またはそのような仕事に就きたい人
  • Webライターとして活動する人、または活動したい人

この記事を読んでいる人のなかには、「Webライターの仕事は自分にもできるのだろうか」と思い、一歩踏み出せずにいる人もいるのではないでしょうか。実際に、Webライターは未経験からでも始めやすい人気の職種で、挑戦する人は増えています。

ただし、クライアントが「少しでもクオリティの高いライターに依頼したい」と思うであろうことは想像がつくでしょう。そのため、未経験からライターとしてコンスタントに仕事を獲得するためには、基本的スキルを身につけておかなければなりません

Webライティング能力検定の資格を保持していると、Webライティングのスキルを客観的に証明できます。これから「書くこと」を仕事にしたい人はもちろん、Webライティングのスキルを武器としてさらに活動の幅を広げたい人にも役立つ資格といえるでしょう。

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【2024年最新】Webライティング能力検定の受験概要

以下の表に、Webライティング能力検定の受験方法やスケジュールなどの受験概要をまとめました。

受検料(税込) 17,600円
※中高生・大学生・短大生:8,800円
※YouTube動画講座セット:25,300円(1級取得向け)
受検会場 全国18ヶ所
試験日程 年4回(3月、5月、8月、12月)
※開催月は公式サイト要確認
試験内容 国語
ウェブライティング
コピーライティング、メールライティング
SEO
倫理・法律、炎上対策
Webライティングに関するミニ論文(200~300文字)
試験期限 2年
※更新費用13,200円(税込)
試験形式 会場受験(記述式)
合格基準 1級:80~88点
2級:70~79点
3級:53~69点
53点以下:資格なし
公式サイト https://xn--web-pi4be7e0holjd5279abzjl89cqqd.com/contents/kentei/

Webライティング能力検定の資格保有期限は2年です。「常に新たなトレンドをキャッチし、スキルを磨いてほしい」という運営元の考えから、期限が設定されています。

更新希望者には有料でセミナーや動画配信を行っており、最新のスキル・情報をキャッチできる機会もあります。資格を取得して終わりではなく、継続的にWebライティングスキルを磨きたい人にもおすすめの試験といえるでしょう。

Webライティング能力検定に合格するためのおすすめ勉強方法

Webライティング能力検定の資格を取得するには、計画的な勉強が欠かせません。ここでは、合格に向けたおすすめの勉強方法を紹介します。受験を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

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基本は公式テキストでの対策でOK

試験の申し込みが完了すると、メールを通して以下のPDFファイルが送付されます。

  • Webライティング能力検定公式テキスト
  • Webライティングが2ランクUPする問題集

公式テキストを入手するためには、試験に申し込まなければなりません。公式テキストは約130ページなので、1〜2ヶ月前には申し込みを完了させておくと、余裕を持って勉強を進められるでしょう。

また「Webライティング能力検定公式テキスト」は、申し込み時に希望すれば冊子を送付してもらうことも可能です。冊子であれば、大事な箇所に直接マーカーを入れたりメモをしたりできます。自分の学習方法に合わせて受け取りを検討するのがおすすめです。

ミニ論文の対策も忘れずに!

全6科目のなかで唯一の記述式である「ミニ論文」は、採点基準を意識した記述の練習をしておくことをおすすめします。

ミニ論文では、文章構成や文法、日本語のルールに基づいて200〜300字の文章をまとめる力が求められます。とくに、「結論→理由→具体例→結論」の順で文章を組み立てるPREP法を意識した文章作成が必要です。「限られた時間のなかでテーマに沿った文章を書く」ことに慣れた状態で試験に挑むのが望ましいでしょう。

WEBライティング技能検定との違い

Webライティングに関する資格は、Webライティング能力検定のほかにもいくつかあります。なかでも「WEBライティング技能検定」は人気があり、本記事で紹介しているWebライティング能力検定と混同されやすい資格です。2つの資格試験の内容を比較し、違いを見てみましょう。

検定名 Webライティング能力検定 WEBライティング技能検定
運営元 一般社団法人日本Webライティング協会 一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会
受験料(税込) 17,600円
※中高生・大学生・短大生:8,800円
6,000円
※合格証発行料:3,000円別途必要
受検会場 全国18ヶ所 オンライン受験

最大の違いは運営元にあります。WEBライティング技能検定は運営元が「日本クラウドソーシング検定協会」です。クラウドソーシング上でWebライティングに関わる案件を獲得する場合、WEBライティング技能検定の資格を所持していることがメリットに働くこともあります。目的に合わせてどの検定受検するか選ぶと良いでしょう。

Webライティングに関連する資格試験3選

前述した2つの検定試験以外にも、Webライティングに関連する資格があります。ここでは、Webライティングに関連する資格試験のうちおすすめ3選をピックアップしました。

自分の目的に合わせて、必要なスキルや資格取得を検討するとよいでしょう。それぞれ詳しく解説します。

1. ビジネス著作権検定

ビジネス著作権検定は、知的財産研究教育財団が監修する著作権に関する唯一の民間資格です。この資格を取得すると、Webライティングをするうえで知っておくべき著作権のルールを理解できるようになります。

著作権は、記事のクオリティや評価を上げることはもちろん、書き手自身を守るためにも大切な知識です。信用につながる知識なので、身につけておいて損はないでしょう。

運営元 サーティファイ著作権検定委員会
受検料(税込) 初級:5,300円
上級:8,200円
受検会場 オンライン
受検形式 多肢選択式
試験内容 ビジネスと法
著作物
著作者
著作者人格権
著作権
著作権の制限
著作物の保護期間
著作権の変動と著作物の利用
著作権の登録
著作隣接権
著作権の侵害と救済
著作権の周辺問題
著作権・著作隣接権に関する国際条約等
著作権ビジネス
著作物の製作を委託・受託する際の留意点
情報社会と情報モラル
合格基準 初級:得点率65%以上
上級:得点率70%以上
公式サイト https://www.sikaku.gr.jp/bc/

2. SEO検定

SEO検定は、最新のSEO技術・知識の習熟度を測る検定試験です。資格試験を通して、SEOに関する知識を体系的に身につけられます。1〜4級に分かれており、段階的に学習することも可能です。

検索上位を目指すSEO対策の知識を身につけておけば、Webライティングをするうえで非常に役立ちます。Webライターを目指したい」と考えている人は、基礎的なWebライティングの知識と掛け合わせて勉強すると有効です。

運営元 一般社団法人全日本SEO協会
受検料(税込) 4級:5,500円(ダウンロード学習コース:13,200円)
3級:5,500円(ダウンロード学習コース:15,400円)
2級:6,600円(ダウンロード学習コース:19,800円)
1級:8,800円(ダウンロード学習コース:22,000円)
受検会場 全国11ヶ所
※東京会場のみ月1回実施、
その他会場では年1〜3回実施
受検形式 多肢選択式
試験内容 【4級の場合】
Webと検索エンジンの仕組み
Googleの特徴
SEOの意義と情報源
企画・人気要素
内部要素
外部要素
合格基準 得点率80%以上
公式サイト https://www.ajsa.or.jp/kentei/seo/

3. 日本語検定1級

日本語検定は、文部科学省が後援している資格試験です。1〜7級に分かれており、7級は小学校2年生レベル、1級は社会人上級レベルとされています。仕事で使える実践的なレベルを求めている人は、1級の取得を目指しましょう。

日本語検定1級は、正しい語彙、文法の使い方や理論に基づいた文章力が身についていることを証明する資格です。正しい日本語の知識やルールを身につけることで、より質の高いアウトプットにつながるでしょう。

運営元 特定非営利活動法人日本語検定委員会
受検料(税込) 1級:6,800円
受検会場 全国の検定会場から受検可能
受検形式 多肢選択式
試験内容 漢字
表記
敬語
言葉の意味
語彙
文法
合格基準 総合得点率:80%以上
領域別得点率:50%以上
公式サイト https://www.nihongokentei.jp/

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比較表はこちら▼

検定名 運営元 受検料(税込) 受検会場 受検形式 試験内容 合格基準
1. ビジネス著作権検定 サーティファイ著作権検定委員会 初級:5,100円
上級:8,000円
オンライン 多肢選択式 ビジネスと法
著作物
著作者
著作者人格権
著作権
著作権の制限
著作物の保護期間
著作権の変動と著作物の利用
著作権の登録
著作隣接権
著作権の侵害と救済
著作権の周辺問題
著作権・著作隣接権に関する国際条約等
著作権ビジネス
著作物の製作を委託・受託する際の留意点
情報社会と情報モラル
初級:得点率65%以上
上級:得点率70%以上
2. SEO検定 一般社団法人全日本SEO協会 4級:5,500円(ダウンロード学習コース:13,200円)
3級:5,500円(ダウンロード学習コース:15,400円)
2級:6,600円(ダウンロード学習コース:19,800円)
1級:8,800円(ダウンロード学習コース:22,000円)
全国11ヶ所
※東京会場のみ月1回実施、
その他会場では年1〜3回実施
多肢選択式 【4級の場合】
Webと検索エンジンの仕組み
Googleの特徴
SEOの意義と情報源
企画・人気要素
内部要素
外部要素
得点率80%以上
3. 日本語検定1級 特定非営利活動法人日本語検定委員会 1級:6,800円 全国の検定会場から受検可能 多肢選択式 漢字
表記
敬語
言葉の意味
語彙
文法
総合得点率:80%以上
領域別得点率:50%以上

未経験からWebライターとしてしたいならSHElikes(シーライクス)のライティングコースもおすすめ!

Webライティング能力検定の受験を検討している方のなかには、Webライターを目指している方も多いのではないでしょうか。Webライターに求められるスキルを効率的に習得するには、資格取得のほかにスクールの活用も有効です。

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Webライティングを仕事にするなら、スキルを身につけることが重要!

Webライティング能力検定の受験を検討している人のなかには、Webライターに興味がある人も多いのではないでしょうか。Webライティングを仕事にするのであれば、資格取得は手段のひとつにすぎません。スキルを身につけて仕事に生かしたい人は、実践的なスキルを身につけられるスクールの活用もおすすめです。

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ライター momoka
ライターを中心に活動中|HR業界営業→人事担当→ポータルサイト原稿制作を経てフリーランスに|最近はインタビュー・採用広報が中心。エッセイも書きたいです|SHElikesキャリアプランナー&ファシ, 広報 , 撮影
エディター Tomomaru
フリーランスWeb編集・コンテンツディレクター兼たまにライター。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会いWeb制作会社でマーケOLしてみたり。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。次なる野望は絵描きになること。思い込むのは自由です。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。