「自分のペースで働きながら収入アップを目指したい」「学校から帰ってくる子どもを家で出迎えたい」など、自分のライフスタイルに合う仕事がしたい方には、自宅でのひとり起業がおすすめです。自宅でのひとり起業は少ない資金でスタートしやすく、リスクを抑えた事業運営が可能です。
そこで今回は、自宅で起業できる事業アイデアや、自宅でのひとり起業を成功させるポイントなどを解説します。女性向けキャリアスクールSHElikesでの学びを活かし、実際に起業した方の事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「自宅でひとり起業」が注目されている背景
近年、「自宅でひとり起業」という働き方が注目を集めている理由や背景として、技術の進化と社会の変化が挙げられます。リモートワークや副業を認める企業が増えたことに加え、オンラインで完結する仕事の需要増もあり、副業の延長で開業を目指す方も多いでしょう。
自宅でのひとり起業は、「通勤による時間的・精神的負担を軽減したい」「家族の近くで自分らしく働きたい」といったライフスタイルを尊重した働き方も実現できます。このように、ワークライフバランスを重視する価値観が広まったことも、自宅での起業を後押ししていると考えられます。
とはいえ、ひとりで起業するのは不安という方もいるでしょう。自分にも起業できるのか、資金調達や特別な資格は必要なのか気になる方は、以下の記事もご覧ください。
【ひとり起業におすすめ】自宅でできる仕事一覧
自宅でできる事業には、ひとりで黙々と作業する仕事や、顧客と対面で行うサービスなど、さまざまな種類があります。なかには、仕事や趣味で得た経験・特技をビジネスにする例も少なくありません。ここでは、自宅でのひとり起業におすすめの仕事を分野別に紹介します。
起業アイデアが思い浮かばない方や、自分のスキルで起業できるのか気になる方は、ぜひ参考にしてください。
クリエイティブ・制作系
クリエイティブ・制作系の仕事は、時間や場所に捉われず働きやすいといえます。期日までに成果物を納品すれば、作業する時間や場所は問われないことが多いでしょう。そのため、本業と並行して取り組んだり、子どもが寝てから作業を進めたり、隙間時間を有効に活用できます。
自宅でできるクリエイティブ・制作系の仕事には、以下のような種類があります。
- Webデザイン
- Webライティング
- 動画編集
- ハンドメイド作品販売
- イラストレーター
なかでもWeb系の仕事は、最低限の初期投資で始めることが可能です。インターネット環境とパソコンがあれば作業できるため、在庫を抱えるリスクがありません。なるべく低コストで起業したい方には、クリエイティブ・制作系の仕事がおすすめです。
スキル・特技シェア系
自分のスキルや特技を価値あるものとして提供する事業では、それまでの仕事や趣味の経験を活かすことが可能です。すでに高いスキルを持っている分野なら、未経験から始めるよりもスピード感を持って事業化しやすいでしょう。
具体的には、次のような仕事があります。
- 翻訳・通訳
- オンライン相談
- 文章添削
- 楽器演奏
- 占い
近年は「ココナラ」のように自分のスキルを出品できるクラウドソーシングサイトがあり、ちょっとした特技が仕事につながることも多いのです。起業アイデアが思い浮かばない場合は、スキルや特技の棚卸しをして、事業にできるものがないか整理してみましょう。
コンサルティング・サポート系
コンサルティング・サポート系の仕事では、顧客の悩みや困りごとに応じて一部の業務を代行したり、アドバイスを提供したりします。業務上、クライアントとコミュニケーションを取る機会が多いため、ひとりで行う事業でも人とのつながりを感じやすいでしょう。
たとえば、以下のような仕事です。
- Webマーケティング
- SNS運用代行
- オンライン秘書
- キャリアコンサルティング
コンサルティングやサポート業務を行うには、専門的な知識や実践的なスキルが必要です。スクールやセミナーなどで学んでから起業することで、質の高いサービスを提供できるでしょう。
コンテンツ販売系
コンテンツ販売系の仕事は、クライアントの都合に左右されず、自分のペースで働きやすいといえます。また、過去の投稿にアクセスされたり、販売したコンテンツが長期的に購入されたりすることで、稼働しなくても収入が発生する仕組みを作れます。
たとえば、以下のような仕事です。
- 動画配信
- 音声配信
- ブログ運営
- 電子書籍出版
コンテンツ販売系の仕事は収入が発生するまで一定の期間がかかることも多いため、他の仕事と両立して取り組むのが安心でしょう。動画編集やWebライティングなど、関連するクライアントワークと並行すれば、自身のコンテンツ販売に活かせる情報やノウハウを得られるためおすすめです。
サロン・教室運営系
自宅の一室を活用すれば、大規模な初期投資をせずにサロンや教室を運営できます。SNSで宣伝したり、Zoomなどオンラインツールを使ってレッスンを開催したり、コストを抑えながら幅広く集客することも可能です。
自宅で運営できるサロンや教室には、以下のようなものがあります。
- ネイルサロン
- エステサロン
- 料理教室
- ピアノ教室
- ヨガ教室
また、完全予約制で運営することで、プライベートの都合に合わせて働きやすくなります。ほかにも自宅でのひとり起業なら、少人数制や子ども向けなど、自分の強みに特化して運営できるメリットもあるでしょう。
自宅でひとり起業するメリット・デメリット
自宅でのひとり起業には、多くのメリットがある一方で、いくつかデメリットも存在します。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・自分のペースで働きやすい ・意思決定のスピードが速い ・低コストで運営できる ・時間や場所に縛られずに働きやすい ・人間関係の悩みが少ない ・開業・経営に関する幅広い知識が身につく |
・すべての業務をひとりで行う ・事業の全責任を自分が負う ・仕事とプライベートの境目が曖昧になりやすい ・社会的信用が低くなる可能性がある ・相談する相手や仲間が見つかりづらい |
自宅でのひとり起業は、低コストで自由度の高い働き方を実現しやすいといえます。その反面、事業を行うための幅広い知識が必要になるほか、事業内容によっては人と関わる機会が少ないデメリットもあります。起業後も安定した経営状態を保つには、積極的に外部との関わりを持ち、学習や情報収集を行うことが大切です。
自宅でひとり起業を成功させる方法
ひとり起業の成功とは、理想の働き方の実現や収入の増加、事業目標の達成など、人によってさまざまです。ここでは、自宅でのひとり起業を成功させる以下の方法を解説します。
自分にとっての成功は何かを整理したうえで、ひとり起業に大切なポイントを押さえておきましょう。
適した仕事の選定
自分のライフスタイルに合う仕事や、市場のニーズが高まっている仕事を選ぶことで、継続的に事業を行いやすくなります。たとえば、育児や介護などと両立しやすかったり、収益性が高く経済的な不安が少なかったりする仕事は、うまくいかない時期があっても前向きに取り組みやすいでしょう。
事業にする仕事を見つけるには、自己分析や市場調査を行い、多角的に検討する必要があります。自分の“やりたいこと”や“できること”、希望する働き方や将来のビジョンなどを整理したうえで、競合調査やニーズ分析によってマネタイズできるかどうかを判断しましょう。
スキルアップの継続
継続的に事業を行うには、起業後もスキルを磨き続ける姿勢が大切です。スキルアップを継続することで、ニーズの変化や時代の流れに沿ったサービスを提供しやすくなります。
たとえばサービスの専門性を深めるスキルや、事業に関連する新たなスキル、提案力やデータ分析といった経営に活かせるビジネススキルなど、幅広いスキルの習得が事業の成長につながります。
起業してからも常に最新情報をキャッチアップしながら学び続けることで、自身の市場価値を高められたり、事業をさらに発展させられたりするでしょう。
「スモールスタート」の意識
自宅でひとり起業をするなら、なるべく小規模から始めるのがおすすめです。最小限の初期投資で起業することにより、失敗した時の金銭的な損失を減らせます。また、ひとりで行う事業は意思決定のスピードが速いため、ユーザーやクライアントのフィードバックに応じて柔軟に修正・改善しやすいといえます。
会社に勤めながら副業として始めたり、必要最低限の機材で起業したり、経済的な負担が少ない規模で始めてみましょう。事業が軌道に乗ってからも、経営状況や市場のニーズに応じた規模へと少しずつ拡大していくのが無難です。
情報収集・コミュニティ参加
ひとり起業の成功には、積極的な情報収集や人脈構築が不可欠です。人脈が広がることで、事業や経営に役立つ情報を得られたり、経営意欲が向上したりするでしょう。
たとえばコミュニティへの参加によって、メンターになってくれる先輩起業家や、同じように自宅でひとり起業をした仲間と出会えるかもしれません。同志・仲間との交流を通して、業界のトレンド情報や事業改善のヒントを得られる可能性もあります。
自宅でのひとり起業は外部との接点が少ないぶん、人と出会うための自発的な行動が必要です。SNSやオンラインサロン、交流会などを起業前から活用し、人脈を作っておくのもよいでしょう。
自宅でひとり起業する際の注意点
従業員を雇わずにひとりで起業する場合は、事務処理などの業務も自分で行うことになります。また、一緒に事業を行う仲間がいないからこそ、計画を立てて方向性を定めることが大切です。ここでは、自宅でひとり起業する際の注意点を解説します。
ひとりで事業を進めるなかで、手続きが誤っていたり、方針がブレたりすることがないように、確認しておきましょう。
ビジネスプランを立てる
自分ひとりの事業であっても、必ずビジネスプランを立てましょう。ビジネスプランとは、事業の全体像や商品・サービスの詳細、今後の展開などを多角的にまとめた資料です。ビジネスプランを立てることで、事業の目的や目標、課題が明確化され、方向性が分かりやすくなります。
また、起業後に悩んだり迷ったりしても、ビジネスプランに立ち返ることによって本来の事業目的やビジョンを再確認できます。やみくもに働くよりも、具体的な計画に沿って活動するほうが、一貫性を持って目標に向かいやすいでしょう。
開業届・確定申告
起業するにあたって、開業届の提出や確定申告を忘れないよう注意しましょう。開業届の提出は個人事業主に義務付けられており、事業で所得が一定額を超えると確定申告をする必要があります。また、帳簿付けや経理データの保存なども、ルールに従って処理しなくてはいけません。
ひとり起業をする場合は、商品・サービスに関わるスキルだけではなく、経営にまつわる知識も必要です。正しい手続きによって利用できるようになる制度や課税所得額の控除もあるため、起業前に調べておきましょう。
自宅の賃貸契約や規約の確認
自宅での起業を検討している場合は、事前に賃貸契約や規約を確認しておきましょう。なぜなら賃貸物件のなかには、事業を行うための利用が認められていない物件があるからです。
たとえば賃貸借契約書の「使用目的」の項目に「居住のみ」と記載されている場合、事務所としての利用は契約違反になる恐れがあります。顧客が出入りするような事業ではなくても、念のために管理会社への確認や許可を取りましょう。
自宅で起業するためのスキルを身につけるならSHElikesがおすすめ
自宅でひとり起業をしたいけれど、起業の知識も事業にできるスキルもないという方には、女性向けキャリアスクールSHElikes（シーライクス）がおすすめです。ここでは、起業を目指すうえでSHElikesが最適である理由や、受講を経て起業した方の事例を紹介します。
SHElikesが起業を目指す人に最適な理由
SHElikesの「起業コース」では、起業に関する基礎知識に加え、収支計画や事業計画書の作成方法を学べます。実際に起業している講師から起業のリアルなノウハウを学習できるため、ビジネスとして運営するための準備を目指せます。オンライン受講のため、家事・育児の合間や仕事の休憩中といった隙間時間を活用し、自分のペースで進められるのもおすすめポイント。
また、SHElikesは全50以上の職種スキルが定額で学び放題なので、必要な知識やスキルを網羅的に習得することが可能です。起業アイデアが思い浮かばない方も、気になるコースをつまみ食いするように受講することで、自分の“好き”や深めたい分野に出会えるでしょう。
SHElikesで学び起業した事例
SHElikesには、さまざまなコース受講を通して、思い描いていた事業で起業した受講生が数多くいます。ここでは、SHElikesでスキルを身につけ起業した2名の受講生を紹介します。起業を叶えたロールモデルとして、ぜひ参考にしてください。
やりたい事がなかった地方勤務・子育て中の私が、ペットと飼い主のためのサービスで起業した道のり
キャリアチェンジに成功し、現在は子どもを育てながら起業家&NPO職員の道を歩んでいるケーナさん。SHElikes入会当初は起業を視野に入れておらず、Webデザインを学ぶべく、家事や育児の合間にコース動画視聴で受講を進めたそうです。
ケーナさんがペットの飼い主をサポートするサービスを思いついたのは、ふと目にしたニュースがきっかけ。そこで、ひらめいた事業アイデアを「ブランディングコース」の課題テーマに選び、サービス名やコンセプトを作り上げたとのことです。
その後、ケーナさんのビジョンに共感したSHElikesでの仲間が集まり、企画を練り上げ、起業の夢が実現。起業後も、SHElikesで学んだライティングやSNSマーケティング、コンテンツ企画などのスキルと知識が役立っていると語っています。
副業起業でベビー服ブランドを立ち上げ！長年の夢を叶える最後の一歩となった、スキルと自信の身に付け方とは
漠然と起業を夢見ていたという後藤美緒さんは、初めての子育てをするなかでベビー服の事業を考案。「自分のブランドを作るなら、Webサイトやパンフレットも自分で作りたい！」と、SHElikesに入会しました。
本業と子育ての合間に受講すると同時に、起業準備も進めていた後藤美緒さん。起業を決意したことには、「起業コース」での学びや、ロールモデルとなる人々との出会いが大きく影響したようです。
現在は副業起業として、本業で収入を得ながら自身のブランド作りに真摯に取り組んでいます。SHElikesで出会った約15名の仲間とともに、最強のベビー服を提供しようと奮闘しているそうです。
自宅でのひとり起業に挑戦して収入アップや理想の働き方を実現しよう
自宅でのひとり起業は最低限のコストで事業を運営できるほか、ライフスタイルに合わせて働きやすいメリットがあります。一方で、経理作業や営業活動など、すべての業務を自分が行う必要があるため、幅広いスキルや知識が求められます。
女性向けキャリアスクールSHElikesには、他の受講生と交流を図りながら、ひとり起業を目指して複合的なスキルを習得できる環境が整っています。孤独になりやすい自宅でのひとり起業でも、仲間とのつながりを感じながら事業に取り組むことが可能です。
自信を持って起業に踏み出せるスキルがほしい方や、起業について基礎から学びたい方は、無料体験レッスンに参加してみてください。SHElikesで自分の強みとなるスキルを身につけ、理想の働き方を実現しましょう。
