起業したい気持ちはあるけれど、「何から始めたらいいかわからない」「そもそもアイデアが浮かばない」と、立ち止まってはいませんか?そんなとき、ヒントをくれるのが「本」です。
本を読むことで、成功・失敗の事例から起業家の思考法を学んだり、自分の価値観を整理してアイデアの種を見つけたりすることができます。単なる知識のインプットに留まらず、アイデアを生み出す土台作りと行動のヒントを同時に提供してくれます。
今回は、起業アイデアの創出におすすめの本をジャンル別に8冊ピックアップして紹介します。さらに、本から学んだ知識を実際の行動につなげるための具体的なコツも解説。自分らしい起業の第一歩を踏み出す参考にしてみてください。
起業アイデアの創出に役立つ本の選び方・ジャンル
起業のアイデアがまとまらないときは、頭の中でぐるぐると思考を巡らせるよりも、成功者の知恵を借りるのが近道です。書籍を介して起業家の考え方や行動パターンを知ることで疑似体験ができ、具体的なスキルや行動のヒントを得られます。
起業本には、発想力を鍛えるフレームワークを学ぶ本、実際のビジネス事例を紹介する本、未来を見据えてビジネスを考える本など多様な切り口があります。本を選ぶときは、今の課題や関心に沿った一冊を選ぶのがおすすめです。そうすることで本の内容を自分ごととして捉えやすくなり、読むだけで終わらず、次の行動へとつながる読書になります。
そもそも起業はハードルが高いと感じる人は多いかもしれませんが、実は方法次第で低リスクで始めることも可能です。起業に対する不安や疑問を解消したい方は、以下の記事をぜひチェックしてみてください。

【目的別】起業アイデアが見つかるおすすめの本8選!
起業したいけどアイデアがないときにおすすめの本として、以下のジャンルが挙げられます。
それぞれのジャンルごとにおすすめの本をピックアップして紹介します。
【思考法】アイデアを生み出す力を養う本
新しい発想や起業アイデアを生み出すためには、考え方の土台と具体的なプロセスを学ぶことが大切です。ここでは、アイデア発想力を高めるための必読書を紹介します。
『アイデアのつくり方』著:ジェームス・W・ヤング
アメリカの広告業界で活躍したジェームス・W・ヤングの『アイデアのつくり方』は、1940年の刊行以来、世界中で読み継がれてきた名著です。この本では、アイデアを生み出す方法を5つの具体的なステップで体系的に解説しています。
アイデアづくりの普遍的な原理を知りたい方におすすめです。仕組みを理解することで、考えを整理しやすくなるだけでなく、ひらめきを形にするスピードも高められるかもしれません。
『起業アイデア3.0』著:村田 茂雄
数多くの起業家を支援してきたベンチャーコンサルタントによる、起業アイデア発想の方法論を説いた書籍です。 起業アイデアには型があり、正しい手順を踏めば誰でもビジネスアイデアを見つけ出せるという考えのもと、アイデアを磨き上げ形にするまでのステップが示されています。
「起業したいけれど、アイデアが浮かばない」という人にぴったりの一冊。思考法と具体的プロセスが学べるので、実際の行動に移しやすいのも魅力です。
【実践】具体的なアイデア事例から学ぶ本
成功しているビジネスや起業家の事例から学ぶことは、自分のビジネスのヒントを得る近道です。ここでは、実際の戦略や仕組みを知ることで学びを深められる本を紹介します。
『起業の天才!: 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』著:大西 康之
リクルートを創業し、8兆円規模の企業へと成長させた江副浩正氏の経営手腕に迫るノンフィクションです。インターネット時代を予見し、常に先を読みながら事業を拡大していくなど、当時の社会課題を捉え巨大企業を築き上げた軌跡が描かれています。
江副氏という偉大な起業家の思考に触れることで、アイデアを形にし事業を拡大していく方法を具体的に学べるのが本書の魅力です。経営者の思考や決断の裏側、時代や社会のニーズの見抜き方を知りたい人におすすめします。
『ビジネスモデル2.0図鑑』著:近藤 哲朗
世の中で成功しているビジネスの裏側には、必ず利益を生み出す仕組みがあります。『ビジネスモデル2.0図鑑』は、その仕組みを100の実例とともに図解した本です。サブスクリプション、フリーミアム、プラットフォーム型など、さまざまな事業戦略や収益構造をイラストと簡潔なテキストでわかりやすく整理しています。
複雑なビジネスモデルを図解で直感的に理解できるため、初心者にもおすすめです。世界中の既存ビジネスモデルから、新規事業立ち上げのインスピレーションを得るのにも役立つでしょう。
【自己分析】自分の「好き」や「得意」から見つける本
自分の「好き」や「得意」を起点にすれば、情熱を持って続けられるビジネスアイデアにつながります。起業したいけどアイデアがないときは、内面に向き合う自己分析で価値観や強みを整理することが大切です。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』著:八木 仁平
「何かやりたいけれど、何をやればいいか分からない」という方に向け、著者である八木仁平氏が提唱する自己理解の手法をまとめた一冊です。 やりたいことは直感的にではなく論理的に探し出すものという考えのもと、その方法を体系的に解説。フローチャートや図解が豊富に用いられており、視覚的にも理解しやすい構成になっています。
「自分のやりたいことが分からずモヤモヤしている…」という方にとって、自己理解を深め、進むべき道を見つけるきっかけとなる一冊です。
『一度しかない人生を「どう生きるか」がわかる100年カレンダー』著:大住 力
オリエンタルランドをはじめ、多くの企業で人材育成を担当してきた著者による、自己分析ワークブックです。200年分のカレンダーに自分の100年間を書き込みながら、限られた時間をどう使うかを可視化できます。
人生100年時代において、「自分の人生の軸を見つけたい」「今やるべきことを整理したい」という人におすすめの一冊。自分の人生全体を俯瞰することで、起業がその一部としてどう位置づけられるかを考えられます。
【未来予測】これからの社会で求められるビジネスを考える本
起業や新規事業を考えるうえで重要なのは、アイデアだけでなく、未来の変化を読み解く力です。ここでは、これからの社会や働き方を予測し、ビジネスのヒントを得られる本を紹介します。
『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』著:ピーター・ディアマンディス、スティーブン・コトラー 他
テクノロジーの進化と融合によって、社会や産業はこれからどのように変化していくのか——そんな多くの人達が抱く疑問を、多角的に分析した本です。最先端技術が相互に影響し合うことで、10年後には想像を超えるスピードで世界が変わっていくと予測されています。
これから起業を考えている人にとって、未来の市場やチャンスを見極めるヒントが詰まった1冊。「変化にどう備えるか」「どこに可能性があるのか」という視点を得られるでしょう。
『10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない! 」からイノベーションの予兆をつかむ』著:曽我 浩太郎、宮川 麻衣子
10年後に登場する可能性のある新しい仕事やビジネスを予測した本です。意外性のある発想や実在する新しいビジネス事例を紹介し、未来の働き方やビジネスのヒントを提供しています。
今は聞いたことがない仕事でも、10年後には当たり前になっているかもしれません。未知の仕事や働き方を知ることは、これからの社会に対応するビジネスアイデアの種を見つけるきっかけになるでしょう。

本を読むだけではNG!アイデアを形にするためのコツ
本を読んで知識をインプットするだけでは、起業のアイデアはなかなか形になりません。読書で得た学びを、具体的な行動につなげるためには、以下の2点を意識するとよいでしょう。
それぞれのコツを解説します。
メモを習慣化する
得た情報を自分のものにするには、メモを取る習慣が欠かせません。本で学んだ知識や日常生活でのひらめきなどを、忘れてしまわないようメモに残す習慣をつけましょう。大切なのは、些細なことにもアンテナを張り記録しておくことです。
また、メモを取るときに自分の言葉でまとめることで理解が深まり、情報がより自分のものとして定着しやすくなります。さらに、後からメモを見返すことで、思考を整理できたり課題やニーズを発見したりと、新しい発想につながります。メモを習慣にすることで、点在していた“気づき”がつながり、やがて具体的なビジネスアイデアや起業のチャンスへと変わっていくのです。
小さくてもいいから「行動」してみる
本で学んだ知識は、実際に行動に移してこそ力になります。どんなに理解しても行動しなければ成功にはつながりません。まずは小さなことから始めてみましょう。
例えば、副業として試したり、学んだ内容をもとに友人とディスカッションしたり、SNSで発信してみたりすることも有効です。アウトプットを通して理解が深まり、知識が定着するだけでなく、自分に合った方法やアイデアを見つけるきっかけにもなります。

起業アイデアを見つけるならSHElikesがおすすめ!
「起業したいけどアイデアがない」と二の足を踏んでいるなら、女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」で学ぶのもひとつの方法です。SHElikesが起業の第一歩におすすめな理由を、3つのポイントに分け解説します。
興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
SHElikesの特徴
SHElikesは、45以上の職種スキルを幅広く学べるオンラインスクールです。Webデザインやマーケティング、動画編集など、起業や副業に役立つスキルをパソコンひとつで基礎から応用まで無理なく習得できます。定額制で好きなだけ学べるため、自分のペースや目的に合わせて自由に学習を進められるのも魅力です。
さらに、同じ目標を持つ仲間が集まるコミュニティがあり、モチベーションを保ちながら学びを深められます。スキル習得と仲間の存在、その両方が起業やキャリアの挑戦を後押しする支えになります。
「起業コース」で学べる内容
SHElikesには、起業に特化した「起業コース」が用意されています。起業の基本的な流れや基礎知識に加え、自分に合った事業の立ち上げ方を学習可能です。5つのレッスンを通じて、事業計画書の作成や会社運営に必要なスキルを習得できるほか、継続的に事業を進めるためのノウハウやお金に関する知識も学べます。
起業の準備から事業の続け方まで体系的に学べるため、未経験でも無理なくステップを踏みながら実践的なスキルを身につけられるのが特徴です。実際にこのコースを受講し、起業を実現した人も多いため、ロールモデルを見つけられるのも心強いポイントです。
SHElikesを受講して起業した事例|起業家として活躍しているケーナさん
ペットの終生飼育サポート事業を立ち上げ、起業家として活躍しているケーナさん。かつては専門技術職として働いていましたが、仕事で活躍する友人を見て「このままの仕事で働き続けていいのかな」と悩んでいたと言います。
まずは転職活動ではなくスキルを身につけようと、産休中にもともと興味のあったWebデザインを学ぶため、SHElikesに入会。育児と両立しながら受講を進めていたある日、ニュースで見かけた「ペットの飼育放棄問題」に心を動かされ、起業のアイデアがひらめいたのです。
そのアイデアをSHElikesブランディングコースの「自分のブランドを考える」課題のテーマとして取り入れたところ、想いがどんどん言語化され、夢は具体的なサービスとして形になっていきました。SHElikesで出会った仲間の支えもあり、夢を形にするに至ったのです。

起業アイデアの種を見つけて一歩踏み出そう
起業アイデアは、頭の中だけで考えてもなかなか形になりません。本を通して成功事例や思考法に触れ、自分の価値観や強みを整理することで、具体的なアイデアの種を見つけやすくなるでしょう。さらに、学んだ知識を自分ごととして捉え行動に落とし込むことで、アイデアは徐々に現実の形へと変わっていくはずです。
起業をはじめ、キャリアチェンジ・副業や週末起業など、多様な働き方に役立つスキルを習得したい方には、女性向けキャリアスクールSHElikesがおすすめです。興味のある方は、まずは随時開催中の無料体験レッスンに参加してみてください。


