「ポートフォリオを作りたいけど、載せる作品がない」「学生で実績もないし、どうやって作品を作ればいいのかわからない」と不安を抱える方は多いでしょう。特にデザイナーやライターなどのクリエイティブ職を目指す場合、ポートフォリオはスキルを示す重要な資料です。
そのため、作品がない状態では「評価してもらえないのでは」と不安になるのも当然。そこで本記事では、ポートフォリオに載せる作品がない学生でもすぐに始められる作品の作り方や、参考になる作品例を紹介します。
作品がない学生でも今すぐできる作品作りの方法5選
学生は基本的に実務未経験のため、ポートフォリオに掲載できる実績がない場合がほとんどです。しかし、実績がない学生が多いからこそ、作品を作りポートフォリオに掲載することで意欲やスキルをアピールできます。ここでは、学生が今すぐできる作品作りの方法を5つ紹介します。
自分に適した方法を選択してください。また、以下の記事では、45以上の職種スキルが定額で学び放題で、プロ講師のサポートを受けながらポートフォリオ作りができる、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)について紹介しています。SHElikesの受講生が作成したポートフォリオも紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。

1.架空のクライアント設定で作品を制作
実務経験がない場合は、自分で架空のクライアントやブランドを設定して作品を制作するのがおすすめです。たとえば「カフェを開業する友人のためにロゴとメニュー表を作る」という依頼を想定して制作することで、実際の案件に近いアウトプットができます。
企業名やペルソナを設定してプロジェクト全体を組み立てることで、「目的を持った提案やデザイン制作」ができるスキルをアピールできます。
2.学校の課題や趣味の作品をブラッシュアップする
すでに作った学校の課題や趣味の作品がある場合は、それをブラッシュアップしてポートフォリオにするのも1つの方法です。初期段階の作品でクオリティに自信がなくても、構成やデザインを見直したり、色使いやレイアウトを整えたりすることで作品のクオリティを高められます。
また、リメイクしたポイントや改善した意図を添えておくと、「考えて制作できる人」という印象を与えることができます。ゼロから作るよりも時間をかけずにポートフォリオを充実させられる点も魅力です。
3.ボランティアで知人・友人の案件を制作する
知人や友人の案件をボランティアで引き受けるのも、ポートフォリオを作るのにおすすめです。友人が加入しているサークルや趣味の活動、SNSアカウントのバナー制作などでも構いません。実在する依頼者の要望に応え、成果物を納品するという実践的な流れを経験することで、クライアントワークの疑似体験ができます。
ポートフォリオには「制作背景」「課題・目的」「提案内容」などを一緒に載せることで、思考プロセスを可視化してアピールできます。
4.コンペティションや公募に参加する
なにか目的を持って制作に取り組みたいという方は、コンペティションや公募に参加するのがおすすめ。たとえば、ロゴやポスターデザインの一般公募、ライティングやコピーのコンテストなど、学生でも応募できる機会は多数あります。
仮に受賞できなかったとしても、応募作品は自分の作品としてポートフォリオに掲載可能です。応募先の目的やテーマに沿って作ることで、実践的なアウトプットにもなり、クオリティの高い「見せられる作品」を作ることができるでしょう。
5.クラウドソーシングサイトで実績を作る
クラウドソーシングサイトを活用すれば、未経験の学生でも実際の案件に挑戦でき、作品数を増やすことができます。おすすめのクラウドソーシングサイトは以下の通りです。
バナー制作や記事作成、資料デザインなど単発で初心者が取り組みやすい案件も多く、実績作りにおすすめです。報酬が少額でも「実際に依頼を受けて納品した」という経験はアピール材料となります。

短期間で質の高い作品を作るためのコツ
ポートフォリオをただ作るだけでは、スキルや意欲をアピールしきるのは難しいもの。ここでは、質の高い作品やポートフォリオを作るためのコツを4つ紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
テンプレートやツールを活用する
短期間で質の高い作品を作るには、テンプレートやツールを上手く活用するのがコツ。ゼロからすべてを自作しようとすると時間もかかり、焦るとクオリティが下がってしまうことも。たとえば、デザインツールの「Canva」では、61万点ものテンプレートがあります。
テンプレートを使えば、レイアウトや構成の型を手早く整えることができ、初心者や学習中の学生でもクオリティの高い作品を制作できます。
既存の優れた作品を参考にする
作品のクオリティを引き上げたいなら、既存の優れた作品を徹底的に観察・分析するのがおすすめです。構成や色使い、文字の扱い、視線誘導の工夫などを読み解くことで、自分の作品にも応用できるポイントが見つかります。
また、模倣から始めることで、表現の幅も広がっていくでしょう。まだ自信のある作品がない学生でも、参考作品を分析することでプロの思考や視点に近づける良い訓練になります。
制作意図やプロセスを言語化する
作品そのものの完成度も重要ですが、「なぜそのように作ったのか」を言語化できることもスキルや意欲をアピールするうえで重要です。ポートフォリオに作品を掲載する際は、完成した制作物だけでなく、制作の背景や課題、ターゲット、工夫したポイントを明記することで、課題解決力や思考力をアピールできます。
「意図を持った提案ができる人材」として評価されやすくなり、限られた作品数でも自身をアピールできるでしょう。
フィードバックを積極的に取り入れる
短期間で作品の質を上げたい時や「自分の作品のレベルが低いかも」と悩んだ時は、第三者からのフィードバックを積極的にもらいましょう。自分一人では気づけなかった改善点や視点を取り入れることで、より完成度の高い制作物に仕上げられます。
フィードバックは学校の先生、SNSのフォロワー、友人など、さまざまな立場の人から意見を集めると、自身の足りない部分に気づけます。
魅力的なポートフォリオが作れるようになるSHElikesとは?
「魅力的なポートフォリオの作り方がわからない」「実績や経験がない状態でポートフォリオを作る方法が知りたい」という方におすすめなのが、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)です。ここでは、SHElikesの魅力と、受講生が制作したポートフォリオ作品例を紹介します。
45以上の職種スキルが学び放題でサポートもバッチリ!
SHElikesは、「Webデザインコース」や「ライティングコース」など全45以上の職種スキルが定額で学び放題。プロの講師から作品の作り方を学べるだけでなく、課題の添削やフィードバックを受けられるサポートもあるため、作品の質を高めポートフォリオに掲載できます。
また、クライアント案件に挑戦できるチャンスもあり、実務経験のない学生も実案件の経験を積むことが可能(すべての受講生のお仕事の紹介をお約束するものではありません)です。ほかの受講生と一緒に学びを深められるコミュニティもあるため、共に学んで切磋琢磨する仲間作りができるのも魅力です。
SHElikes受講生の作品例
SHElikes卒業生のポートフォリオ作品例を2つ紹介します。
各ポートフォリオの参考にしたいポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。
meguさん|LPデザイナー・Webデザイナー
meguさんのポートフォリオは、Webサイト・バナー・ロゴとテーマごとに作品が掲載されており、スキルや実績がわかりやすい構成になっています。制作実績では、実案件だけでなく「架空サイト」や「自主制作」など作品数を多く見せているのもポイントの1つ。
案件の制作実績詳細では、1つひとつのデザインのポイントが端的に記載されているため、「どのような意図でデザインされたのか」や「どこに工夫があるのか」を短時間で理解しやすくなっています。

meguさんのポートフォリオはこちら
楓子さん|Webデザイナー
楓子さんのポートフォリオは、ファーストビューで個性や世界観が伝わってくるのがとても印象的です。自分の作品を背景に使用し、「デザインにも栄養を」というキャッチコピーを添えることで、楓子さんの感性や思いが伝わる構成になっています。
各作品には「ターゲット」「目的」「制作のポイント」などが細かく説明されていて、「どんな考えで、どう作ったのか」が伝わります。デザインの表現力と説明力が上手く表現された魅力的なポートフォリオです。

楓子さんのポートフォリオはこちら

実務経験がない学生はポートフォリオでスキルをアピールしよう!
ポートフォリオに載せる作品がないと悩む学生は多いですが、実務経験がないことを挽回するには、ポートフォリオを作成しスキルをアピールすることが大切です。本記事で紹介したように、実務経験がなくても今すぐ作品を作る方法は多くありますので、自身のチャレンジしやすい方法で作品制作に挑戦してみましょう。
「ポートフォリオの作り方がわからない」「一人で作業を進めるのが不安」という方には、女性向けキャリアスクールSHElikesがおすすめです。SHElikesでは、ポートフォリオ制作に特化した講座で学んだり、プロのサポートを受けたりしながら、質の高いポートフォリオの作成が可能です。
また、同じ目標を持つ仲間とのコミュニティもあるため、モチベーションを保ちながら学習を進められるのも魅力。SHElikesについてさらに詳しく知りたい方は、まずは無料体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。
