クリエイティブな職種への転職を目指す方にとって、ポートフォリオは欠かせないツールです。Notionを使えば、専門的なWebサイト制作スキルがなくても、手軽にポートフォリオを作成できます。
本記事では、Notionポートフォリオの作り方から実際の作品例までを紹介します。これからポートフォリオづくりに挑戦しようと考えている方は、ぜひ最後までチェックしてください。
Notionでポートフォリオを作成するメリットとは?
Notionポートフォリオの作り方は比較的簡単。豊富なテンプレートを活用することで、コーディング知識がなくても魅力的なポートフォリオサイトを構築できます。ここでは、以下のようなNotionでポートフォリオを作成するメリットについて解説していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Webの知識が浅くても作成・更新が簡単
Notionの魅力のひとつは、HTMLやCSSといった専門的なWebの知識がなくても、直感的にポートフォリオサイトを作成できることです。ドラッグ&ドロップで簡単にレイアウトを変更でき、コンテンツも追加できます。
たとえば、新しい作品を追加したい場合も、数分で更新作業が完了します。Notionなら即日でポートフォリオの公開も可能です。
豊富なテンプレートが使用可能
Notionでは公式サイトで、400件以上のポートフォリオ用テンプレートが公開されており、プロフェッショナル向け、クリエイティブ志向のデザインなど、用途やテイストに合わせて自由に選べます。
気になるテンプレートが見つかったら、「テンプレートを入手」ボタンをクリックするだけで、自分のワークスペースに簡単に取り込み可能です。
アナリティクス機能で分析も可能
Notionにはアナリティクス機能があり、難しい設定をしなくても公開したページの分析が可能です。たとえば、よく見られているページや流入元などのデータを元に、より効果的な構成や見せ方へとブラッシュアップできます。
もし、「ポートフォリオに何を記載すればいいかわからない」「一人で進めるのは不安……」という方には、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)がおすすめ。SHElikesではプロの講師からアドバイスを受けながら、より魅力的なポートフォリオづくりに取り組めます。
SHElikesが多くの女性に支持されている理由については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

ポートフォリオの基本構成
ここからは、ポートフォリオの基本構成を紹介します。Notionポートフォリオを作成する際も、基本の構成に沿って作成するのが大切。
それぞれのポイントを押さえて、魅力的なポートフォリオを作成しましょう。
自己紹介
自己紹介では、あなたの人柄や経歴、価値観を簡潔に伝えます。プロフィール写真は清潔感があり、職業に適したものを選択しましょう。
学歴・職歴といった基本情報から始まり、これまでの経験や転機となった出来事などを時系列で整理します。特に、現在の職種に興味を持ったきっかけや、大切にしている価値観を盛り込めば、人となりが伝わりやすくなります。
作品紹介
作品紹介セクションは、スキルや実績を具体的に示せる重要なパートです。各作品については、制作の背景や目的、使用したツールや技術などを詳しく記載すると、内容に説得力が生まれます。さらに、画像を活用して視覚的にわかりやすく魅せれば、表現力や技術力を効果的に伝えることも可能。
また、制作プロセスもあわせて記載しましょう。どのような課題や要求があり、それに対してどのようなアプローチを取ったのか、制作中に直面した困難とその解決方法なども詳しく記載することで、問題解決能力や思考プロセスのアピールにつながります。

スキル
スキルセクションでは、スキルを整理して紹介します。ソフトウェアの習熟度や資格などをカテゴリ別に分類し、レベル感も含めて記載しましょう。習得中のスキルもあわせて記載することで学習意欲もアピールできます。
スキルは、視覚的にわかりやすく表現することがポイント。たとえばNotionなら、プログレスバーやスター評価機能を活用して、各スキルの習熟度を5段階評価や10段階評価で示すと効果的です。
将来のビジョン
将来のビジョンでは、目指している目標やキャリアの方向性を明確に伝えることが重要です。短期的な目標とともに、長期的な夢や理想も具体的に記載すると、説得力が高まります。
たとえば、「1年後にはシニアWebデザイナーとしてUI/UXの専門性を確立し、3年後にはデザインチームのリーダーとして後輩育成に携わり、5年後にはクリエイティブディレクターとしてブランド戦略から関わりたい」といった具体性のある内容にしましょう。

Notionを使ったポートフォリオの作り方
続いては、Notionポートフォリオの基本的な作り方を紹介します。
テンプレートの選び方やWebサイトへの公開方法など、ぜひ参考にしてください。
1.掲載する作品を選定する
まずは、掲載する作品として質の高い作品を3〜5点程度厳選しましょう。異なるスタイルや技術を使用した作品を選べば、幅広いスキルセットをアピールできます。たとえば、Webサイトのデザインであれば、コーポレートサイトやECサイト、LP(ランディングページ)など、異なる用途の作品を含めると効果的です。
2.使用するテンプレートを決める
テンプレートの選択は、全体の印象を左右する重要な決定です。Notionの公式テンプレートギャラリーやコミュニティで共有されているテンプレートから、自分の目指す職種や個性に合ったものを選びましょう。
たとえば、シンプルで読みやすいレイアウトや適切なカラーリング、ナビゲーションの使いやすさを重視し、カスタマイズの余地があるものを選ぶことが大切です。クリエイティブ系であれば視覚的インパクトのあるデザイン、技術系であれば情報整理に優れたシンプルなレイアウトがおすすめです。
3.各ページを作り込む
テンプレートを選んだら、いよいよ各ページの細かな作り込みに進みます。自己紹介や作品紹介、スキル、連絡先といった基本ページをしっかり作り込みましょう。この段階では、情報の整理がカギになります。見出しや小見出しを適切に使いながら、訪れた人がスムーズに内容を把握できるよう意識しましょう。
さらに、テキストの配置バランスや画像の見せ方、リンクの動作確認など、細かな部分にも気を配ることで、仕上がりにぐっと差が出ます。
4.Webに公開する
Notionでページの作成が完了したら、Web上に公開しましょう。「公開」ボタンをクリックするだけでWeb上に公開でき、検索エンジンで表示させるかどうかも設定できます。
また、ポートフォリオは公開して終わりではありません。定期的に中身を見直し、新しい作品を追加したり、古い情報を更新したりしましょう。さらに、アクセス数の変化やユーザーからの反応を参考にしながら、少しずつ改善を重ねていくことで、より魅力的なポートフォリオに育てていくことができます。
SHElikes受講生のNotionポートフォリオ作品例
最後に、SHElikesの受講生が制作したNotionポートフォリオの作品例を紹介します。実際の活用例はアイデアやデザインの参考になり、自分のポートフォリオづくりにも役立つでしょう。
きょうこさん|ライター
きょうこさんのNotionポートフォリオは、シンプルながらもギャラリーのように作品を並べるデザインや、スキルレベルを星で表すなど細かい工夫が印象的。ライティングの事例には「読者から寄せられたコメント」の記載があることで、読者に届けることを意識した記事を書いていることが伝わります。
スクール受講時に制作したデザインも掲載しており、ライティング以外のスキルがあることを示していたり、使用可能なSNSを記載しSNSでの発信もできることを示していたりなど、スキルの幅広さをアピールする工夫も見られます。
きょうこさんのポートフォリオはこちら
クガイシオリさん|ライター
クガイシオリさんのNotionポートフォリオは、シンプルで洗練されたデザインが特徴的です。Introduction→Skill→Work(作品)と構成が明確で、執筆分野や得意ジャンルもわかりやすい構成になっています。
さらに、余白をしっかり活用していることから視覚的なノイズが少なく、SEOやインタビューといったカテゴリ別のコンテンツが際立つ点もポイント。デザインの作り込みをしなくても、構成の仕方で魅力的なポートフォリオが作れるという好事例です。
クガイシオリさんのポートフォリオはこちら

Notionを活用して魅力的なポートフォリオを作成しよう
Notionを活用すれば、デザインスキルがなくてもポートフォリオサイトを制作可能です。制作の際は、本記事で紹介したポートフォリオの基本構成を押さえ、あなたの魅力やスキルが伝わるようなオリジナリティを加えてみてください。
「魅力的なポートフォリオを制作したい」「Webデザインスキルの向上を目指したい」という方には、女性向けキャリアスクールSHElikesがおすすめです。SHElikesでは全45以上の職種スキルが定額で学び放題となっており、初心者向けの基礎から実践的な演習まで幅広くカバー。
さらに、経験豊富な講師のサポートを受けながら、魅力的なポートフォリオ制作にも取り組めます。興味のある方は、まずは無料体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。


