「デザイナーとして、もっとステップアップしたい」「今より働きやすい職場に転職したい」このように考えている方もいるのではないでしょうか。
たくさんの求人サイトや転職エージェントがあるなかで、どれを使えばいいのか迷う方もいるでしょう。本記事では、デザイナーにおすすめの転職サイト・転職エージェントや転職を成功させるための具体的なコツ、デザイナーの転職でよくある質問の回答などを紹介します。
自分に合う転職サイトを見つけて、キャリアアップしたいという方はぜひ参考にしてください。
デザイナーの転職におすすめの転職サイト・転職エージェント
デザイナーが求人を探すなら、デザインスキルを活かせる求人が多く集まっている転職サイトや転職エージェントに登録するのが効果的です。ここでは、デザイナーにおすすめの転職サイト・エージェントを8つピックアップして紹介します。それぞれのサービスの特徴を知って、自分に合うものを選びましょう。
ReDesigner
「ReDesigner(リデザイナー)」は、デザイン会社Goodpatch(グッドパッチ)が運営している、デザイナー向けのキャリア支援サービスです。プロフィール入力やデザイナータイプ診断を受けることで、自分のスキルや志向性にマッチした企業からスカウトが届きます。
またReDesignerでは、デザインの専門家であるキャリアデザイナーに、ポートフォリオの具体的なアドバイスをもらえたり、キャリア相談に乗ってもらったりすることも可能です。登録者の45%がデザイナー歴6年以上であるため、豊富な経験を活かせる職場に転職したいデザイナーに向いているサービスといえるでしょう。
デザインのお仕事
「デザインのお仕事」は、デザイン・クリエイティブに関する採用情報が掲載されている求人サイトです。開設から20年以上経っており、これまでに1万件以上の求人を紹介してきた実績があります。
デザインのお仕事では、以下のような職種の求人が掲載されているため、自分のスキルを活かせる職場が見つかりやすいでしょう。
- デザイナー
- エンジニア
- ディレクター・プロデューサー
- 企画・マーケティング
- 編集・ライター
- 広報・事務・その他
また、未経験や新卒でも応募できる求人もあるため、これからデザイナーを目指したいという人も活用できます。会員登録が必要ないため、気になる求人を見つけたら、すぐに応募できるのが魅力です。
ユウクリ
「ユウクリ」は1984年に設立されて以来、登録者が3万人を超える人材エージェンシーです。デザイナーやクリエイターの支援に特化しており、転職や派遣、フリーランスといった、さまざまな働き方の求人を取り扱っています。
サポート体制が充実しているのも特徴で、キャリアアドバイザーがマンツーマンで求人紹介やキャリアプランの相談にのってくれるため、安心して転職活動を進められるでしょう。
また、ユウクリでは、採用前に実際に会社で一定期間働くことで、会社と求職者の相性を確認できる「トライアル採用」というサービスもあります。入社後のミスマッチを減らせるため、「デザイナーとして長く働ける会社を見つけたい」と考えている人は、活用してみるとよいでしょう。
MOREWORKS
「MOREWORKS(モアワークス)」は、デジタル・クリエイティブ業界に特化した求人サイトです。Webデザイナーやエンジニア、ディレクターなどの職種を中心に、正社員から業務委託まで、さまざまな働き方ができる求人を掲載しています。
登録なしでも求人を確認できますが、無料の会員登録をすることで以下のようなサービスが利用できるようになります。
- スキルマッチ:自分の経験に合う求人を効率よく探せる
- 匿名スカウト:実名公開なしでスカウトが届く
- 気になるリスト:興味を持ったことが企業に伝わる
- プロジェクト実績:実績を公開できるため、転職成功率がアップする
- 企業ブロック:求職活動を知られたくない企業をブロックできる
履歴書や職務経歴書を自動で作ってくれるツールもあるため、転職活動をスムーズに進めたいときに役立つでしょう。
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、日本で転職支援実績No. 1の転職エージェントです。デザイナー職はもちろん、さまざまな業界や職種の求人が豊富に掲載されています。
一般の求人サイトには載っていない非公開求人が多数そろっているため、活用することで希望に合う職場を見つけられる可能性が高まるでしょう。また、専門のキャリアアドバイザーから、以下のようなサポートを受けられるのも魅力です。
- 履歴書や職務経歴書の添削
- ポートフォリオのアドバイス
- 面接対策
- 企業の詳細な情報提供
- 給料の交渉 など
全国に拠点があるため、地方での転職を考えているデザイナーの方にもおすすめといえます。
マイナビクリエイター
「マイナビクリエイター」は、人材業界大手のマイナビグループが運営している、Web・ゲーム・IT業界のクリエイター職に特化した転職エージェントです。デザイナーの求人では、以下のような職種がそろっています。
- Webデザイナー
- 2DCGデザイナー
- 3DCGデザイナー
- UIデザイナー
また、クリエイターの転職を熟知した専門のキャリアアドバイザーから、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策など手厚いサポートを受けられるのが魅力です。
「MATCHBOX」というサービスを使えば、デザイナーの転職で必須となるポートフォリオが簡単に作れて、企業から直接オファーが届く可能性も高まります。1人で転職活動を進めるのが不安な方は、ぜひマイナビクリエイターを活用してみてください。
レバテッククリエイター
「レバテッククリエイター」は、ITやWeb系のエンジニア・クリエイター支援を行うレバテック株式会社が運営している、フリーランスや派遣で働くクリエイターに特化したエージェントです。
取引社数は1万社を超えており、他の求人サイトにはないような希少な案件や単価の高いプロジェクトを多数掲載しています。また、フリーランスや派遣、正社員といった希望の働き方で求人を探せるのも魅力です。
レバテッククリエイターでは、案件参画中でも専任の担当者とコミュニケーションが取れるため、契約更新や次の案件の提案など、長期的なサポートが受けられます。フリーランスや個人事業主としての活動を安定させたいデザイナーの人に、おすすめのエージェントといえるでしょう。
LIGエージェント
「LIG Agent(リグエージェント)」は、Web制作会社である株式会社LIGが運営している、クリエイターに特化した転職エージェントです。Web制作会社という強みを活かし、独自のコネクションから得た非公開求人を掲載しています。
特に、デザイナーの知見を持ったメンターが、あなたのスキルやポートフォリオに対して実践的なアドバイスをくれるのが大きな特徴です。また、専門性を伸ばすためのキャリアプランの作成や、スキルを活かせる職場の提案など、1人ひとりに合った最適な求人を紹介してもらえるのも魅力といえます。
最近では、実務経験が豊富なハイクラス人材のマッチングにも力を入れているため、未経験から経験豊富なデザイナーまで、幅広く活用できる転職エージェントです。

デザイナーが理想の転職を成功させるコツ
デザイナーが理想のキャリアを実現するためには、いくつかのコツがあります。ここでは、転職を成功させるために大切なコツを4つ紹介します。
転職の目的を明確にする
転職活動を始める前に、転職の目的を明確にすることが大切です。「なぜ転職したいと思ったのか」「転職してどんなことを実現したいのか」など、目的をはっきりさせましょう。
目的が曖昧なまま行動をすると転職活動の軸がブレてしまい、入社したあとに「この会社じゃないほうがよかったかも……」と後悔する可能性もあります。転職の目的を決める際は、以下のような軸から考えてみるのがおすすめです。
- クリエイターとして将来どうなりたいか
- これからのキャリアをどう築いていきたいか
- どんなデザインスキルを身につけたいか
- 何を作りたいか
- 3年後、5年後にどんな役職やポジションに就きたいか など
はっきりとした目的を見つけることで、自分に合う求人を見つけやすくなるでしょう。
ポートフォリオを磨く
デザイナーが転職を成功させるなら、ポートフォリオを作り込むことは不可欠です。ポートフォリオによって、企業はあなたのスキルやこれまでの実績を把握できます。ポートフォリオを磨くときは、自分の強みや「こんなデザイナーになりたい」といった方向性が伝わる構成にすることが大切です。
複数ジャンルのデザインを、大体10〜20作品を目安に載せるとよいでしょう。そのうえで、1つひとつの作品のコンセプトや制作目的、担当した部分などを具体的に記載することで、スキルだけでなく思考力や工夫もアピールできます。
ポートフォリオについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

転職サービスや転職エージェントのサポートを受ける
転職サービスや転職エージェントのサポートを受けることも、デザイナーの転職を成功させるコツです。サービスを活用すれば、求人紹介だけでなく以下のようなサポートを受けられます。
- 非公開求人の紹介
- 応募書類のアドバイス(履歴書・職務経歴書・ポートフォリオなど)
- 面接練習
- 企業との交渉(面接日や給与、待遇など)
また、転職サービスや転職エージェントによっては、市場価値を診断できたり向いている仕事がわかったりする診断サービスを受けられるところもあります。どの求人がよいのかわからないというときに、1つの指標になるので受けてみるのもおすすめです。
情報収集と企業研究を徹底する
「この会社いいな!」と思う企業が見つかったら、その企業についての情報収集と研究を徹底することが、転職成功への近道です。求人票の内容以外にも、企業のWebサイトから制作実績や社員のインタビュー記事を見たり、SNSを確認したりすることで情報収集できるでしょう。
特にデザイナーの転職では、企業の制作実績や大切にしていることを把握できていないと「自分がしたい仕事ができない」と入社後に後悔しやすくなります。
また、できれば気になる企業の社内見学をすることで、入社後のイメージや社内の雰囲気を掴みやすくなるでしょう。このように情報収集や企業研究を行うことで、志望動機や自己PRで「この会社がいい」という熱意を伝えやすくなるため、転職の成功率アップにつながります。
デザイナーの転職についてよくある質問
転職活動をしていると、いろいろな疑問や不安を抱くでしょう。ここでは、デザイナーの転職について特によくある質問の回答をまとめました。
ポートフォリオはどうやって作ればいい?
デザイナーの転職活動では、自分の実力や作品を企業に評価してもらうために、ポートフォリオの作成が不可欠です。ポートフォリオを作る際は、自分の強みや作れる制作物に幅があることを伝えるために、複数ジャンルで10〜20作品ほどまとめるのが効果的といえます。
また、それぞれの作品ごとに以下の項目を記載することで、「なぜそのデザインを作ったのか」「どんなことを考えて制作したのか」をロジカルに説明できます。
- タイトル(Webサイトの場合はURL)
- 写真やスクリーンショット
- クライアント名
- 制作年月日
- ターゲット層
- 作品の狙いや目的(例:新商品の広告、売上の向上 など)
- 作品のコンセプトやポイント
- クライアントの意向や制作上の制約など(※守秘義務違反にならない範囲)
- 制作期間
- 使用したソフトや言語などの制作環境
- 担当領域とポジション(※プロジェクトチームで制作した場合)
以下の記事で、ポートフォリオの詳しい作り方を解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。


未経験だけどデザイナーに転職できる?
未経験からデザイナーへの転職は不可能ではありません。ただし、デザインの基本的な知識や目指す職種に必要なスキルを身につけることが大切です。
たとえばWebデザイナーになるのであれば、配色や配置などのデザインの基礎知識や、IllustratorやPhotoshopといったデザインツールを使いこなすスキルが求められます。また、HTMLやCSSなどの簡単なコーディングの知識も必要になるでしょう。
デザインに必要なスキルは、Webサイトや書籍などから学べますが、独学に不安がある方はスクールや職業訓練校などの活用がおすすめです。また、「デザインのお仕事」や「リクルートエージェント」といった、未経験OKの求人がそろっている転職サイトを利用して求人に応募するのも、転職を成功させるために効果的といえます。


面接ではどんな質問をされる?
デザイナーの転職面接では、自己紹介やこれまでの職務経歴といった一般的な質問のほかに、あなたのデザインスキルや仕事への取り組み方について聞かれやすいです。
たとえば、以下のような質問が想定されます。
- ポートフォリオについて説明してください
- どんな手順でデザインを進めますか?
- 得意なデザイン、好きなデザイン、最近注目しているデザインはありますか?
- どのデザインツールが使えますか?
- 過去のプロジェクトで、どんな成果を出しましたか?
また、未経験からデザイナーを志望している場合は、デザイナーになりたい理由やスキルを学んだ方法などが聞かれやすいでしょう。以下の記事で転職面接でよく聞かれる質問や回答例を紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください。

転職活動にかかる期間はどのくらい?
転職活動にかかる期間の目安は、3〜6ヶ月といわれています。一般的な転職活動の流れと期間は、以下のとおりです。
- 自己分析と企業の情報収集:約2週間
- 応募書類の準備〜応募:約1ヵ月
- 面接〜内定・入社決定:約1ヵ月半
- 退職交渉と入社準備:約1ヵ月半
デザイナーの転職では上記に加えて、ポートフォリオの準備に時間がかかります。また、未経験の場合はスキルを学ぶところから始める必要があるでしょう。そのため、転職活動を始めるときは、準備に時間がかかることを想定して、計画的に進めることが大切です。]

デザインスキルを磨くなら女性向けキャリアスクールSHElikes
「デザイナーとしてのキャリアを築いていきたい」「これからデザイナーに挑戦したい」と考えているなら、スキルの習得や向上が欠かせません。しかし、独学だとうまく学習が進められなかったり、途中で挫折したりすることもあるでしょう。
そんな方は、女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」の活用がおすすめです。以下で、SHElikesの特徴や強みを解説するとともに、SHElikesを活用してデザイナーへの転職に成功した事例を紹介します。
SHElikesは全45以上の職種スキルが学び放題
SHElikesは、定額で全45以上の職種スキルが学び放題の女性向けキャリアスクールです。デザインスキルが身につくコースが豊富なのも、SHElikesの強みといえます。
Webデザインの基本知識やPhotoshopやIllustrator、Figmaといったツールの操作、コーディングなど、基礎から応用まで幅広いコースが用意されています。学習はオンラインで進められるため、自宅にいながら自分のペースで勉強できるでしょう。
また、コーチングによって目標設定や学習計画の相談ができたり、他の受講生と交流できるコミュニティイベントが開催されていたりするため、「1人だとやる気が出ない……」というときも楽しく学習を続けられる環境が整っています。
さらに、コンペ形式の「お仕事チャレンジ」や練習案件も受けられるので、未経験の方もデザイナーとして実績を作ることが可能です。
SHElikesを活用してデザイナーへの転職に成功した事例
SHElikesでスキルを身につけて、実際にデザイナーへのキャリアチェンジを叶えた受講生の方はたくさんいます。ここでは、2人の受講生のストーリーを紹介します。
未経験から1年半で転職!保育士から憧れの正社員デザイナーに meguさん
保育士から1年半で正社員デザイナーに転職したmeguさんを紹介します。保育士として働いていたmeguさんでしたが、勤務時間が不規則だったことで体力的に長く続けられないと感じていたそうです。
好きな時間に働けるWebデザイナーに興味を持ったmeguさんは、「もっと実践的な内容を効率良く学びたい」「デザインと掛け合わせられるスキルを身につけたい」と思うようになったといいます。
そのときに、SHElikesの定額で全45種以上のスキルが学び放題なことや、コミュニティ活動が活発である点に魅力を感じ入会を決めたそうです。デザインやマーケティング、動画編集などさまざまなスキルを1年半かけて着実に身につけた結果、未経験から正社員のWebデザイナーの内定を獲得しました。

フル出社のコンサルから半年で在宅デザイナーに転職成功!きっかけを逃さず行動を続けた私の半年間 Terakoさん
フル出社のコンサルから、半年で在宅デザイナーに転職したTerakoさんを紹介します。
前職の会社が大好きで、産休後も復帰を考えていたというTerakoさん。しかし、産休に入り自分と向き合う時間ができたことで、「本当にこのままでいいのか」という気持ちが大きくなったといいます。
たまたま見かけたSHElikesの広告に興味を持ち、無料体験レッスンに参加したTerakoさんは、コース種類の豊富さと、コーチングやコミュニティといった「1人にならない環境」に魅力を感じ、入会を決意しました。
Webデザインコースで身につけたスキルをすぐにアウトプットするため、受講1ヶ月目で「お仕事チャレンジ」に応募したそうです。その後も積極的に行動を続け、受講からわずか半年で未経験からインハウスデザイナーへの転職に成功しました。現在は仕事と育児のバランスが取れた生活を送っているといいます。

デザイナーの転職を成功させるなら、計画的な準備が大切!
本記事では、デザイナーの転職におすすめな転職サイト・転職エージェントや、転職を成功させるコツ、よくある質問の回答などを紹介しました。
デザイナーの転職を成功させるなら、自分に合った転職サイト・転職エージェントを活用するのが近道です。「経験者向けの求人が豊富にある」「フリーランスや派遣といった働き方が選べる」など、サービスによって強みが異なるので、自分の目的に一番合うものを選びましょう。
また、デザイナーの転職活動はポートフォリオの質を高めることも大切です。自分のスキルやアイデアを魅力的に伝えられるポートフォリオを作って、転職のアピール材料にしましょう。
「ポートフォリオを作れるほどの実績がない」「今よりもデザインスキルを向上させたい」と考えている方は、女性向けキャリアスクール「SHElikes」の利用がおすすめです。
SHElikesは、デザインを含めた全45以上の職種スキルが学び放題なオンラインスクールです。デザイン以外にもコーディングやマーケティングといったスキルを掛け合わせることで、視座の高いデザイナーを目指せます。気になる方は、無料体験レッスンにぜひ参加してみてください。
SHElikesの中でも、転職に特化した「レギュラープラン」は経済産業省のリスキリング補助金の対象になっており、受講料の還元を受けながらキャリアコーチングや面接対策などのサポートを受けることができます。条件を満たせば、入会時に受講料の50%の早期還元が受けられます。詳しくは関連記事をご覧ください。



