転職回数が多い場合の職務経歴書の書き方!アプローチ成功の秘訣を紹介【女性編】

転職回数が多い場合の職務経歴書の書き方!アプローチ成功の秘訣を紹介【女性編】

転職回数が多いと、企業にマイナスな印象を持たれないか不安……。そう感じている女性は少なくないでしょう。

しかし、多様な職歴やキャリアを持つことは、必ずしもネガティブな要素ではありません。むしろ、幅広い経験やスキルを強みにできるため、職務経歴書の書き方次第で印象や評価を変えられます。

本記事では、転職回数が多い女性に向け、強みをアピールする職務経歴書の書き方や職歴をポジティブに伝える方法を解説します。また、キャリアのブランクをどのように補足すればよいかや、転職を成功させた事例も紹介します。

CONTENTS
  1. 転職回数の多い女性は選考で不利になる?採用担当者が持つイメージ
  2. 【転職回数が多い女性向け】選考を通過するための職務経歴書の書き方
  3. 転職回数が多い場合でも選考を通過するためのアプローチ方法
  4. 転職回数の多い人が職務経歴書を書く際の注意点
  5. 転職回数が多い場合の職務経歴書に関してよくある質問
  6. 転職回数が多いキャリア迷子の女性にはSHElikesがおすすめ!
  7. 転職回数の多い女性がSHElikesを受講して理想のキャリアを叶えた事例を紹介
  8. 転職回数の多さを強みに変えて、魅力的な職務経歴書を書こう

転職回数の多い女性は選考で不利になる?採用担当者が持つイメージ

転職回数が多いと、採用担当者に「すぐ辞めてしまうかも」と懸念されるのではないかと考える人も多いでしょう。

ここでは、転職回数の多い女性についてよく挙げられる3つのイメージと、その背景を解説します。

転職回数の多さをポジティブに捉えてもらうためのヒントにしてください。

転職を繰り返すと思われる

転職回数が多いと、採用担当者に「また短期間で退職してしまうのではないか」と定着性の面で懸念を抱かれることがあります。しかし、家族の転勤や結婚・出産などのライフステージの変化によって、やむを得ず転職を選択するケースもあります。また、キャリアアップを目的とした転職も十分に考えられます。

このように正当な理由がある場合、採用担当者が抱くイメージはネガティブにはなりません。選考時には必要に応じてこれまでの転職の背景や目的を説明し、計画的なキャリア形成の一環である旨を伝えることが大切です。

実績や保有スキル・強みが分かりづらい

複数の職種や業界を経験している人は、多彩なスキルを持っている可能性が高いものです。しかし、転職回数の多さが目立つと、採用担当者に「具体的な強みが分かりにくい」と思われることがあります。そのため、転職回数が多い場合は「何をどこで、どのような成果を出したのか」を明確に示し、即戦力としての実績をアピールすることが大切です。

職務経歴書の書き方によってネガティブな印象を持たれる

転職回数が多いと、職務経歴書の書き方次第で「計画性なく転職を繰り返している」と誤解されることがあります。例えば、転職歴を時系列順に並べるのは一般的な書き方ですが、経歴を羅列するだけでは各転職で培ったスキルやキャリアの成長が伝わりにくくなります。その結果「一貫性のない転職をしている」と受け取られかねません。

しかし、職務経歴書の構成を工夫することで、キャリアの一貫性や得意分野を強調し、転職回数の多さを強みに変えることも可能です。職務経歴書の効果的な書き方については、次の章で詳しく解説します。

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【転職回数が多い女性向け】選考を通過するための職務経歴書の書き方

転職回数が多い女性にとって、職務経歴書は書き方次第で印象を大きく変える大事な書類です。

ここでは、採用担当者に「この人なら活躍してくれそう」と思ってもらうための、職務経歴書の書き方のポイントを3つ紹介します。

転職回数が多くても、職務経歴書の工夫次第で評価が大きく変わることを押さえておきましょう。

キャリア式で書く

転職回数が多い場合、職務経歴書を「キャリア式」で書くことでスキルや経験を効果的に伝えられます。

職務経歴書の書き方には、大きく分けて次の3つの形式があります。

  • 編年体式:職歴を古い順から時系列で並べる
  • 逆編年体式:直近の職歴を最初に記載し、過去に遡る形で並べる
  • キャリア式(職能別形式):時系列ではなく職務内容やスキルごとに経歴を整理する

キャリア式は、特定のスキルに分類して実績をまとめたり、参画したプロジェクトや生み出した成果ごとに職務経歴を記載したりする書き方です。

転職回数が多いと職歴が断片的に見えがちですが、キャリア式を採用することでキャリアの一貫性や強みを強調しやすくなります。採用担当者が「この人は自社でどのように活躍できるのか」を具体的にイメージしやすくなるのがキャリア式で書くメリットです。

キャリアの軸を明確に示す

転職回数が多くても、キャリアの軸を明確に示すことで、採用担当者に前向きに評価されやすくなります。なぜなら、一貫したキャリアの方向性や大切にしている価値観を伝えることで、「目標を実現するために必要なステップを踏んできた」と判断されやすくなるからです。

例えば、キャリアを通じて最終的に成し遂げたいことを示し、それを実現するために前職を選んだ理由や習得したスキル、次の職場で達成したいことを具体的に伝えることで、キャリアの流れを分かりやすく整理できます。

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転職理由・退職理由を入れる

職務経歴書には、一般的に転職理由や退職理由を記載する必要はありません。しかし、理由がポジティブであったり正当性があったりする場合は、記入するのもおすすめです。正当性や前向きな理由を明確に伝えることで、採用担当者に計画的なキャリア形成の一環であることを伝えられるからです。

例えば「〇〇分野での専門性を高めるため、より高度な業務に携われる環境を求めて転職しました」など端的にまとめて記入します。このような部分は面接で深堀りされる可能性が高いため、的確に答えられるように準備しておきましょう。

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転職回数が多い場合でも選考を通過するためのアプローチ方法

転職回数が多い場合でも多様な企業で得た経験をしっかりアピールすれば、採用担当者からプラス評価を得ることも十分可能です。

ここでは、書類選考や面接で活かせる3つのアプローチ方法を見ていきましょう。

上記の方法を参考にして、選考を通過し、理想の企業への転職を成功させてください。

経験・実績を分かりやすく伝える

転職回数が多いことは、さまざまな企業で経験を積んだ強みとしてアピールできます。その強みを効果的に伝えるには、成果を具体的に示すことが重要です。例えば「売上を〇%向上」「新規顧客を〇社獲得」など、定量的な成果を示すと採用担当者が客観的に評価しやすくなります。

一方で管理部門など数値化しにくい職種では、「どのような課題があり、どのような改善策を実施したのか」を明確に伝え、プロセスの変化や業務への好影響を具体的に示すことで、説得力が増します。

例えば、「マニュアルを作成し、研修期間を半減させた」「チーム内のタスク管理を改善し、業務の属人化を解消した」など、具体的な取り組みやその結果を示すことで、採用担当者に実績を伝えるとよいでしょう。

適応力や行動力が高いことをアピールする

転職回数が多い女性は異なる環境で働いた経験が豊富な分、新しい組織や業務にスムーズに適応できる力を持っています。そのため、適応力をアピールするのも一つの方法です。

また、転職を決断し、新たな環境に飛び込むこと自体が行動力の表れでもあります。行動力の高さを、具体的なエピソードを交えて伝えるのも効果的です。職務経歴書では、応募先企業が求める人物像に合致する「適応力」や「行動力」の形を分析し、それが発揮された具体的なエピソードを添えてアピールしましょう。

即戦力として活躍が見込めるスキルを具体的に提示する

企業が求めるのは、採用時に業務に直結するスキルや知識を持ち、即戦力として活躍できる人材です。そのため、これまでに得たスキルをもとに「どのように企業に貢献できるのか」を具体的に伝えることが大切です。

例えば、応募先企業がBtoB向けのマーケティング事業を行っているとします。前職のIT業界では「大規模データを扱って情報を解析する技術」を習得したなら、そのスキルをマーケティング施策の効果測定やデータドリブンな意思決定に活かせることをアピールできます。さらに、企業が抱える課題や業界のトレンドを踏まえたうえで、自分がどのように貢献できるかを先回りして伝えると、企業への訴求として効果的です。

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転職回数の多い人が職務経歴書を書く際の注意点

職務経歴書を書く際は、少しでも印象を良く見せたいと思うものですが、注意しておかなければならない点もあります。

ここでは、職務経歴書を書くうえで必ず押さえておきたい2つのポイントを紹介します。

経歴を省略・詐称してしまう

「転職回数が多い」というマイナスイメージを恐れるあまり、経歴を省略したり、事実と異なる書き方をしたりするのは絶対にやめましょう。

転職回数そのものがマイナスイメージになるのではなく、採用側は誠実さやキャリアの明確な軸を重視し、長期的に活躍できる人材かどうかを判断しています。正確な情報をもとに書き方を工夫し、転職回数の多さをポジティブに伝えられるよう意識しましょう。

情報を盛り込みすぎる

転職回数が多いと記載する企業や職務が増えますが、すべての業務内容や成果を細かく書きすぎると逆効果になることがあります。

採用担当者が知りたいのは、自社に必要な「どのようなスキルを持ち、どのように貢献できるか」という点です。 長々と書くと要点が埋もれやすいため、職務経歴書ではアピールポイントに重点を置き、強弱をつけて書きましょう。

転職回数が多い場合の職務経歴書に関してよくある質問

「転職回数が多いからこそ、疑問や不安なことが増える」という人も多いのではないでしょうか。

ここでは、転職回数の多い人が職務経歴書を書く際に生じやすい以下の質問について回答します。

上記を参考にして疑問を解消しつつ、採用担当者に響く職務経歴書を作りましょう。

パート・アルバイトの経歴も書くべき?

職務経歴書には、一般的に正社員や派遣社員、契約社員としての経歴を書きますが、パート・アルバイトでも職務内容が応募先の業務と関連している場合は記入する価値があります。

とくに職場で実績を残している場合や応募職種に直結するスキルを発揮した経験があれば、より好評価につながる可能性があります。雇用形態を問わず応募先の企業で活かせる強みがあるならば、積極的にアピールしましょう。

転職回数が多い30代・40代が職務経歴書を書く際に意識すべき点は?

30代・40代の転職では即戦力が求められるケースも多いため、実務経験の深さをアピールしましょう。さらに、転職経験が多いことを活かし、さまざまな価値観を受け入れられる柔軟性や多様な視点を持っている点を強みとして伝えるのも重要です。これにより、新しい職場への適応力が高いことをアピールできます。

年齢が上がるごとに「マネジメント力」も重視されやすいため、管理経験や若手指導の実績があれば積極的に伝えてください。

キャリアのブランクがある女性は職務経歴書にどう書けばいい?

キャリアのブランクがある場合、その理由と期間中に学んだことを記入しましょう。書かなくても問題はありませんが、きちんとした理由があるなら書いておくことでマイナスなイメージがつくのを避けられます。

また、ブランク期間にスキルアップや自己研鑽に励んでいた事実を書くことによって、そのブランク期間がポジティブな印象に変わります。ブランク中に取得した資格や成果、学んだ知識をどのように活かすかまで書くことができれば、今後の仕事に対する意欲や志望動機の正当性をより強調できます。

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転職回数が多いキャリア迷子の女性にはSHElikesがおすすめ!

「転職を繰り返してきたけれど、自分に合う仕事が分からない……」そんなキャリア迷子の方には、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)がおすすめです。

SHElikesの特徴として、Webデザイン、マーケティング、動画編集、ライティングなど、全45以上の職種スキルを定額で好きなだけ学べる点が挙げられます。興味のある分野の講座を受講し、スキルを身につけながら自分に合った職種を模索し、理想のキャリアを築く準備ができます。

「自分の適性を見極めたい」「自信を持ってキャリアにつなげられる専門的な強みをつけたい」と考える方にとって、SHElikesは悩みを解消するだけでなく、これからのキャリアを踏み出すための最初の一歩を後押ししてくれます。多彩な講座を通じてキャリアの可能性を広げ、自分らしい未来を描くことができるでしょう。

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転職回数の多い女性がSHElikesを受講して理想のキャリアを叶えた事例を紹介

「SHElikesを活用すると、どんなふうに変わっていけるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、転職回数が多いことに悩んでいた女性が、SHElikes(シーライクス)を使って自信を取り戻した成功ストーリーを紹介します。

転職回数の多さにコンプレックスを抱えていた私が、自信をつけて月収2倍のフリーランスマーケターになるまで 直子さん

直子さんは化粧品の商品企画職として働いていましたが、会社の方針転換により徐々に働きにくさを感じるようになったと言います。転職を考えるも、すでに転職経験が6回あり、「強みがない」「収入も低い」と悩んでいたときにSHElikesと出会います。

働きながらWebデザインやマーケティング、ライティングなど興味のある分野を学ぶ中で、学んだスキルを活かせる仕事を模索。派遣社員としてSNS運用の仕事に従事した後、フリーランスマーケターとして独立を果たしました。化粧品の商品企画職だった頃と比べ、月収は2倍に増え、好きな仕事で自由な働き方を実現しています。

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転職回数の多さを強みに変えて、魅力的な職務経歴書を書こう

この記事では、転職回数が多い女性が職務経歴書を魅力的に仕上げるポイントについて、実績の伝え方やキャリアの一貫性の示し方などを交えて紹介しました。

転職回数が多いことは、言い換えれば、さまざまなスキルを持ち適応力や行動力があることの証明となり、企業に対して十分にポジティブにアピールできます。本記事を参考にして、応募先企業で活かせるあなたの強みを伝えていきましょう。

自信を持ってアピールできる専門的なスキルを身につけたい女性には、SHElikesがおすすめです。さまざまなスキルを学べる各講座を受講しながら、自分に合った強みを見つけて伸ばしていくことが可能です。自分の納得のいくキャリアを見つけたい方は、ぜひ無料体験レッスンにお越しください。

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ライター Honoka Hori
フリーライター/経営・マーケティング・HR領域を中心に複数のWebメディアで執筆。SEOライティングを中心にインタビューライティングやメルマガライティングを行っています。
エディター Tomomaru
フリーランスWeb編集・コンテンツディレクター兼たまにライター。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会いWeb制作会社でマーケOLしてみたり。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。次なる野望は絵描きになること。思い込むのは自由です。

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