「思いきって休職して、リセットして戻ってくるのはどうかな」
上司からの言葉、号泣している私。
まさかこんなことになるなんて、思ってもいませんでした。
新卒一年目、入社してから半年、休職することを決断したのです。
人生で初めて、「立ち止まる」という経験をした私が、いまどんな日々を送っているのか、そこで何を感じているのかを、ありのままに記してみようと思います。
どうか、少しでも読んでくださった方の救いになれば幸いです。
新卒一年目、会社に行けなくなった日
小学校、中学校、高校、大学までほぼ無遅刻・無欠席で通うといった、真面目な学生でした。
今年の4月から社会人となり、入社後は法人営業職につき、「いつでも”お客様”を主語に」をモットーに、忙しくも充実した日々を送っていました。
上司から言われたことを忠実に守り、お客様の期待に応えられるよう、必死で働きました。
自分の体調など顧みず、やりがいを感じながら無我夢中で仕事に取り組んでいました。
しかし、部署配属から三ヶ月目、帰路の電車に乗ると涙が止まらなくなり、家につくと過呼吸を起こすようになりました。それから一週間が経ったある日、駅で足が動かなくなり、ついに会社に行けなくなりました。
そして、「抑うつ状態」と診断された私は、休職するかどうかの選択を迫られます。
しかし、「私が今いられる場所は、この会社しかないんだ」という気持ちに縛られていた私は、休職することに強い抵抗感があったのです。
そこから一週間在宅で勤務をしましたが、症状が改善するはずもなく、休職することを決断しました。
「新卒一年目で休職なんて、人生積んだ」
目の前が、真っ暗になりました。
復職したあとが不安で仕方ない。
もとの仕事のペースに、ついていけるようになるだろうか。
でも転職できるほどの経験やスキルは、まだない。
それに、本当に自分がやりたいことなんて全然分からない。
前にも後ろにも進めない日々が、一ヶ月ほど続きました。
私を救ったもの
1.自分の外側から「コトバ」を吸収すること
体調は回復傾向にあり、少しずつ外出をしたり、机に向かうことができるようになりました。
そして、今はたくさんの本を読んだり、たくさんの映画を鑑賞したりしています。
もともと読書が大好きだった私は、大学生時代は平均して月2-3冊の本を読んでいました。
しかし、社会人になってから休職するまでの半年間、読んだ本はたったの2冊。
ここにも限界のサインは現れていたのに、私は見て見ぬふりをしていたのです。
読む人に忖度することなく、著者の頭の中にあるものを伝えてくれる。そんな本は、私にとってなくてはならない存在です。
休職中に出会った、「私は私のままで生きることにした(キム・スヒョン著)」の中でお気に入りのフレーズを、ここでご紹介します。
ここでいう危機とは、目標や価値や信念に対して自問や葛藤をしないことを意味する。
まさに私のことだと思いました。
大切にしたい価値観、自分の信念、自分が会社で働く意味、目標としていること、そして自分が生きる意味を、自問・葛藤できないほどに追い詰められていたんだと、初めて気づくことができました。
ただこの時は、”じゃあ、どうすればいいか”は分からないままでした。
2.SHElikesとの出会い
少しずつ前進しながらも、「一体私は、どこへ向かっているのだろう」と漠然とした不安を抱えたまま日々を送っていました。
そんな時、何気なく見ていたInstagramでSHElikesの広告が目につき、可愛いバナーと「私らしい働き方に出会える」という言葉に惹かれ、一瞬でクリックしてしまいました。
体験レッスンを経て分かったことは、
・コースが45以上の職種 / スキルと多岐にわたること
・オンラインで、自分のペースで勉強ができること
・実際に、転職や副業へ繋げられること
・キャリアコンサルティングなどの、サポートが充実していること
・一人ではなく、仲間がたくさんいること
「ここで変わりたい」
その気持ちを託すように、SHElikesへの入会を決めました。
SHElikesと過ごす日々
SHElikesに入会すると、公開されている授業は、全て自由に受講することができます。
マーケティング、デザイン、ライティング…….。
いろんな世界を覗き見しているようで、楽しくて仕方ありません。
特に入会して一ヶ月は、時間も忘れて夢中になって授業を受けました。
コースを受ける順番も決まっていなければ、時間割のようなものもない。時間の制限もない。
自分の好奇心にしたがって学ぶことって、こんなに楽しいことなのか!
ここまでワクワクした気持ちになったのは、久しぶりでした。
それと同時に、少しずつ自分の「好き」「やりたい」が見えてきました。
今までは見えなかった自分が、少しずつ顔を出し始めたのです。
「もし私の休職生活にSHElikesがなかったら」と思うとゾッとします。
そのくらい、SHElikesに出会えて良かったと心から思っています。
そして、復職したあとも、「あなたにはたくさんの選択肢があるんだ」と教えてくれたSHElikesでのリスキリング(学び)は止めずに過ごしたいと思っています。
最後に
私の人生は、私のものでしかない。
誰かのための人生を生きることは、もうやめる。
誰かに承認されることが生きがいだった私が、いま本気で「自分という人間は、どんな人間なのか」に向きあっています。
そして、その中での大事な要素が、このSHElikesで学び続け、変わり続けることです。
ここでの学びが、確実に自分の中に「自信」となって積み上がっています。
人生、「過去に戻る」ことはできないけど「振り返ること」「方向転換」、そして「未来を描くこと」はできます。
そして、そのきっかけは自分で掴みに行くしかないのです。
休職という形で立ち止まらなければ、SHElikesにも出会えなかったですし、こんなに自分と向き合うという経験もできなかったと思います。
自分からのSOSや、自分の気持ちに正面から向き合って、思いきって立ち止まってみると、大事なものが見えてくる。そして新しい一歩を踏み出せる。
この記事を読んでくださった皆様が、どうか自分らしい人生を歩めることを、心から願っています。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 すいさん)
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