未経験からでもチャレンジできる職種として、注目を集めているWebデザイナー。たとえ実務経験がなくても、必要なスキルや知識を身につければデザイナーとして活躍することは可能です。
この記事では、未経験からWebデザイナーを目指す女性が増えている理由や成功事例、転職・案件獲得までの具体的なステップを解説します。Webデザイナーとして新しい一歩を踏み出したい人は、ぜひ参考にしてください。

「未経験からWebデザイナー」へのキャリアチェンジを目指す女性が増えている理由
近年、未経験からWebデザイナーを目指す女性が増えています。その背景には、現代の女性が求める以下のような働き方や価値観に、Webデザイナーという仕事がマッチしていることが挙げられるでしょう。
- 自分らしい働き方が見つかる
- 将来性があり、需要が高い
- 未経験からでも挑戦しやすい
- クリエイティブなやりがいがある
Webデザイナーは正社員やフリーランスなど、働き方が多様な職種です。そのため、結婚や子育てといったライフイベントに合わせて柔軟にキャリアを築けます。また、IT市場の拡大によって高い需要があることで、「長く生かせるスキルを身につけたい」と考える女性から注目されているのです。

未経験からWebデザインを学んでデザイナーへ転身した方の成功事例を紹介
ここでは、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)を受講し、未経験からデザイナーのキャリアを切り開いた人たちの成功事例を紹介します。
ほかの人がどのような経緯でデザイナーに転身したのか気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
事務職しか経験のなかった専業主婦が、おうちで自由に働くWebデザイナーに
妊娠をきっかけに事務の仕事を退職し、専業主婦として子育てに注力してきたさおりさん。「こどもとの大切な時間を守りながら働きたい」という想いから、在宅で仕事をするために新しいスキルの習得を検討していました。
そんな彼女が選んだのは、Webデザイナーの道です。完全に未経験からのスタートでしたが、学んだ知識のアウトプットを意識したことで、デザインのお仕事を次々と獲得。今ではフリーランスWebデザイナーとして、家庭と仕事どちらも大切にしながら活躍しています。

フル出社のコンサルから半年で在宅デザイナーに転職成功
産休中に自分の時間ができたことをきっかけに、「やりたいことに挑戦してみたい」と思うようになったTerakoさん。そんなときに出会ったSHElikesで、Webデザインコースを中心に勉強をはじめたといいます。
インプットとあわせて、実際の案件や副業などで積極的にアウトプットした結果、学習開始からわずか半年で、正社員のインハウスデザイナーに転身成功。現在は週2回の出社と在宅勤務を組み合わせ、オンラインショップやSNS、販促物のデザインといった幅広い業務を任されているそうです。

未経験から1年半で転職!保育士から憧れの正社員デザイナーに
もともと保育士として働いていたmeguさんでしたが、不規則な働き方で体力的に限界を感じていました。「好きな時間に好きな場所で働きたい」と思っていたとき、Webデザイナーを知ったそうです。
はじめは独学で学んでいましたが、「もっと実践的な内容を効率よく学びたい」とSHElikesに入会。お仕事案件に応募したり、勉強会に積極的に参加したりと着実に学習を進めたmeguさん。約100件の求人に応募し、諦めずに転職活動を続けた結果、入会から1年半で正社員デザイナーとして採用されました。


未経験からWebデザイナーになるために押さえるべきポイント
未経験からWebデザイナーを目指すうえで重要なのが、デザインスキルや実績を視覚的に伝えるためのポートフォリオです。クライアントは、あなたが「どんなスキルがあるのか」「どんなデザインが得意なのか」をポートフォリオを見て判断します。そのため、ポートフォリオの完成度が採用を左右するといっても過言ではありません。
たとえば、フリーランスWebデザイナーとして活躍するみやびさんのポートフォリオを見てみましょう。

みやびさんのポートフォリオでは、制作したWebサイトやバナー、ロゴなどの作品を、制作目的や担当範囲、使用ツールといった情報と一緒にわかりやすくまとめています。ひと目でどんなデザイナーかわかるポートフォリオがあれば、たとえ実務未経験であっても、あなたのスキルを過不足なくアピールできるでしょう。
SHElikesでは、実践的な講座が豊富に用意されており、ポートフォリオに掲載する作品を制作することも可能です。講師からフィードバックも受けられるため、クオリティの高い実績を作れるでしょう。

未経験からWebデザイナーになる方法!学習から転職・案件獲得までのステップ
ここでは、未経験者がWebデザイナーになるためのステップを詳しく解説します。
Webデザインを仕事にするための道筋を一緒に見つけましょう。
1.学習の目的・ペースや目指したいデザイナー像を明確にする
まず「なぜWebデザイナーになりたいのか」「どんな働き方をしたいのか」といった、目的を明確にしましょう。「1年後にフリーランスとして月30万円稼ぎたい」「在宅で働ける制作会社に転職したい」など、目的が明確であるほど、学習のモチベーションを維持しやすくなります。
また、自分がどんなデザインを作りたいのかや、何をデザインしたいのかなど、目指すデザイナー像を考えておくことも、学習の方向性を定めるうえで有効です。
2.最適な学習方法の選択
最適な学習方法を選ぶことも、未経験からWebデザイナーになるうえで重要です。Webデザインを学ぶ方法は大きく「独学」「職業訓練校」「デザインスクール」の3つに分けられるでしょう。
それぞれメリット・デメリットが異なり、かかる費用や学習期間も変わります。自分の性格やライフスタイルに合わせて最適な方法を選ぶことが、挫折しないためのコツです。以下で、学習方法別の特徴を紹介します。
書籍やオンライン教材で独学
独学のメリットは、費用を抑えつつ自分のペースで学習を進められる点です。YouTubeといった無料のプラットフォームを活用すれば、費用をかけずに学べる可能性もあります。
しかし、高い自己管理能力が求められるため、モチベーションを保つのが難しいです。また、学習のなかで出てきた疑問を、すぐに解決できないことも。その場合は、質問のできるオンライン教材を活用するのがおすすめです。
職業訓練校
職業訓練校では実践的なスキルが身につくだけでなく、手厚いサポートも受けられます。Webデザイン初心者にとって、安心できる環境が整っているのです。
ただしカリキュラムが決まっているため、自分の興味やペースに合わせて学ぶのが難しいことも。また、基本的に通学が必要なので、時間や移動費がかかります。また、入校するためには試験に合格する必要があることも、頭に入れておきましょう。
デザインスクール
デザインスクールでは業界のプロから直接指導を受けられるため、実践的なスキルを身につけられるのが大きな魅力です。また、転職支援が充実しているスクールも多く、初心者でも案件を獲得しやすいのがメリットといえます。
ただし、スクールに通うには一定の費用がかかるので、経済的な負担になることもあるでしょう。また、スクールによってカリキュラムの質に差があるため、事前のリサーチが重要です。
3.Webデザインスキルの基礎を習得
Webデザイナーとして活躍するには、デザインツールの操作、レイアウトや配色などの基本知識はもちろん、コーディングスキルや情報設計スキルが求められます。これらのスキルを複合的に身につけることで、実際のWebサイト制作に対応できるようになるでしょう。
デザインツールの操作
Webデザインの仕事には、PhotoshopやIllustratorといったデザインツールが欠かせません。これらのツールを使って、Webサイトの見た目を作成するからです。
特に、近年のWebデザインにおいて使用頻度が高いAdobe XDやFigmaなどの使い方は、最低限習得しておくのが望ましいでしょう。
レイアウトや配色などデザインの基礎知識
レイアウトや配色などの基本的なデザイン知識は、魅力的なWebサイトを作るために欠かせません。文字や画像をどのように配置するか、色の組み合わせをどうするかによって、ユーザーの視線誘導や印象をある程度コントロールできます。
見やすく、かつ説得力のある制作物を作るために、デザインの基礎知識を習得しておきましょう。
コーディングの基礎知識
デザインをWebサイトとして形にするためには、HTMLやCSSといったコーディングの基礎知識も必要です。習得しておけば、デザイナーとしての市場価値も高められます。
慣れてきたら、レスポンシブデザインやJavaScriptなどの高度なスキルを習得するのも良いでしょう。表現の幅が広がり、よりクオリティの高いサイトを作れるようになります。
情報設計スキル
情報設計スキルとは、ユーザーが目的の情報を探しやすく快適にサイトを利用できるように、情報の構造や流れを設計する能力のことです。
Webデザインでは情報の伝達がスムーズに行われることが大切なので、ユーザーが迷わず必要な情報にたどり着ける構造を設計する力が欠かせません。見た目の美しさだけでなく、「使いやすさ」もデザインする視点が重要です。
4.ポートフォリオの作成
Webデザイナーとして仕事を得るには、自分のスキルを証明するためのポートフォリオが欠かせません。クライアントや採用担当者に好印象を与えるために、ポートフォリオの構成や見せ方を工夫することが不可欠といえます。
デザインを作る際に使用したツールや、意識したポイントといった情報も一緒に載せておくと、魅力的なポートフォリオに仕上がるでしょう。

5.未経験可の求人や案件に応募する
必要なスキルの習得やポートフォリオの準備ができたら、求人や案件に積極的に応募して実務経験を積みましょう。ぜひ転職サイトやクラウドソーシングサイトで「Webデザイナー」と検索し、未経験OKの案件に応募してみてください。
最初は簡単なバナーやサイトの修正など、小さな案件から受けて実績を積むことで、次の仕事につながりやすくなります。

Webデザインの学習を何からはじめるか迷う人にはSHElikesがおすすめ!
Webデザインを学びたいけれど、何からはじめれば良いか迷っている人も多いでしょう。そんな方におすすめなのが、女性向けキャリアスクールのSHElikesです。Webデザインをはじめとする、全45以上の職種スキルを定額で学べます。
以下で、SHElikesの強みである豊富なコースや、学習サポートについて詳しく解説します。
デザイン関連コースが充実
SHElikesでは、以下のようにデザイン関連のコースが充実しているため、Webデザイナーに求められるスキルを過不足なく身につけられるでしょう。
- Webデザインコース
- Webサイト制作 デザインコース
- Webサイト制作 コーディングコース
- Photoshopコース
- Illustratorコース
- WordPressコース
- ロゴ・CIコース
- UIデザインコース
- UXデザインコース
- STUDIOコース
- Figmaコース
- グラフィックデザインコース
上記に加えて、Webデザインと親和性の高いWebマーケティングやライティングのコースも受け放題です。複数のスキルを掛け合わせて、市場価値の高いデザイナーを目指してみませんか?
未経験者に嬉しい学習サポートも!
SHElikesでは未経験者が無理なく学習を続けられるよう、さまざまなサポートが充実しているのも魅力です。たとえば、学習中に出てきた疑問点や不明点を、講師にZoomで直接相談できる勉強会が、ほぼ毎日開催されています*。学習につまづいても、すぐに解決できる環境が整っています。
また、スキルが身についた方はSHEが紹介するお仕事を受けられる機会も**。学びながら実績を作れるため、デザイン未経験者でもポートフォリオに掲載できる作品を作れるでしょう。
*コースにより状況が異なります。
**すべての受講生のお仕事獲得を保証するものではありません。


未経験からWebデザイナーを目指すにあたってよくある質問
最後に、未経験からWebデザイナーを目指す際によくある質問にお答えします。
- Webデザイナーに資格は必要?
- 未経験からWebデザイナーは「やめとけ」と言われるのはなぜ?
- Webデザイナーに向いている人は?
- Webデザイナーの平均年収や案件の価格相場は?
- Webデザイナーにおすすめのパソコンは?
- Webデザイナーになるのは独学では難しい?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Webデザイナーに資格は必要?
Webデザイナーに資格は必須ではありません。資格よりもスキルや実績が重視されやすいため、未経験者はポートフォリオを充実させることに注力するのがおすすめです。
ただし、「Webデザイナー検定」や「HTML5プロフェッショナル認定」といった関連資格を持っていると、転職活動や案件獲得の際に役立つことも。資格勉強を通じて体系的な知識も身につけられるので、スキルアップしたい方は取得しても良いでしょう。

未経験からWebデザイナーは「やめとけ」と言われるのはなぜ?
ネットやSNSでは、「Webデザイナーはやめとけ」という否定的な意見が見られます。学習範囲が広く習得が大変なことや、常に新しい技術を学び続ける必要があること、働き方によっては収入が安定しにくいことなどが理由として挙げられるでしょう。
しかし、これらはWebデザイナーに限った話ではなく、ほかの専門職種でもいえることです。そのため、一概にWebデザイナーだけが危険とは言い切れません。
Webデザイナーに向いている人は?
Webデザイナーは、クリエイティブな仕事をしたい人や、新しいことやトレンドに敏感な人に向いています。また、ピクセル単位でのこだわりも求められるので、細かい作業が得意な人や地道な作業が苦にならない人にもおすすめといえるでしょう。
さらに、クライアントの要望を引き出すコミュニケーション能力や、細部にまでこだわる丁寧さも、Webデザイナーにとって大切な素質です。

Webデザイナーの平均年収や案件の価格相場は?
求人ボックスによると、正社員Webデザイナーの平均年収は465万円でした*1。国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」では、給与所得者の平均年収は460万円というデータが出ており、Webデザイナーの年収のほうが少し高いことがわかります*2。
ただし、これはあくまで平均値。スキルや経験、働き方によって年収は大きく変わりますし、Webサイト制作案件ひとつあたりの単価相場は数万〜数百万円と幅広いです。そのため、スキルアップを重ねることで大きく稼げる可能性もあります。

Webデザイナーにおすすめのパソコンは?
Webデザイナーとして仕事をするうえで、デザイン作業を快適に行えるスペックを持つパソコンが必要です。Mac・Windowsのどちらを選んでも問題ありませんが、以下のスペックがあるパソコンを選ぶのが望ましいです。
- 高性能なCPU搭載
- メモリ16GB以上
- SSDストレージ512GB以上
- 色域が高いディスプレイ
自分の予算と相談しながら、最適なパソコンを選んでみてください。SHElikesではパソコンを持っていない人向けに、「ノートPC特別プラン」も提供しています。初期費用をなるべく抑えたい方は、以下の記事で詳細をチェックしてみてください。

Webデザイナーになるのは独学では難しい?
独学でWebデザイナーになることは可能です。しかし、デザインの基礎からソフトの操作方法、コーディングなど学ぶべきことが多いため、途中で挫折する可能性も。モチベーション高く取り組むなら、明確な目標を立てることをおすすめします。
「何を学べば良いかわからない……」という方は、効率的かつ確実にスキルを身につけられるスクールの利用がおすすめです。

未経験からWebデザイナーを目指すなら実績づくりが肝!
未経験からWebデザイナーになるなら、実績づくりとポートフォリオ作成が欠かせません。基礎的なデザインスキルを身につけつつ自主制作をしたり、未経験OKの案件に挑戦したりしてアウトプットを重ねましょう。
「Webデザインを学びたいけれど勉強の仕方がわからない」「魅力的なポートフォリオも一緒に作りたい」という人には、女性向けキャリアスクールSHElikesがおすすめです。
人気のWebデザインコースを体験できる無料体験レッスンを随時開催しているので、気になる方はぜひ一度参加してみてください。

出典:
*1:転職サイトdoda「Webデザイナーの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説」より
*2:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」より

