仕事でもプライベートでも、誰もが1度は悩んだことがあるであろう人間関係。
あの人と話すのが苦手、自分だけ頑張っている気がする、もっと話したいのにうまくいかない、など。
年齢を重ねても場所が変わっても、その悩みとストレスは尽きることがありませんよね。
では、なぜその悩みが緩和されないのか考えたことはありますか?
「どうしてあの人と話すのが苦手なんだろう?」
「どうして私が全部1人でやっているんだろう?」
「どうして明るく話したいのにうまくいかないんだろう?」
その理由を知ることこそが、今抱えている悩みを緩和する第一歩なのです。
今回は、人間関係の悩みやストレスを緩和するために、私が知っていて「役に立った!」と感じた知識とワザをご紹介します。
「苦手なあの人」に一気に近づけるソーシャルスタイル理論
人の言動を4タイプに分けたコミュニケーションパターンのことを、ソーシャルスタイル理論と呼びます。
「すべての人がたった4タイプに?」と思うかもしれませんが、おおよその傾向として考えてください。
診断をしなくても「あの人はこのタイプだろう」と、なんとなくわかるはずです。
あなたが「苦手なあの人」とは、テンポが合わないのか、話す順序が違うのか、あるいは相手の思惑がわからなくて怖いのか。
ソーシャルスタイルを知るとその理由が明確になり、効果的な話し方を選ぶことができます。
【ドライビング型】
・冷静で現実的
・リーダーシップがあり、支持されるのを好まない
・意見をはっきりと言う
データや資料を用意し、結論から先に伝えるとスムーズに進みます。
また、スムーズな会話を好む傾向にもあります。
支持されるのを好まないので、相手に意思決定を委ねるのが理想です。
【エクスプレッシブ型】
・表情豊かで楽観的
・直感派でデータは重視しない
・頼られる、認められるのが好き
熱心に話を聞き、しっかりと相槌を打つことが大切です。
会話のテンポが速く結論までが早いものの、直感で決めてすぐに忘れてしまうことも。
スケジュールの約束などはきちんと取りつけましょう。
【エミアブル型】
・協力的で気配り屋
・プロセスや人間関係を重視する
・聞き上手で自分から積極的に発言しない
友好的、協力を申し出る人に応えてくれることが多いです。
共感をベースに、慌てずじっくり話しましょう。
責任を負う決断が苦手なので、事例やほかの人の意見を先に伝えると安心してくれます。
【アナリティカル型】
・慎重で論理的
・感情表現も主張も控えめで少し固く見える
・データを重視する熟考型
論理的に順を追って話しましょう。
データをもとにしっかりと結論を出しますが、考える時間を置いてください。
友人間でも、話し合いの場では少しビジネスライクな方が話しやすいはずです。
どのタイプがよい悪いではなく、あくまでも効果的なアプローチをするための分け方です。
こちらを参考に、ぜひ「苦手なあの人」への苦手意識を取り除いてくださいね。
プロジェクトマネージメント力は協力を求めるための力
会社の忘・新年会や友人とのランチなどで、いつのまにか幹事を任されて「私だけ頑張ってる」と感じたことはありませんか?
仕事では限られた人しか使わないプロジェクトマネージメントのスキル、実はプライベートでとても役に立つのです。
ここではプロジェクト推進の段取りを、プライベートに応用できる部分だけざっくりとご紹介します。
1.目的とゴール(期日)を明確にする
2.タスクを細分化、役割を分担する
3.スケジュール確認
4.実行
以上の段取りを、忘年会の幹事を任された場合に応用してみましょう。
例えば目的を「滞りなく忘年会を開催すること」とし、期日を開催当日とします。
そして、次にやるべきタスクを書き出します。
場所と時間決め、出欠確認、予約の電話、などがありますよね。
ここで「予約の電話は1週間前にはしたい」、「じゃあ出欠確認の締め切りは〇日にしよう」など、思いつく期日も追加していきます。
そして役割分担ですが、何も決まらないままただ「手伝って」とは言いにくい場合や相手も多いと思います。
ですが、「出欠確認だけお願いしていい?」、「お店の候補だけ出してくれないかな?」と1つだけ明確なタスクを渡すなら、少しハードルが下がるのではないでしょうか。
それだけなら、と請け負ってくれる人も多いと思います。
そして、その際に必ず期日の確認もしましょう。
1人で任されそうなとき、ぜひこれからは自分がプロジェクトマネージャーになったと思って行動してみてください。
協力者を募ってタスクを割り振り、スケジュール管理をしっかりと行えば、すべてを抱え込むこともギリギリで慌てることもありません。
理想の自分を呼び込むアファメーション
新しい自分に変わるため「しっかりあいさつをしよう」、「明るく話しかけよう」と頑張ってみたことはありませんか?
そして、1度はうまくできたのにいつのまにか元の自分に戻ってしまった、ということはないでしょうか。
それは無意識のうちに新しいことを避けようとする、「現状維持バイアス」が原因なのです。
脳のエネルギーを節約しようとする、本能のようなマインドです。
一見マイナスと思われがちな「現状維持バイアス」をうまく利用した考え方に、「アファメーション」があります。
自己達成予言とも呼び、自分の理想の姿や達成したいことを強く具体的に思い描いたり言葉にすることを指します。
人間の心は意外と単純で、その理想が細部まで考えられ、何度も繰り返されると「これが今の自分なんだ!」と勘違いをしてしまうのです。
すると「現状維持バイアス」で現在の自分に違和感を感じ、理想に近づこうと脳が勝手に動いて無理なく変わる努力を続けられます。
心理学的に効果が認められている、簡単かつ画期的なマインドセットです。
人間関係以外にも使えるので、ぜひ試してみてくださいね。
コツはとにかく具体的に、心が現実と勘違いしてしまうくらい強く想像することです。
知識は何にも勝る武器になる
意識を少し変えるだけで、明日から試せるようなワザばかりでしたよね。
私はこの3つを意識することで、人間関係の悩みやストレスが大きく緩和されました。
苦手な人も、1人で抱え込むことも格段に減ったのです。
私にこの知識を教えてくれたのは、SHElikesというカルチャースクールでした。
カルチャースクールというと実務的なレッスンのみと思われがちですが、それだけではありません。
「わたしのきっかけは、ここにある。」というキャッチコピーが表すように、変わるためのきっかけがたくさんあるのです。
今回紹介した理想の自分を目指すためのマインドセットや、人との関わり方をテクニックとして教えてくれるビジネススキルレッスン。
ほかにも転職や面接の知識と心構え、そもそも自分がやりたいことを見つけるための方法なども教えてくれます。
WebデザインやWebライティング、マーケティングなどメインのレッスンももちろん有用ながら、私を変えてくれたのはむしろこのようなサイドレッスンでした。
今回のワザで自分や周りが変わったと感じられたときに、ぜひまたSHElikesという名前を思い出してください。
変わるための一歩を踏み出せたあなたが、さらに変わるためのきっかけもここにあるかもしれません。
************
本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 naoyaさん)
SHElikesについて
https://cutt.ly/cwv7g0aJ
自分らしいキャリアのヒントに出会えるメディア、SHEsharesはこちらhttps://shares.shelikes.jp/