安定志向だったパート主婦が“このまま”を卒業して一歩踏み出したいこと

安定志向だったパート主婦が“このまま”を卒業して一歩踏み出したいこと

私が一歩踏み出したいことは、子育てと両立しながら、複業フリーランス(複数の仕事を掛け持ちする働き方)という新しい働き方に挑戦することです。

安定志向で生きてきた私からすると、リスクがあって怖いけどワクワクもする、大きな一歩。

この記事では、今までの私と一歩踏み出したいと思ったきっかけについてお伝えします。「私の人生、このままでよいのかな……」と悩む方に、少しでも勇気を与えられる内容になれば幸いです。

年齢を重ねるうちに現実的になっていった、将来の夢と理由

年齢を重ねるうちに現実的になっていった、将来の夢と理由

私は小さいころ、「将来何になりたい?」と聞かれたとき、「お花屋さんになりたい」と答えていました。理由は花が好きで可愛いから。大きくなるにつれて、夢はデザイナーやカウンセラー、保育園の先生……と変わりましたが、いつの間にかどんどん現実的な夢と理由になっていきました。

高校生で進路を決めるときも、「医療職は安定しているし、食いっぱぐれがないだろう」と考え進学し、卒業後は作業療法士として病院で働いてきました。現在は、出産などを経て、病院でパート勤務をしている1児のママです。

もちろん夢が現実的になっていくことが悪いわけではないし、自分の実力が分かるようになった証だと思う方もいるかもしれません。しかし私の夢が現実的になっていった大きな理由は、失敗したくない気持ちからでした。

このままでよいとリスクを避ける、現状維持バイアスに陥っていませんか?

現状維持バイアスという言葉を知っていますか?

現状維持バイアスとは、未知のものや変化を受け入れず、現状維持を望む心理作用のこと。このような心理になる理由としては、未知のものや変化を受け入れると、今の安定した状態を失ってしまうリスクがあるため、リスクを避けようとする心理が働いているからです。

(※Sprocket編集部 「現状維持バイアスに陥る心理とは?対策やマーケティングとの関係を解説」 2023年 2月27日更新)

実力以上を望まなくても今のままでよいから、子供が小さいから、今の仕事も楽しいときはあるから、この仕事を辞めてもほかにやりたいことが分からないから……あなたもこのままでもよい、失敗したくない気持ちから、変化を避けようとする思いが頭の中に浮かんできませんか?

日本経済新聞によると、安定志向が強く、改革に対してネガティブなのが日本人の特性だと言われています。同時に、行動を選ぶ場面においても「これまでどおりで何とかなるはず」と考えようとする心理があるそうです。

(※日本経済新聞 「危機感共有すれば日本は変われる 真壁昭夫さんの提言」 2022年1月22日)

このように私たちだけではなく、多くの日本人は現状維持バイアスが強く、変化や失敗を恐れる方が多いことが分かりますね。

子どもの成長のおかげで、私も挑戦をはじめられた

子どもの成長のおかげで、私も挑戦をはじめられた

そんな私が現状維持バイアスから卒業したいと思ったきっかけは、子どもの成長でした。私が慣れない育児に追われているうちに1年が過ぎ、子どもはよちよち歩けるように。その姿を見て嬉しくなったとともに、「同じ1年で私は何ができるようになったのだろう……?」と不安な気持ちも生まれました。

子ども優先の日々を送るうちに自分のやりたいことも分からなくなっていました。しかし、子どもが試行錯誤しながら失敗と挑戦を繰り返す姿を見て一念発起。「私もやりたいことを見つけて、子どもと一緒に成長したい」と行動を起こしました

そこからは、紙に書いたりネットサーフィンしたりして、やりたいことを探しました。せっかくなら子どもの成長を身近で感じながら働きたいと思ったため、子育てと両立しやすい、在宅ワークについて検索。そのなかで、SHElikesの「私らしい働き方に出会えるキャリアスクール」という言葉に惹かれてホームページを見てみることに。

SHElikesは、在宅ワークに役立つスキルが45以上も学べるし、やりたいことを探したい私にはぴったりかもしれないと思い、入会しました。

SHElikesで得たのは、スキルだけではなく、人との繋がり

SHElikesで得たのは、スキルだけではなく、人との繋がり

入会後はライティングやマーケティング、デザインなどの興味がある分野について、子どもの昼寝中などのスキマ時間を使いながら、自分のペースで勉強。

入会して4ヶ月経ち、スキルも身についてきましたが、入会して1番よかったことは、シーメイトさん(SHElikesの受講生のこと)との出会いと繋がりでした。

もともと私は、1人で黙々と勉強するタイプですが、パートと子育てをしながらの勉強にさっそく挫折しそうに。しかし、入会から最初の1ヶ月は、同じ日に入会したシーメイトさんたちとグループ学習プログラム(週に1回のオンラインミーティング)があったため、仲間と励ましあったり分からないことを質問し合いながら、みんなで勉強の習慣をつけることができました。

また、グループ学習プログラムが終わったあとも、シーメイトさん同士で作るコミュニティ(シーメイトさんが興味のあるコースや、共通点で繋がることで、目標に向かって頑張る仲間と交流したり、一緒に学ぶ機会を作ることができる場所)に参加することで、学習内容を深めることやモチベーションアップにもなります。

実は、私がなりたい複業フリーランスも、小さいころから無意識にリスクを避けてきた現状維持バイアスも、シーメイトさんとの繋がりによって知った言葉です。繋がりのおかげで、夢の選択肢の広がりや自分の思考の癖を知ることができ、安定志向の私から一歩、外の世界へ踏み出せた実感があります。

ビジネスの世界で有名な大前氏によると、自分を変える方法は、「時間配分を変えること、住む場所を変えること、付き合う人を変えること」の3つと言われています。

(※PRESIDENT Online 「大前流「自分を変革する」3つの方法」 大前研一 2016年2月1日)

私はSHElikesに入会したことで、付き合う人を変えることの大切さを学びました。シーメイトさんは、どんなに大きい夢も否定することなく、挑戦を後押ししてくれる存在です。今度は、私が子育てと両立しながら複業フリーランスになることで、悩んでいる方に勇気を与えられたらと思っています。

もちろん、環境を変えるのは、勇気がいることだと思います。でも、私たちの人生は1回きり。「私の人生、このままでよいのかな……」と悩んでいるなら、一緒に一歩踏み出してみませんか?

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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 りこぴんさん)

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