「今の仕事って自分にあってる?」
自分のキャリアについて、こんな風に迷いを感じたことはありませんか?
2023年に行われた、20代〜40代女性を対象としたキャリアの悩みについてのアンケート結果で、最も多かった悩みは、「自分にあった仕事・働き方」でした。
そこで今回は、自分らしいキャリアを叶えるために、5分でできる毎日の習慣をご紹介します。
参考:@Press(「女性のキャリアの悩みランキング ~20代~40代の女性62人にアンケート調査実施~」)
「私のキャリアってここで終わり?」と思った日
私は現在、自営業をしている実家で働いています。何年かほかの会社で勤めていましたが、人手が足りないとの理由から実家で働くようになって10年ほど経ち、急に思ったのです。
「私のキャリアってここで終わり?」
言われるままに転職し10年間が過ぎた今、「このまま受け身の姿勢で働いていいの?」「自分らしいキャリアってなに?」と思うようになりました。
厚生労働省はキャリアを、「時間的持続性ないし継続性を持った概念」と定義しています。
キャリアとは現在の仕事、出世などの瞬間の結果というよりも、もっと長いスパン、働くことに関連するプロセス全体のことを指しています。
「キャリアが【長いスパン】のことなら、40歳を過ぎた私も自分らしいキャリアを考えていいはず!」
そう思い、行動することにしたのです。
とはいえ、実家の仕事も放り出すわけにもいかなかった私は、まず毎日5分でも自分のプラスになる習慣を始めようと思いました。
では、どんなことを習慣にしたのか、具体的にご紹介していきたいと思います。
参考:厚生労働省(「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」 報告書について)
ジャーナリングをする
キャリアに対して具体的なビジョンがなかった私は、まず自分と向き合う必要があるため「ジャーナリング」を習慣にしようと考えました。
ジャーナリングとは「書く瞑想」とも呼ばれ、頭の中に浮かんだことを紙に書き出していくこと。
ジャーナリングには大きく分けて三つの効果があります。一つ目は、健康に関する効果、二つ目は社会的・行動的な効果、三つ目は心理学的効果です。
私が注目したのは三つ目の心理学的効果。習慣的に自己認識を深めることによる気づきが得られることが期待できます。自分らしいキャリアを考えていく上で、自己認識による気づきは大事な部分。5分でも効果があるので、私のように「ジャーナリングが初めて」という方にもおすすめです。
具体的なジャーナリングの方法を簡単にご紹介します。
・書き出すノートとペンを用意する
・お題を決める
・お題について5分間書き続ける
お題は「人生における最優先したいものは?」「人間関係で一番大切にしたいことは?」など自己認識に関することがおすすめ。Webでお題を検索してみてもいいかもしれません。
慣れないうちは、たくさん書くことはできませんでしたが、だんだん「誰に見せるわけでもないし」と割り切って自分を深堀りできるようになりました。
習慣化のハードルを下げたい方は、ジャーナリングができるスマホアプリもあるので、利用してみるのもいいかもしれませんね。
参考:コグラボ(書く瞑想「ジャーナリング」とは?やり方・お題例、アプリやノートの活用方法まで徹底解説)
「やること宣言」をSNSで発信をする
「習慣化する大切さはわかっているけど、三日坊主になってしまう」
そんな私が実践しているのは「やること宣言」をSNSで発信することです。
毎日なので、文字だけで完結するXや、24時間で消えるインスタグラムのストーリー機能のように気軽にできるものがいいでしょう。
SNSのような公の場でやることを宣言をすることの効果は、周りに宣言したからにはやらないと、という責任感が生まれ、モチベーションが上がることです。
モチベーションを上げるにはコツがあります。
宣言の内容は、目標の具体的な数字を決めて、プロセスを明確にします。数字を決めるのは、あとでどのくらい達成できたか確認することができるため。
たとえば、資格取得の勉強をするとします。
「今日は資格の勉強をする」と宣言するより、「今日は資格の勉強をテキストの2章から4章まで、仕事帰りのカフェで行う」と宣言した方が、達成できたかどうかを確認することができます。
やること宣言をすると1日のシミュレーションにもなるので、「毎日忙しくてバタバタしちゃう」と思うときこそ効果的。
やること宣言をSNSで発信して、上手に自分のモチベーションを上げてしていきましょう。
ミニ読書をする
「積読(つんどく)」が得意な私。買った本、図書館から借りた本、自宅にはたくさんの読んでいない本があります。
そこで5分だけ本を読むミニ読書を始めることにしました。
ビジネス書ならひとつのトピック、小説ならひとつの場面であれば5分で読めます。ミニ読書のメリットは気軽に、でも確実に本を読み進められること。
読書にはこんなメリットもあります。
S・J・スコット氏の著書『人生を大きく変える 小さな行動習慣 Habit Stacking』では、読書には頭のエクササイズや、集中力のアップ、ストレス軽減の効果があると紹介しています。ただ知識が得られるだけではなく、精神面でもメリットがある読書。「ちょっと疲れたな」と思ったときに、お気に入りの本をめくってみるのもよさそうですね。
私は、毎晩お風呂のお湯が溜まるまでの時間をミニ読書にあてています。本はそのまま脱衣所の棚に入れておくので、棚を開けるたびに目につき忘れることはありません。
知識を得るためやリラックスのために、5分のミニ読書を毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。
おわりに【SHElikesとの出会い】
これまでご紹介した、5分でできる習慣をコツコツ積み重ねていくうちに、「私はもっと自由な働き方をしたいんだな」と自分の理想のキャリアがわかってきました。
「時間や場所に縛られない働き方」=「フリーランス」という考えがあったので、フリーランスのことを調べていくうちに出会ったのがSHElikes。
SHElikesは40以上の職種スキルを定額で学び放題・オンライン完結可能な女性向けキャリアスクール。さまざまな職種スキルがつまみ食いで受講できるのが大きな特徴です。
興味をもったものの、しばらくは入会に踏み切れないでいました。
でも悩んでいる時間がもったいなく感じ、体験レッスンに参加。そのまま入会して、SHElikesで学習を続けています。
現在はWebライティングコースを学習しつつ、Webマーケティングコースをつまみ食いで受講しています。
ほかにも、インスタグラムの活用、効果的な写真・動画の撮影法など、興味にあわせて気軽にインプットできる単発のレッスンがあるので楽しんで学習を進めています。
SHElikesを受講しフリーランスとして活躍している方たちを見て、ひとつの職業に縛られない、複数のフィールドで自分らしいキャリアを生きることが今の私の目標となりました。
最初は5分の小さな習慣でも、コツコツ積み重ねていくときっと大きな変化がうまれるはず。
この記事がみなさんの自分らしいキャリアを見つけるきっかけとなれば幸いです。
************
本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 kumikoさん)
SHElikesについて
https://cutt.ly/cwv7g0aJ
自分らしいキャリアのヒントに出会えるメディア、SHEsharesはこちらhttps://shares.shelikes.jp/