「こんなはずじゃなかったのに……」
今までの人生の中で、誰しもが感じたことがある感情ではないでしょうか?
この何も上手くできないときの感情を筆者は「自己”無力”感」と呼んでいます。
そして、それと対をなすのが「自己効力感」。
自己効力感は「私にもできる!」と思える状態になっていること。
自己効力感とは?定義から高める方法まで詳しく解説 | オンライン研修・人材育成 – Schoo(スクー)法人・企業向けサービス
では、自己”無力”感はなぜ現れてしまうのか、そこから脱出するためにはどんなことが必要なのか、筆者の経験をもとに解説していきます。
合言葉は「人生はオセロ!自己”無力”感をひっくり返せ!」
自己”無力”感が現れる原因とは?
自己”無力”感が現れてしまう原因はあります。
その感情が現れる前、おそらく「できた」経験があったのではないでしょうか。
たとえば、文章が上手く書けた経験。
できたからこそ、また書いてみる。
しかし、残念なことに次も上手くいくとは限らないのです。
そして、自己”無力”感が現れるというわけです。
終わり、もがき、そしてはじまる
「こんなはずじゃなかった」と絶望したとき、高まっていた気持ちがプツンと切れてしまいますよね。
「どうすればいいんだろう」と悩み、モヤモヤして自己嫌悪に陥ってしまう。
しかし、「私なんて」と思わないでください!
どんな人でも次のステップに進む前に「悩み、もがく期間」が存在します。
その苦しい時期を「ニュートラルゾーン」といいます。
悩みや迷いが吹っ切れたとき、自分の納得のいくような再スタートをきることができる。
そのとき、自己”無力”感は自己効力感に変わっているのです。
自己”無力”感が自己効力感に変わった実体験
ここから、筆者の経験をもとに解説していきます。
まず、私の「できた」経験。
それは、感想文や小論文を書くことが得意だったこと。
何かお題が与えられればすぐに構成を思いつくし、頭の中の情報で800字なんてあっという間に書いてしまうタイプでした。
「得意かも?」と文章を書く仕事に興味を持ちました。
しかし就職して数年、とあるきっかけで自分のスキルの棚卸をしたとき、得意だと思っていた「書くこと」を証明できるスキルも実績もないことに気がつきました。
さらに、採用担当として自社の紹介やアピール記事を作成していく中で、「学生ってこんなこと知りたいかな?」と指摘されることが多く、自分の書いていた文章は「独り言」だと気づかされました。
「得意」が終わったこの時期から、私のニュートラルゾーンが始まります。
整理してみると、私は何とか理想にしがみつこうと「悪あがき」をしていました。
3つの悪あがき
もやもやする日々から何とか脱したいと思っていたものの、何をすればいいのか分からないともがいていたある日。
InstagramにSHElikesの広告が流れました。
その広告がきっかけで、私の悪あがきがスタートします。
1.SHElikes入会
「書くこと」を諦められない往生際が悪い私。
ライターとして活躍する日を夢見て、SHElikesに入会。
SHElikesはさまざまなクリエイティブスキルをオンラインで学ぶことができる女性向けのキャリアスクールコミュニティです。
たくさん魅力的なコースがあるのにも関わらず、書くこと以外に目もくれず、ライティングコースを一気に受講しました。
目から鱗の文章の書き方を学び、どれほど独りよがりだったかを実感……
次々と課題を提出して、フィードバックをもらうことがモチベーションになっていました。
しかし副業NGだったため、お仕事にチャレンジする勇気もなく、課題を出したことに満足してしまいました。
2.デザイン・マーケティングへの寄り道
ライティングコースが終わってしまい、モチベーションが下がっていたとき。
せっかくだから、やったことないことでもやってみようとデザインやマーケティングコースを受講。
SHElikesにはライティングだけでなく、デザインやマーケティング、ビジネス知識、起業、データ分析など、日々勉強できるコースがアップデートされています。
今まで触れてこなかった世界に気軽にチャレンジできます。
トライしてみて、「違うな」と思ったらほかのコースを始めるもよし。
いろんなコースをつまみ食いできるのがSHElikesのいいところなんです。
デザインやマーケティングが楽しくなり、ライターになる夢を忘れていた時期。
コミュニティイベントでライターとして活躍しているシーメイトさんを見るたびに、別世界の人だと思っていました。
ただひとりで、もくもくと「学ぶことだけ」を楽しんでいました。
※シーメイト:SHElikes受講生の総称
3.ダメもとでのコンペ継続
寄り道しながらもやはり往生際が悪い私は、ライターコンペには参加し続けていました。
継続していくうちに、「とりあえず出せばいい」という気持ちから、少しずつ「選ばれたい」と思うようになっていきました。
書く。選ばれない。また書く。また選ばれない。
ほかの入賞者の作品を読んで、足りないところはどこか分析。
いつの間にか、読者像を考えるようになり、記事に載せる画像を自分で作っていました。
デザインやマーケティングへの寄り道が活きていたんです。
本業が忙しくて時間がとれなくても書く。自信がなくても提出し続けました。
※コンペ:SHElikes内で定期的に実施されているお仕事の案件コンペ(報酬有!)。
そして、大逆転の一手
SHElikesで過ごす毎日を楽しめるようになり、別世界の人だと思っていたシーメイトさんが運営するコミュニティにも入ろうとした矢先。
私はコンペに選ばれました。
コンペチャレンジから半年以上たってようやく巡ってきたチャンス。
このコンペは入賞しても報酬を受け取らないことも可能なので、副業NGでも参加できます。
しかしここで動かなかったら、本当にただの悪あがきで終わってしまう!
選ばれた勢いそのままに、勇気を出して副業の許可を取り、今晴れてライターとして活動ができています。
ずっと置き続けていた「私にはできない」という自己”無力”感の黒い駒。
「私にもできる」、自己効力感の白い駒で全部ひっくり返すことができました。
大逆転の一手チャンスは突然に
過去の経験が未来の自分を作る、とよく聞きますよね。
みなさんが過去に感じたこと、今感じていることは後悔や自己無力感かもしれません。
しかし、その経験がなければ今進んでいる道を選択していなかったのではないでしょうか?
泥臭くても、がむしゃらでもやれることをやる。
無駄になることなんて、ひとつもない。
もがいている間に、いつの間にかオセロをひっくり返す準備はできています。
大逆転の一手で、理想の自分を実現しましょう!
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 Machiさん)
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