フロントエンドエンジニアとは?仕事内容や未経験者に必要なスキルも解説!

フロントエンドエンジニアとは?仕事内容や未経験者に必要なスキルも解説!
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ライター 島田 史
美容・医療・ビジネス分野などで活動中のフリーライター。 2016年よりライター活動を始め、2019年に個人事業を開業。 保有資格を活かして美容分野を中心に、多くのwebメディア等で、執筆・記事企画・美容記事監修・撮影・取材などを担当。 保有資格:日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ®︎、化粧品成分検定1級 化粧品成分上級スペシャリスト、一般社団法人 薬機法医療法規格協会YMAA認証マーク取得、など

フロントエンドエンジニアとは、Webサイトやアプリのユーザーから見える部分(フロントエンド)の開発や画面設計を担当する職種のことです。具体的にいうと、Webサイトのホーム画面のデザインやボタン、ナビゲーションメニューなどは全てフロントエンドエンジニアの担当領域になります。

本記事ではフロントエンドエンジニアの仕事内容や必要なスキル、平均年収、キャリアパス、未経験からの目指し方などを解説します。

ITエンジニアやWebデザインの仕事に興味のある方はぜひお役立てください。

フロントエンドエンジニアとは

フロントエンドエンジニアとは、Web制作・運営におけるフロントエンド側を担当するエンジニアのことです。フロントエンドとはWebサイトやアプリケーションにおいて、ユーザーから見えるブラウザ側(クライアント側)を指します。例えばWebサイトのホーム画面やログイン画面のデザイン、ナビゲーションメニュー、ボタンなど、ユーザーから見えたり触れられる部分はすべてフロントエンドです。一方、フロントエンドからのクリックやデータ入力の指示に基づいて、データ処理や保存などの動作を行うWebサーバー側をバックエンドといいます。

フロントエンドエンジニアはデザイナーが設計したデザインをもとに、HTML、CSS、JavaScriptといった多様な言語を扱ってユーザーが見やすいブラウザの設計や構築を行います。コーディング、プログラミング、バックエンドとの連携など幅広い業務を担当する職種です。

Webデザイナー・バックエンドエンジニア・コーダーとの違い

フロントエンドエンジニア同様、Web制作・運営に関わる職業にWebデザイナー、バックエンドエンジニア、コーダーがあります。フロントエンドエンジニアとは担当する業務が異なるので、違いを見ていきましょう。

Webデザイナーとの違い

Webデザイナーとは、Webサイトやアプリのデザイン制作を担当するクリエイター職のことです。クライアントの要望に合わせてWebサイト全体のデザインを設計し、illustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトを使ってデザインを制作します。

Webデザイナーとフロントエンドエンジニアが連携することにより、ユーザーから見られるフロントエンドを完成させます。一般的にはWebデザイナーがWebサイトのカラーやレイアウト、画像などのデザインを制作し、フロントエンドエンジニアがそのデザインをコーディングで実装する、といった流れです。

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バックエンドエンジニアとの違い

バックエンドエンジニアは、ユーザーの目に触れないサーバーサイドを担当するエンジニアのことです。フロントエンドエンジニアがユーザーから見えるブラウザ側の構築や開発を担当するのに対し、バックエンドエンジニアはサーバーの構築や保守、プログラム開発、データベース管理などを担当します。そのため、Webサイト制作において、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアは密接に連携し合うことが欠かせません。

コーダーとの違い

コーダーとは、HTMLやCSSを使ってWebデザイナーが指示するデザインどおりにWebページを実装する人のことです。フロントエンドエンジニアもコーディングを行いますが、コーダーよりも業務の担当範囲が広いのが一般的です。コーダーと同様、デザイナーの指示通りにデザインを実装する作業のほか、プログラミングやシステムの導入などフロントサイドの設計・構築に必要な業務全般が担当範囲です。

フロントエンドエンジニアの仕事内容

フロントエンドエンジニアの基本的な仕事内容は、デザイナーが設計したデザインをもとに、HTML、CSS、JavaScriptといった多様な言語を扱って、ユーザーが見やすいブラウザの設計や構築を行うことです。

コーディング、プログラミングのほか、Webサイトがユーザーに見つかりやすいようにするSEO対策をしたり、バックエンドと連携をとったりと、幅広い業務を担当します。現場によってはディレクションやWebデザインを任されることもあります。

フロントエンドエンジニアに必要な知識やスキル

フロントエンドエンジニアはフロントサイドの開発や設計全般を担うため、さまざまなスキルが必要になります。フロントエンドエンジニアに必要なスキルと知識を具体的に見ていきましょう。

HTML・CSS・JavaScript

フロントエンドエンジニアに欠かせないスキルが、フロントサイドの開発や画面設計に用いられるHTML、CSS、JavaScriptです。

HTMLはWebページを制作するためのマークアップ言語で、Webページに表示する文字や画像を指定したり、文字にリンクや見出しの役割を与えたりします。CSSは文字や背景を装飾したり、HTMLで構築したWebサイトを見やすく整理したりするスタイルシート言語です。JavaScriptはWebページに動きをつけるためのプログラミング言語のことです。ボタンに触れると別ウィンドウが開くポップアップウィンドウや画像が自動で切り替わるスライドショー、パーツのアニメーションなどが実装できます。

プログラミング言語

フロントエンドエンジニアは上記で解説したJavaScriptなどのプログラミング言語を扱い、コーディングやプログラミングを行います。特に必要とされるプログラミング言語はWebページに動きを与えるときに必要なJavaScriptと、Webサービス開発に特化したPHPです。PHPはサーバーサイドで動作するプログラミング言語なので、バックエンドの知識を深めるために知っておくとよいでしょう。Webサイト制作に使用されるCMS「WordPress」でもPHPが用いられているので、フロントエンドエンジニアでも利用する機会が多いです。

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CMS構築

CMS(コンテンツマネジメントシステム)とは、HTMLやCSSの知識がなくてもWebサイトが構築できるシステムのことです。実際の現場ではCMSを使ってWebサイトを構築するケースが非常に多いので、フロントエンドエンジニアもスキルを身につけておくとスムーズでしょう。

CMSの代表的なものとして、WoedPressが挙げられます。WordPressは専門知識がなくてもコンテンツの制作や構築ができるので、企業のWebサイトから個人のブログにまで活用されています。

UI・UX設計

UI・UX設計とは、ユーザーにとって利用しやすいWebアプリやサービスの設計のことです。UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザーと製品やサービスをつなぐすべての接点を指します。ユーザーのWebブラウザのデザインやフォントなど、ユーザーから見える部分すべてがUIになるので、フロントエンジニアの主な職務の対象といえるでしょう。UX(ユーザーエクスペリエンス)は製品やサービスなどを利用することによってユーザーが得る体験を指します。

フロントエンドエンジニアがユーザーが楽しく使いやすいWebサービスを設計・構築するためには、デザインやレイアウトを工夫したUI・UX設計を取り入れることが必要です。

SEO

SEO対策とは、検索エンジンから特定のキーワードで検索が行われた際、ランキングの上位に表示しやすくすることです。信頼性も高いコンテンツを提供したり、ツールを使ってSEOで上位を目指せるように工夫したりします。

検索エンジンからサイトに流入するユーザーは非常に多いので、Webサイトのアクセス数を増やすためにはSEOの知識とスキルが欠かせません。

フロントエンドエンジニアにおすすめの資格

フロントエンドエンジニアになるために資格は必要ありません。しかし、下記のような資格を取得しておくと、転職の際などにスキルを客観的に証明することができます。また、テキストを使った資格の勉強は、スキルや知識を体系的に学ぶことができるでしょう。

フロントエンドエンジニアにおすすめの資格を紹介します。

HTML5プロフェッショナル認定

HTML5プロフェッショナル認定」とは、フロントエンドエンジニアに欠かせないHTML5、CSS3、JavaScriptなどに関するスキルと知識を認定する認定制度のことです。

試験にはレベル1とレベル2があります。レベル1を取得すると、HTML5を使ったWebコンテンツの制作スキルやHTML5の基礎知識、スマートフォンなどさまざまなデバイスに対応したコンテンツの制作スキルの証明が可能です。レベル2を取得すると、JavaSprictなどを使って高パフォーマンスで動作する動的コンテンツを制作できるスキルや、システム間連携を行いリアルタイムな情報を提供するアプリを開発するスキルなどを証明できます。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定」とは、ウェブデザインに関する知識・技術・実務能力などが問われる国家検定のことです。試験は学科試験と実技試験のどちらもあり、HTMLやCSSのスキルやページデザイン・レイアウトのスキルなどウェブデザインに必要なスキルが試されます。インターネットの仕組みやネットワーク接続法、ウェブサイト運用管理に関する知識やスキルも試験範囲なので、フロントエンジニアに必要な知識を幅広く身につけることができるでしょう。

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Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験」とは、Webクリエイターに必要とされるWebサイト制作のデザイン能力やコーディング能力を認定する試験です。等級はスタンダードとエキスパートがあり、スタンダードは実技問題、エキスパートは実技問題と知識問題があります。スタンダードではHTML5を使ったマークアップやCSSによるWebページのデザインやレイアウトのスキルが試され、エキスパートではHTML5とCSSを使ったWebデザインのスキルのほか、JavaScriptの対応、新規サイトの構築などより広い範囲のスキルが試されます。

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基本情報技術者試験

基本情報技術者試験」とは、経済産業省が情報処理技術者としての知識・技能が一定以上の水準であることを認定している国家試験「情報処理技術者試験」の区分の一つです。基本情報技術者試験は「ITエンジニアの登竜門」とされています。プログラミング、コンピュータシステム、セキュリティ、プロジェクトマネジメントなど、IT業界で働くために必須とされるスキルの基礎知識が問われるため、フロントエンジニアを含めたITエンジニア全般におすすめの資格です。

フロントエンドエンジニアの平均年収

フロントエンドエンジニアの平均年収は、正社員の場合、約556万円*1です。国税庁による令和4年の日本の平均年収が458万円*2なので、日本の平均年収よりも100万円近く高くなっています。月の給料で換算すると46万円で、初任給は24万円程度が相場です。派遣社員の平均時給は2,248円、アルバイト・パートの平均時給は1,299円であり、正社員でなくても収入を得やすい職業といえます。

また、フロントエンドエンジニアは実力が重視される職業のため、経験やスキルによって年収が大きく変わっていきます。年代別の年収では50~54歳の平均年収がピークで666万円、20~24歳の平均年収が最も低く339万円です。

フロントエンドエンジニアの将来性、キャリアパスとは?

フロントエンドエンジニアは幅広いスキルを活かして仕事するため、キャリアパスは幅広く、将来性も明るいと予測されています。フロントエンドエンジニアの将来性とキャリアパスについてくわしく解説します。

将来性

フロントエンドエンジニアは求人数が多く、需要の高い職種です。スマートフォンやタブレットの普及により、将来性も明るいと言われています。

また、2023年に新型コロナウイルスが蔓延したことから、買い物などの消費者行動がオンラインへと移行しています。ユーザーの行動のデジタルシフトによって、Webサイト構築に関わるフロントエンドエンジニアの需要は、より高まっていくと予想できるでしょう。

特に、Webサイトやアプリの利用はスマートフォンを使ったアクセスが非常に多いため、スマートフォンやタブレットから使いやすいフロントエンドを構築できるスキルが大切です。フロントエンドエンジニアとして長期的に活躍していくことを目指すなら、常にユーザーのニーズの推移を汲み取り、時代に合ったWebブラウザを提供していきましょう。

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キャリアパス

フロントエンドエンジニアには、キャリアアップを目指す際のキャリアパスも豊富です。

キャリアパスの例として、以下のような職種に転職したり、昇格したりする人がいます。

WebディレクターWebサイト全体の企画・制作・運用・管理における責任者
Webデザイナーカラー、レイアウト、写真素材の加工などWebサイトのデザイン設計・制作を行うクリエイター職
UIUXエンジニアユーザーにとって見やすく、使いやすいWebサイトの構築・デザイン・プログラミングなどを担当するエンジニア
フルスタックエンジニアデザイン・コーディング・プログラミング・ディレクション・マーケテイングなど、Webサイト制作の全工程を担当するエンジニア

フロントエンドエンジニアのスキルを追求していくことで、フロントエンドエンジニアのスペシャリストを目指すこともできます。また、フロントエンドエンジニアはバックエンドエンジニアと密に連携してシステムを設計していく必要があるので、サーバーサイドのスキルや知識を持っておくことで、IT業界でより貴重な人材になるでしょう。

未経験からフロントエンドエンジニアになるには?

未経験からフロントエンドエンジニアを目指す場合、コーディングやプログラミングなどのスキルを習得する必要があります。フロントエンドエンジニアになるためのスキルの習得方法を紹介します。

学習サイトやスクールを使ってスキルを習得する

フロントエンドエンジニアはスキルを証明できれば未経験でも目指すことができる職種です。コーディングやプログラミングの業務経験がない場合、まずはHTML、CSS、JavaScriptなどを扱えるスキルを習得しましょう。

最初は書籍や学習サイトを使用して、IT業務やプログラミングの知識を学び、実際にプログラミングソフトで手を動かして慣れていくとよいでしょう。しかし、未経験からプログラミングを独学すると挫折する可能性が非常に高いので、なるべくプログラミングスクールなどを利用して習うのがおすすめです。

案件に応募したり、就職先を探したりする際は、プログラミングやコーディングスキルを用いて制作したポートフォリオ(作品集)を用意しましょう。上記で紹介したような資格の取得も、スキルや知識の証明になります。

Webコーダーやマークアップエンジニアになってスキルを習得する

フロントエンドエンジニアになるには、HTMLやCSSを扱うWebコーダーやマークアップエンジニアの経験を経て、キャリアアップする流れが一般的です。コーダーとして企業に就職すれば、キャリアアップでフロントエンドエンジニアになりやすいでしょう。

また、フロントエンドエンジニアの求人はHTMLやJavaScriptの実務経験や、コーダーやWeb制作経験を条件としていることが多いです。プログラミングやコーダーとして働くことで、フロントエンドエンジニアに転職しやすくなります。

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フロントエンドエンジニアとはユーザーから見える部分を設計・開発するエンジニアのこと

フロントエンドエンジニアとは、ユーザーが見える部分のデザインやシステム開発などを担当するエンジニアのことです。フロントエンドエンジニアになるには多くのスキルが必要ですが、IT化が進む現代において重宝され、将来性が明るい職種と言えるでしょう。

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※出典
*1:「求人ボックス」フロントエンドエンジニアの仕事の平均年収は556万円/平均時給は1,299円!給料ナビで詳しく紹介より
*2:「国税庁」令和4年分 民間給与実態統計調査より

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。