ITとは?IT関連用語や仕事をわかりやすく解説

ITとは?IT関連用語や仕事をわかりやすく解説
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ライター 岩崎奈々
関西大学 社会学部卒業。在学中は国際協力を行う学生団体に所属し、広報やメディア発信に従事。新卒で凸版印刷株式会社に入社し、無形商材の営業を担当。フリーランスとして独立し、現在は主にインタビューライティングやSEOライティングをメインに活動中。その他メディア立ち上げやコンテンツ運営も実施。
エディター 古澤 椋子
鹿児島大学大学院水産学研究科修了。水産系社団法人にて、水産に関わる調査研究、行政との折衝などを経験したのち、水産系ベンチャーにて、広報を担当。2023年からフリーライターとして活動を始め、主にエンタメ系の記事を執筆。SHElikesでキャリア、マインド共に変化した経験から、SHEsharesのライターを務める。

「IT技術」は、近年ますます注目度が高まっています。ITは普段の生活やビジネスにも欠かせない存在になっている一方で、そもそも「ITとは何を指すの?」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、ITの言葉の意味やDXとの違い、ICTやIT企業などのIT関連用語10選を紹介します。ITスキルを身に付ける方法にも触れているので、IT業界の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

ITとは?わかりやすく解説

ITとは「Information Technology」の略称のことで、情報技術の総称を意味します。簡単に述べると、インターネットやスマートフォン、パソコンなどを使って「情報の収集・保存・活用」する技術は、すべて「IT」です。

スマートフォンなどの情報端末をはじめ、普段使用している電子マネーや交通ICカードなどもITに含まれます。今では私たちの生活に欠かせない技術になっており、さまざまな業種・分野への導入も進んでいます。

IT市場は毎年拡大を続けており*1、IT企業の数が増えること、ITスキルを有した人材の需要が高まることが予想されるでしょう。

IT企業とは?

IT企業とは、情報技術(IT)に関連する製品やサービスを提供する企業のことです。世界的に有名なIT企業としては「GAFA」が挙げられます。

「G:Google」「A:Apple」「F:Facebook」「A:Amazon」の通称で、いずれもインターネット・情報技術に関連する企業です。IT企業と言っても、端末機械の開発やネット通信など、さまざまな分野があります。

身近な存在としては、携帯・ネットの通信キャリアなどもIT企業に含まれます。

DXとの違いは?

DXとは「Digital Transformation(X-formation)」の略称で、「デジタル技術を駆使した変革」を意味する言葉です。

IT化が情報技術を活用して業務プロセスの効率化を図るのに対し、DX化はIT技術を用いて業務プロセスやビジネスモデルそのものを変革させることを指します。

つまり「IT化」は、「DX化」を成功させるための手段であると言えます。ITは情報技術そのもの、DXは情報技術を用いた業務やビジネスの改善と覚えておくと、わかりやすいかもしれません。

IT関連用語10選を紹介

ITが発達する現代において、ITに関連した用語を耳にすることが増えてきました。業種によっては、仕事で活用する機会もあるかもしれません。近年使用されることが増えてきたIT関連用語10選をご紹介します。

ICT

ITとよく似た言葉として、ICT(Information and Communication Technology)が挙げられます。情報通信技術を意味する言葉ですが、基本的にITと同じ意味で使用される場合が多いです。

ただし、ICTには「情報を伝達・活用する」という意味合いが含まれており、ITに比べて「情報を駆使したコミュニケーション」に重きを置いているのが特徴です。

IoT

「Internet of Things」の略称であるIoTは、家電・建物・自動車などのモノが、インターネットを通じてつながる仕組みや技術のことを指します。

たとえば「外出先からスマホを使ってエアコンを操作する」「スマートスピーカーで音楽を再生する」などは、IoTの具体例と言えるでしょう。

近年では、IoTの仕組みを使った家電や住宅を、「スマート家電」「スマートハウス」と呼ぶこともあります。

IT業界

IT業界とは、その名の通り、IT技術を用いた製品やサービスを展開する企業が属する業界のことです。IT業界には多様な業種や職種があり、分野に応じて下記5種類に分けられます。

  • ソフトウェア業界:OSソフトやアプリなどのプログラムを開発する
  • ハードウェア業界:パソコンやスマホなどハードウェアに関連する機器を製造する
  • 情報処理サービス業界(SI):情報システムの企画・開発から保守・運用まで行う
  • インターネット・Web業界:Webサイトやインターネット広告、EC通販、SNSなどに関連したサービスを提供する
  • 通信インフラ業界:スマホやWi-Fiなど通信サービスを消費者に提供する

IT業界がおこなう事業は、防災や医療などあらゆる面で重要な役割を担っており、現在日本において欠かせない業界と言えます。

IT企業

IT企業は、ソフトウェアや情報処理サービスなど、情報技術を活用した製品やサービスを提供する企業のことです。

日本にもNECやNTT、楽天など多くのIT企業があります。生活インフラとも言えるIT技術を扱っている企業の需要は、今後ますます増加していくでしょう。

ITスキル

ITスキルとは、情報技術に関連する知識や技術のことです。ITを扱ううえで必要なプログラミングやコーディングといったスキルはもちろん、ITを駆使したコミュニケーションスキルや文章作成スキルなども含まれます。パソコンやインターネットを操作して情報を収集するなども、ITスキルのひとつです。

また、ITスキルを測る指標として、経済産業省が立ち上げた「ITSS(ITスキル基準)*2」があります。IT領域で求められる11の職種別に7段階のレベルを設け、ITスキルを測るものです。

ITSSを人事考課に取り入れている企業もあり、IT業界で活躍したいと考えている場合は、ITSSの取得を目指すのもひとつの方法と言えます。

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ITリテラシー

ITリテラシーは、IT技術を正しく理解し適切に活用する能力のことを指します。インターネットを使った情報収集やプログラミングスキルをはじめ、セキュリティへの理解や情報モラルに配慮したITの活用など、ITリテラシーは非常に多岐にわたります。

ITを安全に使いこなすためには、ITがもたらす効果だけでなくITの危険性も理解しておくことが大切です。特に近年では、SNS上での炎上や不適切投稿などが問題視されており、社員がITリテラシーを持っているかを重要視している企業も増えています。

ITベンダー

ITベンダーは、ハードウェアやソフトウェアなどのIT関連製品を製造・販売する企業のことです。担当する業務によってシステムベンダーやクラウドベンダーなどの種類があり、情報システムの開発から保守までを一貫して行うITベンダーは、Sler(システムインテグレーター)とも呼ばれます。

ITベンターの中には、政府機関や大手企業のシステム開発に関わり、技術的サポートを担う企業もあります。社会の需要に合わせてIT製品を製造することで、IT社会を発展させる重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

ITエンジニア

ITエンジニアは、IT製品やサービスの開発・設計に携わる技術者の総称です。SE(システムエンジニア)をはじめ、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、プログラマーなどがあり、それぞれの職種によって業務内容が異なります。

基本的には、エンジニアリング(工学)に関する専門的な知識や技術を有する人を指すと考えておきましょう。IT技術の発展に伴ってITエンジニアの需要も拡大しており、興味さえあれば未経験からでも挑戦しやすい職種です。

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AI

人工知能と訳されるAIは、人間が行う知的作業をコンピューターが模倣できるようにしたプログラムのことを指します。人間にしかできないと言われていた、記憶・判断・推論・学習・課題解決などができるように開発が進められているIT技術の一種です。

身近な例としては、お掃除ロボットやカスタマーサービスのチャットボットなどが挙げられるでしょう。近年では、対話型AI・文章生成AIなども話題を呼んでおり、IT技術の成長に大きく寄与する要素だと言えます。

ビッグデータ

ビッグデータとは、人間では把握しきれないほど膨大なデータのことを意味します。

明確な定義はありませんが、一般的には「Volume(量)」、「Variety(多様性)」、「Velocity(速度または頻度)」という「3つのV」を備えているのが特徴です。近年では「Veracity(正確性)」と「Value(価値)」を追加した「5つのVを備えていること」と定義される場合もあります。

また、ビッグデータを適切に活用することで、企業が受けるメリットも多くあります。たとえば、ECサイトでの消費者の購入履歴や配信サービスにおけるユーザの視聴動向を精密に分析できれば、施策改善や効率的なカスタマーサクセスにも大きく役立てることができます。

ビッグデータは、企業経営やマーケティングにおいても重要な要素だと言えるでしょう。

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IT業界は人材が不足している?

IT技術の需要が急速に高まったことで、IT業界では人材不足が大きな課題となっています。経済産業省が公表している「IT人材需給に関する調査*3によると、2030年には最大約80万人のIT人材が不足するとされています。

IT需要の拡大に供給が追い付いていないことが主な要因ですが、少子高齢化に伴う労働人口の減少も大きな要因のひとつです。特に今後は、AIやIoTに対応できる「先端IT人材」の需要が増加すると見られており、今後も人材不足は加速すると考えられるでしょう

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ITスキルを身につける方法

人材不足が深刻なIT業界は、未経験からでも転職しやすい業種と言えます。IT業界へ挑戦したいと考えている方は、まずITスキルを身に付けるところから始めましょう。

ITスキルを身に付ける方法としては「資格の勉強」と「スクールに通う」という2つの選択肢があります。

資格の勉強をする

未経験からIT関連の職種に挑戦する場合は、資格の取得を目指すのがおすすめです。資格取得に向けて勉強を進めることで、必要な知識を体系的に学ぶことができます。また、実務経験がなくても、資格を取得することである程度のスキルや知識を有している証明となります。

IT人材として活躍するために必須の資格はありませんが、ITパスポートや基本情報技術者などの国家資格を取得していると有利に働く可能性があるでしょう。資格勉強は独学でも可能なので、ぜひ下記の記事を参考にして合格を目指してみてください。

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スクールで学ぶ

ITスキルを効率的に身につけたい方は、キャリアスクールを利用するのもおすすめです。女性向けキャリアスクールのSHElikes(シーライクス)では、WebデザインやWebマーケティング、ライティングなど、IT企業でも役立つ多種多様なコースが用意されています。

「未経験からIT業界に転職したい」「IT系の副業を始めたい」という方は、ぜひチェックしてください。

ITとは情報技術のこと、必要なスキルを身につけよう

情報技術を意味するITは、普段の生活や企業経営に欠かせない存在です。IT人材の需要は今後も高まると予想されているため、今のうちからITスキルを身に付けておけば、IT業界で活躍できる可能性が広がるでしょう。

「スキルはないけどIT業界に転職したい」「独学で学ぶ自信がない」という方は、ぜひ1度SHElikesの無料体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。

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出典
*1:総務省 令和4年版情報通信白書 第2部 第3章 第1節「ICT産業の動向」
*2:独立行政法人情報処理推進機構(IPS) ITスキル標準(ITSS)
*3:経済産業省 IT人材需給に関する調査、p30「IT 人材需給に関する主な試算結果③」

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。