大事な会議を控えている日に「今日を乗り越えたらコンビニスイーツを買って帰ろう」と決めたり、苦手な人のいる飲み会で「これに耐えたら明日は1日好きなことをして過ごそう」と決めたり。
自分自身にご褒美をあげて自分を励ます。そんな経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。
自分の機嫌を取ることは、自分らしく穏やかに過ごすためには欠かせません。
ではその自分へのご褒美を先取りしてみませんか?
実は自分の好きなことや幸せを感じることは朝に行うのがよいのです。
なぜ朝がよいのか、マツダミヒロ著『朝1分間、30の習慣。ゆううつでムダな時間が減り、しあわせな時間が増えるコツ』を読んで知りました。
自分が好きなこと、しあわせを感じることは、1日のなかの早い時間帯におこないましょう。それが自分で自分の機嫌をよくさせ、その後のモチベーションアップに直結します。
『朝1分間、30の習慣』P.30
今回は、朝に好きなことをした結果1日をご機嫌に過ごせるようになった私が、実際に行っている朝の楽しみをご紹介します。
『朝1分間、30の習慣』から学ぶ朝時間の大切さ
マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した「朝活に関する調査(2023年)」によると、過去も含めた朝活経験者は、回答数1100人のうち24.3%とのこと。
「朝活」という言葉が広がっているのも、朝に何かをすることが生産性や幸福度を上げると体感している人が多いからです。
書籍『朝1分間、30の習慣』では、自分が好きだと感じることを朝に行うのを勧めています。
朝に好きなことをするほうがいい理由
空っぽの状態に好きなものを入れることで、しあわせを感じる。
『朝1分間、30の習慣』P.29
書籍では「空っぽの状態」が「朝」を指し、朝に好きなことをするのが最大のしあわせを感じるコツだといいます。
たとえば好きな食べ物を後に取っておくと、お腹がいっぱいの状態で美味しさを味わえないけれど、先に食べるとお腹が空いている状態で1番美味しさを味わえる。という具体例に納得しました。
私の場合は読書が好きなのですが、仕事終わりの頭も身体も疲れている状態で本を開いても内容が頭に入ってこないことがあります。これは「空っぽの状態」ではないから。
試しに朝読書してみたところ、本の内容がスッと頭に入ってきて、清々しい気持ちになりました。「空っぽの状態」で好きなことをすると、普段よりも「好き」な気持ちを純粋に感じられます。
目が覚めてすぐに考えるとよいこと
朝起きてすぐに、その日、楽しみなことを意識する。
『朝1分間、30の習慣』P.24
目覚めてすぐの頭が真っ新の状態はとても貴重な時間。にもかかわらず「今日はミーティングで発表しなきゃいけないんだ……」「あの資料今日までだっけ、早くやらなくちゃ……」とネガティブな思考を抱いていてはもったいないです。
そこで、その日の楽しみに意識を向けて、ポジティブな気持ちにすることが大切だといいます。特別なことがなくて楽しみが見つからないときは、自分で楽しみを作ってしまうのもオススメです。
自分で楽しみを作ることについては次でご紹介します。
朝が苦手な私から、朝が楽しみな私に
好きなことは朝に行ったほうがよいとわかったところで、朝起きるのが苦手な人もいるでしょう。私は朝が得意なタイプではないので「そもそも朝に好きなことをやる時間が作れない」と感じていました。
ところが「朝に好きなことをする」と決めただけで気持ちよく目覚められるものなんです。
楽しみを思い出すと目が覚める
書籍を読んで、知人に水出し紅茶のティーバッグをもらった日のことを思い出しました。ティーバッグの水出しは、水に茶葉を入れて冷蔵庫で一晩おきます。その場ですぐに飲めないので、前日の夜には、次の日に飲むことを楽しみに冷蔵庫に入れるんです。
すると次の日の朝、いつものように「起きられない……」と布団の中でゴロゴロするのではなく、「あっ紅茶飲もう!」とウキウキした気持ちですんなり布団から出られました。
私の考える朝の楽しみ
書籍の内容と過去の経験から、現在私は朝に1つ楽しみを作ることを意識して暮らしています。そのおかげで私らしくご機嫌に過ごせています。
具体的には以下のように、明日の朝には何をしようかを前日の夜に考えてから眠りについています。
ご機嫌に起きると、時間が生まれる
・美味しいとオススメされたスコーンを買ってみた。明日の朝はスコーンを焼いて紅茶を淹れよう。
・スーパーでカットフルーツが安く買えた。朝ごはんにしよう。
・朝起きたら、髪の毛をいつもより丁寧にセットしよう。
・新しいアクセサリーを買った。明日の朝に何をつけようか選ぼう。
・爪を整えたいな。明日は休みだし朝にゆったりやろうかな。
書籍は「早起きしましょう」と主張しているわけではなく、「自分が起きた時間が”朝”であり、起きたあとの時間を充実させる」ことにポイントを置いています。これなら朝に苦手意識があっても前向きに取り組めます。
そして早起きを意識しなくても、目が覚めて布団の中でダラダラ過ごす時間がなくなるだけで、朝の時間を有効に使えるようになります。「あと5分、あと5分」とスマホでメールやSNSをチェックする時間がなくなるのです。
朝時間で「SHElikes」を始めた
朝のダラダラ時間がなくなっただけで、やりたいことができるようになります。
私は朝の時間を『SHElikes』での学習の時間にして、自分のスキルアップやインプットのために時間を使えるようになりました。
SHElikesは女性のためのキャリアアップスクールです。40種類以上の講座をオンラインで受講できます。自分の好きなタイミングで動画学習を進められるため、朝のちょっとした時間にもぴったりです。
学習も「私の好きな時間」の1つに
今では「朝学習すること」自体が朝の楽しみの1つになっています。SHElikesで一緒に朝活ができる仲間ができたからです。
朝起きて「今日は頑張りたい!」気分のときには『もくもく自習室』を利用します。もくもく自習室はSHElikesの受講生なら誰でも利用が可能。24時間好きなタイミングでZoomに入室し、オンライン状態で他の受講生さんと同じ空間で作業ができます。
もくもく自習室に入り、他の受講生さんと「おはようございます」「お疲れ様です」とチャットで挨拶を交わして、自分の作業に集中する。これだけで朝からよい気分になれます。
おかげでご機嫌に1日のスタートを切ることができ、1日中ご機嫌が続きます。
ご機嫌な1日を過ごすには、ご機嫌な朝から
起きてすぐの時間は、幸せを感じるのに最も適している時間です。朝に好きなことをして、朝からご機嫌に過ごすのが、日々を私らしくご機嫌に過ごす近道。
あなたは朝何をしたら幸せを感じますか?あなたの好きなことは何ですか?
まずはあなたの幸せを見つけるところからはじめてみてください。そして、その幸せを朝起きたときに思い出してみてください。
きっといつもよりもご機嫌に過ごせるはずですよ。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 星井優利さん)
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