女性エンジニアはつらいって本当?よくある悩みや割合を紹介

女性エンジニアはつらいって本当?よくある悩みや割合を紹介
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ライター Matsuo
ライター|元プログラマー

IT業は依然として男性比率が高い傾向があり、女性エンジニアは少数派です。そんな環境において理解の不足を感じたり、キャリアパスが曖昧になってしまったり、女性エンジニアは「つらい」という声を耳にすることがあります。ですが女性がエンジニアとして働くことには、メリットも多くあります。

この記事では、女性エンジニアが少ない理由とよくある悩みを踏まえて、女性エンジニアに向いている人の特徴を紹介します。女性エンジニアの実態について関心がある方は、ぜひ参考にしてください。

女性エンジニアの割合

女性エンジニアの割合は年々増加していますが、依然として男性比率が高い傾向にあります。求人検索エンジン「Indeed(インディード)」が2022年3月に行った「IT技術関連職のジェンダーギャップ」実態調査*1では、チームや部署の男女比について男性が6割以上(女性が4割以下)と回答した人が全体の73.2%にのぼりました。

男女平等が進む中で、もっと多くの女性がエンジニアとして活躍できるよう、現場でのサポートや理解が求められています。

女性エンジニアが少ない理由とは?

女性エンジニアが少ないことには様々な理由が考えられます。そのうちの一つとして挙げられるのは、「IT技術関連職 = 男性」といった先入観です。またIndeed「『IT技術関連職のジェンダーギャップ』実態調査では、高校時代にIT技術関連職に対してどんなイメージを抱いていたかという質問に対して、女性の半数以上が「理系の人が就く仕事だと思っていた」と回答していました。こうした先入観が影響し、女性エンジニアが少なくなっていると考えられます。

女性エンジニアはつらい?よくある悩み5つ

女性エンジニアが感じるつらさとは、どのようなものなのでしょうか。男性の割合が高いIT業界において、女性エンジニアが抱えるよくある悩みを5つ紹介します。

残業が多い

女性エンジニアが抱える悩みの中で、際立っているのは残業の多さです。プロジェクトの締め切りや自身のスキルアップのために夜遅くまでの作業が続くことにより、ワークライフバランスが損なわれる場合があります。また、長時間のデスクワークは身体的な不調を引き起こす可能性があり、仕事へのモチベーションの低下も懸念されるでしょう。

職場に女性が少ない

女性エンジニアが抱える悩みの一つに、職場における女性の少なさが挙げられます。男性の割合が高い職場環境では、コミュニケーションの取り方等社内の慣習が女性にとって馴染みづらく、孤独を感じたり、特有の事情についてサポートが受けにくかったりすることがあります。また性別に基づくバイアスが生じやすく、女性が公平に評価されにくいのでは、等の懸念があり、これらのことがIT技術関連職への女性の進出を難しくしている可能性は否めません。

ロールモデルがいない

女性エンジニアにとってロールモデルとなる存在は少なく、将来のキャリアパスを描くにあたり、目指すべき目標やベンチマークが曖昧になりがちです。また女性エンジニアの成功例が少ないことにより、適切な指導やアドバイスを得ることが難しく、モチベーションの低下をもたらす可能性が考えられます。

キャリアプランを立てるのが難しい

先述の通り、女性エンジニアはキャリアプランを考える上で必要なロールモデルが限られているため、適切なキャリアパスの選択や進路の見極めが難しいといった問題があります。

また、性別による偏見もキャリアプランに影響を与えます。女性エンジニアが昇進を目指す際に周囲の期待や偏見に直面しやすいという問題や、ライフステージの変化に対応するのが難しいといった問題が考えられるでしょう。

女性を理由に周囲から特別扱いされる

女性エンジニアが「女性」であることを理由に特別扱いされることとして、まずその能力や実績が過小評価されるリスクがあります。性別による偏見が先行して評価されることで、本来の実力評価が二の次になり、公正な評価が妨げられる可能性が考えられるでしょう。

また、女性エンジニアの割合が低い現状では、特別扱いによるストレスが存在します。男性従業員との指導や業務の差異からくる孤立感や、男性優位の職場での偏見や性別に基づくハラスメントが、女性エンジニアの仕事に対するモチベーション低下を招く要因となる場合もあるでしょう。

とはいえ、女性がエンジニアとして働くメリットも多数存在しています。詳しくはこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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女性エンジニアに向いている人の特徴

女性がエンジニアになるにあたって、向いている人の特徴とはどのようなものでしょうか。向いている人の特徴を知ることで、仕事におけるつらさを軽減させることができるかもしれません。ここではエンジニアに必要な素養を紹介します。

学習意欲が高い

エンジニアに向いている人には、まず学習意欲が高いという特徴が挙げられます。IT業界ではテクノロジーの急速な進化に対応するため、日々新しい知識やスキルの取得が必要不可欠です。好奇心旺盛で変化を楽しめる人が、女性エンジニアとして活躍することができます。

また、エンジニアは日常的に問題解決に携わります。学習意欲が高い人は、新たな問題に取り組むことを楽しみ、挑戦することができます。

論理的思考ができる

エンジニアに向いている人の特徴に論理的思考ができることが挙げられる理由は、エンジニアの仕事が複雑な技術職であるためです。エンジニアは日常的にさまざまな問題に直面します。論理的思考ができると、問題を細かく分析し、結論へと導く能力が向上します。

プログラミングにおいては、コードの論理的な構造を理解し、正確にプログラムを書くことが求められます。論理的思考ができる人であれば、効率的かつエラーの少ないコードを書くことができるでしょう。

プログラミングに興味のある女性におすすめのプログラミングを学べるスクール

エンジニアを目指す方の中には、プログラミング学習を検討している方も多いのではないでしょうか。プログラミングを学ぶ際にはスクールの利用がおすすめです。ここでは、エンジニアを目指す方の成長をサポートするスクールを3つ紹介します。

DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMP」は、未経験者でも安心してプログラミングを学べ、実践的なカリキュラムで現場で必要なスキルを身につけることができるスクールです。コースによっては個別の指導やアドバイスが受けられるため、効率的な学習が可能です。さらに、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨してモチベーションを高められたり、就職に有利なサポートも受けられたりする点が魅力です。

WithCode(ウィズコード)

WithCode(ウィズコード)」は、Web制作会社が扱う案件を通じて「稼げる」エンジニアを目指す方に最適なプログラミングスクールです。大きな特徴の一つは、他のプログラミングスクールを圧倒するコストパフォーマンスです。入学金はなく、49,800円から受講できるという手頃な価格帯が魅力です。実案件サポートや就職・転職サポートにも定評があり、卒業後のキャリア形成がしっかりサポートされるため、安心して受講することができます。

SHElikes(シーライクス)

SHElikes(シーライクス)」は、未経験からIT・WEB系にキャリアチェンジしたい女性向けのキャリアスクールです。プログラミングの基礎を学べるコースが用意されている他、Webデザイン、Webマーケティング、ライティング、動画編集など、全45以上の多種多様なコースが定額・学び放題。エンジニアを目指す際に役立つスキルを複合的に習得することができます。特に、未経験からの転職や副業・フリーランスとしての働き方を目指す女性におすすめです。

女性エンジニアの悩みはあるがメリットもある

女性エンジニアの割合は増加傾向にありますが、IT業界全体では男性比率が高いのが現状です。それにより、女性エンジニアはロールモデルが不足し、キャリアパス形成が難しいことや、性別を理由に特別扱いされるなどの悩みを抱えていると考えられます。ですが、女性がエンジニアとして働くメリットも多くあるため、女性エンジニアに向いている人の特徴である論理的思考力等を磨くのも一案です。自分らしくより良い職場環境で働くためにも、キャリアスクールなどを活用してスキルアップを目指してみてはいかがでしょうか。

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※参考
*1:Indeed「『IT技術関連職のジェンダーギャップ』実態調査を実施」より

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。