UI/UXデザイナーを目指すなかで「客観的なスキルの証明として資格は必要なのか」「取得するならどれが最適か」と悩んでいませんか?結論、UI/UXデザイナーになるうえで必須資格はありませんが、資格取得の過程で得られる体系的な知識は、実務や転職活動において強力な武器になります。
この記事では、UI/UXデザイナーに役立つおすすめの資格を7つ紹介します。取得のメリットや現場で必要なスキルについても解説するので、自分に合った資格を見つけてUI/UXデザイナーを目指しましょう!
UI/UXデザイナーに役立つ資格7選
UI/UXデザイナー向けの資格には、理論から実践を学べるものまでさまざま。ここでは、特におすすめの資格7つを紹介します。
- UX検定(基礎)
- Google UX Designプロフェッショナル認定
- HCD-Net認定 人間中心設計(HCD)専門家/スペシャリスト
- ウェブデザイン技能検定
- Webクリエイター能力認定試験
- 色彩検定
- ウェブ解析士
1. UX検定(基礎)
UX検定(基礎)は、UXデザインや人間中心設計(HCD)の基本を学べる検定です。公式シラバスをもとに学習を進められるため、独学でも知識の抜け漏れを防ぎやすいのが特徴。HCD検®認定として位置づけられており、基本的な知識を身につけていることを証明できます。UI/UXデザイナーだけでなく、Webディレクターやエンジニアも、共通認識を持つために活用できる資格です。
| 資格名 | UX検定(基礎) |
| 主催団体 | 一般社団法人UXインテリジェンス協会(UXIA) |
| 受験料(税込) | 10,890円 |
| 受験資格 | 受験資格制限なし |
| 試験形式 | 知識問題(単一選択式100問) オンライン実施(自宅受験) |
| 合格基準 | 非公開 |
2. Google UX Designプロフェッショナル認定
Google UX Designプロフェッショナル認定は、Googleの「Google Career Certificates」の一つで、UI/UXの実務スキルを学べる資格です。各ステップの課題をこなしながら、ポートフォリオを完成させる流れになっています。
修了証はLinkedInなどのSNSに表示できるため、学習成果を客観的に示しやすいのも魅力。働きながら自分のペースで実践力を養いたい方にぴったりです。
| 資格名 | Google UX Design プロフェッショナル認定(Certificate) |
| 主催団体 | |
| 受験料(税込) | 49米ドル(7日間の無料トライアル期間あり)*1 |
| 受験資格 | 学位・実務経験不要 |
| 試験形式 | オンライン講座(全8コース) |
| 合格基準 | すべてのコースを修了すること |
3. HCD-Net認定 人間中心設計(HCD)専門家/スペシャリスト
HCD-Net認定 人間中心設計(HCD)スペシャリストは、人間中心設計(HCD)の実務者を対象とした認定です。「専門家」と「スペシャリスト」の2種類があり、実務経験やコンピタンス(能力)を評価します。認定後は更新制度があるため、継続的な学習と現場での実践が求められます。
| 資格名 | HCD-Net認定 人間中心設計(HCD)専門家/スペシャリスト |
| 主催団体 | 特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net) |
| 受験料(税込) | 12,000円 |
| 受験資格 | HCD専門家: 実務経験5年以上 HCD視点でのプロジェクトマネジメントまたは組織導入の経験があること 専門能力を実証するための実践事例が3つ以上あること*2 HCDスペシャリスト: 実務経験2年以上 専門能力を実証するための実践事例が3つ以上あること*2 |
| 試験形式 | 審査書類の作成・提出 |
| 合格基準 | 審査基準(コンピタンスなど)に基づく審査に合格すること |
4.ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定は、技能検定制度にもとづく国家検定で、Webデザイン分野の公的資格として知られています。試験内容は国際標準や規格を踏まえて設計されており、実務に近い技能も重視されるのがポイント。級によって合格証書の発行主体が異なり、1級は厚生労働大臣名義で発行されます。公的な証明を取得したい方におすすめです。
| 資格名 | ウェブデザイン技能検定 |
| 主催団体 | 特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会(NSPC) |
| 受験料(税込) | 1級学科:8,000円実技:25,000円*3 2級学科:7,000円実技:16,000円*3 3級学科:6,000円実技:8,000円 ※23歳未満の在職者は4,000円 ※23未満の在職者以外は6,000円*3 |
| 受験資格 | 以下のうち、いずれか一つに該当していること 【1級】 学科:7年以上の実務経験があること 職業高校や短大、専修学校または普通職業訓練などを修了していること 大学卒業後、3年以上の実務経験があること 2級の技能検定に合格後、2年以上の実務経験があること 実技:1級の学科試験に合格していること 【2級】 2年以上の実務経験があること 職業高校や短大、専修学校または普通職業訓練などを修了していること 大学を卒業していること高度職業訓練を修了していること 3級の技能検定に合格していること 【3級】 Webの作成・運営に関する業務に従事している、または従事しようとしていること |
| 試験形式 | 学科:筆記試験(マーク方式) 実技: 1級 ペーパー実技試験+作業実技試験 2・3級 課題選択方式 |
| 合格基準 | 学科:70点以上/100点*4 実技:70点以上/100点(各作業分類において配点の60%以上を得点すること)*5 |
5.Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験は、現場で求められるデザイン力やコーディング力を実践的な形で評価します。「スタンダード」と「エキスパート」でレベルが分けられており、段階的にスキルを証明できるのが魅力。2025年11月以降は、試験で使用するコードエディターを受験者が選択できるようになったことで、より普段の制作環境に近い状態で受験できます。
コーディングも含めて一貫して担当できるUI/UXデザイナーを目指すなら、実力を試す良い機会になるでしょう。
| 資格名 | Webクリエイター能力認定試験 |
| 主催団体 | サーティファイ(Web利用・技術認定委員会) |
| 受験料(税込) | 2026年3月まで スタンダード:6,100円 エキスパート:7,700円 2026年4月より スタンダード:6,400円 エキスパート:8,000円 |
| 受験資格 | 学歴、年齢などの制限なし |
| 試験形式 | スタンダード:実技問題60分 エキスパート:知識問題20分+実技問題90分*6 |
| 合格基準 | スタンダード:実技問題の得点率65%以上 エキスパート:知識問題と実技問題の合計得点の得点率65%以上*6 |
6. 色彩検定
色彩検定は、色彩の理論や配色、実習知識を学べる検定です。なかでも「UC(色のユニバーサルデザイン)級」は、色覚の多様性やアクセシビリティに配慮した配色を扱うため、UI/UX分野に役立ちます。合格すると「UCアドバイザー」の称号が付与され、名刺に資格マークを入れることも可能です。
色の選択に論理的な根拠を持てるようになると、クライアントへの説得力が増すでしょう。
| 資格名 | 色彩検定 |
| 主催団体 | 公益社団法人 色彩検定協会 |
| 受験料(税込) | 3級:7,000円 2級:10,000円 1級:15,000円 UC級:6,000円*7 |
| 受験資格 | 制限なし |
| 試験形式 | 3級:マークシート形式 2級:マークシート形式(一部記述式) 1級:1次試験マークシート形式+2次試験記述方式(一部実技) UC級:マークシート形式(一部記述式) |
| 合格基準 | 1級・2級・3級:140点前後/200点 UC級:160点前後/200点*7 |
7.ウェブ解析士
ウェブ解析士は、Webマーケティングやアクセス解析の知識を体系的に習得できる資格です。資格取得後も毎年の更新が必要で、テストや情報提供で知識をアップデートできます。
公式テキストは毎年改訂され、2026年版では生成AIなどの情報が追加される予定です。ユーザーの行動データを分析し、改善案を練るUI/UXデザイナーにとって、専門性を裏付けるのに役立つでしょう。
| 資格名 | ウェブ解析士 |
| 主催団体 | 一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA) |
| 受験料(税込) | 17,600円*8 |
| 受験資格 | 制限なし |
| 試験形式 | PCでオンライン試験:60分60問・4択*8 |
| 合格基準 | 非公開 |
UI/UXデザイナーが資格を取得するメリット
UI/UXデザイナーが資格を取得するメリットは、以下の3点です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スキルを客観的に証明することができる
UI/UXの資格を取得すれば、スキルを客観的に証明できるでしょう。たとえば、UX検定(基礎)は、UXデザインを業務に活かすための知識や考え方を習得している証明になります。また、HCD-Net認定制度は、UI/UXデザイナーに求められる能力の基準を満たす人材を認定し、スキルを客観的に示す目的で設計されています。
これらの資格を取得することで、自分のスキルが明確になり、就職・転職の際にもライバルと差別化するのに役立つはずです。
UI/UXに関わる知識を体系的に学べる
資格試験を通じて、UI/UXデザインの作成プロセスや考え方を整理しながら学べます。たとえばUX検定(基礎)は、UI/UXに必要なスキルや考え方を体系的に学べます。HCD-Net認定制度では「どのような知識を学び、どのように実践すべきか」という目標が示されており、学習の指針として活用しやすいのが特徴です。
資格の勉強を通してUI/UX分野の知識をバランスよく身につけることで、実務への理解も深まるでしょう。
転職時に有利になる
UI/UXに関する資格は、デザイナーとしての基礎知識や学習意欲があることを客観的に示します。特に実務経験が少ない方にとって、大きなアピールポイントになるでしょう。たとえば、面接のときに「なぜその資格を取得しようと思ったのか」という背景を語ると、キャリアに対する熱意を効果的に伝えられるはずです。
UI/UXデザイナーの志望動機については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご一読ください。

UI/UXデザイナーに必要なスキル
UI/UXデザイナーとして活躍するために必要なスキルは、以下の4つです。
それぞれ詳しく見てみましょう。
基本的なデザインスキル
UI/UXデザイナーには、レイアウトや配色、タイポグラフィ、余白といった基本的なデザインスキルが必須です。単に見た目を美しく整えるだけではなく、情報の優先順位を整理し、ユーザーが迷わず操作できる構造を設計する力が求められます。
たとえば、Webサイトやアプリはさまざまな閲覧環境に対応できる「レスポンシブデザイン」を前提とした設計力が重要です。このように、使いやすいアクセシビリティへの配慮が重要視されており、UI/UXデザイナーにはユーザーが迷わないデザイン設計が求められるでしょう。
マーケティングの知識
UI/UXデザイナーには、マーケティングの知識も必要です。ユーザーの行動心理や市場の競合状況を理解したうえで、「なぜこの設計が必要なのか」を客観的に説明する必要があるからです。
たとえば、SEOやアクセス解析、A/Bテストなどの知識があると、改善施策をデザインに反映しやすくなります。専門家レベルの深い知識がなくても、データに基づいた仮説立案や効果検証ができるリテラシーを持っておきましょう。
コーディングの知識
HTMLやCSS、JavaScriptといったコーディングの基礎知識を理解していると、実務に役立ちます。実装の仕組みを把握していれば、実現不可能なデザインやブラウザで崩れやすい設計を未然に防げるでしょう。
また、エンジニアとのコミュニケーションが円滑になり、デザインの意図を正確に伝えやすくなるメリットもあります。実装を担当しないケースでも、プログラミング側の制約を理解して設計できれば、チーム開発において強みとなるはずです。
コミュニケーション能力
UI/UXデザイナーは、クライアントやWebディレクター、エンジニアなど、多くの関係者と協働する職種です。そのため、要件のヒアリングや課題の整理、設計意図を言語化する能力が求められます。
UI/UXデザイナーには、デザインの良し悪しを感覚で語るのではなく、論理的に説明できる力が欠かせません。共通のルールやガイドラインを理解し、チーム内での認識のズレを解消することも重要です。
以下の記事では、未経験からUIデザイナーになるためのステップや学習方法について解説しています。こちらもぜひご一読ください。

【資格以外】UI/UXデザイナーになるための勉強方法
現場で活躍するUI/UXデザイナーになるには、資格以外の学びも必要です。以下3つの勉強法を取り入れてみましょう。
それぞれのポイントについて解説します。
書籍で学ぶ
書籍はコストを抑えつつ、UI/UXの基本的な考え方やプロセスを順序立てて学べる点がメリットです。独学を始めたばかりの段階では、全体像をつかむための手段として役立ちます。
たとえば、UI改善のポイントやデザインの判断基準を解説した書籍を読むと、「なぜこのデザインがよいのか」を言語化できるようになります。また、UXの心理法則や認知特性を扱う書籍は、ユーザーの行動や意思決定を理解する力を養えるでしょう。
スクールで学ぶ
UI/UXデザイナーになるには、スクールで効率良く学ぶ方法もあります。カリキュラムに沿った学習で基礎から体系的にスキルの習得が目指せるでしょう。また、講師に質問することで疑問点を迅速に解消しやすく、学習のつまづきを防げるのもメリットです。
たとえば女性向けキャリアスクール・SHElikes(シーライクス)には、「UIデザイン」「UXデザイン」のコースがあります。未経験からUI/UXデザイナーのスタートラインに立つまでの内容を網羅できるコースです。実際に手を動かしてデザインツールの使い方を学び、事例を通してデザインのプロセスを体感できるのでアウトプットが叶うのも魅力。
ライフスタイルに合わせて学習したい方には、時間や場所にとらわれずに学べるオンラインスクールを選択しましょう。
実際のサイトをトレースしてみる
実際のサイトをトレースするのも効果的な勉強方法です。トレースする過程で、情報整理の仕方や余白の使い方、要素の並び方などを深く理解できます。
たとえば、フォントサイズやボタンの配置においても「なぜこのデザインなのか?」と考えながら練習すると、学習効果が高まります。トレースが終わったあとに、「さらに改善するとしたらどうするか」「別のターゲット向けに変更するならどうするか」といった視点を加えるのも効果的です。
UI/UXの勉強法やポートフォリオの作り方は、以下の記事をご参照ください。


UI/UXデザイナーになるならSHElikes!
UI/UXデザイナーを目指すなら、未経験からでもスキルを体系的に学べるSHElikesがおすすめです。
SHElikesは全50以上の職種スキルが学び放題で、UI/UXデザインコースも受講できます。UIデザインコースではFigmaを用いた実践的な制作を、UXデザインコースではデザイン思考などの基礎的なスキルを習得可能。
さらにSHElikesの魅力は、学習だけで終わらずお仕事案件への応募機会がある点です。学習を進めつつ、実際の業務に関わることで未経験からでも実績を作れます。
なお、SHElikesは経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象です。補助金を活用すれば、受講料が最大70%還元されます。SHElikesについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

SHElikesを活用してUI/UXデザイナーになった人の事例を紹介
システムSEだったのりこさんは、未経験から制作会社のUI/UXデザイナーへの転身を叶えました。SHElikesのマルチクリエイターコースを受講し、夜勤と両立しながら、4ヶ月間の受講期間に全力を尽くしたといいます。
1on1キャリアコーチングを通じて、「これまでの経験が自分だけの武器になる」と気づき、さまざまなことに挑戦・行動できるようになったそうです。現在はフルリモートで、新規事業のUI/UX設計に幅広く携わっています。


資格にチャレンジしてUI/UXの知識を深めよう
UI/UXデザインに関する資格を取得すれば、スキルを客観的に証明し、自信を持って実務に臨めます。一方で、UI/UXデザイナーとして現場で活躍するには、「資格で得た知識を実務でどう活かすか」という視点も欠かせません。
「まずは基礎からしっかり学びたい」「未経験から実践的なスキルを身につけたい」という方は、SHElikesがおすすめ。50以上のスキルを学べ、UI/UXやWebデザイン、マーケティングなどのスキルを複合的に習得できます。気になった方はぜひお気軽に無料体験レッスンに参加してみてください。


※出典
*1:Grow with Google「Google Career Certificatesでキャリアアップにつながる資格を身につける」より
*2:特定非営利法人 人間中心設計推進機構「受験応募要領 – 認定制度」より
*3:ウェブデザイン技能検定「受験手数料」より
*4:ウェブデザイン技能検定「試験要綱 1級(学科試験)」p11より
*5:ウェブデザイン技能検定「試験要綱1級(実技試験)」p11より
*6:資格検定のサーティファイ「試験内容(HTML5対応版)」より
*7:色彩検定協会/カラーコーディネーター「受験案内 合格への道」より
*8:一般社団法人ウェブ解析士協会「2026年度ウェブ解析士認定試験_第3回:2026年2月17日〜3月3日(申込締切 2月5日)」より





