オウンドメディアの作り方!立ち上げから運用までフェーズごとに解説

オウンドメディアの作り方!立ち上げから運用までフェーズごとに解説
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ライター 島田 史
美容・医療・ビジネス分野などで活動中のフリーライター。 2016年よりライター活動を始め、2019年に個人事業を開業。 保有資格を活かして美容分野を中心に、多くのwebメディア等で、執筆・記事企画・美容記事監修・撮影・取材などを担当。 保有資格:日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ®︎、化粧品成分検定1級 化粧品成分上級スペシャリスト、一般社団法人 薬機法医療法規格協会YMAA認証マーク取得、など

オウンドメディアは自社が運営するメディアのことです。オウンドメディアを上手く活用することで、ブランディングやリード獲得など、さまざまなマーケティング効果が期待できます。

本記事では、オウンドメディアの立ち上げからWebサイトの制作、コンテンツの制作、立ち上げ後の運用を含めて、オウンドメディアの作り方を詳しく紹介します。

オウンドメディアの立ち上げを検討している方や、オウンドメディアでマーケティングの成果を出したい方は、ぜひお役立てください。

オウンドメディアの作り方 – 立ち上げの準備

オウンドメディアを立ち上げることを決めたら、運用目的やコンセプトを決めていきます。費用に大きく影響するため、自社運営か外注かも決めましょう。

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戦略を立てる

まず、オウンドメディアの目的や方向性を決めます。KPIやKGIを設定して、具体的な戦略も立てていきましょう。

最初に決めておいた方が良い項目は、下記のようなものがあります。

運用目的・オウンドメディアを運営する目的
(新規顧客の獲得、認知拡大、ファン獲得、購入者・申込者数の増加、採用活動の効率化など)
メディアのコンセプト・サイトの方向性、ジャンル
・どのような情報を提供していくのか
ターゲット・ペルソナ設定・BtoBかBtoCか
・ターゲットのニーズ・心理・ターゲットの性別・年齢、趣味、行動パターンなど
KPI・KGIの設定・KPI…オウンドメディアの運営が上手くいっているか確認するための中間目標
(PV数、アクセス・セッション数、記事投稿数など)
・KGI‥‥オウンドメディアの最終目標となる指標
(CVR・成果件数など)
集客方法・検索エンジン
・SNS

サイトのコンセプトを決める時は、競合となる他社のオウンドメディアを調査することも欠かせません。既存サイトと差別化できるコンテンツを発信できるようなメディアにしましょう。

開発・運用手段を決める

オウンドメディアを立ち上げることが決まったら、まずは自社で運用するか外注するかを検討しましょう。

自社運営の場合外注費を抑えて運用できますが、社内でオウンドメディアを運営するリソースを確保する必要があります。また、オウンドメディアで成果を出すにはマーケティングやSEO対策が必要なので、専門スキルをもった人材も欠かせません。

外注の場合、Web制作会社やプロのライターに委託するため、社内で運営する手間が省けます。しかし、制作会社次第でオウンドメディアのクオリティに差があったり、初期構築から運用まで高額な費用がかかることもあります。

このように、自社運用と外注にはそれぞれメリットとデメリットがあります。オウンドメディアを運営する企業のなかには、一部外注というかたちをとっている企業も多いです。オウンドメディア全体の管理やディレクションは自社で行って記事の執筆や編集は外部に発注する、というように、必要に応じて一部外注するようなかたちになります。

オウンドメディアの作り方 – Webサイト制作

オウンドメディアのコンセプトや戦略が決まったら、制作に移ります。まずはサーバーとドメインを設定して、細かいレイアウトやデザインを決めていきます。

サーバーを用意する

目的や戦略を決めたら、環境づくりに移りましょう。まずは、オウンドメディアのサーバーを選定します。

サーバーは自社で構築することもできますが、外部のレンタルサービスや、クラウド型のサーバーを利用するのが一般的です。特に人気のレンタルサーバーに、高速環境と安定性が特徴的な「エックスサーバー」が挙げられます。

ドメインを設定する

ドメインはオウンドメディアのURLに表記される、Webサイトの表札や住所のようなものです。

オウンドメディアのドメインは新たに独自ドメインを取得する方法と、既存のコーポレートサイトなどのサブドメインやサブディレクトリを使用する方法があります。

会社とオウンドメディアを切り分けたい場合は独自ドメインを新規に取得するのがおすすめですが、メインドメインのサブドメインを利用することで、既存サイトのドメインパワーを活用することができます。

デザインを決める

サーバー環境が整い、運用方針が固まったら、サイト制作に移ります。まずはサイト名や記事のカテゴリなど、以下の項目を決めましょう。

  • サイト名
  • カテゴリ・タグ
  • レイアウト
  • 記事デザイン
  • コンバージョンを獲得するためのフォーム

オウンドメディアはユーザー目線で必要な情報を見つけやすい、わかりやすいデザインにすることがポイントです。

CMSを構築する

デザインが決まったら、サイトを構築していきます。基本的に、オウンドメディアのサイト制作にはCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)が導入されます。CMSを利用すると、初心者でも簡単にサイトを運用できます。

特にCMSで人気なのは「WordPress」です。初心者でも扱いやすく、記事の投稿や管理がスムーズに進みます。

オウンドメディアの作り方 – コンテンツ制作

オウンドメディアのWebサイト制作が完了したら、さっそくコンテンツ制作を始めましょう。オウンドメディアで成果を出すためのコンテンツ制作方法を紹介します。

オウンドメディア内のルールを決める

まず、オウンドメディアのコンテンツ制作にあたり、以下のようなルールを決めておきます。

  • 記事の文体
  • 写真・画像のサイズやテイスト
  • 記事構成の規則や制作方法
  • 禁止事項

ルールを統一しておくと、記事の制作を外注するときも便利です。

コンテンツごとにペルソナを設定する

記事や動画など、コンテンツごとにペルソナを設定します。オウンドメディアにおけるペルソナとは、オウンドメディアを閲覧したり利用したりする具体的なユーザー像のことです。

記事ごとに、年齢層、性別、ライフスタイル、記事内容への興味や心理などを分析して、ペルソナを設定します。

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テーマや対策キーワードを決める

ペルソナ設定が完了したら、テーマや対策キーワードを選定します。対策キーワードはユーザーが検索しそうなキーワードを洗い出して、そのなかからコンバージョンにつながりそうなキーワードやKPIの達成に近づきそうなキーワードを選びましょう。

ラッコキーワード」などのツールを使うと関連キーワードまで取得できるので、ユーザーの検索意図やニーズが把握しやすくなります。

コンテンツの構成を作成する

ツールや分析結果から、コンテンツの構成を作成します。記事構成において、タイトルや見出しに対策キーワードや関連キーワードを入れることで、SEOに効果的な構成になります。構成作成は「EmmaTools」などのツールを利用すると、上位サイトの見出しが一目でチェックできるので、SEOに有利な構成を作りやすくなります。

SEO対策とともに、ペルソナ設定やキーワード選定から分析したユーザーの心理に寄り添ったコンテンツを制作することも重要です。検索意図に合った内容のコンテンツを制作しましょう。

コンテンツを制作する

コンテンツの構成を作成したら、ライティングなどの制作に移ります。Webメディアにおけるライティングはユーザーの知りたい内容に対して、結論を優先的に記載するのがおすすめです。そのうえで、エビデンスとなる参考元や具体例なども伝えると、わかりやすく、信頼できる記事になるでしょう。

オウンドメディアの作り方 – 立ち上げ後の運用

オウンドメディアで成果を出すには、こまめに流入経路の分析や、記事のリライト作業を加えていくことが欠かせません。オウンドメディアを立ち上げてから、記事の投稿以外に必要な運用業務について解説します。

データ分析ツールを導入する

オウンドメディアは定期的に数値を確認して、KPIの達成や今後の動きを検討していく必要があります。データの集計や分析のために、あらかじめツールを導入しておきましょう。

Googleが提供する「Google Search Console」は、Google検索でのサイトのインプレッション数、クリック数、キーワードごとの掲載順位などを確認できます。同じくGoogleの「Googleアナリティクス」はユーザーの流入経路やコンバージョン率(アクセスのうち、成果を獲得できた割合)などユーザーの行動を数値化するツールです。

どちらも無料で利用できるので、最初に導入すると良いでしょう。

指標のデータ分析をおこなう

オウンドメディアは定期的なデータ分析が欠かせないため、始動の際はデータを集計・分析するタイミングを決めておきましょう。

Google Search Console」などのツールを利用してデータを測定して、中間目標であるKPIの達成状況を確認します。状況によってはKPIを見直す必要があります。

課題抽出・改善を繰り返す

オウンドメディアの状況に合わせて、課題抽出や改善を繰り返していきます。記事の流入数が少ない場合はSEO対策やユーザーニーズを見直してリライトを行ったり、ユーザーニーズや競合他社の動向の変化によってはカテゴリを増やしたりする工夫が必要になるでしょう。

オウンドメディアの立ち上げにかかる費用目安

オウンドメディアの立ち上げにかかる費用の相場は100万~300万円くらいといわれていますが、自社運営か外注かで大きく変わります。立ち上げにかかる費用は以下のようなものがあります。

自社運営・サーバー代
・ドメイン取得費
・CMS構築費
・サイトデザイン費
・戦略設計・マーケティング費用
外注・設計・構築
・運用・ディレクション・諸経費

上記の立ち上げ費用のほか、サイト維持費、マーケティングやSEO対策のためのツール代、コンテンツ制作費などの運用費が発生します。

オウンドメディアの運用効果を高めるポイント

最後に、オウンドメディアの運用効果を高めるためのポイントを解説します。オウンドメディアでマーケティングの成果を出す参考にしてください。

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中長期的な視点を持って運用する

オウンドメディアは広告ではないため、売り上げなどの成果件数を増やすための即効性は期待できません。より多くのユーザーと接触する場所として、中長期的に運用していきましょう。

中長期的な視点で上手く運用していくには、中間目標となるKPIを設定することが重要です。状況に合わせて、アクセス数や記事投稿数などの指標となるKPIを決めていきましょう。

目的に合ったコンテンツを選ぶ

オウンドメディアのコンテンツはユーザーにとって有益なコラム記事やWebマガジンが一般的ですが、ホワイトペーパーや動画などもあります。

企業のブランディングや見込み客との初回接触にはSEO対策記事や動画を投稿したり、商品・サービスの認知拡大や売上増加のためには商品解説のホワイトペーパーを用意したり、目的に合ったコンテンツを制作しましょう。

SNSなどの他媒体も活用する

オウンドメディアの流入経路は検索エンジンやWebサイトの被リンクなどが挙げられますが、SNSも流入経路になります。SNSアカウントでユーザーに有益な情報を発信し、より詳しい内容としてオウンドメディアの記事を宣伝することで、情報に興味を持ったユーザーの流入が期待できるでしょう。

SNS自体、企業やサービスのマーケティングに効果的です。

オウンドメディアの作り方は立ち上げ準備からが勝負!

立ち上げから運営まで、オウンドメディアの作り方について解説しました。オウンドメディアを作るには、戦略設計、Webサイト制作、コンテンツ制作と、多くの工程があります。始動してからも定期的な更新やデータ分析が必要になりますが、目的を達成するためには、立ち上げ準備からが勝負になるでしょう。

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。