「YouTubeを始めてみたいけれど、ショート動画収益化の条件がわからない。」
「いくらくらい稼げるのか目安を知りたい……」
そんな疑問を抱える人も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、短尺コンテンツとして注目されているYouTubeショート動画の収益化をわかりやすく解説します。
収益化の仕組みや条件、1再生あたりの収益目安、編集のコツなどもまとめました。YouTubeで報酬を得たい人や思うように収益化できずにいる人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
YouTubeショート動画とは?

YouTubeショート動画とは、YouTubeが提供する縦型の短尺動画投稿機能のことです。動画の長さや仕様以外に、スマートフォンで撮影・編集・公開までまとめて行える点が長尺動画と異なります。YouTubeの長尺動画とYouTubeショート動画の特徴を以下の表にまとめました。
従来のYouTube(長尺動画) | YouTubeショート動画 | |
---|---|---|
動画時間 | 12時間まで | 3分まで*1 |
画面の向き | 横 | 縦 |
編集機能 | なし | あり |
投稿したショート動画は専用タブにも表示されるため、テンポ良く視聴される傾向があります。スマートフォンで気軽に動画を見たいユーザーに情報を届けられることが強みといえるでしょう。
YouTubeのショート動画収益化の仕組み
YouTubeショート動画の収益は広告主から支払われ、一度すべてYouTube側に集約されます。その後、音楽ライセンス料などが差し引かれ、ショート動画の再生回数に応じて各クリエイターに分配される仕組みです。ただし、割り当てられた収益をすべてもらえるわけではありません。音楽の有無にかかわらず、クリエイターに割り当てられた収益の45%*2が分配されます。
ちなみに、音楽の使用有無に応じて差し引かれる費用は以下の通りです*2。収益に関わる重要なポイントなので、あわせて確認しておきましょう。
- 音楽を使用していない場合:差し引かれる金額はなし
- 音楽使用した場合:使用されている音楽トラックの数に基づいて分配される
通常動画との利益の違い
通常動画では再生前や途中、終了後に広告が表示され、視聴者が広告を見たりクリックしたりするたびに収益が発生します。クリエイターは得られた広告収益の55%を受け取る仕組みです*3。さらに、動画の尺が長いため、広告を挟む機会が多い点も特徴といえます。
一方、ショート動画はスワイプで連続視聴される性質上、広告を個別に入れにくいのが現状です。そのため、発生した広告収益をプールし、音楽ライセンス費用を差し引いてから、最終的に割り当てられた金額の45%がクリエイターへ分配されます。短い時間で多くの再生を狙える反面、広告単価は低めになりがちなので、通常動画との使い分けが重要です。
YouTubeのショート動画収益化の条件
YouTubeショート動画の収益化を行うには、まずYouTubeパートナープログラム(YPP)への参加が必要です。YPPに申請するには、以下の条件を満たす必要があります。
YouTubeショート動画の収益化の条件
引用:YouTubeヘルプ「収益化機能を有効にするための最小限の資格要件」より
- チャンネル登録者数1,000人以上
- 次のいずれかを満たしている
- 公開されている長尺動画の過去365日間における総再生時間が4,000時間以上
- 公開されているショート動画の過去90日間の視聴回数が1,000万回以上
条件をクリアする以外にも、YouTubeの収益化ポリシーや広告掲載に適したコンテンツのガイドラインの遵守が求められます。条件の詳細はYouTubeヘルプ「YouTubeで収益を得るには」で確認しましょう。ショート動画は短時間で多くの閲覧を集めやすい反面、審査基準は通常動画と同様に厳しめなので、早めの対策が大切です。
ショート動画1再生でいくら?収益目安をチェック
YouTubeショート動画の収益は、1再生あたり約0.003円〜0.01円といわれています。広告単価は動画のジャンルや視聴者属性、投稿時期など複数の要因により変動するため、「1再生あたり○○円」と断定できない点は注意が必要です。
仮に月間視聴回数が100万回なら、単価0.003円で3,000円、0.01円なら1万円が目安になります。ただし、音楽使用や広告設定の影響で最終的に差し引かれる分もあり、通常動画ほど単価は高くない傾向です。
それでも短尺ゆえに視聴回数を稼ぎやすく、結果的に総収益が増える可能性も0ではありません。実際の収益はコンテンツの質や視聴者の反応次第で変動するため、まずはいろいろなテーマでショート動画を投稿して試してみると良いでしょう。
※収入はあくまで目安です。
YouTubeのショート動画を収益化するための手段
YouTubeショート動画は広告単価が低く、かつ個別に広告を挟みにくい仕組みのため、収益化が難しいといわれています。とはいえ、以下の方法を押さえてチャンネル全体の評価を高めれば、結果的に収益に繋げることも可能です。YouTubeショート動画収益化を目指すなら、以下の手順で準備を進めてください。
収益化の必須条件であるポイントを押さえつつ、再生回数をアップさせる仕組み作りが重要です。それぞれ詳しく解説します。
チャンネル登録者を伸ばす
まずは、収益化の必須条件である「チャンネル登録者数1,000人以上」を目指しましょう。チャンネル登録者を増やすには、ターゲットを明確にしたうえでコンテンツジャンルを決めて発信することが重要です。料理や旅行、メイクや子育てなど、テーマに特化すると良いでしょう。
アルゴリズムが発信ジャンルを認識しやすくなるため、関連ユーザーへの表示機会が増えます。継続して良質なコンテンツを提供すれば、チャンネル全体の評価も高まりやすいです。チャンネル登録者数が増えるほど再生回数が伸びやすく収益化につながりやすいため、1,000人を超えても地道に投稿し続けることをおすすめします。
コメント、高評価を獲得する
ショート動画は素早く流し見される傾向があるため、好意的なコメントや高評価が多い作品ほど、ほかのユーザーが興味を抱きやすくなります。さらに評価数が増えればチャンネルへの信頼度も上がり、継続的な再生につながりやすいです。
また、動画の最後に「感想を教えてください」など軽い呼びかけを挟むと、自然な形でアクションを誘導できます。視聴者の反応をこまめに確認し、応援したくなる雰囲気作りを意識してみてください。
チャンネルページやメイン動画へ誘導する
ショート動画だけでは伝えたい内容が収まらない場合は、チャンネルページやメイン動画に誘導して他のコンテンツを視聴してもらう工夫を取り入れましょう。たとえば、動画内で「詳しくはコメント欄へ」などとネクストアクションを入れると、他のコンテンツを見つけてもらいやすくなります。
ショート動画をきっかけにチャンネル全体を知ってもらう機会が増えれば、長尺動画の再生時間も伸びやすく、最終的に収益アップにつながる可能性が高いです。ほかにも、長尺動画の見所を切り抜いてショート動画として投稿するなど、チャンネル内を回遊する仕組み作りができると収益化しやすくなるでしょう。
YouTubeのショート動画を投稿するメリット
YouTubeのショート動画を投稿するメリットは、大きく分けて以下2点です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
再生数が伸びやすい
YouTubeショート動画は、再生数が従来よりも伸びやすいメリットがあります。動画の特性上、ユーザーは数秒から数十秒の動画を次々にスワイプして巡回するスタイルで閲覧します。比較的スムーズにたくさんの動画を視聴することになるため、再生回数が増加しやすいのです。
また、タブからショート動画を視聴する場合は、興味がありそうなユーザーに向けて関連動画が表示される仕組みが機能します。そのため、フォロワー外のユーザーにも動画が届く可能性が高いです。そこで興味を持ってもらえると、チャンネル登録される・別の動画が再生されるなど、さらに再生回数が伸びやすくなるでしょう。
他のSNSに動画を再利用できる
ショート動画はYouTubeだけでなく、InstagramやTikTokなどの他のSNSでも投稿可能です。媒体を変えて投稿すれば、より多くのユーザーに見てもらえる確率が高まります。
動画需要が高まる昨今の波にのり、各SNSで収益化が叶えられれば、収入源が増えるかもしれません。万が一YouTubeのアカウントが停止されたり収益化がうまくいかなかったりと不測の事態に陥ったときでも、ほかのプラットフォームを利用できれば不安を抑えられるでしょう。

YouTubeのショート動画を投稿するデメリット
次に、デメリットも解説します。
注意すべき点を事前におさえ、対策をとれるようにしておきましょう。
通常のYouTube動画より1再生あたりの収益が少ない
前述の通り、1再生あたりの目安収益は、長尺動画に比べてショート動画のほうが少ないといわれています。できるだけ多くの収益を上げたい場合は、ショート動画と長尺動画を組み合わせた運用がおすすめです。
たとえば、YouTubeのショート動画で再生回数やチャンネル登録者数を伸ばしつつ、長尺動画で再生時間を伸ばすなどそれぞれの特徴を生かすと、収益化への道が拓けるかもしれません。どちらもバランス良く活用し、効率よく収益化を進めていきましょう。
概要欄まで見てもらえないことが多い
YouTube動画の概要欄には、アフィリエイトリンクやお知らせを貼ることが可能です。従来のYouTube動画であれば、UIの特性から再生中に概要欄やコメントを見る人もいますが、YouTubeショートは概要欄を見ずに他の動画へ離脱してしまうことが懸念されます。
概要欄を見てもらえるようになるには、ショート動画のなかでアナウンスしたり通常動画に誘導する流れをつくったりなど、適宜工夫することが大切です。
YouTubeのショート動画収益化につながる編集のコツ
YouTubeのショート動画で収益化を目指すなら、コンテンツの質にこだわる必要があります。主に以下6つのポイントを意識して動画を制作すると良いでしょう。
- 動画の冒頭で視聴者の興味をわかせる
- テンポの良い展開を意識する
- 動画のテーマやターゲットに合わせてトンマナを決める
- 縦型動画であることを考慮した配置にする
- 視聴者を引き付けるサムネイルとタイトルを設定する
- トレンドと独自性を追求する
それぞれ順番に解説します。

動画の冒頭で視聴者の興味をわかせる
YouTubeショート動画は、スワイプして別動画にすぐ遷移できる特徴があります。そのため、視聴者はショート動画を見続けるかどうかを最初の1~3秒ほどの短時間で判断することがほとんどです。最初のつかみでいかに興味を引くかで、その後のユーザーの行動が変わります。
たとえば、動画冒頭でインパクトを与えると離脱を防げるでしょう。効果音を挿入する、共感を促すようなテロップを入れるなど、思わず続きが見たくなる工夫を取り入れてみてください。
テンポの良い展開を意識する
ショート動画は、短時間で飽きさせない構成が重要です。冒頭で視聴者の興味を引き付けたら、無駄なシーンを省き、素早いカットやBGMでテンポを整えましょう。場面転換を多めに入れると、次に何が起こるか期待感を持たせやすくなります。
撮影時から複数の映像を撮りためておけば、カット数や切り替えの工夫がしやすいです。思わず最後まで見てしまうようなノリの良いテンポで動画が進むと、再生回数が増えて収益化しやすくなるでしょう。
動画のテーマやターゲットに合わせてトンマナを決める
トンマナとは、トーン(tone)&マナー(manner)の略称です。YouTubeショート動画におけるトンマナは、動画のコンセプトや雰囲気などを指します。動画のテーマやターゲットに合わせてトンマナを定めることで、一貫性のあるメッセージを伝えられるメリットも。
動画のなかでテイストが違う素材が多数使われていたり、音楽が動画の雰囲気と合っていなかったりすると、離脱につながる可能性があります。トンマナを整えて統一感を演出できれば、ターゲットに刺さるショート動画になるでしょう。
縦型動画であることを考慮した配置にする
縦型動画の上下は、当然ながらスマホやタブレットの画面端に映ります。特に画面の下部は、説明文などで一部動画が隠れてしまうので注意が必要です。端末の特性や人の目線の動きを考慮し、伝えたい内容を画面中央に配置するよう意識しましょう。
文字や被写体をなるべく画面中央に寄せながら、見せたいものもしっかり映すことが大切です。編集の際は映像・文字ともにユーザーの目線を踏まえて配置することをおすすめします。映像に関しては、撮影段階で画面での映り方を考慮できると編集しやすくなるでしょう。
視聴者を引き付けるサムネイルとタイトルを設定する
サムネイルとタイトルは、動画ページへと遷移するかどうかを判断する重要な要素です。一瞬で「続きが見たい!」と思わせるような、インパクトのあるものに仕上げなければなりません。たとえば、サムネイルは視認性を上げるために赤色や黄色といった目立つ色味を選ぶのも方法の一つです。
タイトルにはよく検索されているキーワードを盛り込むと、ページに表示されやすくなるでしょう。ほかにも「1分で学べる○○」といった数字や「知らなきゃ損!」などの問いかけを盛り込むと、クリック率が上がりやすくなります。マーケティングの視点を盛り込みながら考えてみてください。
トレンドと独自性を追求する
ショート動画で再生数を伸ばすには、話題の音楽や旬のネタを取り入れつつも、独自の工夫を加えることがポイントです。単に流行を真似るだけでなく、自分ならではの視点を盛り込んで差別化を図りましょう。
たとえば、人気曲を使うだけでなく、オリジナルの振り付けを考えたり、専門知識を生かしたユニークな切り口を取り入れるなど、トレンドを活用しながら個性をアピールする方法がおすすめです。

動画編集スキルを身につけるならSHElikesがおすすめ
未経験から動画編集を学びたいなら、オンラインスクールSHElikes(シーライクス)がおすすめです。SHElikesでは、YouTubeショート動画の制作に必要な基礎力を含む45以上の職種スキルが学べる豊富なコースを展開しています。
- 動画編集コース:動画編集ソフト「Premiere Pro」の操作スキルを習得できる
- SNS動画制作コース:ショート動画に特化した企画・構成、撮影、編集が学べる
- SNSマーケティングコース:収益化に欠かせないSNSの運用方法が学べる
- Webデザインコース:サムネイル作成に必要なデザインスキルを習得できる
たとえば「SNS動画制作コース」では、スワイプされない(離脱されない)ための工夫など、ショート動画の収益化に直結するノウハウを習得できる点が魅力です。実践的な内容なので、学んだことをすぐに自分のチャンネルで試せるのもメリットといえます。
まずはSHElikesの無料体験レッスンに参加し、受講のイメージを掴んでみてはいかがでしょうか。

YouTubeショート動画で安定した収益化を達成しよう
YouTubeショート動画は、短い時間で多くの視聴者へリーチできる一方、収益化を目指すには継続的に高品質なコンテンツを投稿し続ける必要があります。そのためには、動画編集やデザイン、マーケティングなどの幅広い知識・スキルが欠かせません。複数のスキルを効率的に学びたい人や早く成果を出したい人には、スクールの活用がおすすめです。
たとえばSHElikes(シーライクス)なら、動画編集の基礎はもちろん、ショート動画に特化した企画・撮影・編集など、収益化に直結するスキルを体系的に学べる環境が整っています。自分のペースで学習を進められるため、日々の仕事やプライベートと両立させやすいのも魅力です。
興味がある人は、ぜひ一度SHElikesの無料体験レッスンに参加してみてください。
※出典
*1:YouTubeヘルプ|「3分間のYouTubeショートについて」より
*2:YouTubeヘルプ|「YouTubeショートの収益化ポリシー」より
*3:YouTubeヘルプ|「YouTubeパートナーの収益の概要」より


