ShopifyとWordPressを連携させる方法は?手順を解説!

ShopifyとWordPressを連携させる方法は?手順を解説!

オンラインストアを開設・運営する際に便利なShopfyですが、「集客率をもっと高めたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?そんなときは、ShopifyとWordPressを連携させるのがおすすめです。

連携させることで、ブログから直接商品を購入してもらえるだけでなく、集客チャネルの拡大にもつながります。そこで本記事では、ShopifyとWordPressを連携させる方法を徹底解説。詳しい手順や注意点もご紹介するので、ECサイトを運営している方はぜひ参考にしてくださいね。

ShopifyとWordPressの違い

「Webサイトを作る」という意味では非常に似ているShopifyとWordPressですが、具体的なサービス内容は大きく異なります。

ShopfyがECサイト構築に特化したツールなのに対し、WordPressはブログやホームページ作成など汎用的に使えるのが特徴です。

ここからは、ShopifyとWordPressの違いを詳しく確認していきましょう。

Shopifyの特徴

Shopifyは、誰でも簡単にECサイトを作成できる、カナダ発祥のプラットフォームです。

ECに特化しているため、在庫管理機能や決済機能、ショッピングカート機能など、商品販売に欠かせない機能があらかじめ備わっています。越境ECにも対応しており、世界に向けた商品販売を行えるのが特徴です。

また、Shopifyはクラウド型のサービスなので、システム開発やサーバーの用意も必要ありません。アカウントを作成して料金を支払うだけで、すぐにECサイトが完成するので、初心者でも始めやすいですよ。

デザインテンプレートも豊富にあるため、コーディングスキルを有していなくても、簡単にECサイトをカスタマイズできます。

WordPressの特徴

WordPressは、世界中で使用されているWebサイト作成・管理ツールです。

コンテンツ管理システム(CMS)と呼ばれ、ブログや企業ホームページなどあらゆるWebサイトを作成することができます。もちろんECサイトの作成も可能ですが、カート機能や決済機能などが備わっていないため、プラグイン機能で追加しなければいけません

また、WordPressは無料で使用できるソフトウェアのため、インストールするだけならお金がかからないのも特徴です。ただし、サーバー代やドメイン使用料は別途必要になるため、同時に調べておきましょう。

Shopify同様、デザインのテンプレートも豊富に揃っており、気軽にWebサイトのカスタマイズを楽しめます。HTMLやCSSといったコーディングスキルがあれば、より自由度の高いカスタマイズも可能ですよ。

ShopifyとWordPressを連携させるメリット

EC販売に特化したShopifyですが、WordPressと連携させれば、さらに集客率を上げることが可能です。ブログから直接商品を購入してもらえるので、効率的に販売数を増やせるでしょう。

ここからは、ShopifyとWordPressを連携させる2つのメリットをご紹介します。

ユーザーの利便性向上

WordPressで運営しているWebサイトがある場合は、Shopifyと連携させることで、ユーザーが商品を購入しやすくなるメリットがあります。

連携していなければ、WordoPressで商品の紹介をしても、毎度ブログからShopifyのページに移行して購入してもらわなければいけません。購入に手間がかかるため、途中で購入をやめてしまうユーザーもいるでしょう。

その点、WordPressとShopifyを連携することで、ブログから商品を直接購入してもらうことができ、購買につなげやすくなります

SEOの向上

Shopfyの商品ページをより多くの人に認知してもらうには、SEOの対策が欠かせません。WordPressのブログで上位表示されている記事があれば、連携することで、記事からのユーザー流入が期待できます

たとえば、Shopifyでペット用品を販売している場合、KW「ペット用品 おしゃれ」という記事を執筆して上位表示されれば、商品ページを知らない潜在顧客に対してもアプローチすることが可能です。

記事と商品ページを紐づけておけば、関連商品にも目を留めてもらいやすくなり、最終的な購買数アップにもつながるでしょう。

ShopifyとWordPressを連携させる方法6ステップ

ここからは、ShopifyとWordPressを連携させる方法を具体的にお伝えします。

  1. Shopifyアカウントを作成
  2. Shopifyで使用する決済方法を設定
  3. Shopifyで使用する配送方法を設定
  4. Shopifyに商品を登録
  5. Shopifyの購入ボタンを有効にする
  6. 購入ボタンをWordPressサイトに設置する

一度理解すれば簡単に連携できるため、ECサイトを運営している方はぜひチェックしてみてくださいね。

1.Shopifyアカウントを作成

まずは、Shopifyのアカウントを作成し、ECストアの設定を行いましょう。アカウント作成にクレジットカードは不要で、メールアドレスとアンケートを入力するだけで完了します。3分もあれば、あっという間にアカウントを作成できますよ。

また、Shopifyには下記3つのプランがあり、それぞれ月額料金や使用できる機能が異なります。

  • ベーシックプラン
  • スタンダードプラン
  • プレミアムプラン

どのプランも3日間は無料で体験できるので、一度試してから検討するのもおすすめです。また、無料体験終了後3ヵ月間は、月額1USドルで利用できます。

2.Shopifyで使用する決済方法を設定

Shopifyでアカウントを作成したら、管理画面から決済方法を設定しましょう。「設定」から「決済設定」をクリックすれば、クレジットカード決済やコンビニ決済などを選択できます。

決済サービスは、特別な理由がなければShopifyが提供する決済サービス「Shopifyペイメント」を設定するのがおすすめです。世界共通の主要クレジットカードはもちろん、Apple Pay、Google Payにも対応しているため、大体の決済方法をカバーできますよ。

Shopifyペイメントを利用すれば、取引手数料も無料なので、全体的なコストを抑えられるのも魅力です。

3.Shopifyで使用する配送方法を設定

決済方法と同様に、配送方法も設定していきましょう。管理画面の「設定」から「配送」をクリックすれば、配送エリアごとの配送料を設定できます。購入の合計金額に応じて配送料を無料に設定することも可能です。

ほかにも、配送業者を指定したり定額料金を導入したりと、配送方法は自由にカスタマイズできます。ユーザーが使いやすい配送方法を考慮して設定するのがポイントです。

4.Shopifyに商品を登録

配送方法まで設定が完了したら、いよいよShopifyに商品を登録していきます。管理画面の「商品管理」ページにある「商品を追加する」ボタンから、商品を登録しましょう。

商品を追加すると編集画面が出るので、商品名や商品説明、画像などを追加してください。SEOにも大きく関わる部分なので、キーワードを意識したタイトル付けを行うなど、工夫して登録すると良いでしょう

5. Shopifyの購入ボタンを有効にする

WordPressとShopifyを連携させるには、Shopifyの購入ボタンを作成し、有効にしておく必要があります*1

購入ボタンには「商品購入ボタン」と「コレクション購入ボタン」の2種類がありますが、作成方法は変わりません。具体的な手順については、下記を参考にしてください。

  1. 管理画面の左側にある「販売チャネル」の「+」をクリック
  2. 「購入ボタン」の横にある「+」をクリック
  3. 画面左に出てくる「Buy Button」を選択し「購入ボタンを作成する」をクリック
  4. 「商品購入ボタン」または「コレクション購入ボタン」を選択
  5. 必要であれば、カスタマイズ画面でデザインや機能を設定
  6. 「埋め込み用のコード」が生成されるので、「コードをコピーする」ボタンをクリック

埋め込み用コードをクリップボードにコピーすれば、購入ボタンを有効化させたことになります。これでShopifyでの連携作業は終了です。

6. 購入ボタンをWordPressサイトに設置する

購入ボタンをコピーしたら、WordPressのサイトに貼り付けます。WordPressのコードエディタを表示し、購入ボタンを設置したい位置にペーストしましょう。サイト全体のデザインを見ながら、設置位置を調整してくださいね。

プレビュー画面できちんと購入ボタンが表示され、商品を購入できれば、連携は成功です。

ShopifyとWordPressを連携させる際の注意点

最後に、ShopifyとWordPressを連携させる際の注意点を確認しておきましょう。

  • 重複コンテンツを避ける
  • デザインの一貫性を保つ
  • サイトのパフォーマンスを最適化する

特に、連携した直後はエラーが起きやすいため、必ず動作を確認しておくことが大切です。ユーザーがスムーズに購入できるように、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

重複コンテンツを避ける

重複コンテンツとは、インターネット上のサイトで類似したコンテンツが表示されることを指します。同じ内容のWebページがサイト内にある場合は、検索エンジンに問題が生じ、SEO評価を下げてしまう可能性があるため注意が必要です。

特にShopifyでは、特に商品ページやページネーションで重複コンテンツが起こりやすいとされています。「定型文の繰り返しを控える」「タイトルを変更する」など、できるだけ重複コンテンツを生み出さないようにするのが重要です。

デザインの一貫性を保つ

WordPressやShopifyには、非常に多くのデザインテンプレートが用意されており、自由にカスタマイズできるのが魅力です。好みのデザインを選ぶのも良いですが、デザインやカラーに一貫性を持たせることで、販売商品のイメージを明確にすることができます

デザインは、商品ブランドの個性を際立たせるためにも重要な要素のひとつです。ECサイト独自のカラーやデザインを決め、連携時にも統一しておくことで、ブランドの認知度やイメージをアップさせられるでしょう。

サイトのパフォーマンスを最適化する

WordPressとShopifyを連携させる際、「エラーが発生しないか」は必ず確認しておきましょう。WordPressのサイトとShopifyのECサイトはドメインが異なるため、埋め込んだ購入ボタンが別サイト扱いとなり、決済時にエラーが生じる恐れがあります

決済時のエラーはユーザーの信用にも関わるため、事前にエラーが発生しないか確かめておくことが大切です。

ShopifyとWordPressを連携させて、効率的に利用しよう

今回の記事では、ShopifyとWordPressを連携させるメリットや連携ステップをご紹介しました。2つのサイトを連携することで、ECサイトを成長させ、効率的に集客を行うことができます。

「WordPressは使っているけど、Shppifyの使い方が分からない」「Shopifyを活用したEC販売に挑戦したい」という方は、キャリアスクールに通ってみるのもひとつの方法です。

女性向けキャリアスクールSHElikesでは、ECサイト制作の基本を学べるShopify入門コースが用意されています。プロの講師がShopifyの活用方法をレクチャーしてくれるため、気になる方はぜひ入会を検討してみてくださいね。

女性向けキャリアスクールSHElikes無料体験レッスンはこちら

出典
*1:Shopify「Shopifyの購入ボタンの使い方 WordPressを使いながらShopifyの決済システムを使おう」

ABOUT ME
ライター 岩崎奈々
関西大学 社会学部卒業。在学中は国際協力を行う学生団体に所属し、広報やメディア発信に従事。新卒で凸版印刷株式会社に入社し、無形商材の営業を担当。フリーランスとして独立し、現在は主にインタビューライティングやSEOライティングをメインに活動中。その他メディア立ち上げやコンテンツ運営も実施。
エディター 工藤 梨央

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。