子育てする上でやめてよかったと思う5つの思考習慣

子育てする上でやめてよかったと思う5つの思考習慣
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子育てする上でやめてよかったと思う5つの思考習慣
photo:pixabay

子育てをする上で時間や心に余裕がないと、家族にやさしく接することはなかなか難しいですよね。しかし、現実は仕事や家事に育児と忙しく余裕が持てないことも多いと思います。

そこで今回は、チャイルドコーチングアドバイザーの資格を持つ筆者が、ブレない自分軸を作るために、子育てする上で実際に捨てたら楽になった考えを5つご紹介します。

1.  こちらが意図する答えや理想像に導こうとする

SNSやインターネットの普及で、気軽に子育てに関する情報を得られるようになりました。役立つ情報だけを得られればいいのですが、周りの子と自分の子どもの成長を比べてしまうこともあるかと思います。また、自分が苦労したから子どもには苦労させたくない、何か才能を開花させてあげたいと考えることもあるでしょう。

しかし、こちらが意図する答えや理想像に導くことは、本当に子どものためになることでしょうか。また、理想の父親・母親像を追い求めていると自分自身も疲れてしまいます。そもそも子育ては、上手くいかないのが当たり前とわかれば気持ちも楽になるのでは。

こちらが思うように相手をコントロールするのではなく、「自分で考えられる」とお子さんを信じてあげることが大切なのではないでしょうか。自分の子には、「無限の可能性と目標を達成する力がある」と無条件の信頼と尊重の気持ちを持っていれば、適切に関わり続けることができます。

2. 厳しくしないと人は成長しない

厳しくしないと人は成長しない
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あなたには、上の画像の女性はどのように見えていますか? 恐らく、多くのかたは「厳しくしないと」という言葉を見た後なので、厳しい女性を想像したかと思います。

日本では特に「人に迷惑をかけないよう、ちゃんとしなさい」と教えられることが多かったですよね。そのおかげか、日本人は「マナーがいい」「思いやりがある」などと認められてきたよい部分もあります。

しかし、厳しくしないと人は成長しないと思っている限り、親御さん自身も自分に対して厳しくし続けないといけなくなり、疲れてしまいます。

子どもは、心から「やってみたい!」という動機があれば、勝手に動き始めます。その気持ちを引き出すのが周りの大人の役目なのです。

厳しい言い方や態度によって仮に子どもが変わったとしても、それは言われた通りに体を動かしているだけで、心が動いているわけではありません。内側にある動機を引き出すのに必要なのは、相手に対する尊重と信頼ではないでしょうか。

3. 正しいやりかたはひとつしかない

日本は「詰め込み教育」なんて言われているのをご存知でしょうか。学力テストや入試のために勉強をする。テストには必ず正解があり、「教わった通りの正しいやりかたでやらないと結果が出ない」と思いがちです。

しかし、多様性の考えが広まった社会では、答えはひとつではないのです。むしろ、答えがないことのほうが多いかもしれません。子育ても同様に正解はないと言われています。ただ、子どもの自立というゴールはあります。

そのゴールに向かって、子どもの個性に合わせた向き合いかたを考えていけばよいのです。この前上手くいったからといって、それが毎回上手くいくとは限らないのが子育て。試行錯誤しながら、親も一緒に成長していけばそれでよいのです。

4. うまくいかないのは「誰かのせい」

4. うまくいかないのは「誰かのせい」
photo:pixabay

私たちは何か問題があったときに、必ずその責任の所在を確かめたくなる、言わば性質みたいなものを持っていると思います。もちろん、悪いことをしたら責任を取るのは当たり前のことかもしれません。原因を究明しないことには、改善もできませんから。

しかし、目標を達成する上で環境や人のせいにしていては、何も解決しないですよね。だからといって、必要以上に自分を追い込む必要もありません。その環境下の中で、自分はどうすればよいのか・どうしたいのかということを考えていけるといいですね。

うまくいかなかったのは、タイミングの問題であることも多いです。最近なんだかうまくいかないなと思うことも、少し離れて客観的に見てみたり、気分転換してみたりするのもいいでしょう。子どもの気持ちに寄り添い、子どもの考えを引き出してみましょう。

5. 問題を解決してあげないといけない

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子どもが問題を抱えていたら「自分がなんとかしてあげないと」と思うことは、親なら誰しも経験あると思います。自分の子どもが挫折する姿・苦悩する姿は、見たくないですよね。

しかし、子どもの成長を考えたら「自分が解決してあげなくては」というヘルプの考えは、手放したほうがよいかもしれません。子どもが成長するためには、厳しくしないとやっぱりダメってこと?と思われたかもしれませんが、それは違います。「子どもは自分で解決できる」、親はそれをサポートするという気持ちでいることが大切だと思います。

サポートの考えが持てれば、落ち着いて子どもの話を聴けるようになり、前進していきます。「子どもの考えをもっと知りたい」と意識を向けて、話を聴いてみましょう。

さいごに

子育てをする上で、親御さんの『ありかた』はとても大事です。仕事・家事に育児と忙しい毎日だからこそ、周囲のサポートを得ながら気持ちに余裕を持って、子どもや家族と接することができるといいですね。深く考えすぎず、余計な心配や考えはいっそのこと捨ててみましょう!

・子どもに無条件の信頼と尊重の気持ちを持つ

・子どもが努力してきたことを尊重し、対等な対話をする

5つの思考習慣をやめるには、上記の2つのことを意識するとやめやすいかもしれません。これらは、チャイルドコーチングにおける基本的な考えかたです。これらの考えを実践するためには、親御さんの自己基盤が整っていることが前提といっても過言ではありません。

「子どもが毎日無事に帰ってくれば、それでよし!」それぐらいのスタンスでいたほうが、子育ても楽に感じるかもしれません。子どものことだけでなく、自分の気持ちにも向き合ってみてはいかがでしょうか。

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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 スパイスカリー子さん)

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。