コミュニケーションの種類は知ってる?具体的な方法とポイントも解説

コミュニケーションの種類は知ってる?具体的な方法とポイントも解説
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ライター 木村さき
新卒で求人広告代理店に就職したのち、結婚を機に退職して夫の地元に転居。そこで金融関係の企業に転職し、顧客対応部門のサブリーダーとしてメンバーの育成に携わる。現在は0歳児を育てながら、子どもを寝かしつけた後にwebライターとして活動中。
エディター Tomomaru
フリーランスWeb編集・コンテンツディレクター兼たまにライター。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会いWeb制作会社でマーケOLしてみたり。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。次なる野望は絵描きになること。思い込むのは自由です。

日常生活のなかで、コミュニケーションに関する悩みをもつ方も多いのではないでしょうか。コミュニケーションは、人々が社会生活を営むうえで切り離せないものです。

コミュニケーションの種類が多様化した現在、状況に応じて適切な伝達手段を選択し、活用するスキルが求められているでしょう。今回は、コミュニケーションの種類やコミュニケーションスキルを磨くために意識したいポイントなどを解説します。

コミュニケーションの種類は主に大きく2つ!

コミュニケーションには主に、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションの2種類があります。どちらも意思や情報を伝えるうえで欠かせない伝達手段です。ここでは、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションについて、それぞれ解説していきます。

言語コミュニケーション

言語コミュニケーションとは、言語を用いた伝達手段のことです。一般的なコミュニケーションの方法であり、ビジネスシーンではプレゼンテーションや会議、電話や面談などで活用されています。

なお、2011年には障害者基本法の改正により、手話の言語性が認められたため、手話による情報伝達も言語コミュニケーションに含まれます。

誰でも気軽に活用しやすいのが言語コミュニケーションの特徴です。相手と言語を交わしたコミュニケーションをとることで共通認識をもちやすく、友好的な人間関係の構築につながるでしょう。

非言語コミュニケーション

非言語コミュニケーションとは、動きや表情で情報を伝える手段のことであり、「ノンバーバルコミュニケーション」ともいわれています。

たとえば表情や動作、声の大きさなどが挙げられます。介護業界や看護業界では、耳が不自由な利用者や患者もいるため、非言語コミュニケーションが重要視されています。またスポーツでは、サインやフォーメーションといった、視覚情報の非言語コミュニケーションによる適切な判断や動きが求められるでしょう。

非言語コミュニケーションには、言葉にしなくても感情が相手に伝わりやすい特徴があります。幅広いシーンにおいて、重要視されている伝達手段です。

ビジネスシーンにおけるコミュニケーション方法の種類

ビジネスシーンでは、さまざまなコミュニケーション方法が複合的に活用されています。伝える内容や状況、仕事をする相手に合わせ、適切なコミュニケーション方法を選ぶことが大切です。ここでは、ビジネスシーンにおけるコミュニケーション方法の種類を解説していきます。

会議やプレゼンテーション

会議やプレゼンテーションでは、複数の人々が集まり意見交換や意思決定をします。音声言語だけではなく、資料などを活用した視覚情報による訴求も、情報伝達には効果的です。

たとえばテキストだけの資料よりも、図や写真などを挿し込んだ資料のほうが内容を具体的にイメージしやすくなります。言語コミュニケーションで伝える情報を非言語コミュニケーションで補填することにより、効率的かつ正確な情報伝達ができるといえるでしょう。

また会議やプレゼンテーションでは、服装や髪型といったビジュアルへの配慮も大切です。相手に好印象を与え、信頼感を得られるような身だしなみを心がけましょう。

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1対1の会話

1対1の会話は、日常的に行われやすいコミュニケーションです。近年は1on1の導入などにより、上司と部下が会話をする機会が増えた職場も多いのではないでしょうか。上司と部下による1対1の会話では、非言語コミュニケーションに注意が必要です。上司から部下に対して高圧的な態度をとらず、寄り添う姿勢が求められるでしょう。

また、職場での簡単な挨拶やちょっとした世間話といったコミュニケーションでも、1対1の会話は交わされます。ふとした瞬間に交わす会話が相手との信頼関係を築く重要な要素になるため、日頃からなにげないコミュニケーションを意識することが大切です。

電話などの音声通話

電話などの音声通話は、メールやチャットの普及により減少傾向にあるものの、仕事における大切なコミュニケーション方法です。電話では、声量やトーンなどの非言語コミュニケーションが重要なポイントになります。表情が見えないぶん、感情を声であらわす必要があるからです。

電話は相手と会話をすることで細かいニュアンスまで伝えられるため、チャットやメールよりも情報が正確に伝わりやすいといえます。必要になればすぐに電話をかけてコミュニケーションを図れることから、緊急時に適しているでしょう。

Web・オンライン会議

Web・オンライン会議は、リモートワークの普及とともに定着したコミュニケーション方法です。場所にとらわれずに会議を実施できるので、遠方にいる人々が一箇所に集まるための交通費や移動時間を削減できます。

Web・オンライン会議を活用することで、点在している関係者が気軽に会議を実施してコミュニケーションをとりやすくなったといえるでしょう。

グループウェア

グループウェアとは、業務情報の一元管理や、社内のコミュニケーションを円滑にすることを目的としたツールの総称です。

たとえばチャットや社内SNSといった機能は、職場でカジュアルに発言できるコミュニケーションの場として活用されます。また在席確認やスケジュール管理は、社内にいなくても従業員間でコミュニケーションを図りやすい機能です。

グループウェアを用いたコミュニケーションは、情報共有の強化や業務の効率化につながるため、社員同士のスムーズな連携や信頼関係の構築において重要であるといえるでしょう。

メール・チャットの文章

ビジネスシーンで使われるメールやチャットは、文章の送信・受信によるコミュニケーション方法です。メールやチャットは、送信者と受信者のそれぞれが自分のタイミングで対応できるメリットがあります。作業の手を止めて電話に出ることや、対面するためのスケジュール調整が必要ありません。

しかし、テキストのメッセージは感情を読み取りにくいことから、相手に誤解を与えてしまう恐れもあります。正しい文章を簡潔に書くことを心がけ、なるべくポジティブな言葉を選びましょう。 

コミュニケーション能力の重要性

コミュニケーション能力は、ビジネスシーンに欠かせない重要なスキルといえるでしょう。なぜなら適切なコミュニケーションを図ることで、人間関係の形成や業務の効率化につながりやすくなるからです。

たとえば、挨拶や商談中の会話といった言語コミュニケーションは、相手との距離を縮めやすくなります。そして服装やジェスチャーなどの非言語コミュニケーションが、相手からの信頼を得られるポイントになるはずです。このように、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションの両方が相手との関係性に影響しています。

これは心理学の「メラビアンの法則」でも証明されています。メラビアンの法則とは、「人と人とのコミュニケーションにおいて言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の割合で影響している」といった、実験に基づく法則です。

総合的にバランスのとれた情報伝達スキルをもつことが、コミュニケーションにおいて重要であるといえるでしょう。

コミュニケーションスキルを高める方法

コミュニケーションスキルを高めるには、以下の2つの方法があります。

  • 自分で練習する
  • スクールや講座を受ける

コミュニケーションスキルを高めることで、人間関係や仕事の評価に良い影響があると考えられます。ここでは、具体的にどのようにしてコミュニケーションスキルを高めるのかを解説します。

自分で練習する

コミュニケーションスキルは、自分で練習することでもスキルアップを目指せます。

たとえば、「エレベータートーク」といった練習方法があります。これは、エレベーターに乗り合わせた程度の短い時間のなかで、自分の言いたいことを相手にわかりやすく簡潔に伝える会話術のことです。ビジネスシーンでは、上司への報告や相談、また顧客へのプレゼンテーションなど、情報を端的に伝えたい場面で役立ちます。

ほかにも、日頃から「伝える力」と「傾聴力」、そして「相手の気持ちを汲み取る力」を意識して会話をすることが、コミュニケーションスキルを高める練習になるでしょう。

スクールや講座を受ける

コミュニケーションスキルを高めるには、スクールや講座を受講する方法もあります。個別レッスンや集団レッスンといった、さまざまな形態のスクールや講座があるため、目的や学習スタイルに合わせて選ぶといいでしょう。

専門家やアナウンサーなど、コミュニケーションのプロから学びたい方には、独学だけではなくスクールや講座の受講がおすすめです。

コミュニケーションスキルを磨くために意識したいポイント

コミュニケーションスキルを磨くためには、日頃から意識しておきたいポイントがあります。話し方や書き方、見せ方への意識など、日常のあらゆる場面ですぐに実践しやすいポイントです。ここでは、コミュニケーションの種類ごとに解説していきます。

口頭・対面

口頭や対面のコミュニケーションでは、誰が聞いても内容を理解しやすい言葉選びや話し方が大切です。たとえば、伝える内容を整理して順序を考え、筋道を立てて話すことや、専門用語を使わずに分かりやすい言葉で話すことです。会話の際にはこれらを意識することで、自然とスキルアップにつながるのではないでしょうか。

口頭や対面のコミュニケーションをとる機会が少ない方は、職場で積極的に挨拶をすることからはじめましょう。挨拶がコミュニケーションをとるきっかけになり、相手との距離を縮めやすくなります。

非言語

非言語コミュニケーションのスキルを磨くには、「ミラーリング」を意識するとよいでしょう。ミラーリングとは、「鏡のように相手の動作を真似ること」です。たとえば、頷きや首を傾げるなど、相手の身振りや仕草などをさりげなく真似ることで、共感を得られやすくなるといわれています。

話すことに意識が向きやすいコミュニケーションスキルですが、非言語コミュニケーションも円満な人間関係を形成するうえで欠かせないスキルです。

文章

メールやチャットには、相手に誤解を与えず、情報が正確に伝わる文章を書きましょう。なぜなら、文章のコミュニケーションは相手の反応や状況を把握できないため、テキストだけが情報伝達の手段になるからです。気軽に発言できるチャットや社内掲示板においても、文章の書き方を常に意識することで、コミュニケーションスキルを磨く機会になります。

たとえばメールを書くとき、1文に入れる内容は1つだけとすることで、伝えたいことが明確になります。また1文が長すぎると伝えたい内容が不明瞭になるため、その場合は短く区切って2文にすることを意識してみましょう。

文章を書くスキルはメールの作成以外にプレゼンテーションの資料作成にも活かせることから、汎用性が高いコミュニケーションスキルといえるでしょう。

視覚情報

コミュニケーションスキルを磨きたい方は、視覚情報への意識を高めましょう。前述の「メラビアンの法則」にもあるように、視覚情報はコミュニケーションを図るうえで、55%の割合で情報伝達に影響しています。

表情や服装を気にかけることや、プレゼンテーション資料の作成スキルを高めるなど、視覚的な表現を意識することが、相手に好印象を与えたりスムーズな情報伝達につながったりするでしょう。

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コミュニケーションスキルを磨いて自分の強みにしよう

状況に合わせて適切な伝達手段を選択し、情報を正確かつ簡潔に伝えられるコミュニケーションスキルは、日常生活だけではなくビジネスにおいても重要です。コミュニケーションスキルを磨くことで、円満な人間関係を築けるほか、効率的な情報伝達が可能になるでしょう。

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