キャリアプランが思いつかないあなたへ – 例文と書き方のポイントを解説!

キャリアプランが思いつかないあなたへ - 例文と書き方のポイントを解説!
ABOUT ME
ライター 梨乃
自分と同じように働き方に悩む女性を応援したいという想いから、SHElikesキャリアプランナー・ライターとして活動中|←保育園栄養士←販売員
エディター 古澤 椋子
鹿児島大学大学院水産学研究科修了。水産系社団法人にて、水産に関わる調査研究、行政との折衝などを経験したのち、水産系ベンチャーにて、広報を担当。2023年からフリーライターとして活動を始め、主にエンタメ系の記事を執筆。SHElikesでキャリア、マインド共に変化した経験から、SHEsharesのライターを務める。

時代の変化に伴い、働き方は多様化しています。そんななか、今後の働き方を考える上でキャリアプランを立てることは大切です。しかし「キャリアプランが思いつかない…」「どんなことを書けばいいの?」と迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。

この記事では、キャリアプランが思いつかないときの原因や解決策、年代別のキャリアプランの例文と考え方などを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

キャリアプランとは

キャリアプランとは、理想の仕事や働き方を実現するために、具体的な行動計画を立てることです。転職や独立の可能性も含め、その人の人生における仕事計画のことを指します。キャリアプランは今後の人生を考える上で大切な指針になります。また、転職活動の面接においても質問されることが多い項目です。

こちらの記事ではキャリアプランについて詳しくまとめてあります。

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キャリアプランが思いつかない主な原因

いざキャリアプランを立てようとしてもうまくいかない人もいるのではないでしょうか。キャリアプランが思いつかない主な原因には、以下の3つが考えられます。

ゴールが明確にない

キャリアプランを立てるには、明確なゴールを設定することが大切です。下記のように職種や働き方・収入など様々な角度から理想のゴールを具体化していきましょう

  • 営業職から企画職に転職する
  • 在宅で働けるフリーランスWebデザイナーになる
  • 副業で月10万円稼ぐ

理想のゴールが思いつかないという方は、仕事や働き方の引き出しが少ないことが原因かもしれません。まずはインタビュー記事やSNS、コミュニティなどで「素敵だな」と思うロールモデルを探してみることがおすすめです。

逆算ができていない

期間を決めて目標設定をすることで、より具体的なキャリアプランを立てることができます。理想のゴールに対してこれから身につけるべきスキルや経験・資格を洗い出し、いつまでに何を達成していくのかを考えます。

半年後・1年後・3年後など期間を区切って、それぞれの期間でどのようなことを達成していきたいかを書き出してみましょう。

理想を求めすぎている

理想が現状とかけはなれすぎていると、うまくキャリアプランを描くことができません。大きな目標や理想を掲げることは決して悪いことではありませんが、あまりにも現状とのギャップが大きいと実現が遠のき、モチベーションの維持が難しくなります。

まずはキャリアの棚卸しをして、現状を把握する作業から始めましょう。これまでにどんな仕事をしてどのような成果をあげたか、どのようなスキルがあるかなどを書き出して、自分の強みと弱みを理解することが大切です。

面接に役立つキャリアプランの作り方

転職の面接においてキャリアプランを質問されることもあります。企業の求めている働き方や業務内容が、その人のキャリアプランに合っているのかを見極めるためです。また、キャリアプランの明確な人は自分を正確に理解し、モチベーション高く働ける人材だと考える採用担当者もいます。

職種によってもキャリアプランの考え方は異なります。こちらの記事では職業別のキャリアプランの例も紹介していますので、参考にしてみてください。

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立場・年代別のキャリアプランの例文と考え方のヒント

立場や年代でキャリアプランの考え方は異なります。ここでは、面接でキャリアプランを聞かれたときの例文と考え方のヒントをご紹介します。

新卒のキャリアプラン

  • 3年後に店長になるために、マーケティングスキル・マネジメントスキルを学びたい。
  • 海外での営業の経験を積むために、営業のスキルと同時に語学も勉強したい。

新卒は経験や実績よりも、意欲や将来性に重きを置かれることが多いです。そのため未経験の職種や業界でも挑戦することができます。広い視野を持ち、さまざまな経験を通してスキルを高めたいという姿勢が大切になります。会社の先輩や尊敬する上司などをロールモデルにしキャリアプランを練ることもおすすめです。

若手社員

  • プロジェクトリーダーとしてスムーズな運営ができるようになる
  • 在宅でもキャリアが積めるようなIT職にキャリアチェンジする

若手社員は、転職などで新卒と比べて経験や実績が求められる可能性も高くなります。一方で中堅社員やベテラン社員に比べるとまだまだ若く、伸び代があると考えられることも多いです。自分の「できること」と「やりたいこと」のバランスをみてキャリアプランを立てると良いでしょう。

この時期、結婚や出産などのライフイベントが重なることもあるかもしれません。家庭と仕事のどちらも考慮してキャリアプランを設計することが大切になります。転職や独立、副業など視野を広くもち、優先順位を考えてプランを立てていくと良いでしょう。

中堅社員

  • これまでの経験を活かし、プロジェクトリーダーとして活躍する
  • 今あるスキルの専門性を高める

中堅社員は会社の中核を担うことが期待されます。転職時にはこれまでの経験やスキルを活かして何ができるのかを中心に伝えられると良いでしょう。そのため、求められる経験やスキルに沿った経験を積み上げ、専門性を高めることを意識すると良いでしょう。

ベテラン社員

  • マネジメントスキルを身につける
  • 管理職として転職する

40代後半以降のベテラン社員になると、転職では管理職の採用が増える傾向にあります。仕事全体を円滑にまわすマネジメントスキルやリーダーシップが求められることが多いです。そのため、多様な価値観を受け入れる広い視野、冷静な判断力などが必要になります。

また、これまで積み上げてきた経験・スキル・人脈を活かし、独立や副業も視野に入れてみても良いでしょう。今まで会社では挑戦できなかったことにチャレンジできたり、新しい考え方や価値観に触れることができます。

キャリアプランを作るメリット

キャリアプランを作るメリットは何なのでしょうか。ここでは3つご紹介します。

目標達成のためのロードマップができる

キャリアプランを立てることで、理想のゴールを実現するために今何をすべきなのかが明確になります。

たとえば3年後に「フリーランスWebデザイナーになる」というゴールを設定したら、達成のためにはスキルを身につけて実績を積む、人脈を作るなどといった行動が必要になると考えられます。

そのために、「まずは4ヶ月でスキルを身につけて、半年後には仕事が受注できるようにしよう」「1ヶ月で4件はHP制作をしよう」「フリーランスコミュニティに参加しよう」などといった具体的な道筋が立てられるようになります。

ストレスを減らすことができる

働く目的がわからなくなると、仕事にやりがいを感じられずストレスになってしまう可能性もあります。

キャリアプランを立てることで将来やりたいこと・そのために今やるべきことが明確になります。その結果、「今の仕事は理想を達成するために必要なのだ」と実感でき、モチベーション高く仕事に取り組むことができます。

自己成長を促進することができる

終身雇用が常識ではなくなった現代の日本では、主体的にキャリアを積んでいく必要があります。自分のキャリアについて中長期的なゴールをもち、計画を立てることが大切です。自分にとって理想のキャリアを描き、それを達成するために主体的に行動することで成長を促進することができるでしょう。

キャリアプランが思いつかない時の解決策

キャリアプランがうまく思いつかないときの解決策を3つご紹介します。

興味や関心のある分野を探す

仕事のことに絞って考えると、なかなか理想が明確にならないという人もいるでしょう。そのような場合は、仕事に限らず興味や関心のある分野はなにかを考えることがおすすめです。以下のように、小さなことでもひとつひとつ書き出してみましょう。

  • 海外旅行が好き
  • 漫画やイラストを描くのが好き
  • 子どもと過ごす時間が幸せで好き
  • 環境問題に興味がある

たとえば海外旅行が好きだとしたら、「旅行代理店で働く」「海外の情報をSNSで発信する」「海外旅行に好きなときに行けるフリーランスになる」など、組み合わせの選択肢はたくさんあります。興味や関心からキャリアを考えていくこともひとつの方法です。

身近な人や先輩の経験を聞く

大学の先輩や会社の先輩、身近な人の経験談を聞くことも有効な解決策です。実際に経験した人の話を聞くことで道筋がイメージしやすくなり、「私にもできるかもしれない」と理想を実現可能なものとして考えることができます。直接話を聞ける機会があれば、自分のキャリアプランに対してアドバイスをもらうと良いでしょう。

また、身近に理想のロールモデルがいないという場合は、インタビュー記事を読んだり、理想のキャリアを築いている人のブログを遡って読んでみることもおすすめです。仕事に限らず、暮らし方や考え方などで「こんな風になれたら素敵だな」と思うロールモデルがいることで、キャリアプランをイメージしやすくなります。

自己分析を行う

キャリアプランを立てる前に、自己分析を行い自分の強みと弱みを理解することが大切です。今までの経験から、今自分にできることとできないこと、今後に活かせそうなスキルや経験、大切にしてきた価値観などを具体的に書き出してみましょう。

  • これまでどのような仕事を経験したか
  • 仕事の中でも得意な作業は何か
  • やりがいを感じるのはどのようなときか
  • 人から褒められた経験
  • 苦労せずにできること

自分の強みや弱みが見えてくると、自分の特性を活かした働き方を選択しやすくなるでしょう。

スキルを身につけてキャリアの選択肢を増やそう

キャリアプランが思いつかない方へのヒントをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

将来の理想のゴールが思い描けたら、現状とのギャップを埋めるために行動するのみです。

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。