プレゼンテーションが上手くなるコツ – 人を惹きつける話し方のポイントとは?

プレゼンテーションが上手くなるコツ - 人を惹きつける話し方のポイントとは?
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ライター shin
航空系の会社に勤務した後、フリーランスとしての活動を開始。現在は主にWebメディアに携わりつつ海外を転々としている。
エディター Tomomaru
フリーランスWeb編集・コンテンツディレクター兼たまにライター。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会いWeb制作会社でマーケOLしてみたり。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。次なる野望は絵描きになること。思い込むのは自由です。

仕事をしていると、プレゼンテーションをする機会があるでしょう。そのとき、以下のような悩みを抱く方もいるのではないでしょうか。

「プレゼンテーションが難しいと感じる」
「どうしたらプレゼンテーションで人を惹きつけられるか分からない」

そこで、本記事ではプレゼンテーションが上手くなるコツと人の心を動かす話し方のテクニックを解説。また、資料の作り方やプレゼンの練習方法も紹介します。

プレゼンテーション初心者やプレゼンが苦手だと感じる方は、ぜひチェックしてみてください。

【事前準備】構成の作り方や流れのポイント

まず、プレゼンテーションの事前準備を紹介します。以下4つのポイントを押さえ、プレゼンテーションの構成を練ってみてください。

  • 目的を明確にする
  • 聴き手の立場で考える
  • 体験談や事例を含める
  • 問いかけや質疑応答の時間を作る

各ポイントを詳しく見ていきましょう。

目的を明確にする

プレゼンテーションの構成を考える際は、目的を明確にすることが大切です。何のためのプレゼンテーションなのかをはっきりさせることで、構成や流れを決めやすくなります。

たとえば、取引先が抱える課題の解決策を提示するのが目的なら、まず現状を客観的に伝えてから具体的な策を提案する構成がよいと考えられます。一方で、社内会議で自分の提案を発表する場合は、最初に結論を伝えたあとで理由を述べるほうが説得力が増すでしょう。

プレゼンテーションの構成や流れに迷う場合は、まずは目的に目を向けてみてください。

受け手の立場に立って考える

聴き手の立場で考えることも、押さえておきたいポイントの1つです。相手の立場に立って考えると悩みやニーズなどが見えてきて、プレゼンテーションの構成が練りやすくなるでしょう。

また、企業向けにプレゼンテーションをする場合は、相手の情報を事前に収集しておくことも大切です。業績や経営方針、業界の動向などを把握したうえで提案をすると、プレゼンテーションの内容に納得してもらえやすくなるといえます。

体験談や事例を含める

プレゼンテーションには、体験談を含めるようにしてみてください。具体的なエピソードがあると、聴き手が内容をイメージしやすくなったり相手から共感を得られたりするでしょう。

また、事例を交えるのもおすすめです。数字やデータなど客観的な情報を含めると、プレゼンテーションの説得力が増すと考えられます。

途中で問いかけたり質疑応答のタイミングを作る

プレゼンテーションの途中で問いかけや質疑応答の時間を作るのもよいでしょう。その理由は、一方的に話しているだけでは聴き手が飽きてしまう可能性があるからです。

プレゼンテーションの途中に聴き手への問いかけを挟んだり、最後に質疑応答の時間を設けたりしてみてください。聴き手に「自分もプレゼンテーションに参加している」という意識を持ってもらえると、最後まで関心を惹けるといえます。

【資料作成】わかりやすい資料のポイント

続いて、プレゼンテーションで使用する資料をPowerPoint(パワーポイント、以下パワポ)で分かりやすく作成する方法を紹介します。具体的には、以下の4つが大切です。

  • シンプルなレイアウトにする
  • 画像やグラフを用いる
  • 色の使い方を意識する
  • 簡潔にまとめる

それぞれを詳しく説明します。

シンプルなレイアウトにする

スライドのレイアウトはシンプルにするのが大切です。文字を書きすぎたりビジュアルをたくさん入れたりすると情報量が多くなり、相手はスライドを理解することに集中してしまうと考えられます。

テキストとビジュアルを最小限に抑え、パッと見て内容を理解できるようなスライドにするのがポイントです。

画像やグラフを活用する

スライドには、画像やグラフを入れるようにしてください。たとえば、商品のデザインやデータなどを説明するときは、口頭のみよりも視覚的な情報を交えたほうが内容を理解してもらえやすいでしょう。

また、画像やグラフを活用すれば、テキストの量を減らせます。スライドをシンプルで分かりやすくするためにも、画像やグラフなどを活用しましょう。

色の使い方に注意する

スライドを作成するときは、色の使い方に注意しましょう。多くの色を使うと見づらくなってしまうため、ベースとなるカラーを決めて全体で統一するのがポイントです。色選びに迷う場合は、白やグレーなど落ち着いたものを選ぶとよいでしょう。

また、テキストで強調したい部分があるときは、色を変えるのがおすすめです。背景色にもよりますが、赤やオレンジなどにすると相手の目に留まりやすくなるといえます。

簡潔にまとめる

パワポで資料を作るときは、簡潔にまとめることを意識してみてください。パワポはあくまでプレゼンテーションの補助なので、「何を伝えたいのか」「どこがポイントなのか」が分かればよいといえます。

もし詳細な情報を資料としてまとめたい場合は、パワポとは別に作成してプレゼンテーションの前後で配布するのがおすすめです。

【話し方】人を惹きつける話し方のポイント

ここからは、プレゼンテーションをするときの話し方について解説します。聴き手を惹きつけるには、以下5つのポイントを意識してみてください。

  • 聴き手の興味を惹くようなストーリーを用意する
  • 笑顔を意識する
  • 目線を意識する
  • ジェスチャーやパフォーマンスを取り入れる
  • スライドや資料に頼りすぎないようにする

各ポイントを詳しく見ていきましょう。

聴衆の興味を惹くストーリーを用意する

プレゼンテーションには、聴き手が興味を抱くようなストーリーがあるとよいでしょう。客観的な事実やデータだけを伝えるよりも、ストーリーテリングを取り入れたほうが聴き手の心に響くといえます。ちなみに、ストーリーテリングとは思いやコンセプトを体験談やエピソードとして伝えることで聞き手に強く印象付ける手法のことです。

プレゼンテーションをするときは、自身の体験談や商品が生まれた背景なども交えてみてください。

笑顔を意識する

プレゼンテーション中は、笑顔を意識することが大切です。緊張したり集中し過ぎたりすると表情がこわばってしまうことはありますが、厳しい表情で話すと聴き手に悪い印象を与えてしまう可能性があります。

聴衆の前で笑顔になれるか否か不安な方は、プレゼンテーションの練習を何度も重ねてみてください。「たくさん練習したから大丈夫」と心に余裕ができれば、本番でも笑顔で話せるはずです。

目線を意識する

プレゼンテーションをするときは、表情に加えて目線も意識しましょう。特定の方向をじっと見ていると、視線が合っている人に怖い印象を持たれたり、それ以外の人からは「自分には話しかけていない」と思われたりしてしまう場合があります。

ワンセンテンスごとに目線を変えるなど、聴き手全員に語りかけていることが伝わるようにしてみてください。

ジェスチャーやパフォーマンスを取り入れる

ジェスチャーやパフォーマンスをしながら話すのも、聴き手を惹きつける効果が期待できます。棒立ちで話すだけでは相手の関心を惹けないので、身振り手振りを交えてプレゼンテーションをすることが大切です。

たとえば、「ポイントは3つあります」のように数字を使うときに指で表現したり、自分の気持ちを説明するときに手を胸に当てたりすると、聴き手の印象に残りやすいプレゼンテーションになるでしょう。

パワーポイントや資料に頼りすぎない

人を惹きつける話し方をするためには、パワポや資料に頼りすぎないことが大切です。スライドや資料に書かれていることをそのまま読み上げるだけでは、聴き手はつまらないと感じてしまう可能性があります。

また、「原稿を見ながら話し続ける」「資料が投影されたスクリーンだけを見て話す」なども避けましょう。聴き手が「自分たちに語りかけている」と思えるような話し方を意識してみてください。

プレゼンが上手い人がやっている練習方法5つ

最後に、プレゼンテーションが上手い人がやっている以下5つの練習方法を紹介します。

  • アプリでスピーチを録音してみる
  • 練習相手を見つける
  • イメージトレーニングをする
  • 自分のプレゼンテーションを撮影する
  • プレゼンが上手な人の真似をする

5つの練習方法を詳しく説明します。

アプリでスピーチを録音してみる

1つ目の練習方法は、スピーチを録音することです。録音アプリを使用して自分のプレゼンテーションを聞き、話し方や話すスピードなどをチェックしてみてください。

ただ録音を聞くだけではなく、気になった点をノートに書き出しましょう。録音と修正を繰り返すことで、プレゼンテーションの質は上がるはずです。

練習相手を見つける

練習相手を見つけてプレゼンテーションをするのもおすすめです。聴き手から客観的なフィードバックをもらうことで、自分では気がつかない癖や改善点を把握できるでしょう。

また、人を相手にプレゼンテーションをすると適度な緊張感を得られ、本番を見据えた練習になるといえます。可能なら、複数人を相手に練習をしてみてください。

イメージトレーニングをする

プレゼンテーションが上手な人は、イメージトレーニングをしています。聴衆の前で話す自分や会場の雰囲気などを、何度も頭の中で思い浮かべます。

イメージトレーニングを重ねると、練習通りのプレゼンテーションを本番でも行えるでしょう。また、本番での緊張を和らげる効果も期待できます。

自分がプレゼンしている様子を撮影する

自分のプレゼンテーションを撮影するのもおすすめです。自分の話し方や姿勢などを客観視することで、声量や話すスピード、立ち姿などの修正点が見えてくるといえます。

なお、プレゼンテーションの様子を撮影するときは、聴衆がいる状態で行うとよいでしょう。その理由は、1人のときと人前に立ったときでは緊張のレベルが異なり、話し方が変わる場合があるからです。

プレゼンが上手い人の真似をする

プレゼンテーションが上手な人の真似をするのもよいでしょう。YouTubeやTED(著名人の講演を視聴できるサイト)などで聴衆を惹きつける話し方をしている人を見つけ、ロールモデルにしてみてください。

また、上司や先輩などでプレゼンテーションが上手な人がいる場合は、その人を参考にしたりアドバイスをもらったりするのもおすすめです。ただ話し方を真似するだけではなく、プレゼンテーション中に意識していることや準備の方法などにも着目してみてください。

プレゼンテーションのコツを押さえて、人を惹きつける話し方を身につけよう

プレゼンテーションが上手くなるためには、コツを押さえる必要があります。本記事で紹介した事前準備や資料作成、話し方などのポイントを把握して練習を繰り返せば、きっとプレゼンテーションが上達するはずです。

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。