資格試験の勉強法7つ!忙しい大人にこそ知ってほしい勉強のコツとは?

資格試験の勉強法7つ!忙しい大人にこそ知ってほしい勉強のコツとは?
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ライター 山吹あや
地方国立大学教育学部を卒業後、小中学校教員として11年間勤務。息子とダウン症の娘の子育てとの両立のため、現在は教員を退職しWebライターとして活動中。整理収納アドバイザー2級、教員免許状を保有。
エディター Tomomaru
フリーランスWeb編集・コンテンツディレクター兼たまにライター。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会いWeb制作会社でマーケOLしてみたり。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。次なる野望は絵描きになること。思い込むのは自由です。

資格を取得したいと思っていても、「何から手をつけていいのかわからない」「試験勉強の時間をなかなか捻出できない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。忙しい社会人が資格を取得するには、限られた時間の中で効率的に勉強する方法を知っておく必要があるでしょう。

今回は資格の取得を考えている社会人に向けて、効率のいい勉強方法やスケジュール管理のコツを紹介します。

資格試験の勉強法で押さえるべき大前提4つ

資格取得に向けて勉強をする際は、むやみに勉強を始めるよりも、効率的に勉強を進めるコツを押さえておくことが大切です。ここでは資格試験の勉強で大前提となる4つのポイントを紹介します。

完璧や満点を求めすぎない

資格試験で大切なのは、合格基準に到達することです。確実に知識を身につけたいと意気込んでいる人もいるかもしれませんが、すべてを完璧に理解することを目指してしまうと、時間がいくらあっても足りないでしょう。

参考書を丸暗記しようとしたり、満点を目指すことだけに固執してしまったりすると、勉強に膨大な時間がかかるだけでなく、途中で挫折してしまうこともあるかもしれません。

資格試験は合格基準に達することで、その分野に関する一定以上の知識があることを証明できるものです。完璧を目指すよりも、合格基準に到達するための勉強を実践していきましょう。

インプットよりアウトプットを重視する

勉強したことを資格試験で発揮するには、意識的にアウトプットをしていくことが大切です。インプットとは理解して覚えること、アウトプットとは得た知識を使っていくことを指します。資格試験の勉強におけるアウトプットとは、過去問や練習問題を実際に解いてみることにあたります。

インプットとして参考書を読み込むことも必要ですが、読むだけではなかなか問題を解けるようにはなりません。「問題を解くのは参考書を全部読み終わってから」「内容をすべて覚えてから」と思っていると、アウトプットにかける時間がなくなってしまいます。

試験では問題を解かなければ得点にならないため、インプットに偏らず、意識的にアウトプットを重視した勉強をするようにしましょう。

モチベーション維持の方法を考えておく

勉強を続けていると、なかなかやる気が出ない日もあるでしょう。そんなやる気が出ない日でも時間を無駄にしないよう、あらかじめ自分に合ったモチベーション維持の方法を考えておくのがおすすめです。

まずは資格試験に挑戦する目的や目標を最初にしっかり設定しておきましょう。モチベーションが上がらない日でも、目的や目標を確認することで今自分がとるべき行動が見えてきます。また、憧れの人や目標となる人を見つけておくのも有効です。「あの人のように活躍したい」という気持ちは、勉強の原動力となるでしょう。

なかなかやる気が出なくても、1日数分だけでも勉強しようとする姿勢でいることも大切です。「1問だけでも解いてみる」「5分だけでも参考書を読む」など、毎日勉強を続けることがモチベーションの維持につながります。

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スキルの習得も欠かさない

資格を取得する目的や目標を明確にすると、資格取得の先には、その分野に関する実践的な力を身につけることが求められると考えられるでしょう。取得したい資格に関する分野で活躍するためには、どのようなスキルが求められるのかを把握し、身につけられるように努力していく必要があります。

たとえばWebデザインの資格を取得し、Webデザイナーとして多様な案件を獲得して活躍したいと思う場合、資格取得のための勉強はもちろん、Webデザイナーとして求められるさまざまなスキルも身につけておく必要があります。デザインの基礎知識やデザインツールを扱うスキルだけではなく、コーディングやプログラミング、ビジネススキルなども習得することで、即戦力として活躍できるようになるでしょう。

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資格試験の効率のいい勉強法7つ

忙しい大人が資格試験に臨む際、がむしゃらに勉強をしていては効率が悪く、いずれ壁にぶつかって挫折してしまうかもしれません。限られた時間のなかで資格取得を目指すのであれば、なるべく効率的に勉強を進めたいところです。

ここでは資格試験に向けて、効率のいい勉強法を7つ紹介します。自分に合った方法を見つける際の参考にしてみてください。

資格・検定ごとに戦略を考えておく

同じような分野の資格試験であっても、資格や検定によって出題傾向や配点は異なります。忙しくて勉強時間をあまり確保できない場合、合格を目的とするのであれば、得点の配点が大きい分野から勉強するほうが効率がよいでしょう。

また、解答方法がマークシート方式なのか記述式なのかによっても、効率のいい勉強の仕方が変わってきます。マークシート方式であれば、正確な漢字やスペルを覚えることよりも、選択肢の中から正解を選ぶための知識を身につけることに時間をかけたほうがよいでしょう。記述式の場合は作図や論文など、記述の方法に合った演習を重ねることが大切です。

過去問を解いて試験の全体像をつかむ

過去問を解くと試験の全体像が見えてくるので、資格試験までにどのような勉強をすべきか見通せるようになります。過去問に取り組みながら試験の難易度や出題傾向を把握し、今の実力と照らし合わせて「何を重点的に勉強すればよいか」「どのくらい勉強時間を確保したらよいか」などを考えていきましょう。

また、過去問を解きながら試験当日のイメージをしておくと安心です。試験の形式は回によって多少変化することもありますが、過去問をもとに設問ごとの時間配分や取り組む順序などをある程度考えておくとスムーズでしょう。

すきま時間をフル活用する

まとまった勉強時間を確保できない場合でも、すきま時間を有効活用して勉強することを意識しましょう。短い時間でも、コツコツと積み重ねることが大切です。

まずは1日の生活の流れをイメージしながら、「電車やバスでの移動中」「仕事の休憩時間」「家事をしながら」など、勉強に充てられそうな時間をピックアップしてみてください。まとまった時間があるときには問題集や過去問に取り組み、すきま時間では暗記事項や一問一答、動画や音声でのインプットなどに取り組むなど、いつどんな勉強をするのがよいかを考えておきましょう。

間違えた箇所をノートにまとめる

間違えた箇所は十分に理解できていない、覚えられていないところなので、ノートに整理してまとめておくとよいでしょう。すべての範囲をノートにまとめるのは非効率的ですが、間違えた箇所に絞ってまとめるのは、同じ間違いをしないためにも有効的な勉強方法といえます。

ノートにまとめる際は、見るのは自分だけなので、きれいに書く必要はありません。大切なのは「まとめながら理解する」「あとから見返したときに分かる」ことです。丁寧で美しいノートに仕上げることに時間を使うのではなく、簡単な図や箇条書きを使いながら、なるべく短時間で要点をまとめるようにしましょう。

勉強用のアプリを利用する

勉強用アプリは学生向けのものだけでなく、大人が活用できるものも豊富にあります。忙しい日々のなかに上手く取り入れることで、資格試験に向けた勉強を効率よく進めるのに役立てられるでしょう。

勉強のモチベーション維持やスケジュール管理をサポートしてくれるもの、すきま時間に手軽に勉強できるものなど、勉強用のアプリにはさまざまなタイプがあります。自分に合ったものを見つけ、上手に活用していきましょう。

五感全体を使って記憶する

人間には「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」の五感が備わっています。人間は五感を介して脳に情報を伝えるため、五感を働かせて記憶をすると長期に渡って忘れにくいとされています。勉強する際にも、五感を上手く使って暗記することを意識してみてください。

例えば参考書を読む場合、黙って読むだけでは視覚しか使用しませんが、音読をすることで、視覚と聴覚を働かせて記憶することができます。さらに音読しながら紙に書くことはアウトプットでもあり、より記憶が定着しやすくなるでしょう。

集中できる環境に身を置く

忙しいなかでもせっかく時間を捻出して勉強するのであれば、集中できる環境に身を置くことも重要なポイントです。カフェや図書館、自宅など、自分にとって集中できる場所を選んで勉強するようにしましょう。その際、周囲に誘惑されるものを置かないことも大切です。スマホやゲームなど、勉強の妨げになるものは遠ざけておきましょう。

また、静かな環境か、室温は快適かといった点も集中力に影響を与えやすい要素です。ずっと同じ場所ではなく時には場所を変えながら、集中しやすい環境に身を置くように意識してみてください。

資格試験の勉強スケジュールを考える際のコツ

資格試験の勉強をする際には、試験当日までに合格基準に到達できるよう、計画的に勉強時間や勉強内容を考えていく必要があります。ここでは資格試験に向けて、スケジュールを考えるコツを紹介します。

試験ごとに必要な勉強時間を見積もっておく

試験までに出題範囲の勉強を終えるためには、勉強を始める前に、必要な勉強時間を見積もって計画を立てることが大切です。試験によって内容や難易度は異なるため、過去問や試験の概要に目を通し、どのくらい勉強時間が必要かを見積りましょう。

「必要な勉強時間はどのくらいか」「試験まであとどのくらいの日数があるか」を照らし合わせながら、月や週単位で何をどのくらい勉強するかを考えてみてください。計画の大枠ができると、「今日は何をすればよいか」も自然と見えてきます。

記憶が定着しやすいタイミングで復習する

時間の経過と記憶の関係性をグラフに表した「エビングハウスの忘却曲線」によると、人は1時間後には覚えたことの56%を忘れてしまいます。せっかく勉強をしても1時間後には約半分を忘れてしまうことを考慮すると、勉強したことはその日のうちに復習するのがおすすめです。

さらに、何もしないでいると31日後には79%を忘れてしまうため、復習をしなければせっかく勉強をしても大半を忘れてしまうことになります。その日のうちに復習することに加え、重要な内容ほど日を改めながら何度も繰り返し復習をしましょう。

計画通りに進まない場合のことも想定しておく

資格試験に向けて勉強をしていると、計画通りに進まない日も出てくるでしょう。勉強のスケジュールを考える際は、計画通りに進まなかった日の分をカバーできるよう、計画に余白をつくっておくと安心です。

計画にゆとりがないと、計画通りに進まない日があるだけで予定がすべて後ろ倒しになり、いずれ修正がきかなくなってしまうかもしれません。計画通りに進まない場合のことを想定してゆとりのあるスケジュールを組み、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。

資格試験に向けて自分に合った勉強法を見つけ、スキルアップにつなげよう!

忙しい大人が資格試験に向けて効率よく勉強を進めるためには、自分に合った勉強法やモチベーション維持の方法を知っておくことが大切です。

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