動画クリエイターとは?仕事内容やなり方、必要なスキルなどを徹底解説

動画クリエイターとは?仕事内容やなり方、必要なスキルなどを徹底解説
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ライター 大竹菜々子
高校3年生で脚本家としてデビュー。2018年5月、脚本を担当した映画『猫カフェ』及び『チャットレディのキセキ』が公開される。 慶應義塾大学法学部進学後は、「トラベル Watch」「グルメ Watch」(株式会社インプレス)にてライター・編集者としての活動を開始した。 現在に至るまで、「レスポンス」(株式会社イード)や「ビギナーズ」 (株式会社マーケットエンタープライズ)などで取材記事やSEO記事作成を手掛けている。 なお 2022 年からは、オウンドメディア立ち上げに関わるなど、メディアプロデューサーとしても活動している。JAPAN MENSA会員。

動画クリエイターとは、その名の通り動画制作に携わる職種のことです。YouTubeやTikTokなどのSNSをはじめ、広告でも動画の需要が増えている昨今、動画クリエイターに興味関心を持つ人が増えています。一方、動画クリエイターとはどんな仕事なのか、具体的なイメージがつかない人も多いのではないでしょうか。

本記事では、動画クリエイターとはどんな職種なのか徹底解説します。仕事内容や必要なスキル、将来性についても触れるため、動画クリエイターについて興味がある人はぜひ最後までチェックしてください。

動画クリエイターとは?

動画クリエイターとは?

動画クリエイターとは、簡単にいうと動画制作に携わる人材のことを指します。プロデューサーやカメラマンなど、動画制作を取り巻くさまざまな役職が含まれるため、意味するところは比較的広いです。

最近では個人で活動するYouTuberやフリーランスの動画編集者が増えていますが、このように企画から編集、演出まですべて1人でこなす人も動画クリエイターの一種となります。

また、似た意味を表す職種に「映像クリエイター」があります。動画クリエイターは素材を編集してコンテンツを作るのが主な仕事である一方で、映像クリエイターはCGや特殊効果などを用いて映像を一から作る職種です。どちらも映像作品を作り上げ、視聴者に影響を与える点でやりがいのある仕事といえます。

動画クリエイターの仕事に将来性はある?

「動画クリエイターは将来性がないからやめとけ」といった声も見受けますが、結論からいうと、動画クリエイターの仕事に将来性はあるといえます。なぜなら、SNSやスマートフォンの普及により、動画市場が拡大傾向にあるからです。

株式会社サイバーエージェントの調査によると、2023年の動画広告市場は、昨年対比112%の6,253億円に到達し、2027年まで拡大傾向にあると発表されています*1

加えて、映像技術も年々進化し、技術のある人なら3Dグラフィックも扱える時代です。そのため、動画クリエイターと同様に映像クリエイターの需要も拡大傾向にあるといえます。このように、動画クリエイターの仕事は映像コンテンツが存在する限りなくなることは考えにくいです。むしろ今後もますます需要が増していくでしょう。

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動画クリエイターの種類と仕事内容

動画クリエイターの主な種類は、下記の7つです。

動画クリエイターの種類仕事内容
プロデューサー動画制作の責任者として、企画や予算、スケジュールを組み立てる
ディレクター/アシスタントディレクター動画・映像制作の現場で指揮をとる
カメラマン映像の撮影、機材の手配や管理まで行う
エディター撮影した映像素材を編集する
CGデザイナー現実では不可能な演出をCG技術で表現する
カラリスト映像の色を調整するカラーコレクションを担う
音声・音響技師映像の音に関わる作業全般を担う

動画クリエイターの種類は細かく分けられますが、最近は柔軟性と臨機応変に対応できる力が求められるようになっています。役職や肩書きにとらわれず、どの工程にも携われる知識やスキルを持った動画・映像クリエイターが重宝されてきているのです。ここでは、それぞれの仕事内容について詳しく見ていきましょう。

1. プロデューサー

プロデューサーの仕事は、動画・映像制作の責任者として、企画や予算、スケジュールを組み立てることです。プロジェクト全体を統括し、クライアントやスポンサーと直接やり取りすることで、動画制作に必要な土台を作っていきます。

パソコンと向き合ってコツコツと編集作業をしたり、撮影でカメラを回したりするよりも、立案した企画がうまくいくように采配をとる経営的・事務的な仕事が多いです。チームで作品を作ることにやりがいを感じる方は、プロデューサーの仕事を楽しめるでしょう。

2. ディレクター/アシスタントディレクター

ディレクター/アシスタントディレクターの仕事は、動画・映像制作の現場で指揮をとることです。プロデューサーと議論しながら企画を立案して予算やスケジュールを合わせたり、現場でカメラマンや出演者に指示を出したりと、制作の現場で実際にプロジェクトを取りまとめる役割があります。

大道具を設置して撮影スタジオを装飾する場合や、屋外で撮影する場合など、動画撮影では安全面や周囲の人々への配慮も重要です。プロデューサーとディレクターの両方の役職が置かれているプロジェクトでは、プロデューサーが現場の外で座組みを整え、ディレクターが実際の現場で統括するなど、役割分担をして協力しながら動画制作を進行することになるでしょう。

3. カメラマン

カメラマンとはその名の通り、カメラを用いて撮影や収録を行う専門家を指します。撮影に加えて必要な機材の手配や管理にまで携わることが多いです。動画・映像制作に欠かせない役割を担います。

カメラマンには、企画内容に合わせてクオリティの高い素材を撮影する技術が必要です。たとえば、商品宣伝用の動画を撮影する場合、主役となる商品をよりよく魅せるよう角度やシチュエーションを考慮するなど、撮影テクニックが欠かせません。カメラマンは、動画・映像制作の根幹を担うポジションといえます。

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4. エディター

動画制作におけるエディターとは、いわゆる動画編集者のことです。撮影した映像素材を編集し、1つの動画作品として仕上げます。個人の動画クリエイターとして活動する場合、テロップの挿入やエフェクト、BGM、効果音の活用といった演出面まで担うことが多いです。

動画の雰囲気に合わせてカラーリングを決め、イメージに合うフォントを実際の音声とテンポを揃えて挿入するなど、魅力的な動画を作るために作業していきます。コツコツと細かい作業をする場面も多いですが、動画制作が好きな人にとって編集はやりがいのある職種ではないでしょうか。

5. CGデザイナー

CGデザイナーは、現実では不可能な演出をCG技術で表現する仕事です。CGとは「Computer Graphics (コンピュータグラフィックス)」の略称であり、コンピュータを使って制作した画像や動画、図形などを指します。

映画やアニメ、ゲームなどで使用される技術の1つであり、パソコンのスペック向上やテクノロジーの発達によりCGの表現技術も拡大しています。「2D」「3D」とCG技術は進化しており、アニメーションやゲームの制作、製品の設計、医療現場など、動画以外にもさまざまな場面で活躍できる職種です。

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6. カラリスト

カラリストの仕事は、映像の色を調整するカラーコレクションを担うことです。映像をイメージ通りの色にすることで、視聴者にコンテンツのメッセージを届けやすくします。

たとえば、複数のカメラを使用して撮影した映像を比べると色の差が出てしまうことも。それらの映像を繋ぎ合わせたときにカット間に色のばらつきがあると違和感が出るため、色の調整を行うのがカラリストの仕事の1つです。映像の雰囲気や違和感を色の調整により整えるという、動画の完成度に関わる重要な役割を担います。

7. 音声・音響技師

音声・音響技師の仕事では、撮影中の音声を録音し、BGMや効果音を追加するなど、映像の音に関わる作業全般に関わります。映像作品は、動画による視覚的なイメージに加えて音声による印象が大きいものです。

そのため、音声は作品のクオリティを左右する大きな役割を担っています。現場での録音技術や収録後の編集作業など、音声・音響技師の腕前が試されるのです。難しさもある一方で、やりがいのある職種といえます。

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動画クリエイターが作成する主な映像

動画クリエイターが作成する主な映像の種類は、以下の通りです。

  • 企業のPR動画
  • CM・プロモーション映像
  • ミュージックビデオ
  • YouTube
  • TikTok・Instagramのリール動画

時代の変化とともに、映像が使用されるシーンは多くなっています。映像制作会社やテレビ局で勤務する以外にも、個人で動画制作に携わることも可能になってきました。

動画の種類はさまざまですが、作品を制作するときに共通するのは、届ける相手に響くコンテンツの制作が必要不可欠だということです。動画クリエイターとして活躍するなら、魅力的な企画を考え、より多くに人々に影響を与える動画制作を心がける必要があるでしょう。

動画クリエイターの年収はいくらくらい?

動画クリエイターの年収は、雇用形態や業務内容により異なります。正社員の動画制作者の場合、平均年収は約579.8万円です*2日本の平均年収が約311万円のため、平均より高い傾向にあるといえるでしょう*3

派遣・アルバイトの場合、地域や会社により幅はありますが、報酬相場は時給1,000円程度です。時給1,000円でフルタイムで稼働した場合の年収は、約190万円と概算できます。

最近では、フリーランスとして活動する動画クリエイターも増えており、力量次第で年収が大幅に上がることも。一例としてクラウドソーシングサイトで副業などの案件の単価相場を見ると、動画1本の編集で8,000円程度であるとわかりました。実力次第で収入が高まる可能性がある点も、動画クリエイターの魅力といえるでしょう。

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動画クリエイターに向いている人の6つの特徴

動画クリエイターを目指すにあたって、どのような人が向いているのか解説します。当てはまるものがあれば動画クリエイターとして活躍できる可能性がグッと高まるでしょう。参考として、自分と照らし合わせてみてください。

テレビやYouTubeなど映像コンテンツが好き

動画クリエイターを目指す人には、テレビやYouTubeなどの映像コンテンツが好きでよく見ている方が多いです。さまざまなジャンルの映像コンテンツを人一倍観察していると、魅力的に映る演出や必要な要素が肌感覚で理解できるかもしれません。

多くの映像を見ることは、質の高い作品作りの参考になります。「動画クリエイターを目指したいけれど、これまであまり映像を見てこなかった!」という方は、ぜひ積極的に映像コンテンツを視聴するようにしてみてください。

デザインが好き

動画クリエイターは「動画の見た目をデザインする」という意味で、デザイナーの要素を担っているといえます。誰が話しているのか、どんな雰囲気のセリフなのかによってテロップの色やフォント、表示方法を変えてみたり、出演者のトークのおもしろさがより伝わるようアニメーションやグラフィックを入れてみたりと、デザインを工夫することでさまざまな表現が考えられるからです。

動画制作では、視覚的なわかりやすさを追求することが重要です。ビジュアル面に加え、効果音やカット割など、複合的なデザインを用いて動画全体を組み立てるスキルがある人は、動画クリエイターに向いているといえるでしょう。

細かい部分までこだわれる

動画編集では素材を揃えたあと、細部の編集が必須です。動画のテンポを良くするためのカット編集など、細かい部分までこだわりをもって作業する必要があります。そうすることで、よりクオリティの高い作品作りができるからです。

企画内容がおもしろいことはもちろん重要ですが、実際に再生回数を伸ばし人気を集めている動画はやはり編集技術が優れています。動画クリエイターとしての仕事の肝はやはりどれだけ良い動画が作れるかになるので、細かい部分までこだわれる人に向いている職種だといえるでしょう。

コミュニケーションが得意

動画クリエイターとしてクライアントから動画制作を請け負う場合、コミュニケーションをうまくとることが求められます。そのため、コミュニケーションが得意な方にも向いている職種なのです。動画制作はクリエイティブな側面が強いため、感覚的な議論になりやすいですが、わかりやすく伝える力があると認識の齟齬が生まれにくく、制作がスムーズに進みます。

コミュニケーションが上手くいかないと、「共通の認識をもって編集作業をしたつもりでも、細かいニュアンスが異なっていた」というトラブルが起きることも。クライアントとのやりとりで、イメージをすり合わせておくことが大切です。そのため、動画クリエイターは人と話すことが得意な人にも向いている職種といえるでしょう。

トレンドに敏感

トレンドに敏感な人も、動画クリエイターに向いているといえます。クリエイティブな職種は、世間のニーズを押さえた作品作りが求められるからです。流行に合わせた映像作品は、人々の興味関心を惹くものに仕上がることでしょう。

そのため、動画クリエイターは常に最新のトレンドをキャッチアップしておく必要があります。日常的にトレンドを収集している人は、動画クリエイターに必要な素養があるといえるのです。

日々学習を継続できる

継続的な学習が苦にならない人も、動画クリエイターに向いています。映像技術の発展に合わせて、流行りの編集技術や最新のスキルを身につける姿勢が必要だからです。AI技術の進歩などめまぐるしい昨今の動向からも、映像を取り巻く情報は日々更新していることがわかります。

そのため、動画クリエイターになるまでの学習に加えて、現場で活躍してからも日々学び続ける必要があるのです。継続的な学びが楽しめる人は、動画クリエイターとして活躍し続ける素質があるといえます。

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動画クリエイターに必要なスキル

動画クリエイターを目指すなら、映像を制作するスキルはもちろん、円滑に仕事を進めるためのビジネススキルも必要です。ここでは、動画クリエイターに必要なスキルを7つ解説します。

動画制作に関する基礎知識

動画クリエイターになるなら、もちろん動画制作に関する基礎知識が必要です。動画のカットやトリミング、エフェクトの追加、音声の編集など、動画制作で使用するツールの基本操作や編集方法は身につけておかなければなりません。

仮にプロデューサーなどの上流工程を目指す場合も、現場の作業を理解しておきましょう。動画制作に携わるなら、どんな職種を目指すにせよ基礎知識は必ず学んでおくことをおすすめします。

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企画・構成を立てるスキル

動画クリエイターとして動画制作を請け負う場合、企画の立案から携わることもあります。そのため、ターゲット層に刺さるようなトレンドを押さえた企画を立てるスキルやわかりやすく構成する力が必要です。

すでに企画が立てられている場合も、企画の趣旨を理解して構成を立て、動画制作することが求められます。どのような形で動画制作に関わるとしても、企画力・構成力は身につけておきたいスキルといえるでしょう。

編集ソフトを使いこなすスキル

動画制作では「Premiere Pro」「Final Cut Pro」「PowerDirector」といった編集ソフトを使用するスキルが必須です。動画クリエイターを目指すなら、最低限使用頻度の高い編集ソフトは使いこなせる必要があります。1つマスターしておけば、他のソフトが必要になった場合も、基本的な操作方法を習得するだけで使い方が見えてくるでしょう。

プロデューサーなどの編集作業に関わらない職種であっても、編集ソフトを使いこなせれば具体的な企画案が考えやすく、スムーズにプロジェクトが進むというメリットがあります。どのような形で動画制作に携わるとしても、編集ソフトの使い方は身につけておくのがおすすめです。

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撮影スキル

動画クリエイターになるなら、撮影スキルも身につけておきたいスキルの1つです。媒体や目的にかかわらず、映像作品を作る側になるなら「撮影」は切っても切れない作業といえます。特に、カメラマンなどの撮影作業を担う役割を目指すなら必須のスキルです。

ディレクターなどのカメラを持たない職種の場合でも、撮影スキルを身につけておくと、指示出ししやすくなるなど作品のクオリティ向上に役立ちます。照明の基本的な扱い方や、カメラワークの種類や選び方といった知識や技術を中心に身につけておくと良いでしょう。

ディレクション・マネジメントスキル

動画クリエイターとして仕事の幅を広げたい方は、ディレクション・マネジメントスキルも身につけておく必要があります。たとえば、1人では請け負えない大型案件を受注した場合には、チームを組んで動画制作をすることもあるでしょう。

チームで作業を進めるようになった場合、各メンバーのスケジュール管理や役割分担などについても考え、マネジメントしなければなりません。チームを取りまとめるには、指示出しやフィードバックなどのディレクションスキルも求められます。チームで動画制作の仕事をしたい人は、特に身につけておきたいスキルといえるでしょう。

コミュニケーションスキル

動画クリエイターは人との関わりが多く、コミュニケーションスキルが求められる職業です。1つの作品を協業して作り上げる場合には、ポジション間の連携が作品の質に関わることも。個人で映像制作する場合も、届けたい内容を視聴者にうまく届ける力が必要です。

そのため、役割や雇用形態にかかわらずコミュニケーションスキルは重要といえます。口頭でうまく伝える能力はもちろん、資料やメッセージなどのテキストのやりとりでも、わかりやすく伝達する力を身につけておきましょう。

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デザインの基礎スキル

デザインの基礎スキルも、動画クリエイターに必要なスキルです。映像内で使用するテロップは、フォントやカラーなど視覚的な印象により動画の質が大きく左右されます。そのため、デザインの基礎知識があれば動画全体のクオリティもグッとアップするでしょう。

デザインツールを使いこなせるほどの実践的なスキルを習得すれば、動画と合わせてサムネイルを制作するなど、役割の幅が広がることも。動画クリエイターとしてマルチに活躍したい人は、デザインスキルの習得にも挑戦してみてください。

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未経験から動画クリエイターになるには?

動画を中心としたSNSが普及し、動画編集が身近になっています。このような背景から、「未経験から動画クリエイターになりたい」と思う方も多いのではないでしょうか。動画クリエイターに必要なスキルを身につける方法は、主に下記の3つです。

動画・映像制作で求められるスキルを習得するには、一定の時間が必要です。未経験から習得するには、自分に合った方法で効率的に学習することが求められます。ここでは、3つの勉強法について詳しく解説するので、参考にしてみてください。

独学でスキルを身につける

動画クリエイターに必要なスキルは、ある程度であれば独学でも身につけられます。たとえば、動画制作に欠かせない編集業務は、編集ソフトの操作方法をマスターすればそこそこできるようになるでしょう。

また、動画編集や映像技術に関する書籍を活用したり、YouTubeにて編集ソフトの操作方法を解説する動画を見たりなど、独学でもできることは意外と多いもの。動画クリエイターになるためのスキルは、幅広く実践的なものが多いため、インプットだけでなくアウトプットも意識して学習を進めてください。

スクールを活用する

動画クリエイターを目指すなら、企画力や動画編集スキル、デザインスキルなど、さまざまなスキルを複合的に身につける必要があります。「やることが多すぎて何から始めればいいかわからない」という方は、スクールの活用がおすすめです。

たとえば、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)では、動画編集コースはもちろん、WebデザインコースWebディレクターコースなど、動画クリエイターとしてビジネスをしていくにあたって必要な力を多角的に習得できます。独学に不安がある方はぜひ活用してみてください。

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制作会社に入社して実践で学ぶ

動画クリエイターとして活躍している人のなかには、映像制作会社に入社してから動画編集スキルを身につけた方もいます。動画制作のスキルを向上させるには、やはり実践が重要です。

独学で動画制作をする場合、企画や素材集めのハードルが高く「そもそも編集技術を身につけるための準備が難しい……」という悩みを抱える人もいます。制作会社に入社して現場で経験を積めれば、悩む時間も減るでしょう。ジャンル問わずさまざまな映像に携われるため、努力次第ではスピード感を持ってスキルを習得していけるかもしれません。

動画クリエイターを目指すならSHElikesがおすすめ!

動画クリエイターとは、簡単にいうと映像制作に関わる職種のことです。動画市場が拡大傾向にあることから、需要が高まっている仕事でもあります。動画クリエイターとして必要なスキルは、動画編集やデザイン、マネジメントなど幅広いです。

独学ですべてのスキルを身につけるとなると、時間も労力もかかることでしょう。効率良く複合的なスキルを身につけるなら、スクールの活用がおすすめです。

オンラインキャリアスクールSHElikes(シーライクス)では、動画編集ソフトの使い方やデザインスキル、ディレクションのための知識など複数の職種スキルを身につけられます。動画クリエイターに必要なスキルを身につけたい方は、一度無料体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。


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※出典
*1:サイバーエージェント「サイバーエージェント、2023年国内動画広告の市場調査を発表」より
*2:職業情報提供サイトjobtag「動画制作」より
*3:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」内、結果の概要より

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。