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動画クリエイターに資格は必要?未経験からなる方法も紹介!

動画クリエイターに資格は必要?未経験からなる方法も紹介!
ABOUT ME
ライター KeitoKurisu
埼玉県の美容学校を卒業後、銀座の美容室での経験を経て、雑誌・広告業界のヘアメイクとして活動。その後、SEOメディア事業や映像制作会社を立ち上げ、脚本とディレクター業務を行う。現在は、アート作品の個展を行いながら、フリーライターとして活動中。
エディター Kakuhata Kyosuke
同志社大学 生命医科学部医情報学科卒。在学中、基礎科学や生体情報の取得・制御、プログラミングについて学ぶ。大学院進学後Pythonデータ解析や生体化学を学んだあとライター業を開始。現在はフリーランスとして活動し、キャリア領域のメディアを中心にSEO記事を編集・執筆している。

「動画クリエイターになりたいけど、資格は必要なのかな?」
「資格があると就職には有利なのかな」

このように悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。結論からお伝えすると動画クリエイターを目指すにあたって、資格はそこまで重要ではないと考えられます。しかし就職・転職活動などにおいてはアピールポイントとなる可能性はあるでしょう。

そこで今回は動画クリエイターにおすすめの資格や求められる資質、未経験から動画クリエイターになる方法などについて解説します。「将来は動画クリエイターになりたい!」と考える方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

そもそも動画クリエイターとは

動画クリエイターとは、あらゆる映像作品に関わる技術者・クリエイターを指すことが一般的です。具体的には映画やアニメなどのCGクリエイターや映像ディレクター、プロデューサーなどが該当します。

映像クリエイターとも呼ばれる仕事であり、技術系の動画クリエイターにはCGのモデリングやモーショングラフィックス制作などの高いスキルが求められます。ディレクションやプロデュース業務を担当する場合は、発想力やマーケティングスキルなどが必要になるでしょう。

動画編集者と動画クリエイターの違い

人によって異なりますが、「動画編集者と動画クリエイターは違う」と認識している方も多く見られます。動画編集は映像を編集する作業が一般的であり、CGやアニメーションなどを作る作業はほとんどありません。

また一般的に動画編集者と動画クリエイターは使用するソフトも異なります。そのため動画編集と映像制作は異なる仕事と考える方は少なくありません。

ただし動画編集者のなかでも動画の撮影から編集までを行う方の場合は、「自身で映像作品を作り上げる」という観点から動画クリエイターといえるかもしれません。企業や個人によって認識は変わりますが、動画編集者と動画クリエイターの違いは理解しておいて損はありません。

関連記事:動画編集を仕事にしたい!仕事内容や動画編集者のなり方を解説

なぜ動画クリエイターに資格は不要といわれるのか

ここからは「動画クリエイターに資格はいらない」といわれる理由を見ていきましょう。具体的には下記の通りです。

  • 何よりもスキルが重要
  • 実績が大切になる

順番に解説します。

何よりもスキルが重要

映像制作の業界ではスキルが重要と考えられます。資格を有することで一定の能力は証明できますが、依頼主によって求められる技術は異なります。したがって動画クリエイターは、資格よりもスキルが大切といえるでしょう。CG制作などではソフトの基本的な使い方だけではなく、ボーン(骨組み)の配置やライティング設定など高度なテクニックや専門的な知識が求められます。

また動画のクオリティを高めたり業務を円滑に進めたりするためには企画力やコミュニケーションスキルなども必要です。資格を取ることも大切ではありますが、動画クリエイターを目指す方はスキルアップを優先することが懸命な判断といえるでしょう。

実績が大切になる

資格を取得していても実績がない場合、就職や案件の受注は難しいといえます。理由はどのような作品を作れるか相手が理解できないからです。資格によって映像制作のスキルや知識の証明はできますが、制作する作品によって必要な技術は異なります。

またCG制作などは絵を描くことと同様に、その人の感性も重要になる仕事です。したがって動画クリエイターになるためには、自分で作品を作ることが大切と考えられます。

動画クリエイターを目指す方におすすめの資格4選

動画クリエイターに資格は必要ない場合もあります。一方で「少しでも仕事で有利になる資格はないのかな?」と考える方もいるでしょう。ここからは、動画クリエイターを目指す方におすすめの資格を紹介します。就職や案件の受注を目指す方は、下記の資格の取得を検討してください。

  • CGクリエイター検定
  • 画像処理検定
  • 映像処理技術者資格
  • Adobe認定プロフェッショナル

順番に見ていきましょう。

CGクリエイター検定

CGクリエイター検定は、CG制作全般のスキル・知識を有する証明になる資格の一つです。ベーシック・エキスパートの2種類のレベルがあり、モデリングやマテリアルなどの本格的なスキルが求められます。特にエキスパートの試験内容は非常に難しく、合格のハードルは高いといえるでしょう。

しかしスキルアップをしながら取得を目指せる資格とも考えられます。GC制作を本格的に勉強している方は、CGクリエイター検定の取得を目標にすると良いかもしれません。

画像処理検定

画像処理検定はその名の通り、画像の処理分野の開発・設計を有する証明となる資格です。エンジニアやプログラマーの方が取得する傾向にありますが、動画クリエイターにもおすすめの資格と考えられます。なぜならアニメーション作成やゲーム作成では、プログラミング言語(主にPython・#Cなど)を使用することが多いからです。

画像処理検定は映像のグラフィックに関するスキルも勉強できるので、CGクリエイターを目指す方におすすめと考えられます。

映像音響処理技術者資格

映像音響処理技術者資格は、映像作品の音響に関する技術を証明できる資格の一つです。動画クリエイターはBGMやSEなどの制作を担当するケースも見られるため、音の使い方を勉強する方におすすめの資格といえるでしょう。

ただし映像音響処理技術者資格の難易度は高く、CGやモーショングラフィックスとは関係ないスキルを勉強する必要があります。したがって音楽ジャンルの動画クリエイターを目指す方に、映像音響処理技術者資格の取得をおすすめします。

Adobe認定プロフェッショナル

Adobe認定プロフェッショナルは、Adobe社が開催している資格試験の一つです。Adobeソフト全般の知識を証明する資格であり、デザインに関するスキルも必要になるでしょう。

「After Effects」などの映像制作ソフトだけではなく、「Photoshop」や「Illustrator」などの画像作成ソフトに対する理解も求められます。しかしAdobeソフトは映像制作業界でも頻繁に使用するため、資格を取って損はないと考えられます。

資格よりも大切な動画クリエイターに求められる資質5つ

動画クリエイターには資格よりもスキルが重要です。しかし映像制作の技術だけではなく、下記の資質も重要と考えられます。

  • 企画力
  • 忍耐力
  • 向上意欲
  • 制作スキル
  • コミュニケーション能力

順番に解説します。

企画力

動画クリエイターはCGや映像の制作だけではなく、作品の企画段階から携わるケースがあります。したがって企画力は重要といえるでしょう。映像作品を作る場合は、企画段階でテクスチャや世界観を決めることが一般的です。

ゲームやアニメなどの企画では、市場調査や販売経路などのマーケティングスキルも必要になります。ディレクション系の動画クリエイターを目指す場合は、広告やセールスなどのマーケティングも勉強しておきましょう。

忍耐力

技術系の動画クリエイターを目指す場合は、忍耐力が必要と考えられます。理由は、CGやアニメーションなどの制作には膨大な時間が必要だからです。例えばゲームのキャラクターを作る際は、モデリングやボーンの配置、動きの計算やマテリアル設定などの作業を行います。

少しの計算ミスでエラーが発生することも多いため、映像を作る方には作品と長時間向き合うことが求められるでしょう。したがってコツコツ仕事ができる方は、動画クリエイターに向いている可能性があります。

向上意欲

ゲームやアニメなどの映像作品は、時代や流行りに合わせてテーマを考えることが一般的です。例えば近年では、「転生系」をテーマにした作品が人気を集めており、多くの企業が転生を軸にしたアニメを制作している傾向にあります。

また映像のタッチにも流行があるため、映像制作スキル以外の勉強も必要になるでしょう。さまざまなスキルを身につけると魅力的な作品を作れる可能性が広がるので、動画クリエイターを目指す方は積極的にスキルアップしていきましょう。

制作スキル

動画クリエイターには高い制作スキルが求められます。CGのモデリングやアニメーションなどの技術はもちろん、照明の配置やカメラワークも重要です。したがって映像を作る仕事をしたい方には、高い制作スキルが必須になるでしょう。

フリーランスとして活動する場合は、シナリオ制作に関する知識も求められます。映像業界は技術力を重視しているので、動画クリエイターを目指す方は実践的なスキルを学習しておきましょう。

コミュニケーション能力

映像制作はチームで仕事を進めることが一般的です。就職する企業や受注する案件によっても異なりますが、ゲームやアニメなどの制作では下記の方々と作業を進行することが多く見られます。

  • プロデューサー
  • ディレクター
  • プランナー
  • シナリオライター
  • プログラマー
  • CGクリエイター・デザイナー

案件の規模によっても参画する方は異なりますが、動画クリエイターは複数人で仕事をすると考えて問題ないでしょう。

多くの方々と一つの作品を作るため、コミュニケーション能力は重要です。作品のテーマや世界観などの認識を擦り合わせる必要もあるので、適切なコミュニケーションが必要になります。したがって伝え方や話し方なども勉強しておくと、より質の高い作品を仲間と作れるでしょう。

未経験から動画クリエイターになる方法

ここからは、未経験から動画クリエイターになる方法を紹介します。下記の項目から自分にあった方法で映像制作の業界にチャレンジしてみましょう。

  • 独学でスキルを身につける
  • 大学で技術を勉強する
  • スクール・専門学校で学ぶ
  • ゲーム制作会社・映像制作会社に就職する

順番に解説します。

独学でスキルを身につける

映像制作に関する本や動画は多くあります。動画コンテンツを販売している「Udemy」などを利用すれば、本格的なスキルも勉強できるでしょう。ただしCGやアニメーションを独学で身につけるには、膨大な時間が必要になるかもしれません。理由は実践的なスキルには正解がないからです。

制作する作品によってはプログラミングやライティングの知識も必須になるので、「何から手をつけたらいいかわからない…」と悩む方も少なくありません。しかし簡単なCGアニメーションであれば、独学でも学べる可能性は十分にあります。動画クリエイターのスキルを独学で身につけたい方は、学ぶ技術を明確にしてから学習を始めましょう。

大学で技術を勉強する

美大や芸術学部のある大学であれば、CGやアニメーションなどのスキルを学習することが可能です。専門的な知識を勉強できるため、映像制作会社やアニメ制作会社などに就職したい方におすすめといえます。色彩やテクスチャについても学べるため、美しいグラフィックの映像作品を作るノウハウを勉強できるでしょう。

大学なので映像関係以外の講義も受講する必要があるかもしれません。しかし、さまざまな情報をインプットできるのは大学で勉強する魅力といえます。大学によっては資格の取得をサポートしてくれるでしょう。さまざまな制作スキルを身につけたい方には、大学での勉強をおすすめします。

スクール・専門学校で学ぶ

近年では動画クリエイターに特化したスクール・専門学校が増えつつあります。有名なスクールでは、「デジタルハリウッド」が挙げられます。スクールや専門学校ではCG・アニメーションだけではなく、カメラワークや照明、映像制作に必要なプログラミングスキルなどを学習できるでしょう。

スクールによっては就職サポートも提供しているため、動画クリエイターを目指す方におすすめの学習方法といえます。映像制作の業界で活躍できる動画クリエイターになりたい方は、スクール・専門学校でのスキルアップを検討してください。

ゲーム制作会社・映像制作会社に就職する

ゲーム制作会社や映像制作会社に就職すれば、より実践的なスキルを身につけられる可能性があります。企業にはプロの動画クリエイターが在籍しているため、本格的なノウハウを学べる環境といえるでしょう。モデリングやライティングなどの正解がないスキルも短期間で覚えられるかもしれません。

ただし未経験から就職する場合は、制作ソフトを最低限使いこなせる必要があると考えられます。したがってゲーム会社や映像制作会社に就職する場合は基本的なスキルを勉強して、ポートフォリオとして作品を作ることが大切といえます。

動画クリエイターは資格よりもスキルが大切

資格を取ると就職や案件の受注には有利になるかもしれません。しかし動画クリエイターには高いスキルが求められます。したがって映像制作の業界にいきたい方は、制作スキルを勉強しながら資格の取得を検討するとよいでしょう。

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。