プログラミングスクールおすすめ8選!初心者向けから経験者向けまで比較して解説

プログラミングスクールおすすめ8選!初心者向けから経験者向けまで比較して解説
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ライター shin
航空系の会社に勤務した後、フリーランスとしての活動を開始。現在は主にWebメディアに携わりつつ海外を転々としている。
エディター Tomomaru
フリーランスWeb編集・コンテンツディレクター兼たまにライター。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会いWeb制作会社でマーケOLしてみたり。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。次なる野望は絵描きになること。思い込むのは自由です。

IT技術の発展に伴ってプログラマーの需要は高まっており、プログラミングのスキルを習得したいと思う方は少なくないでしょう。しかし、「プログラミングスクールを利用したいけれど、どのスクールが自分に合っているか分からない」という悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

そこで、本記事ではおすすめのプログラミングスクール8選と、自分に合ったスクールの選び方を解説します。初心者向けと経験者向けに分けて紹介するので、プログラミングスクールを選ぶ際の参考にしてみてください。

おすすめのプログラミングスクールの選び方

まずは、プログラミングスクールの選び方を解説します。受講期間や費用、学べるプログラミング言語の種類などに着目し、自分に適したスクールを見つけてみてください。

受講スタイルや期間で選ぶ

プログラミングスクールを選ぶときは、受講スタイルと期間に注目してみてください。受講スタイルは通学とオンラインの2種類があり、ライフスタイルや勉強のしやすさなどに応じて選ぶとよいでしょう。

自宅で勉強するのが苦手な方や対面でのレッスンを受けたい方は、通学するタイプのスクールがおすすめです。一方、オンラインスクールは時間や場所を問わず受講できるため、学業や仕事、家事や育児と両立して勉強したい方に適しています。

また、受講期間で選ぶのも方法の1つです。短期間でプログラミングスキルを身につけたい方は受講期間を1〜3か月、まとまった勉強時間の確保が難しい場合は半年〜1年を目安にするなど、自身のニーズやライフスタイルに合うスクールを選ぶようにしてください。

費用で選ぶ

費用は、プログラミングスクールを選ぶうえで大切なポイントです。受講料が50万〜100万円ほどかかるスクールも少なくないため、予算を決めずに選ぶと家計への負担が重くなってしまう可能性があります。また、一括払いが難しい場合は、分割払いに対応しているスクールを選ぶのがおすすめです。

ただし、費用だけに着目してプログラミングスクールを選ぶのは避けたほうがよいでしょう。受講料が安くても、カリキュラムやサポート体制などが自身のニーズと合っていないと受講にかかるお金と時間が無駄になってしまうことも考えられます。費用とコース内容の両方をチェックしてスクールを選ぶとよいでしょう。

厚生労働省の教育訓練給付金の対象になっているスクールを選ぶ

厚生労働省は教育訓練給付制度を設けており、その内容は以下の通りです。

教育訓練給付制度とは、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるものです*1

つまり、教育訓練給付制度の対象になっているプログラミングスクールを選ぶと、受講・終了や雇用保険への加入などの条件を満たすことで給付金を受け取れます※。特に「第四次産業革命スキル習得講座」に該当する資格や講座は、費用の最大70%の支援を受けられる*1とされています。予算を抑えてプログラミングの勉強をしたい方は、スクールが教育訓練給付制度の対象か否かを確認してみてください。

※給付金支給の条件については、各プログラミングスクールの公式サイトや居住地を管轄するハローワークで確認するようにしてください。

転職サポートの有無で選ぶ

IT系の企業への転職を考えている方は、転職サポートのサービスがあるプログラミングスクールを選んでみてください。転職サポートとは、たとえば以下のようなサービスがあげられます。

  • 求人を紹介してもらえる
  • キャリアカウンセラーに相談できる
  • 履歴書を添削してもらえる
  • 面接の練習や対策ができる

また、プログラミングスクールによっては転職保証サービスがあり、転職できなかった場合に受講料を返金してもらえることがあります。保証の対象となるには「スクールを欠席していない」「すべての課題に合格した」などさまざまな条件はありますが、保証サービスがあれば受講申込みのハードルは下がるといえるでしょう。

なお、転職サポートの有無だけではなく、転職実績を確認するのも大切です。スクールを受講して転職を決めた人の体験談などが掲載されていれば、ぜひチェックしてみてください。

やりたい仕事から学びたいプログラミング言語を考える

やりたい仕事が決まっているなら、その仕事に必要なプログラミング言語を学べるスクールを選ぶのも方法の1つです。たとえば、Webサイトの制作がしたいならJavaScript、AI関連の仕事を希望する場合はPythonなど、習得したい言語をもとにスクールを選ぶのがよいでしょう。

ちなみに、次のパートでは代表的なプログラミング言語の特徴を簡単に紹介します。どの言語を学ぶか決めていない方は、参考にしてみてください。

プログラミング言語の種類

おすすめのプログラミングスクールを紹介する前に、代表的なプログラミング言語について簡単に解説します。それぞれの言語がどの仕事に活かせるのかを把握し、自分が学ぶ必要のある言語を見つけましょう。

  • HTML*
    HTMLとはWebページの制作に必要なマークアップ言語で、Webサイト内の文章を構造化して見出しや本文などを明確化します。Webサイトの制作をしたい方は習得必須の言語です。
  • CSS*
    CSSとは、Webページのサイズや色、レイアウトなどを設定するスタイルシート言語で、HTMLとセットで習得するとよいでしょう。CSSも、Webサイトを作りたい方に適した言語です。
  • JavaScript
    JavaScriptとは、画像スライドショーやポップアップなど、Webサービスの見た目の部分を作り込むことができるプログラミング言語です。動きのあるサイト制作などに使用されます。Webデザイナーを目指したい方や、Webサイトが作れるようになりたい方は知っておきたい言語の1つです。
  • PHP
    PHPとは、Webページの制作が可能なプログラミング言語で、ブログやWebサイトの作成ができるWordPressにも使われています。また、問い合わせフォームやショッピングカートなど、動的なページの作成に必要です。
  • Ruby
    Rubyは日本で開発された言語で、アプリケーションサイトやSNSサイトなどの開発が可能です。たとえば、レシピサイトの「クックパッド」や民泊サイト「Airbnb」などはRubyで作られています。
  • Python
    Pythonは「読みやすさ・わかりやすさ」を重視しており、初心者でも理解しやすいようにデザインされています。汎用的なプログラミング言語で、AIやスマホアプリ開発、データの自動分析などが可能です。

※なお、厳密にはHTMLとCSSはプログラミング言語ではありません。HTMLはコンピューターに文章構造を認識させる言語、CSSはHTMLを装飾する言語で、どちらもデータの処理や計算などをするプログラムの作成はできないからです。

未経験者におすすめのプログラミングスクール5選

それでは、未経験の方におすすめのプログラミングスクールを5つ紹介します。学べる言語や費用、受講形式などをまとめているので、スクール選びの参考にしてみてください。

Tech Academy

Tech Academy(テックアカデミー)は、現役のエンジニアから学べるオンラインスクールです。HTMLやCSS、Pythonなど幅広い言語に対応しており、Webサイト制作やAIの基礎・機械学習などさまざまな知識やスキルの習得を目指せます。

また、サポート体制が充実しているのも特徴で、仕事を紹介してもらえたりキャリアカウンセラーに転職相談ができたりします。講師は、全員が実務経験3年以上の現役エンジニアです。

選べる言語HTML、CSS、PHP、Python、Java、Rubyなど
費用例エンジニア転職保証コース 16週間プラン:547,800円 / フロントエンドコース 4週間プラン:185,900円(社会人)、174,900円(学生)
期間4週間〜
受講形式オンライン
サポート体制転職サポート、求人紹介など
教育訓練給付制度対象

RUNTEQ

RUNTEQ(ランテック)は実践型のエンジニア育成スクールで、実務レベルのプログラミングを学ぶことが可能です。1,000時間分のカリキュラムが用意されているなど、現場レベルに到達するための環境が整っています。

オリジナルのプログラムチェックシステムを導入しておりプログラムが正しく書けているか否かを自動でチェックできるため、スムーズに学習を進められるでしょう。公式サイトには受講生の卒業インタビューが多数掲載されているので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

選べる言語HTML、CSS、JavaScript、Rubyなど
費用例Webエンジニア転職コース 一括料金:550,000円 / 24回分割払い:28,600円(初回)、26,400円(2回目以降)
期間5か月〜
受講形式オンライン
サポート体制キャリアアドバイザーによる就活サポート、Webアプリ制作支援など
教育訓練給付制度対象

SAMURAI ENGINEER

SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)はマンツーマンで受講できるプログラミングスクールで、一人ひとりのスキルや学習ペースに合わせたレッスンを実施しています。公式サイトには途中離脱率が2.1%*2と記載されており、挫折してしまう可能性は低いといえるでしょう。

転職保証コースなら、内定が出なかったときの全額返金保証がついています。返金には条件があるものの、本気でプログラマーやエンジニアへの転職を目指している人にとっては入学を決めやすいといえるでしょう。

選べる言語HTML、CSS、PHP、Ruby、Pythonなど
費用例Webエンジニア転職保証コース 16週間プラン:693,000円 / フリーランスコース 36週間プラン:1,039,500円
期間12週間〜
受講形式オンライン、通学
サポート体制マンツーマンサポート、転職保証など
教育訓練給付制度対象

GEEK JOB

GEEK JOB(ギークジョブ)なら、初心者でも最短1か月でエンジニアとしての基礎を学べます。10時~18時は講師が待機しているため、チャットやビデオ通話で不明点や疑問点の質問が可能です。また、転職に向けたカウンセリングサービスも実施しています。

ちなみに、早期の就業を目指す「スピード転職コース」は、審査に通る必要はありますが無料で受講できます。費用を抑えてプログラミングを学びたい方は、ぜひチェックしてみてください。

選べる言語HTML、CSS、Ruby、Javaなど
費用例スピード転職コース:無料 / プレミアム転職コース:437,800円
期間2か月〜
受講形式オンライン
サポート体制チャットやビデオ通話によるサポート、転職カウンセリングなど
教育訓練給付制度非対象

SHElikes

SHElikes(シーライクス)は、40以上の豊富な職種スキルが学べるオンラインスクールです。Webデザインに必要なHTMLやCSSの習得を目指せるうえに「プログラミング入門」「Webディレクター」「マーケティング」「ライティング」などのコースもあるので、スキルをかけ合わせることでキャリアの幅が広がるでしょう。

また、月に1回のコーチングでは一緒に勉強する仲間と学習状況をシェアできるため、モチベーションを維持しやすいといえます。受講生の体験談もたくさん掲載されているので、チェックすればレッスンや受講後のキャリアなどのイメージをつかめるかもしれません。

SHElikes受講生のインタビューはこちら

選べる言語HTML、CSS
費用例スタンダードプラン 12か月 一括払い:162,800円 / ライトプラン 6か月 一括払い:60,280円
期間1か月〜
受講形式オンライン(コースによってはオフラインでの質問も可能)
サポート体制月1回のコーチング、講師に質問できる会(一部コースのみ)など
教育訓練給付制度非対象

女性向けキャリアスクールSHElikes無料体験レッスンはこちら

経験者におすすめのプログラミングスクール3選

続いて、経験者におすすめできるプログラミングスクール3選を紹介します。すでにプログラミングの知識や経験のある方や、スキルアップしてフリーランスとして独立を目指したい方などはぜひ参考にしてみてください

RaiseTech

Raise Tech(レイズテック)では、AWS(アマゾンウェブサービス)を学べます。AWSとはAmazon社が提供しているクラウドコンピューティングサービスで、インターネット環境があればクラウド上にあるストレージやデータベース、ソフトウェアなどを利用できます。

Raise Techには「AWSフルコース」があり、AWSの知識やクラウド技術などの学習が可能です。授業はリアルタイムでも実施されるため、不明点はその場で質問できます。

選べる言語Ruby、Java、HTML、CSSなど
費用例AWSフルコース 448,000円 / Javaフルコース 448,000円
期間4か月〜
受講形式オンライン
サポート体制転職支援、案件獲得サポートなど
教育訓練給付制度非対象

Aidemy PREMIUM

Aidemy PREMIUM(アイデミープレミアム)は、AIの技術や活用方法などを学べるスクールです。「AIアプリ開発講座」や「自然言語処理講座」などのコースがあります。

AIは今後あらゆる分野への活用が期待されているため、AIに関する知識やスキルを身につければキャリアの幅が広がるでしょう。マンツーマンでの学習サポートがあり、不明点を質問しやすい環境が整っています。

選べる言語Python
費用例AI アプリ開発講座:528,000円〜 / ビジネスAI活用講座:330,000円
期間3か月〜
受講形式オンライン
サポート体制オンラインカウンセリング、ポートフォリオ作成支援、転職相談など
教育訓練給付制度対象

tech boost

tech boost(テックブースト)は、フリーランスのエンジニアを目指せるプログラミングスクールです。Webアプリケーションを開発するスキルを身につける環境が整っています。

マンツーマンでのサポート体制があり、Webアプリ制作における不明点の質問が可能です。また、受講生のコミュニティに参加できるため、人脈が広がるかもしれません。

選べる言語HTML、CSS、 Ruby、PHP、JavaScriptなど
費用例ブーストコース(Ruby・PHP):422,420円 / ブーストコース(Java):813,560円
期間3か月〜
受講形式オンライン
サポート体制案件獲得サポート、受講生コミュニティ、マンツーマンのメンターサポートなど
教育訓練給付制度対象

今、プログラミング学習がおすすめの理由

ここからは、プログラミングスキルの学習がおすすめの理由について解説します。結論からいうと、データやデジタル技術を活用する企業の増加やエンジニアの不足などから、プログラミングスキルがあれば仕事の可能性が広がるといえるからです。

それでは、プログラミング学習のメリットについて詳しく見ていきましょう。

さまざまな産業でDX化が進んでいる

1つ目の理由は、あらゆる産業がDX化の推進を目標としているからです。DXとは「デジタル・トランスフォーメーション」の略で、経済産業省によると以下のように定義されています。

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること*3

つまりDX化の目的とは、デジタルテクノロジーを活用して既存のビジネスや事業・組織を変革していくことで、競争力強化や生産性の向上など企業の優位性を高めることにあります。

日経BPの調査結果によると、約7割の企業がDXを推進している*4と回答しています。このようにデータやデジタル技術を取り入れようとする企業が増えていることから、プログラミングスキルを身につけると活躍の幅は広がると考えられるでしょう。

常にエンジニアは不足しており、需要が高い

エンジニアが常に不足していることも、プログラミングスキル学習をおすすめする理由の1つです。経済産業省によると、IT関連産業の市場規模は拡大の傾向にある一方、IT人材の不足数は今後も増加する*5と見られています。

つまり、エンジニアの需要は今後も高いといえるでしょう。プログラミングの知識やスキルを身につければ、就職や転職で有利になる可能性があります。

仕事の幅を広げやすい

プログラミングスキルを習得すると、仕事の幅を広げやすくなるといえます。理由は、IT関連の知識やスキルはさまざまな職種で役立てられるからです。

たとえば、Web制作やソフトウェア開発、ゲーム制作など、あらゆる仕事にプログラミングスキルが活かせます。また、フリーランスのプログラマーになれば、時間や場所の制限なく働くスタイルも目指せるでしょう。

なお、複数のプログラミング言語を身につけると、プログラマーやエンジニアとしての可能性はさらに広がるといえます。「PythonとJavaが使えるから、AIもアプリも開発できる」「PHPとRubyのスキルがあるから、Webサイトもアプリケーションサイトも制作できる」など、複数の言語を学習して自身の市場価値を高めるのもおすすめです。

プログラマーやエンジニアを目指すなら、プログラミングスクールの受講がおすすめ

これからプログラミングを学びたい方は、プログラミングスクールの活用がおすすめです。初心者はもちろん、経験者でも受講することでスキルに磨きをかければプログラマーとしての可能性が広がるといえます。

また、プログラミングスキルだけではなく、HTMLやCSSを使ったデザインスキルの習得もおすすめです。インターネットが普及した現代において、Webサイトはどの企業にとっても重要度が増しており、Webサイトを制作できると仕事の幅が広がると考えられます。

HTML・CSSやデザインの基礎を学びたい方は、SHElikesをチェックしてみてください。Webデザインスキルの習得を目指せるうえに、「動画編集」「ブランディング」「起業」コースなどあらゆる職種スキルを学び放題の環境が整っています。

さまざまなスキルをかけ合わせて活躍の幅を広げたい方は、まずは無料体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。

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※引用
*1:厚生労働省「教育訓練給付制度」より
*3:経済産業省「デジタル・トランスフォーメーション」DXとは何か? IT化とはどこが違うのか? より

※出典
*2:SAMURAI ENGINEERより
*4:日経BP「日経クロステック、国内674社の「デジタル化実態調査2022年版」を発表」より
*5:経済産業省「IT人材育成の状況等について」p6より

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。