【例文付き】キャリアビジョンの必要性や考え方って?思いつかない場合の対処法も解説

【例文付き】キャリアビジョンの必要性や考え方って?思いつかない場合の対処法も解説

就職・転職活動をしていると、面接で「あなたのキャリアビジョンを教えてください」などと質問されることがあります。しかし、「キャリアビジョンがなかなか思いつかない」と悩む人は多いのではないでしょうか。

そこで、本記事ではキャリアビジョンの必要性や作り方などを解説します。職種別の具体的な例文も紹介しているので、記事を読めばキャリアビジョンのイメージを掴めるでしょう。ぜひ最後までチェックしてみてください。

CONTENTS
  1. キャリアビジョンとは
  2. キャリアビジョンが注目されているのはなぜ?
  3. 企業が面接でキャリアビジョンを聞く理由
  4. キャリアビジョンを考える5ステップ
  5. キャリアビジョンを考える際の5つのポイント
  6. 【職種別】キャリアビジョンの例文6選
  7. キャリアビジョンが思いつかないときの対処法
  8. キャリアビジョンを明確にして理想的な人生を目指そう!

キャリアビジョンとは

キャリアビジョンとは

キャリアビジョンとは、自分が将来なりたい姿や理想的な人生を思い描くことを指します。将来のビジョンが明確であると目標を具体的に定めやすくなり、自分に必要なスキルや目標達成に向けた取り組み方が見えてくるでしょう。

基本的に、キャリアビジョンは長期・短期の両視点で考えるのがポイントです。10年後や20年後だけでなく、1年後〜5年後の短期的なビジョンも合わせて考えることで、理想を叶えるためのステップが明確になります。

「キャリア」が入った他の言葉との違い

キャリアビジョン以外にも、「キャリア」が入った言葉はたくさんあります。響きが似ていることから混同して使われやすいため、以下の表を参照し正しく理解していきましょう。

言葉 意味
キャリアプラン 将来の理想像を明確化し、達成に必要な行動計画
キャリアパス 目標達成するための順序や道筋
キャリアデザイン 理想の実現に向け自分の職業人生を設計・実現する
キャリア形成 自己実現を追求するためのプロセス

上記の言葉は、いずれも将来の理想像や目標を叶えるためのプロセスにおいて用いられます。理想のキャリアビジョンを叶えるためには、これらの要素を深掘りしていくことが大切です。

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キャリアビジョンが注目されているのはなぜ?

なぜ、キャリアビジョンが注目されているのでしょうか。キャリアビジョンを考える必要性とメリットは以下の通りです。

それぞれ詳しく解説します。

理想の人生を考えるきっかけになるから

キャリアビジョンを描くことは、理想の人生を考えるきっかけになります。たとえば、「メーカーに入社して最初は店頭で経験を積み、その後は企画部で新たな商品を開発したい」というビジョンを描くとすれば、「理想の人生は誰かの役に立つことなのかもしれない」といった気づきとなるでしょう。反対に、理想の人生から考えることで、キャリアビジョンが見えてくる場合もあるかもしれません。

生き方が多様化する昨今、旅をしながら働くノマドワーカーや週末起業など、さまざまな働き方が浸透しつつあります。キャリアビジョンの作成を機に、どのような人生を送りたいか思い描いてみると良いでしょう。

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自己分析ができるから

将来の理想像を考えることは、自分を知るための自己分析につながります。なぜなら、キャリアビジョンを作成する際には自分の価値観や強み、経験などを洗い出し、自身を深く理解する必要があるためです。

自己分析して自分を客観視すると、人生において大切にしていることや譲れない価値観、困難に直面したときの考え方や乗り越え方などが見えてくるでしょう。また、新たな自分の一面も発見でき、キャリアの選択肢が増えるかもしれません。

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就職や転職活動の軸が定まるから

明確なキャリアビジョンは、転職先の職種や企業選びの基準になります。「将来どのような仕事をしたいか」「仕事で大切にしたいことは何か」などがはっきりすると、就職や転職活動の軸が定まるものです。

たとえば、「将来は世界を舞台に人々の生活が良くなるような仕事をしたい」というビジョンを持つ方には、外資系企業や商社などが向いているかもしれません。また、「好きな場所で仕事をするのが理想」と思う方は、リモートワークやワーケーションが可能な職種も選択肢に上がるでしょう。

キャリアプランが立てやすくなるから

キャリアビジョンを定めると、目標達成に必要な知識や経験が明確になるだけでなく、それらを達成させるための計画を示すキャリアプランが練りやすくなりますキャリアビジョンを定めて理想像を明確にすることで、現在の自分が身につけるべき経験やスキルが見えてくるためです。

ちなみに、キャリアプランは年代や職種、ライフステージによってさまざま。自分の価値観や置かれる環境によっても変化するため、定期的なアップデートが必要になります。キャリアプランの立て方について知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

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企業が面接でキャリアビジョンを聞く理由

企業の面接では、なぜキャリアビジョンについて質問されるのでしょうか。それには、以下の5つの理由があります。

各理由を詳しく解説するので、就職・転職活動の際の参考にしてみてください。

人柄や価値観を把握するため

1つ目の理由は、キャリアビジョンを通して価値観や人柄を把握するためです。将来の理想像や入社後の目標などを聞くことで、その人の本質が見えてくるでしょう。

また、価値観が企業理念とマッチングするか確認する目的として、キャリアビジョンを聞く場合もあります。学歴や資格などが魅力的でも、カルチャーマッチしなければ早期離職につながるおそれがあるためです。

自社で実現可能なビジョンかを確認するため

自社で実現可能なキャリアビジョンかどうかを確認するという目的もあります企業の方向性や業態とその人のビジョンにギャップがある状況は、双方にとって好ましくありません。

たとえば、「多くの消費者に愛される商品を作りたい」というビジョンを持った人が法人向けの事業を展開する企業に入社しても、目標達成は困難でしょう。企業側も、自社の事業計画にマッチするビジョンを持った人材のほうが一緒に仕事しやすいと考えるはずです。

配属を決める際の基準にするため

配属を決める際の基準にするために、面接でキャリアビジョンを聞く場合もあります。就活生や転職活動している方のビジョンを把握しておくと、入社後にどのような業務を担当してもらうかを企業側がイメージしやすくなるためです。

特定の部署や業務を希望する場合は、企業がそのポストを募集しているか事前に把握しておきましょう。人員が足りていると、ほかの部門の配属になったり採用が難しくなったりする可能性が高くなります。納得のいく就職・転職にするためにも、必ずチェックしておいてください。

志望動機との一貫性を見るため

志望動機との一貫性を確認するために、キャリアビジョンを尋ねることもあります。志望動機とキャリアビジョンに大幅な乖離があると説得力が欠け、意欲が伝わりづらくなってしまうでしょう。

なお、一貫性のある内容にするためには、キャリアビジョンを軸に志望動機を考えてみるのがおすすめです。理想とする将来の目標とキャリアビジョンに関連性を持たせ、面接官に熱意を伝えてみてください。

長期的な視点があるか確認するため

長期的に活躍してくれる人材かどうかを判断するための材料として、キャリアビジョンを問うことがあります。長期的な視点のある人は、企業に対しコミットメントする意志と継続的な成長意欲を持っていると判断されるでしょう。

さらに、キャリアビジョンとカルチャーマッチしている人材であれば、対象者のキャリアビジョンの達成だけでなく企業の成長にもつながります。可能であれば1年後〜5年後だけでなく、10年後・20年後の長期的なキャリアビジョンも明確にしておくのがおすすめです。

キャリアビジョンを考える5ステップ

キャリアビジョンを描くことの重要性について理解できたところで、ここからはキャリアビジョンの作り方について紹介します。以下の5ステップを参考にしてみてください。

  1. 過去の経験を振り返る
  2. 志望する業界や企業の分析をする
  3. 自分の強みと弱みを把握する
  4. 理想の将来像をイメージする
  5. 具体的なビジョンを書き出す

それでは、一つずつ解説します。

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1. 過去の経験を振り返る

まずは、これまでの学歴や経歴を振り返り、得てきた知見やスキルを洗い出してみましょう。過去を振り返ることで、自分の価値観や考え方に気づくきっかけとなります。

自分史やマインドマップなどを作成すると、自分自身をより深く理解できるでしょう。ちなみに、自分史は自分がこれまでの人生で感じたことや行動したこと、印象に残っているエピソードを書き出したものです。マインドマップは、「特技」「苦手なこと」などをベースに、自分の思考を体系化して整理するものをいいます。

2. 志望する業界や企業の分析をする

次に、志望する業界や企業の分析をしましょう。分析する際には、業界全体のトレンドや競合他社・市場規模など、企業間を取り巻く環境について包括的に分析することが大切です。

分析をすると、自分のキャリアビジョンと志望する業界や企業がマッチするかどうか判断しやすくなります。志望する業界や企業の分析から、自分が将来成し遂げたいことや叶えたい理想の姿のヒントを得られるでしょう。

3. 自分の強みと弱みを把握する

過去の経験をもとに自己分析を行い、自分の強みと弱みを見つけましょう。強みとは、スキルや経験、実績など、目標を達成するための武器となるもののことです。例として、接客のアルバイトで身につけた臨機応変なコミュニケーション力や、法人営業を3年間担当して培った高いヒアリング力などがあげられます。

一方、弱みは現在の自分に不足しているスキルやキャリアのことです。たとえば、「海外営業を担当したいが、ビジネス英語を磨く必要がある」「プロジェクトリーダーになりたいが、マネジメント経験が少ない」などがあります。

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4. 理想の将来像をイメージする

自分の価値観やスキル、強みなどが明確になったら、理想とする将来像をイメージしてみましょう。現在の状況をもとに実現可能な将来像を設定するのではなく、あくまで「理想」の姿を思い浮かべることが大切です。

妥協した目標設定は自分の理想像とはいえません。途中で挫折してしまったり将来のビジョンを練り直す必要が出てきたりする可能性があります。理想の将来像をイメージすることは、将来のビジョンを明確に描き、就職・転職活動を成功させる重要なポイントとなるでしょう。

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5. 具体的なビジョンを書き出す

最後に、具体的なビジョンを書き出してみましょう。自分の将来像を明確にすることで、現在の自分とのギャップが分かり、今後何をやるべきかが見えてくるでしょう。

ゴールが定まったら、逆算して3年後や5年度など短期的なスパンでの行動目標を設定してみてください。それぞれのステップで身につけたいスキルや必要なアクションなどを書き出すと、目標達成までの道のりがはっきりしていきます。

キャリアビジョンを考える際の5つのポイント

キャリアビジョンを考える手順が分かったところで、作成時に押さえておきたい以下の5つのポイントを紹介します。

上記のポイントを意識しながら、キャリアビジョンを考えてみてください。

プライベートではなく仕事のビジョンであることを念頭に置く

キャリアビジョンは、あくまでもプライベートではなく仕事におけるビジョンであることを忘れてはなりません。プライベートの目標がキャリアビジョンと混同してしまうと、仕事に支障をきたしてしまうことも。

プライベートと仕事の目標が必ずしも一致するとは限らないため、優先順位を付けづらくなる可能性もあります。「仕事」を通してどのような目標を達成したいのか、またそのために必要なスキルや経験は何かという視点を持ち、キャリアビジョンを考えてみてください。

実現しやすい目標から立てる

キャリアビジョンを考えるときは、結果を出しやすい目標から立てるのがおすすめです。いきなり大きな目標や難易度の高いゴールを設定すると、途中で諦めてしまったりやる気がなくなってしまったりする可能性があります。

始めに小さな目標を設定して達成すれば、モチベーションアップにつながるでしょう。1つずつ成功体験を積み重ねながら、ステップアップしていく意識を持つことが大切です。

自分のライフステージも含めて考える

自分のライフステージも含めつつ、キャリアビジョンを考えることも大切です。前述したように、プライベートな内容をキャリアビジョンに含めることは避けるべきですが、結婚や出産、介護などのライフステージの変化を「考慮」することは、より具体的なキャリアビジョンを描くためのポイントになります。

仕事とライフステージは、切っても切り離せないものです。両方の視点から考え、なるべく具体的かつ現実的なキャリアビジョンを作成してみてください。

長期的視点を持つ

キャリアビジョンは、長期的な視点で考えることが大切です。10年後、20年後の自分がどのような仕事をしていたいかといった視点で具体的に考えてみましょう。その際は、転職や独立に終始する内容とならないように気をつけてください。

たとえば、「今後10年間でマーケティング分野での専門知識を磨き、マーケティング戦略を統括するリーダーとなり、〇〇という企業理念を体現できる存在になりたいと考えています」など、長期的に企業で活躍し企業成長にも寄与できる人材であることをアピールできるようなキャリアビジョンがおすすめです。

回答内容は企業ごとに変える

企業の経営方針や方向性にマッチするキャリアビジョンを作成するのも大切です。キャリアビジョンがどれだけ魅力的でも、企業に適した内容でなければ採用にはつながりにくいでしょう。

キャリアビジョンの軸はぶらす必要はありませんが、「この企業だからこそ、このビジョンをもてる」という視点を忘れずに、企業ごとにキャリアビジョンの回答内容を変えることが大切です。

【職種別】キャリアビジョンの例文6選

キャリアビジョンを考えるポイントが理解できたところで、職種別のキャリアビジョン例を6つ紹介します。キャリアビジョンがなかなか思いつかないという方は、下記で紹介する例文を参考にしてみてください。

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クリエイティブ職の場合

私は、番組ディレクターとして活躍したいと考えています。学生時代に趣味の一環として、旅先の動画をインターネット上に投稿していたところ、多くの方から「現地の魅力が伝わってきた、ありがとう」とのコメントをいただき、喜びとやりがいを感じました。

貴社とご縁がありましたら、まずはアシスタントとして番組制作の知識やノウハウを学びつつ、常に「なぜこの企画が採用されたのか」を主体的に考えます。入社5年目までに自分の企画が採用されることを目指し、10年後にはディレクターとなって多くの視聴者に愛される旅行番組を手がけることが目標です。

事務職の場合

私は、一般事務を経験したのちに部署内のマネージャーにキャリアアップしたいと考えています。前職でも事務職を担当しており、社内のさまざまな業務が円滑に進むようサポートしつつ、社内外の人との関わりからコミュニケーションスキルを磨きました。

貴社ではこれまでの事務職経験を活かしつつ、5年後にはマネジメントに関連するスキルを習得、10年後にはマネジメントに携ることが目標です。

企画職の場合

私は、貴社の企画部門で多くの人に愛される商品を作りたいと考えています。貴社の冷凍食品はおいしいうえに作り方が簡単で、一人暮らしをしている私の味方です。サークル活動とアルバイトをしながら大学の課題にも取り組むと自炊時間は限られるため、5分で完成する貴社の冷凍食品は忙しい人の大きなサポートになると考えています。

今回ご縁がありましたら、まずは店舗営業を通して消費者のニーズを汲み取ります。5年後には忙しく過ごす方々の食生活を支えられるような商品を開発するのが目標です。

販売職の場合

私は、貴社で販売スタッフとして経験を積んだのち、商品開発に携わりたいと考えています。貴社の製品はどれも地球環境にやさしい素材で作られており、感銘を受けました。このような素晴らしいサステナブルな商品をもっと世に広められるよう、入社後はまず販売職として尽力したいと考えています。

2年後にはエリア全体での売り上げ1位を達成し、5年後には商品開発にも携わるのが目標です。現場で培った経験を、人々のニーズを汲み取った商品の開発に活かしていきます。

営業職の場合

私は前職で営業を経験しており、顧客にとって有益な商品やサービスを提案しつつアフターケアも意識していました。貴社の営業職に就くことができましたら、クライアントと良好な関係を築きながら営業成績トップを目指していく所存です。

これまで培ったコミュニケーション能力やヒアリング力を生かし、クライアントに「あなたが担当でよかった」と言ってもらえるような仕事をしたいと考えています。3年後には社内で業績1位を達成、5年後に営業部のリーダーになるのが目標です。

技術職の場合

私の夢は、ゲームプログラマーとして大人からこどもまで楽しいと思ってもらえるようなゲームを開発することです。前職で開発に携わったスマホゲームが小学生の間でヒットして、お礼の手紙をたくさんいただき、大きなやりがいを感じました。

貴社でも、子供たちに夢を与えられるようなゲームを作り続けたいと思っています。貴社に入社して5年以内に、ダウンロード数1位のゲームを開発することが目標です。

キャリアビジョンが思いつかないときの対処法

理想とするキャリアをイメージしようとしても、「なかなか将来のビジョンが見えない」「人生のビジョンを考えたことがないのでわからない」という方もいるでしょう。ここでは、キャリアビジョンが思い浮かばない方のために、対処法を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

とにかくキャリアの棚卸しをしてみる

まずは、過去の経験や業務内容、成果などをとにかく書き出して整理してみましょう。以下のようなポイントに着目し、これまでのキャリアの棚卸しをしてみてください。

  • 経験した職種
  • 担当した業務内容
  • ポジション
  • 身についたスキルや資格
  • 成功体験
  • 失敗と、そこから学んだこと
  • 「楽しい」「やりがいがある」と感じたこと

上記を書き出すことで価値観や強みなどが明確になり、少しずつ将来像が見えてきます。自ずと就職や転職活動の軸が定まり、会社選びがしやすくなるでしょう。

ロールモデルを見つける

ロールモデルとは、自分が理想とするキャリアや生き方を目指す際にお手本となる人のことです。ロールモデルを見つけることで、キャリアビジョン作成のヒントを得られるかもしれません。

「あの人のようになりたい」「あの生き方に憧れる」などと思える人を見つけたら、その人の経歴や実績などを調べてみてください。SNSや人とのつながりで連絡が取れそうな場合は、直接会って話を聞いてみるのもよい刺激になるでしょう。

「SHElikes(シーライクス)」では、自分らしい生き方も実現した50人の物語を紹介しています。ロールモデルが見つからない方は、ぜひ読んでみてください。

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キャリアコンサルタントに相談してみる

キャリアの棚卸しやロールモデル探しが難しい場合は、キャリアコンサルタントの意見を聞くのもおすすめです。厚生労働省によると、キャリアコンサルタントとは以下のように定義されています。

キャリアコンサルティングを行う専門家で、企業、需給調整期間(ハローワーク等)、教育機関、若者自立支援期間など幅広い分野で活躍しています*1。

*1:厚生労働省「キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント」より引用

また、キャリアコンサルティングの定義は以下の通りです。

キャリアコンサルティングを行う専門家で、企業、需給調整期間(ハローワーク等)、教育機関、若者自立支援期間など幅広い分野で活躍しています*1。

*1:厚生労働省「キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント」より引用

要するに、キャリアコンサルタントとは、キャリアビジョンの作成をサポートしてくれるパートナーのこと。今後のキャリアや転職活動などについてアドバイスが必要な方は、相談してみるのがおすすめです。プロの視点からヒントをもらうことで、将来のビジョンが見えてくる場合もあるでしょう。

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キャリアビジョンを実現させるためのスキルや経験が足りないと感じているなら、オンラインスクールで学ぶのもおすすめです。女性向けキャリアスクールSHElikesなら、ライティングデザインマーケティングなど全45以上の職種スキルを学べます。足りないスキルを補えれば、現状と将来像のギャップを埋められたり、人生の選択肢が広がったりするかもしれません。

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ABOUT ME
ライター shin
航空系の会社に勤務した後、フリーランスとしての活動を開始。現在は主にWebメディアに携わりつつ海外を転々としている。
エディター Tomomaru
フリーランスWeb編集・コンテンツディレクター兼たまにライター。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会いWeb制作会社でマーケOLしてみたり。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。次なる野望は絵描きになること。思い込むのは自由です。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。