Webデザイナーにおすすめの資格11選!メリットや勉強方法も解説

Webデザイナーにおすすめの資格11選!メリットや勉強方法も解説

Webデザイナーになるために、あるいはWebデザイナーとしてステップアップするために、資格が必要か迷う人も多いのではないでしょうか。

この記事では、Webデザイナー関連の資格を取るメリット・デメリットを説明します。また、11のおすすめの資格も厳選しました。一般的に多く取られている資格については、より詳細にお伝えしています。

この記事が、Webデザイナーとしてどのように働いていくかの指針になれば幸いです。

Webデザイナーになるのに資格は必要か

Webデザイナーになるのに資格は必要か

結論からお伝えすると、Webデザイナーとして働くにあたって、資格は必須ではありません。資格を取らなくても、Webデザイナーとして稼いでいくことは可能です。

しかし、資格があれば役に立つことももちろんあります。たとえば、Webデザイナーとして就職や転職を考えている場合、資格を持っておくことでスキルの証明になり有利になることも。この記事を通して、自分は資格を取るべきなのか、取らないでおくべきなのか、ご自身の希望や将来の目標に合わせて判断してみてください。

Webデザインの資格をとる4つのメリット

Webデザイナーになるにあたって、資格取得を検討する人は多いでしょう。資格をとるメリットは、具体的に以下の4つがあげられます。

順番に解説します。

就職・転職など職探しの際にアピールできる

資格があれば、一定のスキルや知識を有していることを客観的に証明できます。Webデザイン関連する資格を取得していれば、就職活動や転職活動の際にアピールできるでしょう。

特にデザイン未経験の場合は、履歴書などの書類や面接で示せる実績がどうしても少なくなってしまうもの。そのため、未経験からWebデザインの仕事をしたい人にとって、資格は自身のスキルを示す重要な手段のひとつになるのです。

学んだ知識を仕事に生かせる

Webデザインの資格を取得する過程で学んだ知識は、実務として仕事で生かせる実践的なものも多いです。このように学んだ知識を即仕事に生かせることは、資格を取得するメリットといえます。

仕事に生かすためにどんな知識が必要か分からない、どこまで勉強すべきだろうかと悩む人にとって、資格取得のための勉強のなかで知識を身につけることは非常に有効でしょう。

能力を証明できるため、自分の技能に自信が持てる

資格を取得することで、自分が持つ知識やスキルに自信を持てるようになります。独学で勉強をしている場合、どの知識を身につけるべきか分からなかったり、知識が身についているのか実感を持てなかったりすることがあるでしょう。しかし、資格試験に合格すれば、一定水準の知識とスキルを身につけたことを客観的に証明でき、自信に繋がります。

自信がつけば、就職活動で自分の強みを正確にアピールできたり、仕事において積極的に提案ができるようになったりするでしょう。自信は原動力にもなり、長期的なキャリアの開拓にもつながるのです。

勉強するモチベーションやきっかけになる

資格の取得を目指すことは、Webデザインの勉強に取り組むためのモチベーションやきっかけになります。知識やスキルを身につけるために勉強しようとしても、ゴールや目標がなければモチベーションはなかなか続きません。

しかし、「資格試験に合格する」という具体的な目標があることで、継続的に勉強に取り組む原動力になるのです。資格試験の日程や出題範囲に合わせた学習計画を立てられれば、どのように勉強に取り組めばいいのか迷いがなくなり、学習を進めやすくなるでしょう。

Webデザイナーにおすすめの資格11選

ここからは、Webデザイナーにおすすめの以下11の資格を紹介します。それぞれの費用や難易度、資格取得のメリットなどを解説するので、自分に合う資格を見つけてみてください。

  1. ウェブデザイン技能検定
  2. Webクリエイター能力認定試験
  3. Webデザイナー検定
  4. HTML5プロフェッショナル認定資格
  5. アドビ認定アソシエイト(ACA)
  6. Photoshopクリエイター能力認定試験
  7. Illustratorクリエイター能力認定試験
  8. 色彩検定
  9. マルチメディア検定
  10. Web検定|Webアソシエイト
  11. Web検定|Webアソシエイト

1. ウェブデザイン技能検定

主催団体 特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会
受験方法 会場受験
受験資格 1級
【実技試験】
・1級の技能検定において、学科試験に合格した者(※1)
【学科試験】
・7年以上の実務経験(※2)を有する者
・職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業または普通職業訓練修了(※3)
後、5年以上の実務経験(※2)を有する者
・大学(※3)卒業後、3年以上の実務経験(※2)を有する者
・高度職業訓練修了(※3)後、1年以上の実務経験(※2)を有する者

・2級の技能検定に合格した者であって、その後2年以上の実務経験(※2)を有する者

2級
・2年以上の実務経験(※2)を有する者
・職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業または普通職業訓練修了(※3)した者
・大学(※3)を卒業した者
・高度職業訓練(※3)を修了した者
・3級の技能検定に合格した者

3級
・ウェブの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている者

※1:当該実技試験が行われる日が、学科試験の合格日より2年以内である場合に限る。
※2:実務経験とは、ウェブの作成や運営に関する業務に携わった経験のことである。
※3:学校卒業、訓練修了については、卒業あるいは修了した該当科に協会が定めたウェブの作成や運営に関する科目等が含まれると協会が認めたものに限る。

受験料(税抜) 1級
学科:8,000円/実技:25,000円(実技はペーパー実技含む)

2級
学科:7,000円/実技:16,000円 または7,000円(25歳未満の在職者)

3級
学科:6,000円/実技:8,000円 または3,000円(25歳未満の在職者)

出題範囲 学科試験
・インターネット概論
・ワールドワイドウェブ(WWW)法務
・ウェブデザイン技術
・ウェブ標準
・ウェブビジュアルデザイン
・ウェブインフォメーションデザイン
・アクセシビリティ・ユニbーサルデザイン
・ウェブサイト設計・構築技術
・ウェブサイト運用・管理技術
・安全衛生・作業環境構築

実技試験
・ウェブサイト構築
・ウェブサイト設計・計画
・ウェブサイトデザイン
・ウェブサイト運用管理

※各等級共通のもの

合格基準 合格率は年度や開催回により変動があるが、概ね次の通り。
1級:10-20%、2級:30-40%、3級:60-70%
公式サイト https://www.webdesign.gr.jp/

ウェブデザイン技能検定は、国家検定制度である技能検定制度のひとつとして厚生労働省より指定試験機関の指定を受け、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施するものです。

ウェブデザイン技能検定ではWeb制作に必要な幅広い知識やスキルが問われます。試験の合格に向けた勉強をすることで、Webデザインに関する知識を深められるでしょう。また、試験に合格するとWebデザイン技能士の肩書きを得られるので、就職や転職活動をする際にアピールすることも可能です。

ウェブデザイン技能検定の勉強方法

ウェブデザイン技能検定のおすすめの勉強方法は、参考書やオンライン練習問題などの活用です。最適な参考書はウェブデザイン技能検定の公式サイトに掲載されており、オンライン練習問題はこちらから受けられます。

ある程度の知識やスキルを習得したら、過去問題にチャレンジするのも良いでしょう。

2. Webクリエイター能力認定試験

主催団体 株式会社サーティファイ
受験方法 随時試験:会場受験
公開試験:リモート受験も可能
受験資格 エキスパート
学歴、年齢等に制限はなし

スタンダード
学歴、年齢等に制限はなし

受験料(税抜) 1級
学科:8,000円/実技:25,000円(実技はペーパー実技含む)

2級
学科:7,000円/実技:16,000円 または7,000円(25歳未満の在職者)

3級
学科:6,000円/実技:8,000円 または3,000円(25歳未満の在職者)

出題範囲 エキスパート
6,819円

スタンダード
5,364円
エキスパート
知識問題:Webサイトに関する知識
実技問題:HTMLの作成、CSSの読込と作成、画像の表示、JavaScriptの読込

スタンダード
実技問題:HTML5の変換、HTMLの作成、CSSの読込と作成、画像の表示

合格基準 合格率:91.4%(2020年度平均合格率)
公式サイト https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/

Webクリエイター能力認定試験は、Webクリエイターに必要とされるHTML・CSSに関する基本的な知識や、Webサイト制作のデザイン能力、Webページのコーディング能力を認定する試験です。

Webクリエイター能力認定試験を取得するメリットの1つは、学習を通じてWebクリエイターに必要な知識を体系的に身につけられることです。合格率が比較的高いので、履歴書に資格を記載したい方は取得を検討してみても良いでしょう。

Webクリエイター能力認定試験の勉強方法

Webクリエイター能力認定試験に向けた勉強をするときは、公式テキストや問題集を活用するのがおすすめです。また、公式HPにはサンプル問題があるので、受験するか否か迷う方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

3. Webデザイナー検定

主催団体 CG-ARTS
受験方法 会場受験
受験資格 エキスパート
制限はなし(誰でも受験可能)

ベーシック
制限はなし(誰でも受験可能)

受験料(税抜) エキスパート
6,091円

ベーシック
5,091円

出題範囲 表現の基礎(文字と色の基礎、レイアウトの基礎、画像形式・画像編集の基礎)
制作準備(コンセプトメイキング、情報の構造)
Weサイトの制作と運用(インタフェースとナビゲーション、動きの効果、Webサイトを実現する技術、Webサイトのテストと運用)
知的財産権
合格基準 エキスパート
69.7%(2021年度平均)

ベーシック
48.65%(2021年度平均)

公式サイト https://www.cgarts.or.jp/v1/kentei/about/web/

Webデザイナー検定は、コンセプトメイキングなどの準備段階から、Webページデザインなどの実作業、テストや評価、運用まで、Webデザインに必要とされる多様な知識を測る試験です。これからWebデザインの知識を網羅的に身につけたいという人にぴったりの資格試験といえます。

Webデザイナー検定はCG-ARTS検定のひとつで、ほかにはマルチメディア検定、CGクリエイター検定、CGエンジニア検定、画像処理エンジニア検定があります。それぞれ併願も可能なので、気になる方は公式サイトからチェックしてみてください。

Webデザイナー検定の勉強方法

Webデザイナー検定は、テキストや問題集を活用すれば独学でも取得を目指せます。公式HPには合格者の声が掲載されているため、目を通すことで資格を取得したあとのイメージが湧いてくるでしょう。

4. HTML5プロフェッショナル認定資格

主催団体 LPI-Japan
受験方法 会場受験またはオンライン受験(自宅・職場等)
受験資格 認定試験 レベル1
特になし

認定試験 レベル2
特になし。
ただし、認定条件に「有意なHTML5レベル1認定を保有していること」がある。

受験料(税抜) 認定試験 レベル1
15,000円

認定試験 レベル2
15,000円

出題範囲 認定試験 レベル1
・Webの基礎知識
・CSS
・要素
・レスポンシブWebデザイン
・APIの基礎知識

認定試験 レベル2
・JavaScript
・WebブラウザにおけるJavaScript API
・グラフィックス・アニメーション
・マルチメディア
・ストレージ
・通信
・デバイスアクセス
・パフォーマンスとオフライン
・セキュリティモデル

合格基準 非公開
公式サイト https://html5exam.jp/

HTML5プロフェッショナル認定とは、HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を認定する認定制度です。受験者の多くは、Web技術者、Webデザイナー、コーダー、Webサービス運用者、Webアプリ開発者などの仕事をしています。

HTML5プロフェッショナル認定を取得すると、HTML5やCSS、JavaScriptなどを実践的に扱えるスキルがあることの証明になります。WebデザイナーやWebエンジニアとして活躍したい方は、取得しておくと仕事に役立てられるでしょう。

HTML5プロフェッショナル認定資格の勉強方法

HTML5プロフェッショナル認定に向けた勉強をする際は、公式HPのサンプル問題を活用してみてください。レベルや分野別に多数の問題があり、すべて無料で利用できるので、試験のレベルを知りたい方、今の実力を試したい方におすすめです。あわせて、テキストや参考書などで学習するのも良いでしょう。

5. アドビ認定アソシエイト(ACA)

主催団体 アドビシステムズ株式会社
受験方法 会場受験
受験資格 ・Photoshop
特になし

・Illustrator
特になし

・Premiere Pro
特になし

受験料(税抜) ・Photoshop
(一般価格)9,800円
(学割価格)7,800円

・Illustrator
(一般価格)9,800円
(学割価格)7,800円

・Premiere Pro
(一般価格)9,800円
(学割価格)7,800円

出題範囲 ・Photoshop
Visual Design using Adobe Photoshop 2022
Visual Design using Adobe Photoshop 2023
Visual Design using Adobe Photoshop 2024

・Illustrator
Graphic Design & Illustration using Adobe Illustrator 2022
Graphic Design & Illustration using Adobe Illustrator 2023
Graphic Design & Illustration using Adobe Illustrator 2024

・Premiere Pro
Digital Video using Adobe Premiere Pro 2022
Digital Video using Adobe Premiere Pro 2023
Digital Video using Adobe Premiere Pro 2024

合格基準 非公開
公式サイト https://adobe.odyssey-com.co.jp/

アドビ認定プロフェッショナル(Adobe Certified Professional)は、アドビが公認する国際認定資格で、Adobe Creative Cloudを活用するスキルがあることを証明できます。社会人としてのキャリアをスタートするとき、キャリアアップやキャリアチェンジを考え始めたとき、生徒や学生が就職準備に向けて自信をつけたいときなどにぴったりの資格です。

アドビ認定プロフェッショナル取得のための学習を通じて、PhotoshopやIllustratorなどのデザインツールを使えるようになります。Webデザイナーとしての実務経験やポートフォリオが少ない方は、取得することで就職や転職活動の際にアピールできるでしょう。

アドビ認定プロフェッショナルの勉強方法

アドビ認定プロフェッショナルの合格に向けた勉強をする際は、公認の対策教材を活用するのがおすすめです。より実践的な知識やスキルを身につけたい方は、スクールでプロから学ぶのも良いでしょう。

6. Photoshopクリエイター能力認定試験

主催団体 株式会社サーティファイ
受験方法 会場受験
受験資格 エキスパート
学歴、年齢等に制限はなし

スタンダード
学歴、年齢等に制限はなし

受験料(税抜) エキスパート
7,819円

スタンダード
6,910円

出題範囲 エキスパート
Adobe Photoshopおよび画像処理に関する知識
Adobe Photoshopの操作による画像ファイルの作成
Adobe Photoshopの操作による作品制作

スタンダード
Adobe Photoshopの基本操作による画像ファイルの作成
Adobe Photoshopの操作による作品制作

合格基準 合格率73.9%(2020年度平均合格率)
公式サイト https://www.sikaku.gr.jp/ns/ps/

Photoshopクリエイター能力認定試験は、Photoshopに関する写真・画像の加工編集スキルを認定する試験です。Photoshopを用いた画像ファイルの作成や、問題の指示に従いひとつの作品を作り上げる表現力など、コンテンツ制作に関するスキルを認定します。

Photoshopクリエイター能力認定試験を取得するメリットの1つは、学習を通じて実際の業務に生かせる知識やスキルの習得を目指せること。試験では新規ドキュメントから1つのグラフィックコンテンツを作り上げる問題が出題されるため、Photoshopを用いた実践的な知識とスキルを身につけたい人におすすめです。

Photoshopクリエイター能力認定試験の勉強方法

Photoshopクリエイター能力認定試験の勉強方法に迷う方は、公式テキストと問題集を活用してみてください。サンプル問題に挑戦してみるのも良いでしょう。テキストや問題集にひと通り目を通したら、ひたすらPhotoshopを触って慣れるのみです。参考書を見なくても操作できるように反復練習してください。

7. Illustratorクリエイター能力認定試験

主催団体 株式会社サーティファイ
受験方法 会場受験
受験資格 エキスパート
学歴、年齢等に制限はなし

スタンダード
学歴、年齢等に制限はなし

受験料(税抜) エキスパート
7,819円

スタンダード
6,910円

出題範囲 エキスパート
Adobe IllustratorおよびDTP、Webデザインに関する知識
Adobe Illustratorの操作によるDTPファイル、及びWebデザインパーツの作成
Adobe Illustratorの操作による作品制作

スタンダード
Adobe Illustratorの操作によるDTPファイル、及びWebデザインパーツの作成
Adobe Illustratorの操作による作品制作

合格基準 72.8%(2020年度平均合格率)
公式サイト https://www.sikaku.gr.jp/ns/il/

Illustratorクリエイター能力認定試験は、世界基準のグラフィックツールであるIllustratorの活用能力を測定・評価する資格検定試験です。Illustratorを用いたDTPファイル及びWebデザインパーツの作成や、問題の指示に従いひとつの作品を作り上げる表現力など、コンテンツ制作に関するスキルを認定します。

Illustratorクリエイター能力認定試験を取得しておくと、Webデザイン業界への就職を目指すときやフリーランスのWebデザイナーとして活躍したいときなどに役立つでしょう。

Illustratorクリエイター能力認定試験の勉強方法

Illustratorクリエイター能力認定試験の合格に向けた勉強をする際は、公式テキストと問題集を活用してみてください。また、サンプル問題のダウンロードも可能なので、実際の試験のイメージをつかみたい方はチャレンジしてみると良いでしょう。

8. 色彩検定

主催団体 色彩検定協会
受験方法 会場受験
受験資格 制限はなし。誰でも、何級からでも受検可能
受験料(税抜) 1級
15,000円

2級
10,000円

3級
7,000円

UC級
6,000円

出題範囲 1級
2級と3級の内容に加え、以下のような事柄を十分に理解し、技能を持っている。
色彩と文化/色彩調和論/光と色/色の表示/測色/色彩心理/色彩とビジネス/ファッション/景観色彩

2級
3級の内容に加え、以下のような基本的な事柄を理解し、技能を持っている。
色のユニバーサルデザイン/光と色/色の表示/色彩心理/色彩調和/配色イメージ/ビジュアル/ファッション/インテリア/景観色彩/慣用色名

3級
色のはたらき/光と色/色の表示/色彩心理/インテリア/色彩調和/配色イメージ/ファッション/慣用色名

UC級
色のユニバーサルデザイン、色が見えるしくみ、色の表し方、色覚のタイプによる色の見え方、高齢者の見え方、色のUDの進め方など。配色における注意点や改善方法を理解している。

合格基準 2022年度の合格率は以下の通り
1級
39.6%

2級
77.4%

3級
76.9%

UC級
85.8%

公式サイト https://www.aft.or.jp/

色彩検定は、文部科学省後援の公的資格です。色の基礎や配色技法などの知識が身につくため、Webデザイナーはもちろん、ファッション系やインテリア系などの仕事をしている方も多く受験しています。

色彩検定を取得すると、Webデザインをする際に魅力的な配色ができるようになります。色に関する知識はファッションや広告など幅広い業界で生かせるため、資格を取得することで今後のキャリアの幅が広がる可能性もあるでしょう。

色彩検定の勉強方法

色彩検定に向けた勉強には、公式テキストの活用がおすすめです。図版や写真が豊富に使われているため、内容を直感的に理解しやすいでしょう。色彩検定メールマガジンに登録すると検定に関する情報や試験問題の解説などを受け取れるので、ぜひチェックしてみてください。

9. マルチメディア検定

主催団体 CG-ARTS
受験方法 会場受験
受験資格 制限はありません
受験料(税抜) ベーシック
5,600円

エキスパート
6,700円

出題範囲 マルチメディアの基礎
メディアの処理技術
コンピュータのしくみとネットワーク
ディジタルコンテンツ
マルチメディアの社会への応用
知的財産権
合格基準 平均合格率は以下の通り
・ベーシック
高校:50%/専門学校・大学:65%/社会人:80%

・エキスパート
高校:25%/専門学校・大学:40%/社会人:55%

公式サイト https://www.cgarts.or.jp/v1/kentei/about/multimedia/index.html

マルチメディア検定では、マルチメディアの基礎やコンピュータの仕組み、デジタルコンテンツ、知的財産権など、幅広い知識が問われます。試験はベーシックとエキスパートの2種類です。

ベーシックでは、マルチメディアの扱い方とインターネットを用いたコミュニケーション技術に関する基礎的な知識を測ります。一方で、エキスパートはマルチメディアに関する専門的な知識を保有し、アプリや製品の開発に知識を応用できるか否かをチェックする試験です。

マルチメディア検定を取得することで得られるメリットの1つは、マルチメディアに関する知識やスキルの保有を証明できること。Webデザイナーとしてメディアに関わる仕事をする方は、取得を検討してみてください。

マルチメディア検定の勉強方法

マルチメディア検定の勉強方法に迷う方は、検定に対応したテキストや公式問題集を活用してみてください。ベーシック向けのテキストは初心者でも理解しやすいよう解説されているため、これからマルチメディアの学習を始める方でもスムーズに勉強を進められるでしょう。

10. Web検定|Webディレクター

主催団体 J-Testing
受験方法 会場試験(全国約200会場)
受験資格 特になし
受験料(税抜) 10,000円
出題範囲 公式テキスト『ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック3 Webディレクション第3版』を中心に出題

1.インターネットビジネス
2.プロジェクトマネジメント
3.Webサイトの企画
4.Webサイトの設計
5.Webマーケティング

合格基準 正解率70%以上
公式サイト https://webken.jp/direction/

Web検定のWebディレクション試験は、Webサイトの企画・設計・制作・運用に関する知識を問われる資格試験です。Webデザインを仕事にしている人やこれからしたい人にとって、Webディレクションの知識やスキルを身につけることは非常に有効でしょう。デザインだけでなく、企画やマーケティングまで視野を広げることで、より効果的なデザインを作れるようになるからです。

これからWebデザインを仕事にしたい人はもちろん、Webデザイナーとしてキャリアアップやキャリアチェンジを目指している人にもおすすめの資格といえるでしょう。

Web検定|Webディレクターの勉強方法

Web検定 Webディレクション試験の勉強には公式テキスト「ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック3 Webディレクション第3版」の活用がおすすめです。公式サイトにも、試験は公式テキストを中心に出題される旨が明記されています。

また、公式サイトでは試験の公式問題集の第1章PDFが無料でダウンロードできます。ぜひあわせてチェックしてみてください。

11. Web検定|Webアソシエイト

主催団体 J-Testing
受験方法 会場試験(全国約200会場)
受験資格 特になし
受験料(税抜) 10,000円
出題範囲 公式テキスト『ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック1 Webリテラシー 第4版』を中心に出題

1.Webの基礎知識
2.インターネットビジネス
3.プロジェクトマネジメント
4.Webサイトの企画・設計
5.Webデザイン・制作実務
6.Webマーケティング

合格基準 正解率70%以上
公式サイト https://webken.jp/literacy/

「Webアソシエイト」は、Web検定のWebリテラシー試験に合格すると取得できる資格です。Webに関わる仕事をするうえで、適切に業務を遂行するためのWebリテラシーを身につけているかどうかが問われます。

資格取得のための勉強を通して、Webの仕組みやインターネットビジネスなどの基礎を身につけることが可能です。Webデザインの仕事の土台となる知識が強化されたり、クライアントやディレクターなどとの間でのコミュニケーションがスムーズになったりするなどのメリットがあるでしょう。

Web検定|Webアソシエイトの勉強方法

Web検定 Webリテラシー試験の勉強も、Web検定 Webディレクション試験と同様に公式テキストの活用がおすすめです。「ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック1 Webリテラシー 第4版」に沿って学習を進めれば、出題範囲を網羅的に勉強することができます。

また、こちらも公式サイトで公式問題集の第1章PDFがサンプルとしてダウンロード可能なので、あわせて活用してみてください。

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比較表はこちら▼

資格 主催団体 受験方法 受験資格 受験料 出題範囲 合格基準 公式サイトURL
ウェブデザイン技能検定 特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会 会場受験 1級
【実技試験】
・1級の技能検定において、学科試験に合格した者(※1)
【学科試験】
・7年以上の実務経験(※2)を有する者
・職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業または普通職業訓練修了(※3)
後、5年以上の実務経験(※2)を有する者
・大学(※3)卒業後、3年以上の実務経験(※2)を有する者
・高度職業訓練修了(※3)後、1年以上の実務経験(※2)を有する者

・2級の技能検定に合格した者であって、その後2年以上の実務経験(※2)を有する者

1級
学科:8,000円/実技:25,000円(実技はペーパー実技含む)

2級
学科:7,000円/実技:16,000円 または7,000円(25歳未満の在職者)

3級
学科:6,000円/実技:8,000円 または3,000円(25歳未満の在職者)

学科試験
・インターネット概論
・ワールドワイドウェブ(WWW)法務
・ウェブデザイン技術
・ウェブ標準
・ウェブビジュアルデザイン
・ウェブインフォメーションデザイン
・アクセシビリティ・ユニbーサルデザイン
・ウェブサイト設計・構築技術
・ウェブサイト運用・管理技術
・安全衛生・作業環境構築

実技試験
・ウェブサイト構築
・ウェブサイト設計・計画
・ウェブサイトデザイン
・ウェブサイト運用管理

※各等級共通のもの

合格率は年度や開催回により変動があるが、概ね次の通り。
1級:10-20%、2級:30-40%、3級:60-70%
https://www.webdesign.gr.jp/
Webクリエイター能力認定試験 株式会社サーティファイ 随時試験:会場受験
公開試験:リモート受験も可能
エキスパート
学歴、年齢等に制限はなし

スタンダード
学歴、年齢等に制限はなし

エキスパート
6,819円

スタンダード
5,364円

エキスパート
知識問題:Webサイトに関する知識
実技問題:HTMLの作成、CSSの読込と作成、画像の表示、JavaScriptの読込

スタンダード
実技問題:HTML5の変換、HTMLの作成、CSSの読込と作成、画像の表示

合格率:91.4%(2020年度平均合格率) https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/
Webデザイナー検定 CG-ARTS 会場受験 エキスパート
制限はなし(誰でも受験可能)

ベーシック
制限はなし(誰でも受験可能)

エキスパート
6,091円

ベーシック
5,091円

表現の基礎(文字と色の基礎、レイアウトの基礎、画像形式・画像編集の基礎)
制作準備(コンセプトメイキング、情報の構造)
Weサイトの制作と運用(インタフェースとナビゲーション、動きの効果、Webサイトを実現する技術、Webサイトのテストと運用)
知的財産権
エキスパート
69.7%(2021年度平均)

ベーシック
48.65%(2021年度平均)

https://www.cgarts.or.jp/v1/kentei/about/web/
HTML5プロフェッショナル認定資格 LPI-Japan 会場受験またはオンライン受験(自宅・職場等) 認定試験 レベル1
特になし

認定試験 レベル2
特になし。
ただし、認定条件に「有意なHTML5レベル1認定を保有していること」がある。

認定試験 レベル1
15,000円

認定試験 レベル2
15,000円

認定試験 レベル1
・Webの基礎知識
・CSS
・要素
・レスポンシブWebデザイン
・APIの基礎知識

認定試験 レベル2
・JavaScript
・WebブラウザにおけるJavaScript API
・グラフィックス・アニメーション
・マルチメディア
・ストレージ
・通信
・デバイスアクセス
・パフォーマンスとオフライン
・セキュリティモデル

非公開 https://html5exam.jp/
アドビ認定アソシエイト(ACA) アドビシステムズ株式会社 会場受験 ・Photoshop
特になし

・Illustrator
特になし

・Premiere Pro
特になし

・Photoshop
(一般価格)9,800円
(学割価格)7,800円

・Illustrator
(一般価格)9,800円
(学割価格)7,800円

・Premiere Pro
(一般価格)9,800円
(学割価格)7,800円

・Photoshop
Visual Design using Adobe Photoshop 2022
Visual Design using Adobe Photoshop 2023
Visual Design using Adobe Photoshop 2024

・Illustrator
Graphic Design & Illustration using Adobe Illustrator 2022
Graphic Design & Illustration using Adobe Illustrator 2023
Graphic Design & Illustration using Adobe Illustrator 2024

・Premiere Pro
Digital Video using Adobe Premiere Pro 2022
Digital Video using Adobe Premiere Pro 2023
Digital Video using Adobe Premiere Pro 2024

非公開 https://adobe.odyssey-com.co.jp/
Photoshopクリエイター能力認定試験 株式会社サーティファイ 会場受験 エキスパート
学歴、年齢等に制限はなし

スタンダード
学歴、年齢等に制限はなし

エキスパート
7,819円

スタンダード
6,910円

エキスパート
Adobe Photoshopおよび画像処理に関する知識
Adobe Photoshopの操作による画像ファイルの作成
Adobe Photoshopの操作による作品制作

スタンダード
Adobe Photoshopの基本操作による画像ファイルの作成
Adobe Photoshopの操作による作品制作

合格率73.9%(2020年度平均合格率) https://www.sikaku.gr.jp/ns/ps/
Illustratorクリエイター能力認定試験 株式会社サーティファイ 会場受験 エキスパート
学歴、年齢等に制限はなし

スタンダード
学歴、年齢等に制限はなし

エキスパート
7,819円

スタンダード
6,910円

エキスパート
Adobe IllustratorおよびDTP、Webデザインに関する知識
Adobe Illustratorの操作によるDTPファイル、及びWebデザインパーツの作成
Adobe Illustratorの操作による作品制作

スタンダード
Adobe Illustratorの操作によるDTPファイル、及びWebデザインパーツの作成
Adobe Illustratorの操作による作品制作

72.8%(2020年度平均合格率) https://www.sikaku.gr.jp/ns/il/
色彩検定 色彩検定協会 会場受験 制限はなし。誰でも、何級からでも受検可能。 1級
15,000円

2級
10,000円

3級
7,000円

UC級
6,000円

1級
2級と3級の内容に加え、以下のような事柄を十分に理解し、技能を持っている。
色彩と文化/色彩調和論/光と色/色の表示/測色/色彩心理/色彩とビジネス/ファッション/景観色彩

2級
3級の内容に加え、以下のような基本的な事柄を理解し、技能を持っている。
色のユニバーサルデザイン/光と色/色の表示/色彩心理/色彩調和/配色イメージ/ビジュアル/ファッション/インテリア/景観色彩/慣用色名

3級
色のはたらき/光と色/色の表示/色彩心理/インテリア/色彩調和/配色イメージ/ファッション/慣用色名

UC級
色のユニバーサルデザイン、色が見えるしくみ、色の表し方、色覚のタイプによる色の見え方、高齢者の見え方、色のUDの進め方など。配色における注意点や改善方法を理解している。

2022年度の合格率は以下の通り
1級
39.6%

2級
77.4%

3級
76.9%

UC級
85.8%

https://www.aft.or.jp/
マルチメディア検定 CG-ARTS 会場受験 制限はありません ベーシック
5,600円

エキスパート
6,700円

マルチメディアの基礎
メディアの処理技術
コンピュータのしくみとネットワーク
ディジタルコンテンツ
マルチメディアの社会への応用
知的財産権マルチメディアの基礎
メディアの処理技術
コンピュータのしくみとネットワーク
ディジタルコンテンツ
マルチメディアの社会への応用
知的財産権
平均合格率は以下の通り
・ベーシック
高校:50%/専門学校・大学:65%/社会人:80%

・エキスパート
高校:25%/専門学校・大学:40%/社会人:55%

https://www.cgarts.or.jp/v1/kentei/about/multimedia/index.html
Web検定|Webディレクター J-Testing 会場試験(全国約200会場) 特になし 10,000円 公式テキスト『ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック3 Webディレクション第3版』を中心に出題

1.インターネットビジネス
2.プロジェクトマネジメント
3.Webサイトの企画
4.Webサイトの設計
5.Webマーケティング

正解率70%以上 https://webken.jp/direction/
Web検定|Webアソシエイト J-Testing 会場試験(全国約200会場) 特になし 10,000円 公式テキスト『ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック1 Webリテラシー 第4版』を中心に出題

1.Webの基礎知識
2.インターネットビジネス
3.プロジェクトマネジメント
4.Webサイトの企画・設計
5.Webデザイン・制作実務
6.Webマーケティング

正解率70%以上 https://webken.jp/literacy/

資格を取得せずにWebデザインを学ぶ方法は?

資格を取得せずにWebデザインを学ぶ方法は?

最後に、資格取得以外でWebデザインを学ぶ方法を3つ紹介します。

前述したように、Webデザイナーの仕事には資格は必須ではありません。それ以外にもスキルを身につける方法はあるので、自分に合った手段を選択してみると良いでしょう。

独学でWebデザインに関する知識やスキルを身につける

1つ目は、独学でWebデザインの知識やスキルを身につける方法です。テキストや参考書などを活用してWebデザインについて学ぶため、コストを抑えやすいといえます。ただし、独学の場合は学習スケジュールを自分で立てる必要があるうえ、疑問点が出てきても自力で解決することが求められる点は知っておきましょう。

以下の記事では、Webデザインを独学で学ぶ方法を解説しています。勉強のコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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会社員として経験を積む

会社員として働きながら、Webデザインを学ぶ方法もあります。仕事をしながらWebデザイナーのリアルな仕事内容や必要なスキルを知れるため、独学やスクールでは得られないような実践的なスキルを身につけられるでしょう。

なお、未経験からWebデザインの仕事に就く場合は、アシスタントからスタートする可能性が高いと考えられます。働きながらWebデザインを学ぶ予定の方は、実際にデザインの仕事ができるようになるまでに時間がかかることもある点を考慮しておきましょう。

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スクールで学ぶ

効率的にスキルを身につけたい方は、スクールでWebデザインを学ぶのもおすすめです。たとえば、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)は全45以上の職種スキルが学び放題です*1前述したIllustratorやPhotoshopを学べるコースもあります。

目標に向かって一緒に頑張る仲間と学習状況をシェアできるコーチング*2が月1回あるため、モチベーションの維持もしやすいでしょう。

※1:スタンダードプランの場合
※2:SHElikesオリジナルのコーチング。理想の人生を棚卸しして、毎月の目標を立て、先月の振り返りを行います。オンライン限定のグループコーチングです。

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Webデザイナーに必要なスキル

Webデザイナーになるには以下のようなスキルが必要です。

  • デザインに関する知識
  • PhotoshopIllustratorなどのツールを操作するスキル
  • HTMLやCSSといったコーディングスキル
  • Webマーケティングの知識
  • コミュニケーション力
  • スケジュール管理力

デザインやWebに関する知識やスキルはもちろん、クライアントやチームメンバーとのやりとりの際に必要なコミュニケーション力や、納期から逆算して制作を進めるスケジュール管理力などといったスキルも欠かせません。

Webデザインに関するスキルだけにとどまらず、ビジネススキルやマーケティングスキルなど複数のスキルを掛け合わせることにより、付加価値の高いWebデザイナーを目指せるでしょう。

Webデザイナーに欠かせないスキルを身につけるならSHElikesがおすすめ!

Webデザイナーに欠かせないスキルを身につけるならSHElikesがおすすめ!

本記事では、「Webデザイナーに資格が必要かどうか」「おすすめの資格11選」「資格を取らずにWebデザインを学ぶ方法」について解説しました。

しかし、資格があると就職や転職の際にアピールできたり、自分の技能に自信を持てたりなどのメリットもありますが、Webデザイナーになるために資格は必須ではありません。より実践に近い学びを得たい、複数のスキルを掛け合わせて付加価値の高いデザイナーを目指したい方は、スクールの活用もおすすめです。

たとえば、女性向けキャリアスクールSHElikesでは、IllustratorやPhotoshopのようなWebデザイナーを目指したい方におすすめのレッスンをはじめ、Webマーケティングスキルやビジネススキルなど全45以上の職種スキルを学べます。

未経験からWebデザイナーとして活躍している方も多いです。SHElikesでは無料体験レッスンを実施しているので、興味のある方はぜひ参加してみてください。

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