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【副業Webデザイナーの始め方】未経験者におすすめの理由やメリットを解説

【副業Webデザイナーの始め方】未経験者におすすめの理由やメリットを解説
ABOUT ME
ライター Tomomaru
Web制作会社で月〜金デジマOL&副業ライター・エディターとして活動中。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会う。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。思い込むのは自由です。
エディター 大原 光保子(みほこ)
上智大学 社会福祉学科卒業。在学中は、美容を通した国際協力を行う女子学生団体を立ち上げ、副代表を務める。その後女性向け動画メディアの立ち上げに従事し、新卒で入った会社では、ゼクシィの営業を行う。その最中SHEに出会い、理念に共感。現在はSHEshares編集長とマーケティングチームでクリエイティブプランナーを務める。

近年、副業のイメージはポジティブに変化していて、複数の副業を掛け持ちする人も増えています。特に、Web系の案件は増加傾向にあり、副業をきっかけにWeb業界へのキャリアチェンジを考える人もいるのではないでしょうか。

なかでも、人気が高いのがWebデザイナー。しかし、未経験から始める場合は、具体的な仕事内容のイメージがつかみづらく、躊躇する人も多いかもしれません。そこで今回は、副業Webデザイナーの働き方や未経験から始める方法、さらにメリットデメリットも交えつつ、副業Webデザイナーをおすすめする理由を解説していきます。

副業Webデザイナーのメリット

副業Webデザイナーのメリット

需要増とともにWebデザイナー人口も増えているなか、いまから副業Webデザイナーを始めるメリットはあるのでしょうか。以下では、副業だからこその利点をいくつか挙げていきます。

  • 本業以外に活躍の場を広げることで気分転換できる
  • 本業の固定収入+αの収入が得られる
  • 在宅ワークやリモートワークができる
  • 実績とともに汎用性の高いスキルが身につく
  • 独立や転職の準備ができる

副業からWebデザイナーを始める最大のメリットは、本業の固定収入を得ながらWebデザイナーとして実績作りができることです。本業の収入があることで、リスクを抑えながら独立や転職を視野に入れたチャレンジができます。また、汎用性の高いWeb系スキルが身につきます。

そして、ネット環境さえ整えば、在宅で働いたり稼働時間を自分で決められたり、時間や場所にとらわれない働き方が可能です。ついダラダラと過ごしてしまう隙間時間を有効活用できます。

副業Webデザイナーのデメリット

では、副業としてのWebデザイナーにデメリットはあるのでしょうか?

  • スキル習得が必須
  • 学ぶには時間やお金がかかる
  • 知識のアップデートが不可欠
  • 出勤前や終業後、休日の時間がとられる

もし未経験から始めるのであれば、スキル習得までにある程度の時間はかかるでしょう。Webデザイナーは、たとえ経験者であっても、情報のインプット・アウトプットを繰り返しスキルアップすることが不可欠です。

また、本業とは別で稼働するため、当然ながら自由な時間は減ります。Webデザインにやりがいや楽しさを感じられなければ、副業として始めるメリットは薄いでしょう。

副業Webデザイナーはやめとけと言われる理由

副業Webデザイナーはやめとけと言われる理由

Webデザイナーは「やめとけ」や「おすすめしない」と言われることもあるようです。では、そのように捉えられる理由を考察してみましょう。

  • スキルや知識の幅が広い
  • 制作に時間がかかる
  • ライバルが多い
  • 収入相場がピンキリ

いざ学び始めてみると、必要なスキルの多さに心が折れる人や、本業との時間調整ができずきつい仕事だと感じる人も一定数いるようです。また、Webデザイナーを目指す人は沢山いるなかで、未経験者や初心者のうちは単価が安い傾向にあり、稼げるようになるまで時間がかかると思われがちのようです。

しかし裏を返せば、継続的にスキルアップして実績を作りつつ仕事の幅を増やすことで、好条件の案件獲得が可能になります。

Webデザインの知識は、今後も需要があると予想されるため、副業で身につけておいて損はありません。周りに「やめとけ」と言われても、信念を貫きコツコツと実績を積み上げることが大切なのではないでしょうか。

未経験から副業Webデザイナーを始める方法

未経験者の受け入れ間口が広く、資格も特に不要のWebデザイナー。では、仕事を得るには、どのような準備が必要なのでしょうか。学習方法から案件獲得までをご紹介します。

スキル習得のための勉強方法

Webデザインを学ぶには、大きく分けて2つの学習方法があります。

1.独学

書籍のほかに動画やアプリなど、Webデザインを学ぶ手段は増えています。たとえば、デザインを学べるchot.designや、コーディングを学べるprogateなど。ほかには、YouTubeやSNS、購入型のオンライン学習プラットフォームUdemyなどもあります。

独学のメリットは、費用が抑えられる点です。無料〜低価格で利用できるため、気軽に始められます。

2.スクール

スクールには、実際に通学するオフライン型と、どこでも勉強できるオンライン型があります。「モチベーションを保てない」や「最短で効率よく学びたい」という人には、独学よりもスクールをおすすめします。オンライン・オフラインは、ライフスタイルや求めるコミュニケーションに合わせて選択するといいでしょう。

スクールは、独学より費用がかかります。しかし、効率重視なら、断然スクールをおすすめします。スクールでは、疑問点を質問できたり講師からフィードバックをもらえたりと、スキルアップの速度が格段に上がります。

また、スクールのメリットは、現役のWebデザイナー講師や生徒同士が関わる機会があること。学びながら、Webデザイン関係の人との繋がりを広げることも期待できます。

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未経験者に重要なポートフォリオ作成

Webデザインの仕事を受注するには、ポートフォリオが必須です。ポートフォリオとは、「自分がどのようなものを作れるのか」を伝えるための作品集です。デザインを依頼する側のニーズに沿ったポートフォリオを作成することで、案件をもらいやすくなります。

しかし実務未経験の場合は、ポートフォリオに記載できるWebデザインの実績がありません。そんなときは、 Webデザインの模擬案件を想定したポートフォリオを作成しましょう。その際のポイントは、作品の「コンセプト」「制作目的」「こだわった点」など、自分をアピールするための解説を盛り込むこと。ただ見栄えがいいだけでなく、意図を反映させた設計をできるかがデザイナーとしては重要だからです。

ちなみに、Webデザイナーのポートフォリオは、作成ツールを使用すれば初心者でも比較的簡単に作成が可能です。

クラウドソーシングは未経験者におすすめ

クラウドソーシングとは、インターネットを介して企業や個人が応募者を募り、業務を依頼する形態のこと。CrowdWorksLancersココナラなどが、業務受発注のマッチングサービスとして有名です。

未経験者には、まずはクラウドソーシングの利用をおすすめします。気軽に登録できるクラウドソーシングは、経験値やスキルに沿った仕事のバリエーションがあり、初心者向けの案件も多数。経験値を増やすため、また実績作りのためにどんどんトライするべきです。

高単価案件を獲得するには、とにかくWebデザイナーとしての実績が必要です。アウトプットの場としてチャレンジし、ポートフォリオに載せられる実績作りに勤しみましょう。

未経験Webデザイナーでも稼げる案件はある?収入の相場を比較

稼ごうと思えば、がんばった分だけ稼げるWebデザイナー。では、稼働時間が限られる副業Webデザイナーの収入相場とはどれぐらいになるのでしょうか。実績のない未経験者から上級者までの相場を比較してみます。

未経験者上級デザイナー
バナーデザイン3,000〜5,000円1万円〜
LP制作1〜5万円20万円〜
Webサイト制作1〜10万円50万円〜

※依頼内容により、案件相場には幅があります。あくまで一般的な相場として、参考程度に認識していただければと思います。

Webデザインは、実績のない未経験者であっても、比較的高単価が期待できます。上級デザイナーになれば、ディレクション業務なども担えるため、その分単価も上がります。時給ではなく単価制の案件が多いので、副業として案件を請け負うのであれば、いかに効率よく作業するかが重要です。

はじめは低単価のバナー制作からスタートでも、経験値とともに作業スピードが上がります。よって作業の効率化が、収入アップの鍵となります。

副業Webデザイナーに必要なスキルとは

Webデザイナーを目指すには、そもそもWebデザインの知識が必要です。副業Webデザイナーでは、少なくとも以下のスキルがマストだと言えます。

Illustrator・Photoshopなどのデザインツールスキル

llustratorやPhotoshopなどのAdobeソフトは、デザインにおける汎用性が高く、またWeb制作会社での使用率も高いため、習得必須のスキルです。Illustratorはバナーやロゴ制作に用いられ、PhotoshopはLP制作用に写真素材の加工・修正などの画像処理ができます。

ちなみに、Webサイト制作はPhotoshopを多用するため、デザインを学びたい方には、まずPhotoshopの習得をお勧めします。

HTML/CSSのコーディングスキル

Webサイトを構築するなら、HTML/CSSなどのコーディング作業が必要です。コーディングとは、デザインしたものを実際にWebページの形にするためのソースコードを書くことを指します。

HTMLとは、Webページ作成のための言語。CSSは、HTMLで作られたWebページを装飾するための言語です。ほかにも、PHPやJavaScriptなどの言語もありますが、まずはWebサイト制作の基本となるHTMLとCSSを覚えることが必須です。

WordPressスキル

WordPressとは、企業サイトから個人ブログまで広く利用されているCMS(コンテンツ管理システム)です。WordPressの特徴は、Webサイト構築に必須のHTML言語を習得できていなくても、サイト制作や運営ができる点です。誰でも比較的簡単に操作できることから、WordPressを使用した企業のホームページは意外と多いです。そこで、WordPressのカスタマイズスキルを身につけておけば、受注できる案件の幅は格段に広がります。

上記に挙げた基本スキルは習得必須です。それに加えて、カメラ・動画・ライティング・マーケティングなどのスキルがあれば受注できる案件の幅が広がるので、ライバルに差をつけることができるうえ、Webデザイナーとして重宝されるでしょう。

Webデザイナーに必要なスキルをもっと知りたい方はこちらを併せてお読みください。
Webデザイナーになるには—未経験から目指せるのか—

副業Webデザイナーの成功事例

副業Webデザイナーの成功事例

先述の通り、副業デザイナーの経験を通じて、実績とともに汎用性の高いスキルが得られます。たとえば「自分にはスキルがなくあきらめていた」「転職したいが自信がない」など、未経験だからと敬遠していた人にこそ、Webデザイナーはおすすめしたい副業です。

以下では、副業Webデザイナーからつながる新しいキャリアの可能性をご紹介します。

本業の収入アップにつながる

IT分野とは関係のない会社に勤めていても、副業Webデザイナーのスキルは活かせる可能性があります。IT分野以外の一般的な企業には、Webデザインの部署やWeb専任者がいないこともしばしば。しかし、どの企業も自社ホームページを持つ昨今において、サイト運用に新たなリソースは割けず困っているケースも多く見受けられます。

つまり、Web系スキルを習得することで、社内で担える業務幅が増えます。自社のWebサイト更新を任されたり社内コンテンツ運用に抜擢されたり、主務+αの仕事が可能に。担える業務の幅が増えれば、社内評価や収入のアップにつながるでしょう。

転職に活かせる経験値が得られる

副業Webデザインはスキルアップだけでなく、本業としてWebデザイナーを目指す道が開けます。未経験では、採用されにくいと言われるWeb業界。新卒なら未経験可やポテンシャル採用がありますが、中途採用となると、まったくの未経験では厳しい現実があります。

しかし、副業で実績があれば、Web制作会社や事業会社のデザイナー職に転職しやすくなります。特に資格を必要としないWebデザインにおいては、経験や実績がなによりの証明となるからです。よって、副業デザイナーは、ゆくゆく転職を視野に入れている人にとって、実績作りの最良のプロセスと言えるでしょう。

女性のライフスタイルの変化に対応できる

否応なしに、ライフスタイルの変化は訪れます。たとえば、地方への転勤、結婚・出産などのライフイベントや、住環境のあらゆる変化があったとき。パソコン1つで働けるスキルがあれば、在宅やリモートなど、時間や場所にとらわれない自由な働き方が可能です。

仮に、ライフスタイルの変化によって退職した場合や、転職活動がうまくいかなかった場合にも、継続する副業があることで心の余裕ができます。また、移住した地に希望額の仕事がない場合でも、リモートワーク対応のWeb系スキルがあれば、賃金の格差なく働くことが可能です。

フリーランスの準備や試行が可能

Webデザイナーの働き方には、フリーランスという選択肢があります。会社という枠にとらわれず仕事がしたい、在宅やリモートで働きたいと考える人も増えているなか、フリーランスを希望する人も増えています。

しかし、Webデザイン未経験からいきなり独立するのはリスクがあります。副業を通じて、Webデザイナーとしてある程度の自信がつき将来性が見えたなら、そのまま独立する道も現実味を帯びてくるのではないでしょうか。

まとめ − 未経験者に副業Webデザインをおすすめする理由

副業デザイナーには、本業で安定した収入を得つつスキルアップと副収入を同時に得られるメリットがあります。また、Webデザインを通じて得られるWeb系の仕事の知見は、今後のキャリアの可能性を大きく広げてくれるでしょう。

未経験から始めるときは、ツールの使い方やコーディングに慣れるまで、しばらく苦しい期間があるかもしれません。それでもWebデザインの仕事は、0からものを形にする楽しさや、今後も需要が拡大していく将来性があります。ものづくりが好きな人や、感受性豊かでデザイントレンドに敏感な人、また最新情報をどんどんキャッチアップできる人は、デザイナーの素質があるかもしれません。

ぜひその「好き」や「強み」を仕事につなげてみませんか?

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。