海外移住しやすい職業9選!必要な準備やおすすめの国も紹介

海外移住しやすい職業9選!必要な準備やおすすめの国も紹介

海外移住に憧れはあるものの、「どんな仕事なら海外で働けるのか」「職業選びから考えるべき?」と悩む人も多いのではないでしょうか。実は、海外移住を実現している人の多くは、海外移住しやすい職業を軸に仕事やスキルを選んでいます。

この記事では、海外移住に向いている仕事の特徴を整理したうえで、おすすめの職業や必要な準備、働きやすい国について解説します。ぜひ参考にしてみてください。

海外移住しやすい職業の共通点とは?

海外移住を実現している人の職業を見ていくと、いくつか共通する特徴があります。たとえば「働く場所に縛られない」「専門性がある」「言語やコミュニケーションを仕事に活かせる」といった点です。

ここでは、海外移住しやすい職業に共通する3つのポイントを整理します。

場所に縛られず働ける職業

海外移住しやすい職業の大きな特徴のひとつが、場所に縛られず働けることです。リモートワークが可能な仕事や、オンラインで完結する業務であれば、国をまたいで働くことも現実的になります。実際、IT系やクリエイティブ職、オンラインサービス関連の仕事は、居住地を変えても続けやすい傾向があります。

海外移住を見据えて仕事を選ぶ場合は、時差や通信環境、雇用形態(業務委託・フリーランスなど)もあわせて考えておくことが重要です。

専門性が高い職業

専門性の高い職業も、海外移住と相性が良い仕事のひとつです。特定のスキルや資格、実務経験が求められる職業は、国が変わっても「必要とされやすい」という強みがあります。たとえば、ITエンジニア、デザイナー、会計・金融関連、医療・教育分野などは、海外でも求人が比較的多い分野です。

専門性があるほど、現地就職だけでなく「日本の仕事を続けながら海外で働く」という選択肢も取りやすくなります。

語学力やコミュニケーション力を活かす職業

海外で働くうえで、語学力やコミュニケーション力を活かせる職業も有利です。英語や現地の言語を使って仕事をする職業は、国境を越えて活躍しやすく、海外移住後の仕事探しにもつながりやすい特徴があります。

たとえば、語学教師、カスタマーサポート、営業、観光・ホスピタリティ関連の仕事などは、語学力をそのまま仕事に活かせるのでおすすめ。また、完璧な語学力がなくても、伝えようとする姿勢や異文化理解力が評価されるケースも少なくありません。以下の記事では、場所に縛られずに働くための方法を解説してるため、あわせてチェックしてみてください。

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海外移住して働く選択肢4パターン

海外移住を考える際は、「どの国に行くか」だけでなく、「どんな形で働くか」を決めておくことが重要です。海外移住しやすい職業であっても、働き方によって必要な準備やハードルは大きく異なります。

ここでは、海外で働く代表的な4つの選択肢を紹介します。

現地企業へ就職する

まずは海外移住後、現地企業に就職して働く方法です。現地採用となるため、その国の就労ビザが必要になりますが、長期的に海外で生活したい人に向いています。IT、エンジニア、営業、カスタマーサポートなどは、海外移住しやすい職業として求人が比較的多い分野です。

ただし、語学力や実務経験が重視されるケースが多いため、事前にスキルや職歴を整理しておくことが重要です。

日系企業の海外駐在員として渡航する

日本企業に勤めたまま、海外拠点へ駐在員として派遣される働き方もあります。会社がビザ取得や住居手配をサポートしてくれる場合が多く、海外移住のハードルは比較的低めといえるでしょう。

ただし、現地企業への転職に比べると安定して働きやすい一方、職種や派遣先は限られ、自身で駐在先を選べないことが多い点は認識しておく必要があります。海外移住を視野に入れつつ、まずは日本でキャリアを積みたい人に向いている選択肢です。

ワーキングホリデーを活用する

ワーキングホリデーは、一定期間その国に滞在しながら働ける制度で、若年層を中心に利用されています。現地の生活を体験しながら働けるため、「海外移住が自分に合うか」を試したい人におすすめです。

ただし、ビザに年齢制限があったり、就ける仕事が接客業や軽作業が中心になることが多く長期的なキャリア形成には工夫が必要だったりする点は認識しておく必要があります。そのため、海外で働く第一歩として活用されるケースが多い方法です。

フリーランス・起業して場所に縛られず働く

フリーランスや起業という形で、日本や海外の仕事を受けながら働く方法もあります。Web系やクリエイティブ職など、オンラインで完結する仕事は、海外移住しやすい職業として人気があります。

たとえば、Webデザインやライティング、マーケティングなどは、国を問わず仕事を続けやすい分野です。収入や税金、ビザの管理は自己責任になりますが、自由度の高い働き方を実現できます。

海外移住しやすい職業9選

ここでは、海外移住と相性のよい職業をタイプ別に紹介します。

自身にあった職業を見つける参考にしてください。

フリーランスで場所に縛られず働きやすい職業4選

インターネット環境があれば働ける職業は、海外移住後も仕事を続けやすいのが特徴です。日本の仕事を続けながら、海外で生活するという選択肢も現実的になります。

場所に縛られずに働けるおすすめの職種を4つ紹介します。

Webデザイナー

Webデザイナーは、インターネット環境さえあれば世界中どこでも働きやすい職業のひとつ。Webサイトやバナー、SNS用画像などの制作はオンラインで完結するため、海外移住後も仕事を継続しやすい点が魅力です。

日本企業から案件を受け続けることで、現地語に不安がある段階でも収入を確保しやすいのも特徴。デザインスキルに加え、クライアントとのやり取りができる最低限の語学力があると、仕事の幅が広がります。

Webライター

Webライターも海外移住しやすい職業として人気があります。記事制作やコンテンツ執筆はオンラインで完結し、時差があっても日本から仕事を受けることができます。また、日本語のメディアの仕事であれば、海外在住でも案件を獲得しやすいのが特徴です。

SEOや専門分野に特化したライティングスキルがあれば、安定した収入につながりやすく、海外生活との両立もしやすい職業といえます。

Webマーケター

Webマーケターは、広告運用やSNS運用、データ分析などを通じて成果を出す仕事です。実績やスキルが重視されるため、数字で成果を示せるスキルがあれば、海外移住後も働きやすい職業です。

リモートで日本企業や海外企業のマーケティング支援を行うケースもあります。

プログラマー

プログラマーは世界的に需要が高く、海外移住しやすい職業の代表格です。Web開発やアプリ開発などのスキルがあれば、リモートワークや海外就職の選択肢も広がります。特にITエンジニアは、就労ビザの取得が比較的スムーズな国も多く、現地企業への就職やフリーランスとしての活動が可能。

スキル次第で収入を伸ばしやすい点も魅力です。

専門スキルを活かして働ける職業3選

国が変わっても評価されやすい「専門スキル」を持つ職業は、海外移住後の仕事探しにおいて強みになります。経験や資格が、そのまま武器になるケースも少なくありません。

専門スキルを活かして働ける職種を3つ紹介します。

日本語教師

日本語教師は、日本語を母語とする強みを活かせる職業。語学学校や教育機関での対面授業に加え、オンラインで教える働き方も増えています。国によっては資格や経験が求められる場合もありますが、日本文化への関心が高い地域では需要が安定しています。

海外で生活しながら現地に溶け込みたい人に向いている仕事です。

調理師

調理師は、国や言語が違ってもスキルが評価されやすい職業です。特に和食は海外での人気が高く、日本食レストランで働く選択肢があります。現地採用としてレストランに就職するケースも多く、実務経験があると海外移住のハードルが下がります。

技術を磨き続けることで、長期的な海外生活につながる可能性もあるでしょう。

保育士

保育士は、国際保育園や日本人向けの教育施設などで需要がある職業です。子どもと関わる仕事のため、語学力だけでなく柔軟なコミュニケーション力が求められます。国によって資格要件は異なりますが、日本での保育経験が評価されるケースも。

海外での生活と仕事を両立したい人におすすめの職業です。

語学力やコミュニケーション力を活かして働ける職業2選

語学力や異文化理解を活かせる仕事は、現地での就職や仕事獲得につながりやすいのが特徴です。人と関わることが好きな人におすすめの職業です。

通訳・翻訳家

通訳・翻訳家は、高い語学力を活かして働ける専門職。リモートでの翻訳業務であれば、海外移住後も仕事を継続しやすい点が特徴です。ビジネス文書やIT分野など、専門領域に強みがあると案件獲得につながりやすくなります。

語学力に加え、専門知識を組み合わせることが通訳・翻訳家として活躍するためのポイントです。

観光ガイド

観光ガイドは、現地の文化や歴史を伝える仕事で、語学力とコミュニケーション力が求められます。観光業が盛んな国では、日本人観光客向けの需要もあります。ただし、観光シーズンや情勢の影響を受けやすいため、安定収入を得るには工夫が必要。

人と接することが好きな人に向いている職業といえます。

海外移住して働くための準備をステップで紹介

海外移住を成功させるためには、勢いだけで動くのではなく、段階的に準備を進めることが大切です。海外移住しやすい職業を選んだとしても、ビザや仕事、生活面の準備が不十分だと、現地で苦労するケースも少なくありません。

  1. 海外移住の目的と移住先の条件を決める
  2. ビザの要件を調べる
  3. 語学力と仕事のスキルを身につける
  4. 仕事を探す

ここでは、海外で働くために押さえておきたい準備を4つのステップで紹介します。

1.海外移住の目的と移住先の条件を決める

まずは、「なぜ海外移住したいのか」「海外でどんな働き方・生活をしたいのか」を明確にしましょう。キャリアアップを目指すのか、生活コストを抑えたいのか、ワークライフバランスを重視したいのかによって、選ぶ国や仕事は変わります。

収入・治安・医療・教育環境など、生活面の条件を整理しておくと、移住後のギャップを減らせるでしょう。

2.ビザの要件を調べる

海外で働くためには、就労ビザが必要です。国によって取得条件や手続きは大きく異なるため、早めに調べておくことが重要です。たとえば、就労ビザ、ワーキングホリデー、フリーランス向けのビザなど、働き方によって選択肢が変わります。

海外移住しやすい職業の中には、ビザ取得が比較的スムーズな職種もあるため、仕事選びとあわせて確認しておきましょう。

3.語学力と仕事のスキルを身につける

海外で働くには、一定の語学力と仕事に直結するスキルが欠かせません。現地就職を目指す場合は業務に必要な語学力が求められますし、フリーランスとして働く場合でも、生活のために最低限のコミュニケーション力は必要です。

あわせて、Web系や専門職など、海外移住しやすい職業につながるスキルを身につけておくと、仕事探しがスムーズになります。語学とスキルは並行して準備するのがおすすめです。

4.仕事を探す

最後に、海外で働くための仕事探しを進めます。現地の求人サイト、日本人向けの転職エージェント、知人の紹介など、複数の方法を併用するのが一般的です。フリーランスの場合は、渡航前に案件を確保しておくと安心です。

海外移住しやすい職業であっても、事前準備の有無で働き始めの安定度は大きく変わります。移住後の生活を見据えて、計画的に進めましょう。

海外移住して仕事がしやすい国の例3選

海外移住を考える際は、職業だけでなく「どの国なら無理なく働き、生活できるか」も重要なポイントです。

ここでは、ビザ制度や文化面、生活のしやすさの観点から、海外移住初心者にも比較的挑戦しやすい国を紹介します。

タイ

タイは、生活コストを抑えながら海外で働きたい人におすすめの国です。ワーキングビザや長期滞在ビザの選択肢があり、フリーランスやリモートワーカー向けの制度も徐々に整いつつあります。

文化的にも外国人に寛容で、英語が通じる場面も多く、初めての海外生活でもなじみやすいのが特徴。都市部には日本人コミュニティもあり、生活面のサポート情報を得やすい点も安心材料といえます。

カナダ

カナダは、多様性を尊重する文化が根付いており、外国人が働きやすい環境が整った国です。就労ビザやワーキングホリデー制度があり、一定の条件を満たせば長期滞在につなげやすい点が魅力です。

英語(地域によってはフランス語)を使って働く機会が多く、語学力を活かした仕事にも挑戦しやすい環境が整っています。医療や社会制度も整っており、生活の安定を重視したい人におすすめです。

オーストラリア

オーストラリアは、ワーキングホリデー制度が充実しており、海外で働く第一歩として選ばれやすい国です。最低賃金が比較的高く、仕事と生活のバランスを取りやすい点も特徴です。ただし、日本に比べると物価が高い点は認識しておきましょう。

多国籍な文化が根付いており、英語に不安があっても受け入れられやすい雰囲気があります。都市部は生活インフラが整っており、海外移住初心者でも安心して生活しやすい環境といえるでしょう。

海外移住して働けるスキルを磨くならSHElikes

海外移住を実現するうえで重要なのは、「どの国に行くか」だけでなく、海外でも続けられるスキルを持っているかどうかです。場所や環境が変わっても働けるスキルがあれば、収入やキャリアの選択肢が広がり、現地での生活も安定しやすくなります。

女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)は、海外移住やリモートワークと相性のよいスキルを体系的に学べる環境が整っています。

場所に縛られず働ける50以上の職種スキルが学び放題

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複数のスキルを横断的に学ぶことで、仕事の幅を広げたり、フリーランスとしての選択肢を増やしたりすることも可能。海外移住後の生活を見据え、「どんな働き方が自分に合うか」を試しながらスキルを磨けます。

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SHElikesで海外でも働けるスキルを身につけた方の事例

実際にSHElikesでスキルを身につけ、海外でも働けるキャリアや場所に縛られない働き方を実現した事例を紹介します。

「働きながら世界一周」を実現!5ヶ月で月収2倍の“旅するフリーランス”に|いとまりさん

会社員として働く中で、「旅をしながら働く生き方がしたい」と考えるようになったというとまりさん。SHElikesでは、Webデザインやマーケティングをはじめ、動画編集やサムネイル制作など、場所に縛られず働くために必要なWeb系スキルを幅広く学び始めました。

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パートナーの海外転勤と自身の妊娠をきっかけに、これまでの働き方を見直す必要があったちぴさん。環境が大きく変わる中でも仕事を続けられる方法を探し、SHElikesで学び始めたそう。Webデザインを軸に、動画編集やマーケティングなど複数のコースを受講し、場所に縛られず働くために必要なスキルを段階的に習得していきました。

コースで身につけたデザインやSNS運用のスキルに、もともと持っていたカメラのスキルを掛け合わせ、フォトグラファーの活動も始めるなど、学んだスキルを仕事につなげていきました。

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海外移住を見据えるなら「続けられる仕事」と「スキル」が鍵

海外移住を現実的に考えるうえで重要なのは、移住先やビザだけでなく、環境が変わっても働き続けられる仕事とスキルを持っているかどうか。海外移住しやすい職業や国を知り、段階的に準備を進めることで、働く・生活する選択肢は大きく広がります。

SHElikesなら、海外移住やリモートワークと相性のよいスキルを、ライフスタイルに合わせて学ぶことが可能です。まずは無料体験レッスンを通して、海外でも活かせるスキルや働き方を具体的にイメージしてみてはいかがでしょうか。

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ライター YUKARI
ファッションメディアでの編集と国内有名ファッションブランドでの勤務を経て、現在はフリーのライター、エディターとして活動中。多岐にわたるWEBメディアや雑誌の記事制作、企業やブランドのInstagramコンテンツ制作のディレクション、翻訳、コピーライティングなどを行う。人物インタビューをはじめ、ファッション、サステナビリティ、美容、アートなど、多岐にわたるテーマで執筆中。
エディター wami
企業でプロジェクトマネージャーとして働きながら、副業ライターとして活動中|ECサイトディレクター⇒UXデザイナー⇒プロジェクトマネージャー|主にIT系・Webマーケティング系・転職系の記事を執筆

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