ワーキングホリデーで海外生活を始めるとき、現地での仕事探しはもっとも気になるポイントのひとつです。「どれくらいの収入が見込めるのか」「英語力がなくてもできる仕事はあるのか」——そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、主要国の最低賃金を整理しつつ、ワーホリで選べるおすすめの職種と収入目安を詳しく解説します。必要な英語力のレベルや仕事の探し方もまとめたので、理想的なワーホリ生活を実現したい方はぜひチェックしてみてください。
主要国の最低賃金とワーホリでの仕事・生活のリアル
ワーキングホリデーで仕事と生活を成り立たせるには、渡航先の最低賃金を把握しておくことが大切です。国によって給与水準や物価が大きく異なるので、事前に期待できる収入と生活費のバランスを考慮しておきましょう。

オーストラリア・イギリス・カナダなどの最新時給テーブル
最低賃金は法律によって定められており、雇用主が支払う報酬の基準になります。以下のように国によって違いがあるので、渡航前に確認しておきましょう。
| 国名 | 最低賃金(時給) |
| オーストラリア | 24.95豪ドル(約2,689円)*1 |
| イギリス | 2026年4月以前:21歳以上 12.21ポンド(約2,586円)、18歳から20歳 10ポンド(約2,118円) 2026年4月以降:21歳以上 12.71ポンド(約2,692円)、18歳から20歳 10.85ポンド(約2,298円)*2 |
| カナダ(州によって異なる) | ブリティッシュ・コロンビア州(バンクーバー):17.85カナダドル(約2,032円)*3 オンタリオ州(トロント):17.60カナダドル(約2,004円)*4 |
各国の最低賃金は経済状況や物価水準によって異なり、定期的に改定されています。なかでもオーストラリアは最低賃金が非常に高く、短時間労働でも収入を確保しやすいのが魅力です。
一方イギリスは年齢によって最低賃金が段階的に設定されており、若年層は低めの時給からスタートします。カナダは州によって最低賃金が異なるため、渡航先を選ぶときは事前にチェックしておくことが大切です。
最低賃金だけで生活できる?ランニングコストのシミュレーション
最低賃金だけで生活できるかどうかは、国の物価によっても異なります。オーストラリアでの生活例を挙げてみましょう。
オーストラリアは最低賃金が高い反面、物価高も顕著です。消費者物価指数(CPI)は2025年の1年で3.8%*5上昇しており、特に家賃の高騰が家計を圧迫しています。たとえば、シドニーを有するニューサウスウェールズ州の家賃は、中央値で週650豪ドル(約70,070円)*6です(2025年4月時点)。
週40時間働いた場合の収入は週998豪ドル(約107,584円)ですが、ここから家賃や食費に加え交通費など生活にかかる諸々の費用を差し引くと、決して余裕があるとは言えません。
最低賃金での生活を前提にするなら、シェアルームを借りたり自炊をしたりと節約する必要があります。最低賃金は生活の最低ラインと捉え、計画的な支出管理を行うことが大切です。
【職種別】ワーホリで選べる仕事の種類と収入目安
ワーホリでは、英語力や経験に応じて選べる仕事が大きく変わります。
英語力がなくてもできる仕事はあるので、自分のレベルに合わせて検討してみてください。
1. 英語力不問!コツコツ働く「ファーム・清掃・工場」
英語力に不安がある方には、ファーム・清掃・工場などの仕事がおすすめです。ルーティンワークが中心で指示もシンプルなため、高度な英会話ができなくても働きやすい傾向にあります。
具体的な仕事としては、農場での果物収穫やホテルのハウスキーピング、水産物の加工などが代表的です。体力は求められますが、特別なスキルは不要なので、到着後すぐに働くことができます。
収入は職種によっても変動しますが、果物の収穫や野菜のパッキングといったファームジョブで時給25〜30豪ドル(約2,695円〜約3,234円)が目安です。まずは英語力不問の仕事から始め、現地生活に慣れてから、英語力が必要な仕事に挑戦するのもよいでしょう。
2. 英語を活かす!ローカル環境の「カフェ・レストラン・販売」
中級以上の英語力があるなら、現地の人々と直接関わるカフェやレストラン、販売職がおすすめです。英語を実践的に使うことになるので、語学力の向上と収入を両立できます。
カフェのバリスタやレストランのホールなど、仕事の内容は多様ですが、ローカルジョブの収入は時給25〜35豪ドル(約2,695円〜3,773円)が目安です。接客業では、国によってチップを得られる場合も多いので、サービスの質が良ければ最低賃金以上の収入が期待できます。
3.スキルで稼ぐ!場所を選ばない「クリエイティブ系」
自分のスキルを武器に働きたい方には、クリエイティブ系の仕事が有力な選択肢となります。具体的にはWebデザイナーや動画編集者などが挙げられ、インターネット環境さえあれば場所に縛られずに働けるのが魅力です。
クリエイティブ系の仕事なら、ワーホリをしながら日本のクライアント案件を受注することも可能。プロジェクト単位で報酬が支払われる案件も多く、スキルレベルに応じて高収入を目指せます。
日本における収入の目安は、Webデザイナーで平均時給2,358円*7、映像編集者で平均時給2,967円*8が相場です。英語力がある場合は、海外の高単価案件を狙うのもよいでしょう。
理想の仕事を掴み取る!ワーホリ中の仕事の探し方
ワーホリで理想的な仕事を見つけたいなら、以下のような探し方を試してみましょう。
ワーホリでは、想定以上に仕事探しが難航することもあるので、複数の探し方を並行して実践するのがおすすめです。それぞれ詳しく解説します。
求人サイトやSNSコミュニティの活用
求人サイトを活用すれば、ワーホリの仕事を効率的に探すことができます。多数の求人情報に一度にアクセスできるので、自分の希望条件に合った仕事を見つけやすいのが魅力です。
たとえば、オーストラリアではSEEKやGumtree、カナダではJob BankやIndeed Canadaといった求人サイトが広く利用されています。渡航前から求人情報をチェックしておけば、現地に到着後すぐに仕事探しをスタートできるでしょう。
また情報収集には、FacebookやInstagramといったSNSの地域コミュニティが便利です。現地のSNSコミュニティでは、雇用主が直接求人を募集している場合が多いので、採用の可能性も高まります。
レジュメ持参の対面営業
飲食店や小売店といった接客業では、レジュメを直接持参して応募する方法もあります。求人募集の張り紙をしている店舗はもちろん、応募状況を聞くだけでも採用のチャンスを広げることが可能です。
対面営業では、その場で面接に進んだりトライアルに参加できたりするケースも少なくありません。オンライン求人に出ていないポジションに出会える可能性もあるので、積極的に店舗をまわってみましょう。
知人からの紹介
ワーホリ中の仕事探しでは、知人からの紹介も一般的な手段です。既に働いている人からの推薦であれば、雇用者側の信頼度が高くなり、採用につながりやすくなります。
知人から仕事を紹介してもらうには、シェアハウスや語学学校、サークルなどで人脈を築いておくことが大切です。自分が仕事を探していることを周囲に伝えておけば、非公開求人にも出会いやすくなるでしょう。
紹介による採用なら、職場の雰囲気や実際の労働条件を事前に聞けるため、ミスマッチを防げるのもメリットです。

ワーホリで仕事が決まらない場合の対処法
ワーホリでなかなか仕事が決まらず、不安を抱える方は珍しくありません。仕事探しが難航しているなら、語学学校のサポートを受けたり、日本のリモート案件を受けたりするのもおすすめです。
外部のサポートや収入源を検討することで、焦りや経済的なプレッシャーから解放され、冷静に仕事探しを続けられます。ここからは、ワーホリで仕事が決まらない場合の対処法を詳しく見ていきましょう。
語学学校のサポートを受ける
仕事探しがうまくいかないときは、語学学校の専門スタッフに相談してみましょう。多くの語学学校では、現地での就職サポートを提供しており、面接やレジュメ作成のアドバイスを受けられます。
特に海外では、日本とレジュメの書き方が異なるので、添削を受けることで採用確率が高まる可能性もあるでしょう。模擬面接でも英語での受け答えを練習できるので、本番での緊張を軽減できます。
日本のリモート案件を保険にしておく
ワーホリでの仕事探しが難航すると収入減がなくなり、精神的な不安も募ってしまいます。ワーホリ中の経済的な安定を保つには、日本のリモート案件で収入の基盤を築いておくことが大切です。
リモート案件を確保しておけば、現地での仕事が見つからない期間も収入を維持できます。現地での仕事選びで妥協する必要がなくなるので、本当に経験したい職種や環境を選ぶ余裕も生まれるでしょう。
日本のリモート案件は、クラウドソーシングサービスや求人サイトで見つけられます。継続的に案件を受けるためには、渡航前から実績を積み重ねることも重要です。

ワーホリで仕事に就く際に押さえておくべきポイント
ワーホリで仕事に就くときは、必要なスキルレベルや時給、労働条件などを総合的に確認することが大切です。本章では、事前にチェックしておきたい4つのポイントをまとめました。
ワーホリは自由度が高い反面、自己管理が求められます。想定外のトラブルを防ぐためにも、ぜひ最後までご覧ください。
現場で何ができるかスキルを明確に示す
ワーホリ先で採用を勝ち取るためには「現場で何ができるか」を示すことが重要です。雇用者は即戦力を求めているので、自分の強みを具体的な言葉と数字で伝えましょう。
たとえばカフェに応募する場合は「日本でバリスタとして2年間勤務し、エスプレッソマシンの操作とラテアートができます」と説明することで、即戦力としての価値が明確になります。
レジュメでは、日本のように経歴を詳細に書く必要はなく、応募職種に関連する内容と成果を簡潔に記載するのがポイントです。
チップも立派な収入!接客業での収入の捉え方
接客業で働く場合は、基本給だけでなくチップも収入の一部です。チップ文化が根付いている国では、サービスの質によって収入を増やせる可能性があります。
たとえばカナダのレストランでは、合計金額の15〜20%程度のチップが支払われるケースが多いです。オーストラリアはチップ文化が薄いものの、高級レストランやカフェではサービスに対してチップを渡す場合もあります。
ただし、チップは安定した収入ではなく、必ずもらえる保証はありません。基本給だけで生活費を賄える計画を立て、チップは貯金や娯楽に回すとよいでしょう。
最低賃金以下の「キャッシュジョブ」に注意
キャッシュジョブとは、給料を銀行振り込みではなく現金でもらう仕事のことです。キャッシュジョブは雇用契約の記録が残らないので、最低賃金以下で違法に働かせようする雇用主も存在します。
キャッシュジョブは一見手軽に働けるように見えますが、賃金の未払いや労災保険の不適用といったトラブルに発展しやすいので注意が必要です。安全に働くためにも、必ず正規の雇用契約を結べる職場を探しましょう。
就労期間の制限有無を確認しておく
ワーホリビザには、国によって同一雇用主のもとで働ける期間に制限が設けられています。就労期間の制限を知らないと、想定外のタイミングで仕事を失うリスクがあるので、事前に確認しておきましょう。
たとえばオーストラリアの場合、同一雇用主のもとで働けるのは最長6ヶ月です。一方カナダでは1年間の就労が可能で、ニュージーランドには就労期間の制限がありません。
就労制限がある国で長期雇用を希望する場合は、契約期間を明確にしたうえで、次の仕事探しも視野に入れておくことが大切です。

仕事選びの幅を広げるならSHElikesがおすすめ
ワーホリ中の仕事選びの幅を広げるなら、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)でスキルを習得するのがおすすめです。ここからは、SHElikesの魅力や特徴を以下3つに分けて解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

場所に縛られない働き方が叶う職種スキルが学び放題
SHElikesでは、WebデザインやWebマーケティングなど全50以上の職種スキルを学べるのが特徴です。すべて定額で学び放題となっており、自分の興味や目標に合わせて自由に組み合わせられます。
リモート可能なデジタルスキルを身につけておけば、場所に縛られない働き方を実現することが可能です。ワーホリ中に仕事が見つからないときも、日本からの案件を受注できるので、収入の不安が少なくなるでしょう。

海外生活をキャリアのプラスに!帰国後の市場価値を上げるスキルの掛け算が可能
ワーホリは貴重な経験ですが、帰国後のキャリアが心配という方も多いのではないでしょうか。ワーホリをキャリアのブランクにせずプラスに変えるには、海外経験と専門スキルの掛け合わせが重要です。
SHElikesでデジタルスキルを習得しておけば、帰国後に即戦力として活躍できる土台を築けます。他のワーホリ経験者との差別化にもつながり、キャリアの選択肢を広げられるのがメリットです。
SHElikesの講座はすべてオンラインで受講できるので、渡航前はもちろん、ワーホリ中も学習を進められます。
SHElikes受講で自由なキャリアを実現したユウナさんの事例
フル出社の会社員という制約の多い働き方で、体調を崩してしまったユウナさん。「スキルを身につけて選択肢を広げたい」という思いからSHElikesへ入会しました。
入会当初は、意欲がありながらも受講したコースが合わず、モチベーションが低下してしまう時期もあったといいます。そんなときに、SHElikesのコミュニティに参加したことで視野が広がり、SNS運用や動画編集など興味のあるスキル習得に励んでいきました。
入会から約半年後には、案件獲得に向けて活動を開始。企業案件で実践スキルを磨いた結果、現在は2拠点生活やワーケーションを実現する複業フリーランスとして活躍されています。

英語力やスキルレベルに合わせて、ワーホリで理想の仕事に出会おう
ワーホリでの仕事探しでは、自分の英語力やスキルレベルに合った職種を選ぶことが大切です。最低賃金や生活費も把握したうえで、求人サイトを利用したりレジュメを持参したりと積極的に仕事を探しましょう。
ワーホリで仕事が見つからない場合は、日本のリモート案件を受注するのもひとつの方法です。SHElikes(シーライクス)でリモート可能なスキルを磨いておけば、ワーホリ中でも安定した収入基盤を確保できます。
帰国後のキャリアにもつながるスキルを習得できるので、少しでも気になる方はぜひ無料体験レッスンへお越しください。


※記事内の金額は、2026年時点の為替レート(1豪ドル=107.8円、1ポンド=211.8円、1カナダドル=113.9円)で計算しています。
※出典
*1:Fair Work Ombudsman(公正労働委員会)|Minimum wages
*2:GOV.UK|National Minimum Wage and National Living Wage rates
*3:Government of British Columbia|Employees must be paid at least minimum wage
*4:Government of Ontario|Minimum wage rates
*5:Australian Bureau of Statistics|Consumer Price Index, Australia
*6:Australian Bureau of Statistics|Latest insights into the rental market
*7:厚生労働省 job tag|Webデザイナー(労働条件の特徴)
*8:厚生労働省 job tag|映像編集者(労働条件の特徴)




