「副業を始めてみたいけれど、何から手をつければいいかわからない……」と悩んでいませんか?働き方が多様化する今、副業は収入アップやスキル向上、自己実現のための手段として注目を集めています。しかし、やみくもに始めてしまうと、後悔したり思わぬトラブルにつながったりする可能性も。
この記事では、副業を始める際に知っておきたいことや、具体的なステップ、メリット・デメリットを解説します。未経験からでも挑戦しやすいおすすめの仕事も5つピックアップしました。記事の内容を参考に、あなたに合った副業を見つけて理想の働き方を実現しましょう。
副業は何から始めるべき?知っておきたい3つのこと
勢いだけで副業を始めると、長続きしなかったり、本業との両立が難しくなったりする可能性があります。まずは、副業を成功させるために知っておきたいポイントを確認しましょう。
それぞれ詳しく解説します。

なぜ副業をするのか?目的・目標を明確にする
まずは、「なぜ副業をするのか?」という具体的な目的・目標を考えましょう。「毎月の収入をあと5万円増やしたい」「Webデザインのスキルを身につけて、1年後にはフリーランスとして働きたい」など、目的が明確であれば、やるべきことが見えやすく、モチベーションの維持にもつながります。
また、目的や目標を決めることで、選ぶべき副業も明確になりやすいです。たとえば、月に数万円の収入を得るなら、隙間時間にできるアンケートモニターやフードデリバリーなどの副業がおすすめです。独立や起業、キャリアアップを目指すなら、デザイナーやライターなど、専門スキルを活かした副業が良いでしょう。
副業に使える時間と稼ぎたい金額を把握する
副業にどれくらいの時間を割けるのか、また月にいくら稼ぎたいのかを明確にすることも大切です。たとえば「平日の夜に1時間、休日は3時間」のように、1週間のなかで使える時間を洗い出してみましょう。
副業に使える大体の時間がわかったら、達成可能な収入目標を立てます。たとえば、時給1,000円の仕事を週に10時間行えば、1ヶ月で4万円の収入を見込めるでしょう。無理のない範囲で稼働時間と目標金額を設定することで、本業やプライベートとのバランスを取りやすくなります。
会社の就業規則で副業が可能か確認する
副業を始める前に、必ず勤務先の就業規則を確認してください。近年、副業OKの企業は増えているものの、依然として禁止していたり、許可制・届出制にしていたりするところもあります。許可されていたとしても「同業他社での副業は禁止」というように、ルールが設けられているケースもあるでしょう。
就業規則を確認しないまま副業を始めると、会社との間でトラブルに発展し、最悪の場合は懲戒処分を受ける可能性も。「副業を始めたい!」と思ったらまずはルールを確認し、安心して副業に取り組める環境を整えましょう。
初心者でも安心!副業の始め方4ステップ
ここでは、初心者でも安心して副業をスタートできる4つのステップを解説します。
「何から始めたら良いかわからない……」という方は、ぜひ参考にしてください。
【STEP1】自分のスキルや興味に合う副業を選ぶ
自分のスキルや興味に合う仕事を選ぶことで、継続しやすくなります。たとえば、「稼げると聞いたから動画編集の副業を始めたい」と思っても、興味を持てなければ長く働き続けるのは難しいでしょう。そのため、事務職の経験がある人はデータ入力、営業職で働いている人は営業代行など、スキルを活かせる副業を選ぶのがおすすめです。
また、Webデザインやプログラミングといった「好き」や「興味がある」という気持ちを持てる副業を選ぶのも良いでしょう。興味がある分野なら楽しみながらスキルを身につけられ、長期的に続けやすくなります。
【STEP2】必要なツールや環境を準備する
次は、選んだ副業に合わせて必要なものを準備しましょう。たとえばWeb系の副業なら、パソコンと安定したインターネット環境が求められます。Webデザイナーであれば「Photoshop」や「Illustrator」といったデザインソフト、動画編集者なら「Premiere Pro」「Filmora」といった編集ソフトや性能の高いパソコンが必要になるでしょう。
このように、副業によってはある程度の初期投資が必要なケースもあります。参入ハードルを下げるために、まずはスマホや手持ちのツールで始められる仕事から探してみるのもひとつです。
【STEP3】必要であればスキルを身につける
副業を始めたら、必要に応じてスキルを身につけていきましょう。近年注目を集めている副業で求められるスキルの具体例は以下のとおりです。
職種 | スキル |
---|---|
Webデザイナー | ・デザインの基礎知識 ・デザインツールの操作スキル ・UI/UXの知識 ・プログラミングスキル など |
Webライター | ・SEO対策に関するスキル ・文章力 ・画像作成能力 ・インタビュースキル ・WordPressの知識、操作スキル など |
Webマーケター | ・オフィスソフトの操作スキル ・情報収集力 ・データ分析能力 ・Web広告運用のスキル など |
動画編集者 | ・動画編集の基礎知識 ・ツールの操作スキル ・企画、構成力 ・シナリオライティング ・コミュニケーション能力 |
SNS運用代行 | ・SNSプラットフォームに関する知識 ・文章力 ・撮影、編集スキル ・情報収集力 ・データ分析能力 など |
特に未経験の分野に挑戦する場合は、最低限のスキル習得が不可欠です。独学で学ぶなら、書籍やオンライン学習サイト、動画教材などを活用しましょう。効率的に、かつ挫折せずスキルを習得するなら、スクールを利用するのもおすすめです。
たとえば女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)は、これから副業を始めたい多くの方に選ばれています。気になる方はぜひ以下の記事で詳細をチェックしてみてください。

【STEP4】仕事の獲得方法を具体的に検討する
ある程度のスキルが身についたら、次は仕事の獲得方法を具体的に検討するステップに入ります。副業初心者が仕事を得るなら「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサイトがおすすめです。Webライティングやデザイン、動画編集など多彩な案件が掲載されており、未経験で応募できる仕事も多い傾向にあります。
そのほか、スキル出品サービスを活用して仕事につなげたり、知人から紹介してもらったりする方法もおすすめです。まずは簡単な案件をこなして実績を作ることで、次の仕事につながりやすくなるでしょう。

副業を始めるメリット
副業を始めることで得られる主なメリット3つは、以下のとおりです。
1つずつ見ていきましょう。
収入を増やすことができる
副業を始める大きなメリットは、収入を増やせることです。本業の給料に加えて、毎月数万円でも収入が増えれば、生活にゆとりが生まれます。
たとえば月に3万円の副収入があれば、毎月の貯蓄額や旅行資金、スキルアップのための投資に充てられるでしょう。生活の選択肢が広がるのは副業の魅力です。
また、収入源が複数あれば、会社の業績不安やリストラといった万が一の事態に備えられます。収入が途絶えるリスクを分散できるのも大きなメリットです。
リスクを抑えて、仕事の経験が積める
本業を続けながら新しい分野に挑戦できるのも、副業の大きな魅力です。いきなり転職や独立をするのはリスクが高いですが、副業であれば安定した収入を確保しながら興味のある仕事に挑戦できます。
たとえば、将来的にフリーランスのWebライターやデザイナーを目指す場合、副業として小さな案件から始め、実績を積むことで着実にスキルアップできるでしょう。このように、副業は自身のキャリアの幅を広げるための有効な手段といえます。
本業とは別のやりがいや人とのつながりができる
副業では、本業と異なる環境で仕事をすることになります。自分のスキルが直接誰かの役に立ったり、「ありがとう」と感謝されたりすることで、本業とは違ったやりがいや達成感を得られるでしょう。
また、副業を通じて、新しい仕事仲間や知り合いができることもあります。選ぶ副業によっては、本業では関わらないような職種の人と出会えることも。副業を通じて人とのつながりができることで、価値観が広がるだけでなく、新しい仕事につながる可能性もあるのです。
副業を始めるデメリットと注意点
副業にはメリットがある一方でデメリットも存在します。副業を始めるデメリットは以下のとおりです。
それぞれ詳しく解説します。
労働時間が増える
当然ながら、副業をするとプライベートの時間は減り、労働時間が増えます。平日の夜や休日の時間を副業に充てることになるため、趣味や休む時間が削られ、疲れが蓄積することもあるでしょう。
本業と副業をうまく両立するためには、徹底した時間管理が不可欠です。無理なスケジュールを組んで睡眠時間を削ってしまうと、体調を崩して本業に支障をきたしかねません。あくまで「副業である」ということを忘れずに、心身ともに無理のない範囲で続けられる働き方を心がけましょう。
すぐに成果が出るとは限らない
副業を始めても、すぐに収益につながるとは限りません。特に未経験からWeb系の副業(デザイン・ライティングなど)を始める場合、最初は案件が取れなかったり、低単価の仕事からスタートしたりすることが多く、「思ったより稼げない……」と落ち込む可能性もあります。
たとえば、Webライターの場合、最初は1文字1円以下の案件からスタートすることも珍しくありません。短期間で結果を求めすぎるとモチベーションが下がりやすいため、長期的な視点でコツコツ実績作りとスキルアップを継続していきましょう。
場合によっては確定申告が必要になる
副業収入から経費を差し引いた所得が年間20万円を超えた場合は、確定申告が必要です*1。確定申告とは、1年間の収入や所得をもとに算出した所得税を自分で税務署に申告する手続きのこと。
確定申告を怠ると、無申告加算税や延滞税といったペナルティが課される可能性があります*2。そのため、副業を始める場合は、経費として計上できるものを記録しておくなど、日頃からお金の管理を徹底しておくことが大切です。
未経験からでも始めやすい!Webスキルを活用したおすすめの副業5選!
なぜWebスキルを活用した副業がおすすめかを述べたうえで、具体的な副業紹介に繋げる
最近は副業のなかでも、パソコンとインターネット環境があれば在宅で始められるWeb系の仕事が注目を集めています。ここでは、未経験からでも挑戦しやすいおすすめの副業を5つ紹介します。
1つずつ見ていきましょう。
1. Webデザイナー
Webデザイナーは、企業や個人のWebサイト、LP(ランディングページ)、バナーなどを作成する仕事です。デザインの基本的な知識や、PhotoshopやIllustrator、Figmaといったデザインソフトを扱えるスキルが求められます。美的センスや創造力を活かしたい方に向いているでしょう。
未経験の方は、最初は簡単なバナー制作といった小さな案件からスタートして、徐々にスキルや実績を積んでいくのがおすすめです。コーディングの知識もあると、より高単価な案件を獲得できます。
Webデザイナーに興味がある人は、副業の始め方をまとめている以下の記事をぜひチェックしてみてください。

2. Webライター
Webライターは、企業のオウンドメディアやブログ、ニュースサイトなどの記事、メルマガなどを執筆する仕事です。特別な資格は必要なく、パソコンがあれば仕事ができるため、副業初心者も始めやすいでしょう。
SEO(検索エンジン最適化)を理解し、Googleで上位表示される記事を書くスキルを身につけられれば、高単価の案件を獲得しやすくなります。また、金融や不動産といった特定の分野に関する専門知識がある方は、その知識を活かして専門ライターとして活躍することも可能です。未経験の場合は、始めはクラウドソーシングサイトなどで仕事を獲得しましょう。
以下の記事では、Webライターの始め方から収入を得るまでのステップをまとめているので、あわせて参考にしてください。

3. Webマーケター
Webマーケターは、企業のWeb集客をサポートし、売上や認知度の向上を目指す仕事です。主に、SEO対策やSNS活用、Web広告運用などを通じて、商品やサービスが売れるための仕組みを作ります。企業の売上に直結する重要な役割を担うため、専門性が高く、高単価な案件が多い傾向にあります。そのため、まとまった副収入を得たい方におすすめです。
売上やフォロワーなど、数値を伸ばした実績が求められるため、未経験から始めるならまずは自身のメディアやSNSを伸ばすことに注力してみましょう。まずはWeb広告の運用代行など、特定の分野から挑戦してみるのもおすすめです。
4. 動画編集者
動画編集者は、YouTube動画やプロモーションビデオ、SNS用のショート動画などを作成する仕事です。「Premiere Pro」や「Filmora」といった動画編集ソフトを使用し、カット、テロップ挿入、エフェクト加工などを行います。
近年は動画コンテンツの需要が急増しているため、スキルを身につけて実績を重ねれば、継続的に案件を受注できるでしょう。初心者は簡単なカットやテロップ入れ、短尺動画の作成からスタートし、経験を積みながらスキルアップをしていくのがおすすめです。
「動画編集に挑戦してみたい!」と考えている方は、副業の始め方から仕事の受注方法までまとめた以下の記事を参考にしてください。

5. SNS運用代行
SNS運用代行は、企業や個人のSNSアカウントを管理し、フォロワーの増加やブランディングをサポートする仕事です。InstagramやX(旧Twitter)、TikTokの運用が主流で、投稿企画、コンテンツ作成、コメント対応、データ分析などを行います。
フォロワー数や「いいね」の数を増やすための分析力や企画力が必要です。普段からSNSをよく利用している方であれば、その知識や感覚を活かせるでしょう。流行に敏感で、人とコミュニケーションを取ることが好きな方、SNSが好きな方におすすめの副業といえます。
SNS運用代行の具体的な仕事内容や始め方は、以下の記事にまとめているのであわせて確認してみてください。

「自分に合った副業がわからない…」という方にはSHElikesがおすすめ!
「副業に挑戦したいけれど、どれが自分に合っているのかわからない……」という方は、女性向けのキャリアスクール「SHElikes」がおすすめです。SHElikesでは、Webデザインやマーケティング、ライティングなど全45以上の職種スキルが定額で学べます。さまざまスキルをつまみ食い受講できるため、本当に自分が「好き」と思える副業を見つけられるでしょう。
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また、SHElikesをクライアントとしたコンペ形式の案件「SHEコンペ」や企業案件など、実績を積める機会が豊富に用意されているのも大きな魅力です*。最初の一歩を踏み出すまで手厚くサポートしてくれるため、安心して副業を始められるでしょう。
*すべての受講生のお仕事獲得を保証するものではありません。


副業に関するよくある質問
副業に関する以下の質問への回答を紹介します。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
会社員で副業している人はどのくらいいるの?
リクルートエージェントが行った副業実態調査によると、「現在副業をしている」と回答した正社員の割合は6.8%でした。また、「現在はしていないが、副業をしたことがある」と答えた人は11.1%で、両方の数値を合わせると約18%の人が副業を経験していることがわかります*3。
会社員が副業をしているのは珍しいことではなく、キャリア形成の手段として着実に広まっているといえるでしょう。
副業で開業届は必要ない?
副業を始めたからといって、必ずしも開業届を出す必要はありません。ただし、副業が継続的に行われ、ある程度の規模になった場合や、確定申告で節税効果の高い「青色申告」を利用したい場合には、開業届の提出が必要です。
お試しで副業を始めるのであれば、特に提出しなくても問題はないでしょう。また、アルバイトといった給与所得で副業している場合も、開業届の提出は不要です。
内緒で副業したら会社にバレる?
会社に内緒で副業したら必ずしもバレるとは限りませんが、「住民税の金額」と「社会保険料」で気づかれる可能性はあります。副業によって所得が増えると、そのぶん住民税も増えます。給料から天引きされる住民税の額がほかの社員と比べて不自然に高いと、経理担当者に気づかれることも。
また、副業がパートやアルバイトといった給与所得の場合は、社会保険料の額でバレる可能性があります。トラブルを避けるためにも会社の就業規則を確認し、副業を始めても問題ないか検討することが大切です。
正しい副業の始め方を知ってスキルアップを目指そう!
副業はただ収入を増やせるだけでなく、スキルアップやキャリアアップにもつながる魅力的な手段です。しかし、始め方を間違えると長く継続することが難しくなるため、まずは目的を明確にして、自分に合った副業を選ぶことが大切といえます。
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少しでもSHElikesが気になる方は、ぜひ一度無料体験レッスンに参加してみてください。

出典:
*1:国税庁|「スマホで確定申告(副業編)」より
*2:国税庁「No.2024 確定申告を忘れたとき」より
*3:RECRUIT AGENT「副業割合」より