Webデザイナーを目指している人、すでに働いている人のなかには「Webデザイナーになるには資格が必要?」「スキルアップのために資格を取得するべき?」と悩んでいる人も多いでしょう。
この記事では、Webデザイナー関連の資格を取るメリットとデメリットを紹介します。Webデザイナーのスキルアップにつながりやすい、おすすめの資格を13選も紹介するので、合わせて参考にしてください。
Webデザイナーになるのに資格は必要か

結論、Webデザイナーとして働くために資格の取得は必須ではありません。一般的に就職や転職をする際、資格よりも実務経験やポートフォリオのほうが重視されます。そのため、資格を持っていなくてもWebデザイナーになることは可能です。
とはいえ、資格があることで得られるメリットも多々あります。次項からWebデザイナー関連の資格取得を目指すことで得られるメリットやデメリットを紹介していくので、自分に資格が必要かどうか判断する材料にしてみてください。

Webデザインの資格を取る4つのメリット
Webデザイナーを目指す際、資格を取るべきか悩む人は多いのではないでしょうか。その場合は、まず「資格を取得するとどんなメリットを得られるのか」を知るところから始めましょう。ここでは、以下4つのメリットを順に解説します。
就職・転職など職探しの際にアピールできる
資格は、自分が保持するスキルや知識を客観的に証明できる手段の一つです。Webデザイナーの就職・転職を目指す場合、Webデザインに関する資格があれば自己アピールの一つとして役立てられます。
とくにWebデザイン未経験から就職・転職をする場合、実務経験によるアピールポイントやポートフォリオとなる事例が少なく「どう自己アピールするべきか」悩むものです。そんなときに、資格があれば「一定のデザインスキルを持っている」という状態を客観的事実をもってアピールできるでしょう。
学んだ知識を仕事に生かせる
資格を取得する過程で学ぶ内容は、実務に直結する実践的な知識が多々含まれています。学びを仕事に生かせる点は資格取得のメリットの一つでしょう。
また、「Webデザイナーになりたいけど、どんな知識が必要なのかわからない」「どこまで勉強すれば良いのかわからない」と迷っている人にとっても、資格取得は学びの道しるべとなってくれるため、目的(資格を取ること)を持って臨むことができます。資格取得に向けた学びは、きっと今後の仕事の場面で生かされるはずです。
能力を証明できるため、自分の技能に自信が持てる
特に独学で何かスキルを身につけようとしている場合、正しく理解できているか不安になることもあるでしょう。資格を取得できれば一定水準に達していることが客観的に証明されるため、自分自身も「ここまで理解できているから大丈夫」と自信を持ちやすくなります。
自信がつけば就職・転職活動の場面で堂々とアピールする、仕事の場でも積極的に行動できるなど、ポジティブな影響を与えるでしょう。自信は原動力にもなり、長期的なキャリアの開拓にもつながりやすいのです。
勉強するモチベーションやきっかけになる
資格取得を目指すことは、Webデザインの勉強を始めるきっかけやモチベーション維持につながります。「Webデザイン知識やスキルを身につけるために勉強しよう」と思っても、具体的なゴールがないとなかなかモチベーションは続きません。
しかし、「〇月の資格取得試験に合格する」といった具体的なゴールがあれば、日々の学習にも前向きに取り組みやすくなります。試験日程や出題範囲に合わせて学習計画を立てれば、「今日は何を勉強しよう」といった迷いも減り、効率よく勉強を進められるでしょう。
Webデザイナーにおすすめの資格13選
ここからは、Webデザイナーにおすすめの資格13選を紹介します。各資格ごとのメリット・受験料・合格率などを解説していくため、自分に合う資格を見つけてみてください。
- ウェブデザイン技能検定
- Webクリエイター能力認定試験
- Webデザイナー検定
- HTML5プロフェッショナル認定資格
- アドビ認定プロフェッショナル
- Photoshop®クリエイター能力認定試験
- Illustrator®クリエイター能力認定試験
- 色彩検定
- カラーコーディネーター検定試験®
- マルチメディア検定
- Web検定|Webアソシエイト
- Web検定|Webアソシエイト
- ITパスポート試験
順に、各資格の特徴を見ていきましょう。
1. ウェブデザイン技能検定
主催団体 | 特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会 |
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受験方法 | 会場受験 |
受験料 | <1級> 学科:8,000円/実技:25,000円(実技はペーパー実技含む) <2級> 学科:7,000円/実技:16,000円 <3級> 学科:6,000円/実技:8,000円 ※23歳未満の在職者は4,000円、在職者以外は6,000円 ※非課税 |
合格率 | 1級:10〜20% 2級:30〜40% 3級:60〜70% ※合格率は年度や開催回により変動あり |
ウェブデザイン技能検定は、厚生労働省が認定する国家資格の一つです。Web制作時に必要となるデザイン、コーディング、セキュリティといった幅広い知識やスキルが問われます。そのため合格を目指して学習することで、Webデザインに関する広い知識が身につき、スキルアップにもつなげやすくなるでしょう。
さらに、合格できれば「Webデザイン技能士」の肩書きを得られるため、就職や転職のアピール材料としても活用可能です。未経験からWebデザインに挑戦したい人、Web制作における全般知識を身につけたい人には、とくにおすすめの資格といえます。

ウェブデザイン技能検定の勉強方法
ウェブデザイン技能検定のおすすめの勉強方法は、参考書とオンライン練習問題の活用です。最適な参考書が公式サイトに掲載されているため確認してみてください。また、各問題のポイントや解答例も記載された練習問題もあるので、合わせて活用するのも効果的です。ある程度の知識やスキルを習得したら、過去問題にチャレンジするのも良いでしょう。
2. Webクリエイター能力認定試験
主催団体 | 株式会社サーティファイ |
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受験方法 | 随時試験:会場受験 公開試験:リモートWebテスト |
受験料 | <エキスパート> 7,700円 <スタンダード> 6,100円 |
合格率 | 87.4%(2023年度平均合格率) |
Webクリエイター能力認定試験は、デザインスキルやコーディングスキルを実証する株式会社サーティファイが実施する試験です。Web制作に必要なHTML・CSSの基本知識やデザイン力・コーディング力などが問われるため、資格取得の学習を通してWeb制作の基礎を体系的に学べます。
そのうえ、合格率が8割前後と比較的高い点もポイント。取り組みやすい資格から挑戦したい人には、とくにおすすめな資格です。
Webクリエイター能力認定試験の勉強方法
Webクリエイター能力認定試験に向けた勉強をするときは、公式テキストや問題集を活用するのがおすすめです。また、公式サイトにはサンプル問題があります。サンプル問題を解いてみることで試験内容の雰囲気を感じられるため、まずはチャレンジしてみるのも良いでしょう。
3. Webデザイナー検定
主催団体 | CG-ARTS協会(公益財団法人 画像情報教育振興協会) |
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受験方法 | 会場受験 |
受験料 | <エキスパート> 6,700円 <ベーシック> 5,600円 |
合格率 | エキスパート:45.7% ベーシック:65.6% (2024年度平均合格率) |
Webデザイナー検定は、Web制作や運用などで活用できるWeb制作全般のスキルを身につけられる資格です。具体的には、Webサイトの企画・制作・運用・デザインに関する基礎〜専門知識やWebデザインに知識を応用する力まで、まるっと学ぶことができます。
エキスパート・ベーシックの2種類あり、自分のレベルに合わせて受検できます。よりマルチに活躍できるWebデザイナーになりたい人は、幅広いWeb知識やスキルを身につけやすいWebデザイナー検定を受検してみてください。
Webデザイナー検定の勉強方法
Webデザイナー検定は、テキストや問題集を活用すれば独学でも十分取得を目指せます。とくに問題集は過去に出題された問題を練習問題として再編しているため、合格に向けて効率良く学習を進められるでしょう。
4. HTML5プロフェッショナル認定資格
主催団体 | 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン |
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受験方法 | 会場受験またはオンライン受験 |
受験料 | 16,500円 |
合格率 | 非公開 |
HTML5プロフェッショナル認定は、HTML5・CSS3・JavaScriptなど、Web制作に欠かせない最新のマークアップ技術に関する知識とスキルを証明できる資格です。Webデザイナーはもちろん、Web技術者、コーダー、Webサービス運用者、Webアプリ開発者などあらゆるWeb職種の人が修得を目指す傾向にあります。
「コードをかけるデザイナーになりたい」「フロントエンドの知識も身につけたい」といった人は、受検を検討してみてはいかがでしょうか。
HTML5プロフェッショナル認定資格の勉強方法
HTML5プロフェッショナル認定に向けた勉強をする際は、公式サイトにあるサンプル問題を活用してみてください。レベル別・分野別に多数の問題があり、すべて無料で利用できます。試験の雰囲気を知りたい人はもちろん、現在の自分の実力を試したい人もまずは覗いてみてください。
5. アドビ認定プロフェッショナル
主催団体 | アドビ社 |
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受験方法 | 会場受験 |
受験料 | <2025年4月30日までの受験料> 一般価格:10,780円 学割価格: 8,580円 <2025年5月1日以降の受験料> 一般価格:12,980円 学割価格:9,680円 |
合格率 | 非公開 |
アドビ認定プロフェッショナルはアドビが公認する国際資格であり、PhotoshopやIllustratorなどのツールを使いこなすスキルを証明できます。試験に向けた学習を通じて、Adobe Creative Cloudの活用スキルがしっかり身につくのが魅力です。
実務経験やポートフォリオに載せられる事例が少ない人でも、資格取得によって就職や転職時のアピール材料になるでしょう。デザインツールをしっかり使えるようになりたい人には、とくにおすすめな資格です。
アドビ認定プロフェッショナルの勉強方法
アドビ認定プロフェッショナルの合格に向けた勉強をする際は、参考書やWeb模擬テスト・演習問題集などを活用するのがおすすめです。より実践的な知識やスキルを身につけたい人は、スクールに通うのも良いでしょう。
6. Photoshop®クリエイター能力認定試験
主催団体 | 株式会社サーティファイ |
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受験方法 | 会場受験または在宅リモートWebテスト |
受験料 | <エキスパート> 8,800円 <スタンダード> 7,800円 |
合格率 | 65.0%(2023年度平均合格率) |
Photoshop®クリエイター能力認定試験は、Adobe Photoshopを使った写真や画像の加工・編集スキルを証明できる資格です。画像ファイルの作成や指示に沿って作品を完成させる表現力など、デザインコンテンツ制作に関わるスキルが問われます。
資格を取得することで、実際の仕事でも役立つPhotoshopの知識や操作スキルを身につけられるのは大きなメリットです。Photoshopを活用できるようになりたい人には、うってつけの資格だといえるでしょう。
Photoshopクリエイター能力認定試験の勉強方法
Photoshop®クリエイター能力認定試験の勉強には、まずは公式テキストと問題集を活用していきましょう。公式サイトにはサンプル問題もあるので挑戦してみるのもおすすめです。
くわえて、テキストや問題集にひと通り目を通したら、ひたすらPhotoshopを触って慣れていきましょう。参考書を見なくても操作できるよう反復練習することがポイントです。
7. Illustrator®クリエイター能力認定試験
主催団体 | 株式会社サーティファイ |
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受験方法 | 会場受験または在宅リモートWebテスト |
受験料 | <エキスパート> 8,800円 <スタンダード> 7,800円 |
合格率 | 70.2%(2023年度平均合格率) |
Illustrator®クリエイター能力認定試験は、Adobe Illustratorの活用スキルを証明できる資格です。Illustratorを使ったDTP(印刷物)のデザインやWebパーツの制作、指示に沿った作品を完成させる表現力などが問われます。
実務に直結するスキルを身につけられるため、資格があれば就職や転職活動時のアピール材料にもなるでしょう。とくに、Illustratorを仕事に生かしたい人にはおすすめの資格です。
Illustratorクリエイター能力認定試験の勉強方法
Illustrator®クリエイター能力認定試験の合格に向けた勉強をする際は、公式テキストと問題集の活用がおすすめです。公式サイトにはサンプル問題もあるので、まずは解いて問題のイメージを掴むのも良いでしょう。
くわえて、Illustratorを実際にどんどん触って慣れていくことも大切です。感覚的に活用できるよう積極的に練習してみてください。

8. 色彩検定
主催団体 | 色彩検定協会 |
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受験方法 | 会場受験 |
受験料 | <1級> 15,000円 <2級> 10,000円 <3級> 7,000円 <UC級> 6,600円 |
合格率 | 1級:41.8% 2級:69.1% 3級:74.7% UC級:78.7% (2024年度平均合格率) |
色彩検定は、文部科学省が後援する公的な資格です。色に関する基本知識や配色のテクニックが問われるため、資格取得を目指すことでWebサイトをより魅力的に見せる配色センスが身につきます。
また、色に関する知識はWeb業界だけでなく、ファッション・商品デザイン・広告など幅広い分野で役立つものです。将来的にキャリアの選択肢を広げるきっかけにもなるかもしれません。「色の仕組みを知りたい」「デザインセンスを磨きたい」という人は、ぜひ受検を検討してみてください。
色彩検定の勉強方法
色彩検定に向けた勉強には、公式テキストや配色カード・過去問題集の活用がおすすめです。図版や写真が豊富に使われているため、未経験者にとっても取り掛かりやすいでしょう。色彩検定メールマガジンに登録すると検定に関する情報や試験問題の解説などを受け取れるので、合わせてチェックしてみてください。
9. カラーコーディネーター検定試験®
主催団体 | 東京商工会議所 |
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受験方法 | 会場試験 |
受験料 | <アドバンスクラス> 7,700円 <スタンダードクラス> 5,500円 |
合格率 | 非公開 |
カラーコーディネーター検定試験®は、東京商工会議所が主催する色彩に関する資格試験です。試験では、色の性質・特性などに関する基礎知識から応用力まで幅広く問われます。色彩の知識を身につけられれば、Web制作や広告・パンフレット制作、資料作成や商品開発などあらゆるビジネスシーンで知識を生かせるでしょう。
ファッションコーディネートやインテリアコーディネートなど、プライベートで生かせる知識も多く学べるためWebデザイン力を高めたい人はもちろん、「デザインに興味がある」「色に興味がある」といった未経験者にもおすすめの資格です。
カラーコーディネーター検定試験®の勉強方法
カラーコーディネーター検定試験®の勉強をするときには、公式テキストを使っていきましょう。東京商工会議所が提供する公式テキストは試験範囲を網羅しているため、理解を深めるのに最適な教科書です。また、公式サイトでは試験問題の例にも取り組めます。
10. マルチメディア検定
主催団体 | CG-ARTS協会(公益財団法人 画像情報教育振興協会) |
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受験方法 | 会場受験 |
受験料 | <エキスパート> 6,700円 <ベーシック> 5,600円 |
合格率 | エキスパート:23.0% ベーシック:60.5% (2024年度平均合格率) |
マルチメディア検定は、デジタルコンテンツや情報技術の基礎知識からコンピュータの仕組み、知的財産権など幅広い知識を学べる資格試験です。資格の勉強をするなかで、基本的な知識・スキル〜製品やアプリ開発に生かせるような専門知識や応用力まで学べます。
Webデザイナーとしてメディア関連の仕事を目指したいなら、とくにおすすめできる資格です。ベーシックの合格率は60%前後のため、挑戦しやすいでしょう。
マルチメディア検定の勉強方法
マルチメディア検定の勉強をするときは、テキストや公式問題集を活用していきましょう。入門向け・実践向けとレベル別でテキストが分かれているので、自身の理解度に合わせてチャレンジしてみてください。
11. Web検定|Webディレクター
主催団体 | J-Testing |
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受験方法 | 会場試験 |
受験料 | 11,000円 |
合格率 | 非公開 |
Webディレクターの資格は、Web検定「Webディレクション試験」に合格することで得られます。この試験では、Webサイトの企画・設計・制作・運用に関する知識、いわゆるWebディレクションの知識が問われます。
デザインだけでなく企画やマーケティングの視点も学べるため、美しいだけではない「機能するデザイン力」が身につくのが特徴です。Webデザイナーになりたい人はもちろん、キャリアアップ・スキルアップを考えている人にも向いています。
Web検定|Webディレクターの勉強方法
Webディレクターの資格の勉強には公式テキスト『ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック3 Webディレクション第3版』の活用がおすすめです。試験は公式テキストを中心に出題されるため、必ず解いておきましょう。公式サイトでは公式問題集の第1章PDFが無料でダウンロードできるので、合わせてチェックしてみてください。
12. Web検定|Webアソシエイト
主催団体 | J-Testing |
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受験方法 | 会場試験 |
受験料 | 11,000円 |
合格率 | 非公開 |
Webアソシエイトの資格は、Web検定「Webリテラシー試験」に合格することで得られます。この試験は、Webに関わる仕事をするうえで必要なWebリテラシーを身につけているかどうかが問われるものです。
資格の勉強を通して、Webの仕組みやインターネットビジネスの基本を学べます。Webに関わるあらゆる職種の人とスムーズにコミュニケーションできるようになるため、デザイナーやディレクターとして仕事の幅を広げたい人におすすめの資格といえるでしょう。
Web検定|Webアソシエイトの勉強方法
Webアソシエイトの資格の勉強方法として、公式テキスト『ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック1 Webリテラシー 第4版』の活用をおすすめします。試験は公式テキストを中心に出題されるため、念入りに学習しておきましょう。公式サイトでは公式問題集の第1章PDFが無料ダウンロード可能であるため、合わせてチェックしてみてください。
13. ITパスポート試験
主催団体 | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
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受験方法 | 会場試験 |
受験料 | 7,500円 |
合格率 | IT系:50.6% 非IT系:50.9% 大学生:52.5% 専門学校生:15.3% 高校生:25.0% (2025年2月平均合格率) |
ITパスポート試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する国家試験です。ITに関する基礎知識から経営や法律・セキュリティなどビジネスパーソンにとって欠かせない幅広い知識が問われます。
国家資格なので、資格を取得できれば就職や転職活動の際のアピール材料の一つにもなるでしょう。ITの基礎をしっかり学びたい人には、とくにおすすめです。

ITパスポート試験の勉強方法
ITパスポート試験の勉強では、参考書や過去問を活用していきましょう。公式サイトには無料ダウンロードできる過去問題が掲載されているため、過去数年間分の問題を解いてみることをおすすめします。


比較表はこちら▼
資格 | 主催団体 | 受験方法 | 受験料 | 合格率 |
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ウェブデザイン技能検定 | 特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会 | 会場受験 | <1級> 学科:8,000円/実技:25,000円(実技はペーパー実技含む) <2級> 学科:7,000円/実技:16,000円 <3級> 学科:6,000円/実技:8,000円 ※23歳未満の在職者は4,000円、在職者以外は6,000円 ※非課税 |
1級:10〜20% 2級:30〜40% 3級:60〜70% ※合格率は年度や開催回により変動あり |
Webクリエイター能力認定試験 | 株式会社サーティファイ | 随時試験:会場受験 公開試験:リモートWebテスト |
<エキスパート> 7,700円 <スタンダード> 6,100円 |
87.4%(2023年度平均合格率) |
Webデザイナー検定 | CG-ARTS協会(公益財団法人 画像情報教育振興協会) | 会場受験 | <エキスパート> 6,700円 <ベーシック> 5,600円 |
エキスパート:45.7% ベーシック:65.6% (2024年度平均合格率) |
HTML5プロフェッショナル認定資格 | 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン | 会場受験またはオンライン受験 | 16,500円 | 非公開 |
アドビ認定プロフェッショナル) | アドビ社 | 会場受験 | <2025年4月30日までの受験料> 一般価格:10,780円 学割価格: 8,580円 <2025年5月1日以降の受験料> 一般価格:12,980円 学割価格:9,680円 |
非公開 |
Photoshopクリエイター能力認定試験 | 株式会社サーティファイ | 会場受験または在宅リモートWebテスト | <エキスパート> 8,800円 <スタンダード> 7,800円 |
65.0%(2023年度平均合格率) |
Illustratorクリエイター能力認定試験 | 株式会社サーティファイ | 会場受験または在宅リモートWebテスト | <エキスパート> 8,800円 <スタンダード> 7,800円 |
70.2%(2023年度平均合格率) |
色彩検定 | 色彩検定協会 | 会場受験 | <1級> 15,000円 <2級> 10,000円 <3級> 7,000円 <UC級> 6,600円 |
1級:41.8% 2級:69.1% 3級:74.7% UC級:78.7% (2024年度平均合格率) |
カラーコーディネーター検定試験® | 東京商工会議所 | 会場受験 | <アドバンスクラス> 7,700円 <スタンダードクラス> 5,500円 |
非公開 |
マルチメディア検定 | CG-ARTS協会(公益財団法人 画像情報教育振興協会) | 会場受験 | <エキスパート> 6,700円 <ベーシック> 5,600円 |
エキスパート:23.0% ベーシック:60.5% (2024年度平均合格率) |
Web検定|Webディレクター | J-Testing | 会場試験(全国約200会場) | 11,000円 | 非公開 |
Web検定|Webアソシエイト | J-Testing | 会場試験(全国約200会場) | 11,000円 | 非公開 |
ITパスポート試験 | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) | 会場試験 | 7,500円 | IT系:50.6% 非IT系:50.9% 大学生:52.5% 専門学校生:15.3% 高校生:25.0% (2025年2月平均合格率) |
Webデザイン関連の資格を取る際に注意したいこと
Webデザイン関連の資格取得を目指すときには、以下3つの事柄に注意しましょう。
メリットだけでなく、デメリットとなる注意点を知っておくことで安心して資格取得に臨めるようになります。一つずつ、詳細を確認してみてください。
初心者の独学はハードルが高め
一般的にWebデザイン関連の資格では、専門用語が出てきたり実技スキルを求められたりします。そのため、初心者が独学で挑戦するには少しハードルが高めです。
参考書やWebで調べた情報だけでは理解が難しい部分も生じやすいため、効率よく学びたい場合は講師に質問ができるスクールの活用も検討してみてください。基礎をしっかり固めることが合格への近道です。
受験料以外にも費用がかかる
Webデザイン関連の資格取得を目指す際には、参考書や問題集・模擬試験、スクール費用など「受験料以外にも費用がかかる」場合があります。さらに、実技対策が必要な資格のときは、たとえばPhotoshopやIllustratorなどのソフトの購入費も必要となるでしょう。
事前にどのくらい費用がかかるのか把握しておくと、安心して資格取得に臨めます。一度計算し、予算内に収められるかどうか確認してみてください。
資格取得が目的にならないようにする
資格の取得を目指す際にありがちなのが、「合格したらそれだけで満足してしまった」「取得後の活用方法を具体的に考えておらず、合格そのものが目的になっていた」というケースです。
こうならないよう押さえておきたいのが、「資格はあくまでWebデザインに関するスキルや知識を学ぶための手段である」ということ。合格を目的にするのではなく、学んだ内容をポートフォリオに生かしたり、得たスキルを活用してクリエイティブを作成したりして実務を意識した学び方を心がけましょう。
資格を取得せずにWebデザインを学ぶ方法は?

前述したように、Webデザイナーとして働くために資格は必須ではありません。スキルアップの観点から見ても、Webデザインスキルを身につける方法は資格取得以外にもさまざまあります。
ここでは、資格取得以外でWebデザインスキルを学ぶ方法を3つ紹介します。
それぞれ詳しく解説します。資格にこだわりすぎず、自分に合った手段を選択してみてください。
独学でWebデザインに関する知識やスキルを身につける
1つ目は、独学でWebデザインの知識やスキルを身につける方法です。テキストや参考書を活用すれば、コストを抑えながら学べます。ただし、学習スケジュールを自分で管理する必要があり、疑問点が生じても自力で解決しなければならない点は覚えておきましょう。
以下の記事では、Webデザインを独学で学ぶ方法について詳しく解説しています。勉強のコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

会社員として経験を積む
2つ目は会社員として働きながらWebデザインを学ぶ方法です。仕事を通してスキルを身につけられるため、独学やスクールでは得られない実践的な経験を積むことができます。実践できる分、成長スピードが早くなる可能性もあるでしょう。
ただし、未経験から正社員のWebデザイナーになるのはそう簡単なことではありません。デザインに関する基礎的なスキルを身につける、ツールの使い方を身につけておくなど、最低限の事前準備が必要になる点は押さえておいてください。
スクールで学ぶ
3つ目は、スクールで学ぶ方法です。実務レベルのスキルを身につけたいなら、おすすめの方法といえるでしょう。講師に質問できる環境であれば、疑問点をすぐに解消できるため短期間でスキルアップできます。受講生と交流できるスクールの場合、一緒に頑張る仲間ができて勉強のモチベーションを維持しやすくなるのも魅力です。
たとえば、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)なら、Webデザインのほか、UIデザイン・UXデザイン・グラフィックデザイン・コーディング、さらにはIllustrator・Photoshop・Figmaなど、デザイン制作に関わる幅広い知識を学ぶことができます。
気になる方は体験レッスンに参加して、実際のコースを覗いてみてください。
Webデザイナーに必要なスキル・知識
Webデザイナーとして活躍するためには、さまざまなスキルや知識が求められます。
資格はあくまでWebデザイナーになるためのスキルを身につける「ひとつの手段」にすぎません。大切なのは、資格を取ること自体ではなく、資格取得を通じてどんなスキルを得て、どう生かすかという点です。役立つ資格と合わせて、Webデザイナーに求められるスキルや知識も知っておきましょう。
基本のデザインスキル
Webデザイナーにとって配色センスやレイアウト、デザインの4原則(近接・整列・反復・コントラスト)といった基礎的なデザインスキルは欠かせません。センスだけに頼らず、ユーザー目線を意識したデザイン制作ができるよう土台となる基礎はしっかり固めましょう。

Webマーケティングの知識
Webマーケティングの知識は、Webデザイナーにとっても重要なスキルです。ユーザーがどのようにサイトやアプリなどを利用するのか、どうしたら多くの人に見てもらえるのか、クリックしてもらえるのかなどを理解し分析できるようになると、デザインのアイデアも膨らみます。より効果的なデザインも生み出せるようになるでしょう。

コーディングスキル
デザインを実際のWebサイトなどに実装するためには、HTML・CSS・JavaScriptなどのコーディングスキルが必要です。コーディングスキルを身につけられれば、デザインを実際に形にできるだけでなく、開発者との連携もスムーズに進められるようになります。

ヒアリング力
Webデザイナーが実際に仕事をする際、チームやクライアントとコミュニケーションをしながらデザイン制作にあたるケースが多いです。どんなデザインが求められているのか、どんな機能を求めているのかなど、ヒアリング力があれば要望や意図をしっかり理解して期待に応えるデザインを制作できるようになります。
Webデザイナーに欠かせないスキルを身につけるならSHElikesがおすすめ!

Webデザイナーになるために資格の取得は必須ではありません。しかし、Webデザインに関連する資格を取得することで、Webデザイナーに就職や転職する際のアピール材料として活用したり、自分のスキルアップにつなげたりすることができます。勉強をするきっかけにもなるため、とくにWebデザイン未経験の人は取っ掛かりとして資格の勉強してみても良いでしょう。
「独学では不安」「実践も重ねたい」「Webデザイン以外に掛け合わせられるスキルも身につけたい」という人におすすめなのが、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)です。
デザインのほか、マーケティングやコーディングなども学べます。「実務に役立つWebデザインスキルを身につけたい」「資格取得をゴールにしたくない」といった想いのある人は、まずは一度無料体験レッスンに参加してみてください。




