働き方の多様化により副業が一般的になりつつある今、Webデザインの副業に興味を持つ方も増えています。パソコンとデザインツールさえあれば在宅勤務もでき、柔軟な働き方が実現できる点が、Webデザインの副業に注目が集まる理由です。未経験でも挑戦しやすく、スキルを身につけることで高単価の案件を目指すこともできます。
そこで今回は、デザインの副業を探す方法について詳しく解説します。実際に副業デザイナーとして活躍する方の実例も紹介するので、ぜひ最後までチェックして参考にしてください。
デザインの副業案件を探す方法
デザインの副業案件を探すには、以下のような方法が挙げられます。
- クラウドソーシングサイトで探す
- フリーランスエージェントを活用する
- 副業マッチングサービスを活用する
- 求人サイトで探す
- スキルシェアサービスを活用する
- 知人・友人から仕事を紹介してもらう
- デザインスクールに通い案件紹介を受ける
- コンペやコンテストに参加する
- SNSやブログで情報発信しつつ依頼を待つ
デザイナーのスキルによってもおすすめの方法は異なります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
クラウドソーシングサイトで探す
デザインの副業を探す際の一般的な方法として、クラウドソーシングサイトの活用があります。クラウドソーシングサイトは企業が案件を外注するプラットフォームです。初心者向けの案件からある程度スキルが必要な案件まで幅広くあり、自分で選んで自由に応募できるため、案件を獲得しやすいでしょう。ただし、活用しているWebデザイナーも多く、ライバルも多い傾向にあります。
Webデザインを始めたばかりでまだ案件に挑戦したことがない方は、実績を増やすためにクラウドソーシングサイトを活用するのがよいでしょう。
フリーランスエージェントを活用する
フリーランスエージェントを活用する方法もあります。フリーランスエージェントとは、希望に合わせて適した案件を紹介してもらえるサービスです。クライアントとのやりとりを代わりに行ってもらえるなど、手厚いサポートが魅力です。非公開求人などもあり、クラウドソーシングサイトよりも報酬が高い傾向にあります。
ただし、ある程度のスキルがないと案件獲得が難しい側面もある、仲介手数料がかかるなどのデメリットがあるということも理解しておきましょう。
副業マッチングサービスを活用する
業務委託案件をメインに取り扱う副業マッチングサービスを活用するのもよいでしょう。短い稼働時間で取り組める案件がほとんどのため、副業案件を探すときに適しています。多くの副業マッチングサービスは、プロフィールやポートフォリオを登録しておくことで、依頼者からのスカウトサービスもあります。
求人サイトで探す
求人サイトで探す方法もあります。求人サイトには社員や契約社員、アルバイト、業務委託と、さまざまな求人が掲載されており、条件にマッチする案件を自分で見つける必要があります。副業できる案件を見つけるためには、業務委託案件に絞り、報酬や稼働時間等の条件を満たすものを探しましょう。
ただし、総合型求人サイトの場合、正社員求人がメインのことも多く、業務委託案件はあまり掲載されていないこともあります。ほかのサービスを活用しつつ、補助的に求人サイトを利用するのがおすすめです。
スキルシェアサービスを活用する
スキルシェアサービスに出品して案件を獲得する方法もあります。スキルシェアサービスはスキルや知識を売り買いできるプラットフォームです。特定の種類に特化したものから趣味の延長で手軽に出品できるものまでバリエーション豊富で、取り扱われているスキルもさまざまです。Webデザインの案件を探すならクリエイティブなジャンルに特化したスキルシェアサービスを活用するのがよいでしょう。
対応できる仕事や想定単価などをパッケージにできるのが、スキルシェアサービスの特徴です。事前に提示しておくことで、クライアントとの話が進みやすくなります。案件獲得につながるよう、これまでの制作実績をサンプルとして提示し、スキルをアピールしておくのがおすすめです。
知人・友人から仕事を紹介してもらう
知人・友人から仕事を紹介してもらう方法もあります。「自営業でお店を経営しており、HPやロゴのデザインを依頼したい」など、Webデザインの仕事は個人クライアントからのニーズも豊富にあります。知人や友人がWebデザイナーを求めている可能性もあるでしょう。
知人や友人に声をかけたり、SNSで発信したりしておくことで、案件獲得につながる可能性も大いにあります。信頼できる相手からの紹介はよりよい案件につながりやすく、一度関係性ができることでコネクションが広がることもあるでしょう。
デザインスクールに通い案件紹介を受ける
デザインスクールによっては受講後の案件紹介に対応しているところもあります。デザインスクールが紹介してくれるのは、未経験でも挑戦できる案件がほとんどです。経験が少ないことを理解したうえで依頼してくれるため、安心して取り組むことができます。Webデザインの基礎知識を身につけたあとにそのまま案件に挑戦できれば、実践的なスキルが身に付きやすくなるでしょう。
実務経験がない状態からスタートするなら、デザインスクールに通うのがおすすめです。案件紹介に対応しているかどうかをチェックしてスクール選びをすると、副業にもつながりやすくなります。

コンペやコンテストに参加する
Webデザインのコンペやコンテストに参加するのもよいでしょう。コンペにおいては、提示されたテーマや要件をもとにデザイン案や作品を提出し、デザインを決めていきます。コンペやコンテストは、実力を試すことができる場でもあるため、積極的に参加するのがおすすめです。
コンペやコンテストに入賞すればクライアントの要望に沿ったデザインが作成できる証明にもなり、実績作りにつながります。うまくいけば知名度を高めることもでき、ほかの仕事につながる可能性もあるでしょう。
SNSやブログで情報発信し依頼を待つ
SNSやブログで自分のデザインや考え方、スキルを発信するのもひとつの方法です。個人のSNSやブログであれば独自の世界観を演出でき、アピールもしやすくなります。SNSやブログを目にした人から、仕事の依頼が舞い込むこともあるでしょう。
アクセス数が増えるとブログの広告収入が副業収入となる可能性もあるため、SNSとブログを並行して発信することをおすすめします。ブログを運営する時間が取れない方は、SNSで作品を発信するだけでもよいでしょう。案件獲得につながるよう、興味を持ってくれた人が連絡しやすいような導線を用意しておくことも大切です。
デザインの副業案件が見つかるおすすめサービス8選
デザインの副業案件を見つけるには、以下の8つのサービスがおすすめです。
それぞれの特色を押さえていきましょう。
CrowdWorks
CrowdWorks(クラウドワークス)は、多くのクリエイターが利用する国内最大級のクラウドソーシングサービスです。プロジェクト形式やコンペ形式などのさまざまな受注方法があり、「未経験者可」、「カンタン」などに絞って検索することもできます。自分のスキルに応じて案件を探すことができるのが、使いやすいポイントです。
案件を受注する前に仮払いという事前入金システムがあるなど、受注者を守る仕組みが設けられているため、安心して活用できます。クラウドワークスは国内最大級のクラウドソーシングサービスのため、案件数の多さが魅力です。Web デザインにはどのような仕事があるのか求人をチェックしてみるのもよいでしょう。
Lancers
Lancers(ランサーズ)も、利用者の多い国内最大級のクラウドソーシングサービスのひとつです。350種類以上の仕事カテゴリから、自分に合った案件を見つけることができます。自分で案件を選ぶほか、プロフィールを登録しておくことでクライアントから直接依頼がくることもあります。
ランサーズにおいての活動実績や登録情報などでランクが付与される受注率にも影響を与えるため、上位のランクを目指すのもよいでしょう。報酬目標を設定して具体的なアクションプランをサポートしてくれるシステムもあり、長期的に活用している副業デザイナーも多くいます。
coconala
coconala(ココナラ)は、スキルシェアサービスのひとつです。スキルや経験をポートフォリオなどでアピールし、自分のデザインスキルを活かしたサービスを出品することができます。クラウドソーシングサービスとの違いは、自分で案件単価を設定できる点です。
出品がメインですが、案件に応募して受注することも可能です。はじめは案件に応募して実績を積み、ある程度スキルが身についてから出品するのもよいでしょう。
Workship
Workship(ワークシップ)は、副業やフリーランスに特化した求人・案件検索プラットフォームです。自分で案件を探して応募する方法はもちろん、担当者からのサポートを受けるエージェントサービスを利用することも可能です。エージェントサービスの場合はエージェントと面談を行うと希望に即した案件を提案してもらえるため、案件を探す手間を省くことができます。
デザイナー向けの案件も充実していることに加え、お祝い金や報酬前払いなど、安心して副業できるサポートが整っているのもWorkshipの魅力です。
レバテッククリエイター
レバテッククリエイターは、Webやゲーム業界に特化した案件マッチングサービスです。Web業界に精通したカウンセラーによるヒアリングが行われ、希望にマッチした案件を提案してもらうことができます。日程調整や条件交渉、契約手続きといった面倒な手続きを代行してもらえるのが、レバテッククリエイターの特徴です。
無料のフリーランス相談会も実施しているなど、フリーランス向けのサポートも手厚いため、副業から始めてゆくゆくはフリーランスも視野に入れている方にもおすすめです。
Anycrew
Anycrew(エニィクルー)は、フリーランスや副業がしやすい業務委託案件に特化したマッチングサービスです。週1勤務可能、リモートや在宅勤務OKなどといった条件の案件を多く保有しており、副業しやすい案件を見つけることができます。Webやデザインに特化したサービスではありませんが、デザインの仕事も見つけられるでしょう。
自分で案件に応募するのはもちろん、プロフィールを充実させておくことでスカウトが受けられる可能性もあります。
SKIMA
SKIMA(スキマ)は、クリエイターに特化したスキルシェアサービスです。イラストやデザイン、文章などさまざまなクリエイティブにまつわる商品を出品でき、活用しているデザイナーも多くいます。装丁デザインやバナー制作、ロゴデザイン、SNSアイコンなどを取り扱いたいデザイナーにおすすめです。
完成済みのデザインを販売するほか、依頼を受けてデザインを行うケースもあります。依頼から取引完了まで、必要なアクションを通知してくれるなど、安心して取引できる仕組みが用意されているのも魅力です。
99designs
99designs(99デザインズ)は、世界192ヶ国のデザイナーが活用するクラウドソーシングサービスです。利用するには、まずデザイナーとして登録し、一定のスキルを認められる必要があります。Webデザイナーとしてある程度スキルを積み、世界中のクライアントとの仕事を目指して99designsを活用するのもよいでしょう。
デザインスキルに興味を持ってくれたクライアントと契約して案件に取り組むほか、コンペに参加して賞金獲得を目指すことも可能です。
副業でできるデザインの種類と特徴
Webデザイナーが副業でできるデザインの種類には、以下のようなものが挙げられます。
それぞれの特徴を解説していきます。
Webデザイン
Webデザインは、オンライン上でデータのやり取りが完結するため、副業に適した仕事です。サイトの構築、サイトのページデザイン、ページ修正など、案件の種類はさまざまで、短時間で取り組むことができる副業向けの案件も見つけられるでしょう。
PhotoshopやIllustratorといったデザインソフトのスキルはもちろん、HTMLやCSSといったコーディングの技術もあると取り組める仕事の幅が広がります。


バナー制作
バナーとは、商品やサービスの紹介ページや注文画面にリンクする画像のことです。バナー制作は、デザインの副業の中でも案件が多くあり、初心者でも受注しやすい案件です。PhotoshopやIllustratorなどソフトウェアが使いこなせればコーディング知識などがなくても作成できるため、初心者でも比較的取り組みやすい案件といえます。
比較的短時間で完成させられるため、稼働できる時間が限られている方にもおすすめです。1枚あたりの単価は低めですが、Webデザイン制作の実績を積む意味でもよいでしょう。
グラフィックデザイン
グラフィックデザインとは、ロゴや広告などのビジュアルデザインのことです。たとえば雑誌の表紙やポスター、商品のパッケージ、看板など紙媒体のものが多い傾向にありますが、Webサイトのグラフィックを作成することもあります。
グラフィックデザインの副業案件は豊富で、デザインの基礎を習得していれば初心者でも獲得できる案件もあります。ソフトウェアを使いこなすスキルのほか、クリエイティビティやレイアウト、配色などの知識も必要です。

イラスト・アイコン制作
イラストやアイコン制作も需要の高い副業のひとつです。クライアントの要望に沿ったイラストやアイコンを作成したりキャラクターデザインをしたりと、さまざまな案件があります。イラストレーターでなくてもできる簡単な副業も多く、気軽にスタートすることができるのが特徴です。
イラストやアイコンの制作を請け負うには、イラストを売買するスキルシェアサービスやクラウドソーシングを活用したり、SNSで注文を受注したりする方法が挙げられます。イラストを描くのが好きな方にはうってつけの副業です。

素材販売
イラストや写真、動画などのデジタル素材を作成し販売するのも、デザインの副業のひとつです。イラストや写真、動画のストックサービスに素材を有料販売し、収入を得ることができます。自分の好きなジャンルを選べば、楽しんで副業できるかもしれません。
Photoshopは写真の加工もできるため、Photoshopの使用スキルを身につけるために撮影した写真を加工し、素材として販売するのもよいでしょう。ただし、ストックサービスによっては著作権を受け渡すこととなり、ほかのサイトなどで転用できなくなるケースもあります。素材の著作権はどこになるのかをきちんと確認したうえで、利用するサービスを選びましょう。

未経験からデザインの副業案件を獲得するステップ
未経験からデザインの副業案件を獲得するには、以下の4つのステップが基本です。
それぞれ確認していきましょう。
1.デザインの基礎を学ぶ
デザインの副業をするにあたり、デザインの基礎を学ぶ必要があります。独学とデザインスクールで学ぶ方法がありますが、初心者の場合はデザインスクールがおすすめです。独学の場合は仕事ができるレベルになるまで時間がかかる、疑問をすぐに解決できないなどの理由から挫折しやすいためです。
デザインスクールの場合は仕事につながるスキルやノウハウを効率的に学ぶことができます。個別のアドバイスやフィードバックがもらえるスクールであれば、モチベーションも維持しやすいでしょう。テキストや本などで学ぶだけでなく、実際に手を動かして勉強することがスキル習得の鍵です。
2.デザインツールの使用スキルを身につける
Webデザインの仕事は、基本的にデザインツールで作成した制作物を納品します。以下のようなソフトを使用し、画像の加工やロゴの作成などを行います。
Illustrator…ロゴ、チラシ、イラスト作成など
Photoshop…画像補正、加工など
多くの案件で使用されるIllustratorとPhotoshopの使用スキルは必須です。実際にツールを動かし、使いこなせるようにしておきましょう。
3.ポートフォリオを作成する
スキルを身につけたらポートフォリオを作成します。ポートフォリオは、Webデザイナーのスキルや実績を示す名刺のようなものです。クライアントはポートフォリオからスキルを把握し、仕事を依頼するかどうかの判断材料にします。自分の強みや保有しているスキル、実績などを明確に示し、ポートフォリオそのもののデザインにもこだわりましょう。
4.クラウドソーシングや求人サイトで仕事を獲得する
ポートフォリオを作成したら、いよいよ実践です。クラウドソーシングや求人サイトで仕事を獲得し、副業を開始しましょう。Webデザイン未経験者が副業を始める最初のステップは、クラウドソーシングがおすすめです。初心者でも取り組みやすい案件からスタートし、実績を積み上げていくことで、将来的に高単価の案件にチャレンジするための土台を築くことにつながります。
SHElikesで学び副業デザイナーとして活躍する方の事例を紹介
オンラインスクール「SHElikes(シーライクス)」では、Webデザインを基礎から学ぶことができます。SHElikesでWebデザインのスキルを身につけWebデザイナーとして副業している方の事例をご紹介します。
何歳からでも遅くない!40代・未経験の私が、事務職から約1年で副業デザイナーになるまでの道のり 薫さん
もともと事務職として働いていた薫さんがキャリアを見直したきっかけは、コロナ禍でした。自分のキャリアを振り返りこれといったスキルがないと焦りを感じたタイミングで、偶然知ったWebデザイナーの仕事にあこがれを抱き、仕事につながる何かを学びたいとSHElikesに入会しました。
デザイン以外のコースもすべて受講した結果、デザインの魅力を再認識するに至った薫さん。新しい仕事を始めるには遅いと言われる40代で、なおかつWebデザイン未経験でしたが、入会から1年ほどで副業デザイナーとしての一歩を踏み出しました。

「副業開始4ヶ月で受講料回収! 独学で自信のなかった“一人目デザイナー”のわたしが、社内外で活躍できるようになった理由」 あややんさん
あややんさんは、もともとIT系ベンチャー企業でシステムエンジニアとして働いていました。UI/UXデザインをメインで担当するようになり、未経験にもかかわらず会社で唯一のデザイナーという責任のある立場になったものの、試行錯誤の日々が続きます。独学に限界を感じてSHElikesに入会を決め、デザイン系のコースをひたすら受講し基礎知識を習得するに至りました。
本業に自信が持てるようになったことに加え、SHElikesで学んだスキルを活かして副業Webデザイナーとしても活躍するようになったあややんさん。副業を始めてわずか4ヶ月で受講料を回収でき、月収が平均10万円以上アップしたそうです。

29歳、スキルに自信がなかった私が憧れの広報に転職&副業デザイナーに りょうこさん
希望通りの仕事に就いたはずが、思ったような仕事ができないことや将来への不安から転職を決意したりょうこさん。しかし、転職するにあたってアピールできるスキルがなく、自分に自信が持てなかったそうです。そんなときにSHElikesを知り、誇れるスキルを身につけるため入会を決めました。
興味の湧いたWebデザインコースを受講したのち、初心者向け案件に応募できるお仕事チャレンジで自信をつけ、転職活動に力を入れた結果、憧れの広報職として内定を勝ち取ることができました、初めての仕事に奮闘する傍ら、SHElikesで身につけたスキルを活かし、副業でロゴデザイナーとしても活躍しています。

SHElikesでスキルを習得して副業デザイナーを目指そう
今回は、デザインの副業を獲得する方法を解説しました。Webデザインは副業案件も多く、初心者からでもチャレンジしやすい仕事です。Webデザインのスキルを習得して副業デザイナーを目指してみてはいかがでしょうか。
Webデザインを学ぶなら、SHElikesがおすすめです。プロのWebデザイナーからフィードバックをもらいながら、効率的に知識を身につけることができます。Webデザインに関連したスキルも学べるため、これまで考えもしなかった自分の可能性を見つけられるかもしれません。
SHElikesに興味があるなら、まずは無料体験レッスンに参加してみてください。
