深い海の底で、ひたすらにもがいていた日々。自分には何もできないと決めつけていた。そこに、白い光が届いた。それも、1本ではなく、数本。
やっと目の前に可能性が現れたからには、手繰り寄せたい。人それぞれの環境がある。私の場合、その中心にはいつもこの子がいた。

「君が私にくれた愛情を、ちゃんと抱きしめて生きていくからね。」
10年近く一緒に過ごした最愛のうさぎが息を引き取ったのは、2か月前。最期が近いことを、健気に教えてくれていたから、心の準備はできていた。それでも泣く日々が続いた。おかげさまで、看取ることができた。それが不幸中の幸いだった。覚悟をしたうえで我が家に迎えたはずだけれど、お別れをしてからは悲しい日々が続いた。
自分を保つために、うさぎと約束をした。きっとネガティブになり、善くない考えに支配されることが自分で分かっていた。落ち込む時間は必要だと分かっている。しかし、どこかで昇華しないと10年間も私のそばで暮らしてくれたうさぎが報われないのではないかと思い、お花を備えながら宣言した。それが、上記のもの。
休日をうさぎとの思い出いっぱいの部屋で過ごさないために、バイトの予定を詰め込んだ。本業と合わせて、休みなく働いて身体を酷使していた。
見事に体調を崩した。なにやってるの?生きるのヘタ?と笑われても仕方ない。実際に自分でそう思ったから大丈夫。息が詰まるような毎日だった。
体調を崩して気づけたこと
自分の身体のことを理解してスケジュールを組めていれば、問題はなかっただけの話だ。しかし、体調を崩したことで、在宅での働き方を真剣に考え始めた。身体に無理なく学べる環境を求めて検索をした。そこで目に留まったのが、SHElikesだった。(以下、SHE)
なんと言っても、オンライン完結が魅力的だった。
まずはSHEの無料体験レッスンに応募をした。
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右も左も分からなかった
SHEに入会をしたが、自分にできる職種はあるのだろうかと悩んだ。できそうな職種は何かな?と考える以前に、パソコンのスキルなんて何も持っていないという事実を思い出した。これまで身体を動かして働くことしかしてこなかったからだ。
つまり入会する前は、在宅ワークをするぞ!という、やる気だけが先行していた。
しかし、実は仕事で全くパソコンを使わないかと言ったら、そうでもない。記録はパソコンなので、最低限文字を打つことだけはできる。それでもやっぱり、文字をうつことしか打てない。勢いで入会してしまったことを反省しようとしていた。
深海に差し込んだ白い光
入会直後にキャリアカウンセリングがあった。これまでの自分のことをたくさん聞きだしてくださり、初めは緊張して画面越しなのにうまく話せなかった。お話をうまく聞き出してくださったので、少しずつ心を開くことができた。
だから、最も気にしていたことを思い切って伝えられた。
「パソコンの操作は何もできないのですが、文字を打つことはできます。文字を打つことしかできません。」
「それも立派なスキルですよ!」
と言っていただけた。
入会してすぐにあったキャリアカウンセリングで、こう言ってもらえて光が差したように思えた。文字を打てることも、在宅ワークのスキルになることを教えてもらえた。
もしも、この会話で、「パソコンスキルは何もないですね。」と言われていたら、おそらく方向転換していたと思う。
そのあとの会話の中で、どんな風に私がSHEを活用していったらいいのか助言してくださった。そして、たくさん種類があるから初めから受講するコースを1つに絞らなくていいことも教えてもらった。
学ぶ時間がQOLを上げた
「どれも初心者には難しそうだな……」と、受講を躊躇してしまうようなカタカナの職業名ばかり。しかし、入会したからには学ぶ権利がある。トライあるのみと、いろんなコースの【入門編】を受講した。
自分では価値がないと思っていたことに、価値をつけてもらえた経験だった。
学校の教室で学ぶには、分からないことばかりだし、周りの人と比べて落ち込んでしまいそうな内容だけれど、オンライン完結なので自分のペースで学べる。
ただSNSの動画を見て消費していた時間を、学習に使っているのでそれだけで1日の満足感と、私のQOLが上がった。
在宅ワークと一概に言っても、分野も広くいろいろな種類がある。複数のスキルが繋がっていることも多い。だから、何を学んでも自分のためになることを、まずは1つ学んだ。
在宅ワークの可能性
冒頭の愛しのうさぎとの時間を想う。毎朝の出勤の時は、離れることがつらかった。
SHEで学び始めてまだ2週間(6月1日時点)だが、もっと早く在宅ワークでの働き方を視野に入れれば良かったと思っている。
これは、小さなお子さまがいるお母さま方や、介護に専念している方にも共通しているかもしれない。もちろん、私と同じように動物と暮らしている方もそう。SHEには愛しい家族とのかけがえのない時間を、可能な限り一緒に過ごせる可能性を見つけられるヒントがあるかもしれない。
現時点では、まだ在宅ワークは始められていない。まだ2週間しか経ってないから。けれど、学び始めている。私にとっては大きな1歩前進をした。
0から1は腰が重いけれど、1から先は思っていたより難しいことはないかも?って、自信をもって進める。なぜなら、重い腰をあげられたから。

全部抱きしめて生きる
SHEは、私にとって自分らしく生きるための、新しい選択肢を見つけられる可能性がたくさんあるところ。うさぎを失った悲しみは消えていない。きっとこれからも思い出して泣いてしまう。
それでも、悲しい気持ちが心にある現在と同時に新しい可能性にワクワクできるようにもなった。SHEで学び始めたことで、私は自分の気持ちを少しだけ抱きしめられるようになった。うさぎと交わした約束を、これからも大切に守っていく。
SHEに入会したことがきっかけで、何もないと思っていた自分にも在宅ワークをすることができる可能性があると、教えてもらえた。だから私は、前に進むために学び続けている。
今は、「文字を打つことしかできない」なんて思ってない。与えてもらった希望も、愛しい思い出も、悲しい時間も、全部抱きしめて生きていく。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 深海電車さん)
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