AI時代に育む「私の強み」とは?人間にしかできない価値を考える

AI時代に育む「私の強み」とは?人間にしかできない価値を考える

「AIにできること」が増える今、“私らしさ”ってなんだろう……?

最近、InstagramやYouTubeなどで「AI時代」という言葉を耳にする機会が増えました。ChatGPTをはじめとするAI技術が急速に広がり、「AIにできること」はどんどん増えています。

文章作成や画像生成、情報整理など、これまで人が時間をかけていた作業も、AIが短時間でできるようになりました。そんな変化を見ながら、

「これからの時代、どんな人が必要とされるんだろう?」

「私の仕事は、この先どうなるんだろう?」

と、漠然とした不安を感じたことがある人もいるかもしれません。一方で、AIが広まる今こそ、改めて価値を持つものがあります。

それは、「人間らしさ」です。

AI時代に価値を持つのは、正解を素早く導く力だけではありません。相手の気持ちを想像する力や、心が動く感性、自分らしい視点を持つ力など、「人間らしい強み」がこれからの時代に求められていくのかもしれません。

実は、そんな「人間らしさ」は、日常の中にも隠れています。もしかすると、あなたが夢中になっている「推し」も、そんな強みを育むきっかけのひとつなのかもしれません。

今回は、AI時代に育みたい「私らしい強み」について考えていきます。

AI時代だからこそ、私らしさの価値が高まっている

AIは、膨大な情報を整理したり、正解を導き出したりすることが得意です。今後もAI活用は広がり、多くの仕事や働き方が変化していくでしょう。一方で、人間にしかできないこともあります。

例えば、誰かの表情や空気感から「本当は不安そうだな」と気づくことがあります。言葉になっていない感情を想像すること。相手に合わせて寄り添い方を変えること。

こうした「見えないものを感じ取る力」は、とても人間らしい能力です。

これからの時代、見えないものを見ようとする感覚はより重要になるのではないでしょうか。また、推し活に夢中になる気持ちもそうです。

「好きだからもっと知りたい」

「この瞬間を誰かと共有したい」

そんな感情の動きは、効率では説明できません。「心が動く」という体験こそ、人間らしさそのものです。

AI時代に求められるのは、単に知識を持つことだけではなく、人の気持ちを想像し、共感できる力、自分なりの視点で問いを立てる力なのかもしれません。

AI時代に育みたい私らしい強み

では、これからの時代、どんな強みを育てていけばいいのでしょうか。大切なのは、「自分らしい視点」と「感性」を育てることです。

自分なりの視点を持つこと

1つ目は、「正解を覚える力」だけではなく、“自分なりの視点”を持つことです。AIは答えを出すことが得意です。ですが、「何を問いにするのか」は、人間に委ねられています。

例えば、

「私はどんな働き方をしたい?」

「何をしている時に心が動く?」

「どんな人といると自分らしくいられる?」

そんな問いに向き合うことも、AI時代に必要な自己理解のひとつです。

感性を磨くこと

2つ目は、人間にしかない感性を磨くことです。

『眠れなくなるほど面白い脳の話』では、「AI時代には生きるということをもっと大事にする時代になると私は考えます。」と語られています。

引用:茂木健一郎『眠れなくなるほど面白い 図解 脳の話』94ページ(株式会社日本文芸社・2020年2月10日発行)

特に印象的なのは、「好き」をたくさん持つことの大切さです。好きな映画、音楽、ファッション、カフェ、旅先 など。「なんとなく好き」と感じる感覚には、その人らしさが表れます。

最近は、役に立つかどうかで物事を判断してしまうことも増えました。しかしながら、本当に人を惹きつけるのは、その人ならではの感性や個性だったりします。

AIが発展する時代だからこそ、「自分は何が好きか」を知っていることは、大きな強みになるのかもしれません。

AI時代に広がる、1つの正解に縛られない働き方

これまでは、「良い会社に入って長く働く」というキャリアがひとつの正解とされてきました。AI時代では働き方そのものが大きく変わり始めています。

リモートワーク、学び直し、複業など、選択肢は以前よりずっと広がりました。だからこそ大切なのは、「世の中の正解」より、「自分に合う働き方」を考えることです。

そのヒントになるのが、生の体験です。実際に人と会うこと。知らない場所へ行くこと。新しい価値観に触れること。時には失敗したり、悩んだりすること。

例えば、推しに会うために海外に行った経験や、イベントやライブで新しく出会ったファンの人と仲良くなった経験は、自分の視野を大きく広げてくれます。AIは情報を持っていますが、「実際に体験して感じたこと」は、人間だけのものです。

知識だけではなく、自分自身で体験し、感じたことがある人ほど、相手の気持ちを想像できたり、多角的な視点を持てたりするのかもしれません。

小さな学びも、これからの自分をつくっていく

「AI時代に必要なスキル」と聞くと、何か特別な知識を身につけなければいけないように感じるかもしれません。ですが、いきなり大きく変わる必要はありません。

まずは、

・興味があることを学んでみる
・新しい人の話を聞いてみる
・自分の好きに目を向けてみる

そんな小さな行動でも十分です。

最近では、「自分らしい働き方を見つけたい」「これからの時代に必要な力を身につけたい」という想いから、キャリアスクールで学び始める女性も増えています。

SHElikesでは、ライティングやデザイン、マーケティングなど50種類以上の職種スキルが学べるだけではなく、コミュニティ活動を通して新しい価値観や人と出会える環境があります。

また、キャリアのプロによるコーチングを通して、自分自身と向き合いながら、「自分らしい強み」を見つけていけるのも特徴のひとつです。

そうした環境の中で、少しずつ「自分らしさ」を見つけていく人もいます。「好き」をきっかけに、新しい働き方に出会った人もいるかもしれません。

学ぶことは、単にスキルを増やすだけではなく、「自分らしい未来」を見つけるきっかけになるのかもしれません。

AI時代だからこそ、自分らしい強みが価値になる

AI時代と聞くと、不安を感じることもあるかもしれません。一方で、AIが広がる時代だからこそ、人間らしさの価値はより高まっていきます。

・誰かに共感すること
・好きなものに夢中になること
・実際に体験し、心を動かすこと
・自分なりの視点を持つこと

そうしたひとつひとつが、AIには真似できない「私らしい強み」になっていくのではないでしょうか。

これからの時代は、「何が正解か」だけではなく、「自分はどう生きたいか」がますます大切になっていくはずです。

だからこそ、小さな学びや経験を重ねながら、自分らしい価値を育てていけたらいいのかもしれません。

<参考文献>
・佐藤雅彦『プチ哲学』(中央公論新社・2004年3月25日)
・茂木健一郎『眠れなくなるほど面白い 図解 脳の話』(株式会社日本文芸社・2020年2月10日発行)

<参考記事>
・NEC「AI時代における社会ビジョン ~人々の働き方、生き方、倫理のあり方~」2016年
・専門学校静岡工科自動車大学校「AI時代になくなる仕事・なくならない仕事の具体例を紹介!それぞれの違いや役立つスキルも解説」 2025年6月19日
・東京ガスDX「AI時代の仕事とスキル──機械知性と人間の役割はどう変わるのか」2026年3月12日
・note「AI時代に、一番危ないこと」本郷泰司 2026年5月22日


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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 しおりさん)

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