「順調だね。安心して任せられるよ。」
入社して6年。後輩も増え、責任のある仕事も任されるようになった。周囲からの評価も、積み上げてきたキャリアも、決して嘘じゃない。
けれど、ふとした瞬間に心のどこかで違和感が顔を出す。
「……私、このままでいいのかな?」
今の会社でしか通用しないルールに詳しくなっても、一歩外に出た時、私には何が残るだろう。10年後、20年後、私は明るい未来を想像して自分らしく笑って働けているだろうか。
30代を目前にして、正体不明の焦りに飲み込まれそうになっていたのは、かつての私です。
この記事では、そんな漠然としたキャリアの不安を「自分をアップデートするサイン」に変え、理想の未来のために今からできる「小さな種まき」について、私の体験を交えてお伝えします。
今日あなたが抱えているモヤモヤが、数年後のあなたを助けるための大切な一歩に変わりますように。
キャリアは積んでいるはずなのに。30代を前に感じる「漠然とした不安」

仕事中は、押し寄せるタスクをこなすのに精一杯で余計なことを考える余裕なんてありません。目の前の業務で成果を出し、頼りにされる瞬間は、確かに手応えを感じていました。
けれど、ふと漠然とした将来への不安が顔を出してくる時がありました。
一日の終わりにSNSを開けば、好きなことを仕事にしてイキイキと輝く知人の姿や、結婚や出産といった人生の大きな節目を迎える友人たちの報告が並んでいます。
「みんな、着実に自分の人生を歩んでいるな」
みんなそれぞれのタイミングで、人生のイベントを迎えている。他人と比べる必要はないと分かっていても、30代という大きな節目を目前にすると、自然と自分の人生プランを逆算してしまいます。
仕事は順調。でも、もし今この会社がなくなったら? この場所を一歩出た時、私は個人として何ができるだろう?
そう考えると、得体の知れない不安に飲み込まれるような感覚になりました。
ある日、気心の知れた同僚と飲みながら、思い切ってこの不安を口にしてみました。すると返ってきたのは「実は私も、ずっと同じことを思ってた」という言葉。バリバリ仕事をこなしている彼女もまた、「今の場所でしか通用しない自分」に焦りを感じていたのです。
「このまま今の場所に留まり続けても、私が望む『自分らしく働ける明るい未来』にはたどり着けないかもしれない」
誰に言われたわけでもない、自分の中から湧き上がったその確信が、組織に依存せず、自分の足で立つための「スキル」を身につけたいという願いへと変わっていきました。
この会社以外で、私はやっていける?「狭い世界」にいることへの焦り

会社員として、顧客折衝や進捗管理などの実務経験と信頼を積み上げてきました。けれど、ふと冷静になった時、「これらは今の会社という組織の中でしか通用しないのではないか」という疑問が浮かびました。
変化の激しいこのご時世。組織に依存し続けることに危うさを感じ、どこへ行っても個人でやっていけるスキルを身につける必要性を痛感したのです。
誰かが作ったものを届けるだけでなく、自分自身の手で、ゼロから何かを生み出す力が欲しい。デザインやライティングの「制作スキル」を今の経験に掛け合わせられたら、それは自分だけの強い武器になるはず。
「何ができる人?」という問いに、「私のスキル」で答えたい。その思いが、私の背中を突き動かし始めていました。
そのモヤモヤは、自分をアップデートしたいと願っているサイン

「今のままではいけない」という一心で、思い切って申し込んだのは女性向けオンラインキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」の体験入学。そこで目にしたのは、私と同じように悩みながらも、新しい自分になろうと前を向く人たちの姿でした。
入会を前に、仕事との両立への不安で指が止まったのも事実です。けれど、そこで自分に問いかけました。
「ここで一歩踏み出さなきゃ、きっと数ヶ月後の私も同じ場所で、同じモヤモヤを抱えているはず」
その確信が、最後の一押しになりました。もう、足踏みしている時間はもったいない。そう思い、私は「えいや!」という気持ちで、新しい世界への一歩を踏み出しました。
未来の自分を明るくする。今から始める「キャリアの種まき」

「えいや!」と飛び込んだ先で待っていたのは、想像以上に広い世界でした。受講したSHElikesは、Webデザインやマーケティング、動画編集など、50種類以上の職種スキルが定額で学び放題。すべてのレッスンが数分単位の動画で構成されているため、忙しい平日の夜や休日でも、自分の好きなタイミングで無理なく学習を進められます。
まずは興味のあったWebデザインのコースからスタート。ツールの使い方も1から丁寧に解説されており、未経験の私でも「形にする楽しさ」をすぐに実感できました。「おすすめの学習ルート」も用意されているので、受講を進めやすいと感じました。
一つのスキルを学び始めると、世界はさらに広がります。「デザインをより良くするためにマーケティングの視点も」「この作品を届けるためにライティングを」。そんな欲張りな願いも、幅広いコースが揃っている環境だからこそ叶えることができました。
「もっと深く、本気で向き合いたい」
そう決意してからは、本業と並行して短期集中コースにも挑戦。帰宅後や休日をすべてスキルアップに捧げ、必死に駆け抜けた数ヶ月間は、間違いなく今の私の強固な土台になっています。
現在は、会社員時代に培った「営業力」や「進行管理能力」という土壌に、新しく手に入れた「制作スキル」を掛け合わせ、Webデザイナー・ライターとして歩み始めています。
自分の名前とスキルで価値を届け、評価される。あの時のモヤモヤというサインを見逃さなかったからこそ、私は「自分らしいキャリア」のスタートラインに立つことができたのだと実感しています。
今日まいた小さな種が、数年後の自分を「正解」にしてくれる

かつての私のように、順調なはずの毎日に正体不明の焦りを感じている人は、きっと少なくないはずです。ですがそのモヤモヤは、あなたが今の自分を「もっと良くしたい」と願っている、大切なアップデートのサインです。
いきなりすべてを変える必要はありません。大切なのは、数年後の自分を助けるために、今日から「小さな種」をまいておくこと。
私も今、新しい学びを続けながら、次なるステップへ向けた種まきを続けています。もし今、あなたが立ち止まっているのなら、その気持ちを無視せず向き合ってみてください。
あの日、勇気を出してまいた種は、数年後、想像以上に大きな花を咲かせます。そしていつか、新しい場所で笑っているあなた自身を、温かく抱きしめてくれるはずです。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 tsubasaさん)
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