今年も新年度が始まりました。新しい環境になった人、新しい挑戦を始めた人、そして新しい一歩を踏み出す誰かを支えている人もいるかもしれません。新しい出会いやこれからの期待に胸が高鳴る一方で、どこかそわそわしてしまう季節でもあります。
「ちゃんとやらなきゃ」
「いいスタートを切らなきゃ」
そんな気持ちが強くなるほど、少し苦しくなることはありませんか?
私は今、新年度に大きく影響を受ける環境にはいません。ですが以前は「新年度」という切り替わりの季節が、少し苦手でした。今思えば、少し力が入りすぎていたのかもしれません。
新年度に少し疲れてしまう人へ。「1日1つ」を大切にしてきた私の経験が、やさしいスタートのヒントになればうれしいです。
新年度が苦手だった、あの頃の私
私は数年前まで、教員として働いていました。学校は4月から新しい1年が始まります。3月には生徒の卒業や同僚との別れがあり、そこから新年度へと向かっていきます。
「新しく受け持つ生徒と、ちゃんと関係を築けるかな」
「新しく来る先生方はどんな方かな」
「経験年数も増えてきたんだから、ちゃんとやらなきゃ」
毎年この時期になると、たくさんのドキドキを抱えていました。
期待もありましたが、不安のほうが大きかったように思います。不安を抱えているのは、生徒たちも同じです。そんな4月の生徒たちに、私はいつもこう伝えていました。
「1日1つ、できたことを見つけてみてね。学校に来た、挨拶ができた、忘れ物をしなかった。なんでもいいから、自分を褒めながら、少しずつ進んでいこう」
自分のことを褒めるのが苦手な子も多いので「係の仕事、がんばってたね」など、小さなことでも言葉にして伝えるようにしていました。
照れながらも少し嬉しそうにする姿を見て「学校に来てよかったと思ってくれたらいいな」と願う日々でした。
けれど、そんな言葉をかけていた私自身は、自分を褒めることができていませんでした。
「もっとがんばらないと認めてもらえない」
新年度は特に忙しく、新しいクラスとの関係づくりに加え、行事や年間計画など、やるべきことが一気に増えていきます。その中で、授業や生徒指導、保護者対応などの業務にも追われ、自分を追い込み続けていました。
無理を重ねた結果、適応障害となり、教員の仕事を離れることになりました。
「できたこと」に目を向けられるようになった
教員の仕事を離れ、私は今、パンを作る仕事をしています。わくわくした表情でパンを選ぶお客さんたちを見ることができ、やりがいを感じています。
しかし、収入面のこと、一緒に暮らす猫たちのことなどを考えたときに、在宅で収入を得られるスキルを身につけたいと思うようになりました。
そんなときにSNSの広告で見かけた女性向けオンラインキャリアスクールのSHElikesが気になりはじめました。
SHElikesは、Webデザインやライティングなどのコースを受講し放題。さらに、受講生の体験談を見ると、どの方も笑顔が輝いていて「素敵だなぁ、私もこうなれるかな」と自然に思いました。
そこで、無料のオンライン体験を申し込んでみました。
無料体験の個別カウンセリングで、収入面の不安だけでなく、もっと自分らしさを活かしたいと思っていたことに気がつきました。
「変わりたいと思っている自分を大切にしよう」
そう思い、SHElikesの入会を決意しました。今、私はWebデザインや、ライティングの勉強を進めています。
WebデザインはSNSで見かける広告バナーやホームページなどをつくる仕事です。私は、デザインを作成するソフトの名前すら知らず「自分にできるのかな?」と不安でした。
そこで「1日1つ、小さなことでも進めばいい」と考えることにしました。レッスンを1つ見る、ツールの名前を覚える。そんな小さな積み重ねを続けていきました。
すると、1ヶ月後にはオリジナルバナーの課題を制作することができました。
「こんなことが自分にもできるようになるんだ」と、とてもうれしくなりました。
SHElikesでは、学びを支えてくれる環境もあります。添削や相談の機会、仲間と学習の進捗を共有する場もあることで、
「一歩ずつでも前に進めている」
「できることをちゃんと増やせてうれしい」
そう感じながら、学習を続けることができています。
一歩でも進んだ自分は、ちゃんとすごい
そういえば、パン屋で働き出したときも、一歩一歩でした。慣れない作業の中で、他の人のように動けず、たくさんフォローしてもらっていました。すぐにできるようになるわけではないからこそ、私は「1日1つ」の小さな目標を決めていました。
「今日は昨日よりも少し早く動けるようにしよう」
「今日はこのパンをきれいに仕上げることに集中してみよう」
それができたら「よし、できた!」と、心の中で自分を褒めながら。そんな一歩一歩を重ねるうちに、少しずつ余裕をもって働けるようになりました。
そして気づいたのは「1日1つでも前に進めば、それはちゃんと“成長”なんだ」ということです。
「今日は昨日よりも仕事が早くできたな」
「今日は1日笑顔で過ごせたな」
ほんの小さなことでも大丈夫です。どんなことでも、できたことやがんばったことを見つけられたら、その日はちゃんとすごい日なのです。
もし、どうしても見つけられないときは、誰かのがんばったところを褒めるのもいいと思います。相手はきっと嬉しい顔をしてくれるので「あの人を笑顔にできた」も素敵な1つです。
新年度で慌ただしい中でも、自分を褒めて大切にする時間が、次の日の元気につながります。そして、見つけたできたことやがんばったことは、ぜひ言葉にしてみてください。
日記やノートに書くのもいいですし、最近ならChatGPTなどの生成AIに話してみるのもいいと思います。ちなみに私は、愛猫に「今日はこんなことをがんばったんだよ」と寝る前に話しています。
猫はゴロゴロ喉を鳴らしていますが「私は今日、気持ちいい場所見つけて昼寝できたのよ」なんて言っている気がします。
新年度は自分にやさしいスタートで

教員だったころの私は、「ちゃんとできる自分」でいようとして、すべてを抱え込もうとしていたのだと思います。
「1日1つでいい」と伝えていたあの言葉を、自分自身にもかけてあげればよかったのかもしれません。生徒と一緒に一歩ずつ進もうと思えたら、もう少し肩の力が抜けたんだろうなと感じています。
新年度は、がんばろうとする気持ちが強くなる季節です。だからこそ、少しだけ立ち止まって、自分にもやさしくする時間を大切にしてほしい。おいしいコーヒーを飲んだり、お気に入りの音楽を聞いたりしながら。
「今日はこれができた」
そんな小さな一歩を見つけて、そっと自分を褒めてあげてください。もし見つからない日があっても、大丈夫。そんな日も、ちゃんとがんばっています。
「明日、なにか見つけられるといいな」
そう思えたら、それだけではなまるです。
「1日1つ」
その積み重ねが、あなたらしい新年度のスタートにつながっていきますように。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 eriさん)
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