私は気になることがあれば、とりあえず始めてみる性分だ。
……と言うと行動力があるように聞こえるが、実はここまで動けるようになったのはここ数年での話である。学生時代の私はむしろ飛び切り慎重派だった。
決して転ばぬようにと何本も杖を携え、自らその杖につまづいて転んでばかりいるような人生だった。
そんな私の考え方が変わり始めたきっかけとなったのは、祖父の葬式の席である。親戚と「おじいちゃんは亡くなるとき、どんな走馬灯を見たんだろうね」と話していたとき、
ふと「自分のときはどんな映像になるのだろう」と考えたのだ。このままでは、「やりたくてもやれなかった、たくさんの後悔の総集編になるのでは」と思った。
生きている間のみならず、人生締めくくりの瞬間まで後悔一色になるのは、何としてでも回避したい。それ以来、どうすればもっと気負わず新しいことに一歩踏み出せるのか、本や動画を手当たり次第に調べるようになった。
気づけば、数年かけて考え方が少しずつ変わっていき、今では親しい友達から「会うたびに何か新しいことをやっている人」として認識されるまでになった。
春の気配がすぐそこまでやってきた今、今年こそ新たな一歩を踏み出そうと考えている人も多いのではないだろうか。そんな今だからこそ、私が新しい一歩を踏み出すときに支えになってきた、3つの考え方を紹介したい。
1.「思い立ったが吉日」は時代を超えて不変の真理
思い返してみてほしい。
「これやってみたい。でもいったん寝かせて熟考しよう。」と思ったことのうち、実際に着手できたものはどれくらいあっただろうか。
ただでさえ忙しい現代を生きる私たちだ。「後で熟考」という緊急度の低いToDoは、あっという間に既にうず高く積みあがった地層深くに沈み、いつの間にか記憶からも消えてしまう。
慣用句には、慣用句になっただけの理由がある。人は昔から、「思い立った日に動いたほうがいい」と感じてきたのだろう。
だからこそ、その感覚は「思い立ったが吉日」という短い言葉として残り、今まで語り継がれてきた。
思い立った、その日こそが、吉日なのだ。動いてから考えても、始めたばかりならいくらでも軌道修正できる。今できることから、始めてみよう。
2.生きている限り「いまさら手遅れ」なタイミングなどない
「もう年齢的に新しいことを始めるには遅すぎる」そんな理由で挑戦を諦めようとしている人に、ぜひ聞いてほしい話がある。
例えば、ひまわりで有名なゴッホが絵を描き始めたのは27歳。そして、日本で初めて正確な地図を作った伊能忠敬が測量を始めたのは、50歳を過ぎてからだった。
もちろん、誰もがゴッホや伊能忠敬になるわけではない。けれど、重要なのは彼らは「年齢的にもう手遅れ」と諦めてしまわなかったことである。
そもそも「手遅れ」とは、なにに「遅れて」いるのだろうか。やりたいことが二度と始められなくなるようなことがあれば、その瞬間が、本当の「手遅れ」ではないだろうか。
自分の人生の中で、これから先いちばん若い瞬間は「今」だ。新しいことを始める上で、「もう遅い」は、諦める理由としては不十分かもしれない。
3.誰のためでもなく、「自分のため」の新たな一歩
私が新しいことを始めるにあたって、最も足枷になっていたのは、他人の目だった。
「柄にもないことを始めて、飲みの席のネタにされやしないか」「うまくいかなかったら、笑われるんじゃないか」そんなしょうもないことに怯えて、一歩踏み出せなかったことも一度や二度ではない。
見かねた母は、私に言った。「あなたは、新しいことを始めた知り合いを同じように笑うの?」
私は「笑わない」と言った。
母は続けた。「あなたの知り合いも同じだと思うよ。そもそも笑う人がいたとして、なんでそんな人のために、あなたがやりたいことを諦めるの?」
私はハッとした。私は、他でもない自分のために、一歩踏み出そうとしているのではないか。
これから踏み出す一歩は、誰のためでもない。自分自身のための一歩なのだ。
SHElikesで始める新しい挑戦
そんな私が最近始めた挑戦の一つが、SHElikesで学ぶことだ。会社に依存せず収入を得られるスキルを身につけたいと思い、入会した。
SHElikesでは、Webデザイン、Webマーケティング、SNSマーケティング、動画編集、ライティングなど、50種類以上のスキルを学ぶことができる。
また、受講生同士が交流できる機会も多く、同じように新しい一歩を踏み出した人たちとつながることができる。さらに、実際の案件に挑戦できる機会や転職支援も用意されており、身につけたスキルを仕事につなげていくためのサポートも整っている。
個人的に特に魅力的だと感じているのは、受講できるコースに制限がないことだ。
「興味はあるけれど、自分に向いているか分からない」という分野にも気軽に挑戦することができる。
実は私は、もともとマーケティングを学ぶつもりで受講を始めた。ところが、試しに受けてみたライティング講座が思いのほか面白く、今はそのスキルを中心に頑張っている。
受講コースに制限がなかったからこそ出会えた、新しい挑戦だった。そして、私がこのスクールで学び続ける大きなモチベーションになっているのが、課題に対する丁寧なフィードバックだ。
オンラインスクールを受講するうえで、多くの人が不安に感じるのは「本当に身についているのか分かりにくいこと」ではないだろうか。
このスクールでは各コースの最後に課題が用意されており、提出した課題には、その分野で実際に働いているプロがフィードバックをしてくれる。
初めて添削結果が届いたとき、私は少し緊張していた。職場で上司から受けるような厳しい指摘が並んでいるのではないかと想像していたからだ。
恐る恐る画面を開いてみると、そこにはロジカルで納得感のある改善案にならび、良かった点も丁寧に記載されていた。純粋に、とてもうれしかった。
そしてふと、そういえば最近、こんなふうに褒めてもらうことはなかったなと思った。
今始める新たな挑戦が、これからの私をつくる
挑戦した方がいいと頭ではわかっていても、最初の一歩は誰だって怖い。勇気がいる。
でもその胸のざわめきや高鳴りは、あなたがそれをどれだけ真剣に考えているかの証なのだと思う。あとは、一歩踏み出すだけ。
今日、小さく始めてみよう。大丈夫。昔の人たちも、始めるなら今日がいいと言っている。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 なこさん)
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