「成長するためには、自己投資が大切」という言葉を、一度は耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
でも正直に言うと、私はこの言葉を聞くと少しだけ緊張してしまいます。「未来のために、今の自分をもっと追い込まなければならないのかな」と、ちょっとした不安を感じてしまうのです。
「自己投資」とは、一般的には「自分を高めるためにお金や時間を使うこと」をいいます。また、よい自己投資の条件は「明確な目的があること」という考えもあります。
でも私は、休職とキャリアスクール「SHElikes」への入会という2つの経験が、自己投資の言葉の意味を捉え直すきっかけになりました。
これらの経験は、最初から「自分が成長するため」という明確な目的があって決めたことではありません。もがきながら、やっとの思いで踏み出した一歩でした。でも振り返ると、あのときボロボロになりながらも自分の本音を優先したことが、間違いなく私の人生を救ってくれた最高の自己投資になったのです。
今回は、自己投資という言葉に少しハードルが高いと感じているあなたへ、少しそのハードルを下げられるような、自己投資の捉え方をお伝えできればと思います。
行動したら目的が付いてきた
公務員として忙しい部署で働いていた私は、やりがいを感じつつも残業に追われる日々を過ごしていました。そして、仕事に時間が取られる日々の中で「私の人生、このままでいいのだろうか」という不安がじわじわと心に広がっていました。
当時の私にとって、「成長のために自己投資をしよう」という正論はどこか遠い世界の言葉に聞こえていました。「今の私には成長はいらない。ただ、今のこのモヤモヤした状況から脱したいだけ」と思っていたからです。
不安はだんだんと大きくなっていきましたが、現状を変える勇気がなかった私はそれを無視し続けました。その結果、私はある日突然職場に行けなくなったのです。
心療内科で告げられた診断は「適応障害」。ついに見逃せなくなった、自分自身からの悲鳴でした。私は医師のアドバイスに従い、休職を決断しました。
実はその直前、吸い寄せられるように申し込んでいた場所がありました。それは、広告でたまたま見かけていたSHElikesの無料体験レッスンです。
SHElikesは女性のためのオンラインキャリアスクールで、ライティングやWebデザイン、マーケティングなどの50種類以上のスキルが学び放題のスクールです。
もともと文章を書くのが好きで、趣味でブログや読書記録などを書いていた私。かといって、転職を考えられるほどのスキルはありませんでした。でも、限界を迎えつつある日々の中で「自分の好きなことに少しでも時間を使いたい」という切実な感覚だけがありました。
体験レッスンで現状を聞かれた私は、キャリアプランナーの方に「今の仕事が残業でつらい。人生がこのままでいいのか不安」という、ずっと隠してきた本音を恐る恐る吐き出してみました。
すると、「大変でしたね」と、自分の言葉を受け止めてもらえたのです。その瞬間、せき止めていた自分の感情の水が流れ出すのを感じました。
「自分の本音を、もっと外に出してもいいのかもしれない」
そう安心し、その場で入会を決意。
入会当初はまだ、将来のことを考える余裕は1ミリもありませんでした。でも、休職で生まれた時間で好きなことに没頭し、SHElikesで豊富なコースを学んでいるうちに、枯れていた心に「自分の好きな文章を書くことを、仕事にしてもいいのかもしれない」という前向きな目的が芽生えていました。
現状から逃げるために踏み出した一歩が、結果的に最高の自己投資に変わったのです。
自分を大切にするという自己投資
私はこのように環境をガラリと変えましたが、誰もがいきなり大きな決断ができるわけではありません。だからこそ、限界を迎える前に、まずは「自分の本音を聞いてあげる」という小さな投資から始めてみてほしいです。
ここでは、目的がなくても始めやすい自己投資の例を3つご紹介します。
①自分を心地よさで満たす
自己投資は、修行のような努力だけではありません。流行や誰かが勧めるものにとらわれすぎず、今の自分を「心地よさ」で満たすことから始めましょう。
たとえば、こんな小さなことからでも大丈夫です。
・お風呂の電気を消して、好きな音楽を聞きながら防水ライトを付けて入浴してみる
・香りが豊かなハーブティーをお気に入りのグラスでゆっくり飲んでみる
・直感でかわいいと思った花を一輪飾ってみる
今の自分が心地いいと思うことに時間やお金を使うことは、世間の価値観ではなく自分の価値観を大切に扱う練習になります。その小さな積み重ねが、いつか大きな一歩を踏み出すときに自分を信じて動くための大きな力になってくれるはずです。
②本音を外に出す
皆さんは日々の中で、自分の本音を見て見ぬふりをしてしまっていませんか?
私がSHElikesの体験レッスンで涙が出そうになったのは、ずっと自分が気づかないふりをしていた本音を初めて外に出し、それを受け止めてもらえたからです。
そこで、心の中にたまったモヤモヤを、ただ「自分はそう思っているんだね」と認めてあげる時間を作ってほしいのです。
でも、いきなり誰かに話すのはハードルが高いですよね。そこでおすすめなのが、自分だけの「本音ノート」を1冊作ること。
これは誰かに見せるための日記ではありません。「仕事に行きたくない」「あのとき、すごく悲しかった」というような綺麗事ではない泥臭い感情を、まずはそのまま紙に書き出してみてください。書くことで自分の感情が可視化されて、自分は本当はどうしたいのかという願いが顔を出してくれるはずです。
ノート代の数百円と1日5分の書く時間。それは、自分の本心をはっきりさせて、自分が自分の味方になるための最高の投資になります。
③好奇心に従う
行動の結果は予想しすぎず、自分の「何となく気になる」という直感に身を任せてみるのもおすすめです。「今のスキルで大丈夫かな」「仕事につながるのかな」という損得勘定や不安は一旦横に置いて、「なぜか惹かれる」という純粋な好奇心に従ってみてはどうでしょうか。
私にとってのその一歩は、SHElikesへの入会でした。
SHElikesではさまざまなスキルをつまみ食いで学べるので、もし途中で自分に合わないなと思ったジャンルがあっても、他のジャンルに挑戦しやすい環境が整っています。また、前向きに変わろうとする仲間がたくさんいるため、自分のお手本=目的を探しやすいです。
自分の好奇心に従って、今の場所とは違う「新しい世界の空気」を自分に吸わせてあげること。それは、自分の新たな可能性への扉が開く最高の自己投資になります。
自分の本音に水をあげ続ける
自己投資を、将来のために今の自分を我慢させるのではなく、「今の自分を大切に扱う練習」と捉え直す。そうすると、自己投資のハードルが下がって、少しだけ挑戦しやすくなりませんか?
私は今、公務員の退職を決断し、ずっと心の中にしまっていた憧れの「Webライター」としての仕事が決まりました。
「大人は我慢するものだから」と、ずっと無視してきたあなたの本音がもしあるとしたら。目的がなくても、小さなことからでも大丈夫です。あなたの本音に水をやり続けることが、いつかあなただけの新しい道を作ってくれると、私は信じています。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 しいさん)
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