あなたは今、仕事や私生活において「この人みたいに働けたらいいな」「あの人の生き方って素敵だな」と、漠然とした憧れを抱いていませんか?
私自身、少し前まで「何がしたいのか分からない」「今の働き方のままでいいのかな」。と悩んでいました。
そんな気持ちの行き先を示してくれたのが「ロールモデル」の存在でした。
女性の働き方が多様化している今だからこそ、ロールモデルは未来を具体的に描く「生きた地図」であり、「羅針盤」のようなもの。迷いを減らし目標へ向かって進むための力となります。
しかし、「どうやって見つけたらいいの?」「身近にそんな人はいないし……」。と悩む方も多いかもしれません。そこで今回は自分にフィットするロールモデルの見つけ方をご紹介します。
第1章:なぜ、ロールモデルが必要なの?

私は、前職の先輩の丁寧な仕事ぶりと家庭とのバランスを両立する姿に「自分もこんなふうに働きたい!」と憧れました。彼女を通して曖昧だった「理想の働き方」が具体的な形になっていったのです。
ロールモデル探しを始める前に、まずは「憧れを現実にするために、なぜロールモデルが必要なのか?」その理由を整理してみましょう。
1. 未来を具体的に思い描けるようになる
ロールモデルは、ぼんやりとした理想を実現可能なリアルな未来像へと変えてくれます。
• 理想: 「仕事も家庭も大事にしたい」
• 設計図: 「〇〇さんのようなリモートワークとフレックスを組み合わせた働き方」
誰かの実例は、未来の自分を映すイメージ写真のようなもの。具体的な成功例を知ることで、「私にもできるかも」という確信につながります。
2. 成長のスピードが加速する
ロールモデルの行動や習慣、失敗からの立ち直り方を学ぶことで、試行錯誤する時間を大幅に短縮できます。
いわば、成功者が残した「知恵のバトン」を受け取るように無駄な回り道をせず、最短距離で目標に近づくことができるのです。
3. 挫折しそうなときの心の支えになる
壁にぶつかったとき「あの人もこの困難を乗り越えたんだ」という存在は大きな支えになります。
「私も頑張れば、きっと彼女のように輝ける」その確信こそが前を向く勇気を与え、立ち止まらないための「心の安定剤」として機能するのです。
第2章:あなたの「軸」を知ることが出発点

やみくもに探すのではなく、まずは「自分がどう生きたいか」を言語化してみましょう。
1. 願望を書き出してみる
心理学でも人は自分の理想像に近い人に惹かれると言われています。つまり、自分の理想が曖昧なままだとロールモデルも見つかりません。
・どんな働き方をしたい?
・どんな生活リズムに憧れる?
・どんな価値観で生きたい?
・どんなスキルを身につけたい?
ざっくりでOK。書き出すことで探すべき方向性が見えてきます。
2. ロールモデルは「分割して」探す
多くの女性が陥りがちなのが、「仕事も育児もパーフェクトな女性」を探してしまうことです。しかし、たった一人の人間が、すべての理想を満たすのは現実的ではありません。
複数のロールモデルを持つことを意識しましょう。
私はこのように探してみました。
・仕事術・生産性→ 会社の先輩や同僚
・ライフスタイル→ 朝活を丁寧に続けているインフルエンサー
・マインド → 落ち込んでもすぐ前向きに戻れる友人
「この部分だけ真似したい!」で十分です。
3. SNS・ネットはロールモデルの宝庫
直接会えなくても、今はロールモデルは見つけやすい時代です。
・X(旧Twitter)で働き方を発信している人
・noteでリアルな経験を書いている人
・YouTubeで学びを届けているクリエイター
・SHElikesの先輩受講生
「この人の考え方が好き」「働き方が近い」という感覚でOKです。
4. 肩書より「ストーリー」 に注目する
肩書きだけで判断すると自分との差に落ち込んでしまいがちです。
大切なのはその裏にあるストーリーです。
・どんな失敗や転機を乗り越えてきたのか
・どんな価値観で選択してきたのか
・何を大切して生きているのか
共感できるストーリーを持つ人こそ、本当のロールモデルになります。
5. 「再現できる要素」だけ真似する
いきなり完コピする必要はありません。まずは無理なく再現できそうなポイントだけポイントだけ取り入れてみましょう。
私が最初に真似したのは、ロールモデルがやっていた「朝の15分の勉強時間」。大きな改革ではなく、小さな習慣から始めたことで挫折せずに続けられました。今でもその習慣は私の基盤になっています。
6. ロールモデルは更新していい
働き方やライフステージが変わると、憧れの対象も変わるのが自然です。
・20代:スキル
・30代:働き方やワークライフバランス
・40代:生き方や価値観
「今の自分に合う人」へ、どんどんアップデートしていきましょう。
ロールモデルを探すならSHElikes

けれど「理想のロールモデルをなかなか見つけられない」。と悩んでいる方もいるかもしれません。
そんな方には、新しい視点を提供してくれる場所があります。それが、オンラインのキャリアスクールやコミュニティです。
特におすすめなのが、Webデザイン・ライティング・マーケティングなど多彩なスキルを学べる「SHElikes(シーライクス)」。
SHElikesの魅力は、ただスキルを学ぶだけではありません。キャリアチェンジを叶えた受講生のリアルなストーリーが豊富にあり、まさに「ロールモデルの宝庫」なのです。
私自身もSHElikesに入会したことで多くの「等身大のロールモデル」に出会えました。特に印象的だったのは、同じ未経験からWebライターを目指していた受講生の方。
実績ゼロの状態から副業をスタートし、着実に仕事を広げていく姿を間近で見て「私にもできるかもしれない!」と勇気をもらいました。
SHElikesのコミュニティには、雲の上の完璧なスーパーヒロインではなく、「今の自分に近い距離で頑張る人」がたくさんいます。
価値観の近い仲間に出会えたり、自分らしい働き方へのヒントを得られたりと、ロールモデルが自然に見つかる場所です。
自分に近いロールモデルを見つけるために、まずは興味のあるオンラインコミュニティやスクールの体験レッスンに参加してみるのも1つの方法です。
ロールモデルは未来の自分のヒント集

私はロールモデルを持つようになってから、以前抱えていた「何者でもない自分」に対する不安が少しずつ消えていきました。
「あの人みたいに生きたい」と思える存在がいるだけで、最初に踏み出す1歩目が軽くなるのです。今の私はその実感とともに自分らしい働き方に向かって歩き続けています。
ロールモデルは完璧でなくてもいいし、たくさんいてもいいし、更新してもOKなのです。心に響いた要素を少しずつ集めながら、未来の自分の設計図を書いていけば大丈夫です。
あなたの人生のヒントになりそうな人を、ぜひ楽しみながら探してみてください。きっと、今の働き方や生き方に、新しい風が吹きはじめます。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 KEYさん)
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