SNSなどを通して20代で起業に挑戦する方を見かけ、起業を身近に感じる方もいるでしょう。しかし「どんなビジネスアイデアを形にすればよいのか」「成功例や事例を知ってから動きたい」と悩む方もいるのではないでしょうか。
この記事では、20代のリアルな起業ストーリーを取り上げつつ、成功の秘訣やビジネスアイデアの見つけ方をわかりやすく解説します。
20代で起業する人はどのくらいいる?
日本政策金融公庫の調査によると、2024年度に起業した方のうち、20代の割合は6.9%です*1。少ないと感じるかもしれませんが、個人事業主として小さく独立したり、リスクを最小限に抑えながら起業したりすることもできるため、成功例もたくさんあります。
以下の記事では、リスクを最小限に抑えながら起業するためのステップや、起業に必要なスキルを学べる女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)について紹介していますので、ぜひチェックしてください。

20代で起業するメリット・デメリット
「20代で起業や独立をするなんて、早すぎるのでは?」と感じる方もいるかもしれません。ここでは、20代で起業するメリットとデメリットを紹介します。これから起業に挑戦しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
20代で起業するメリット
20代で起業するメリットは、失敗してもやり直しがきく点です。20代は時間も体力もあり、挑戦を重ねることで大きな経験値を積めます。さらに、新しい発想や柔軟な価値観を武器にビジネスを進められるのも強みです。
早いうちから独立や会社経営に挑戦することで、人脈やスキルが磨かれ、30代以降のキャリアの幅が大きく広がる可能性があります。
20代で起業するデメリット
一方で、20代での起業にはデメリットも存在します。社会人としての経験や実績が少ないため、資金調達や信頼の獲得に苦労するケースが少なくありません。また、会社員生活で得られる基礎スキルを学ぶ前に独立すると、経営判断に迷う場面もあるでしょう。
さらに、安定収入が途絶える不安やプレッシャー、育休産休といった制度が使えないという点も大きな課題です。これらを理解したうえで、準備を行うことが重要になります。
【成功事例】20代で起業した起業家5選
20代で起業した方の事例を紹介します。
- SHE株式会社 代表取締役CEO・CCO 福田 恵里
- 株式会社キッズライン 経沢 香保子さん
- 株式会社サイバーエージェント 藤田 晋さん
- 株式会社アドウェイズ 岡村 陽久さん
- 元株式会社Gunosy 福島 良典さん
それぞれ経歴や参考にしたいポイントを紹介します。
SHE株式会社 代表取締役CEO・CCO 福田 恵里
SHE株式会社代表の福田は、学生時代に「若い女性が気軽に学べるスクールがない」と感じたことから、初心者の女性向けウェブスクールを立ち上げました。その後26歳で、ミレニアル女性向けのキャリア支援を行うSHE株式会社を設立。
固定概念から解放し、自分の価値を信じられる人を増やしたいという思いで現在も事業に取り組んでいます。自身の経験を元にした強い思いを原動力にし、起業を成功させた点は多くの女性にとって参考になるポイントといえるでしょう。
株式会社キッズライン 経沢 香保子さん
経沢香保子さんは、26歳で1社目の会社を設立。育児と仕事を両立するために31歳で上場を目指します。その後、子育てをする中でベビーシッターの代金が高いことに気づき、その自身の経験をもとに、2社目の株式会社キッズラインを設立します。
ベビーシッターや家事代行をオンラインでマッチングするサービスは、共働き世帯や子育て世代から高い支持を獲得。新しい働き方やライフスタイルを支える仕組みで、会社を成長させています。女性が20代から起業に挑戦し、社会課題を解決するビジネスモデルを築いた好例です。
株式会社サイバーエージェント 藤田 晋さん
藤田晋さんは、20代で株式会社サイバーエージェントを創業しました。インターネット広告事業からスタートし、現在はメディアやゲーム、投資分野まで事業を拡大。創業当初はベンチャー企業として資金繰りに苦労しながらも、時代の流れをつかみ急成長を遂げました。
株式会社サイバーエージェントは現在、一万人以上の従業員を抱える企業になり、AIなどの先端技術を活用したビジネスも展開しています。
株式会社アドウェイズ 岡村 陽久さん
岡村陽久さんは、2001年に株式会社アドウェイズを創業。2006年に26歳で東証マザーズへ上場を果たしています。モバイル広告事業を中心に展開し、インターネット業界で独自の地位を確立しました。
20代の発想力と行動力を生かし、挑戦を重ねて成果を出した成功例の一つです。現在は日本だけでなく、アジア各国にも事業展開しており、幅広い事業で世の中に価値を生み出しています。
元株式会社Gunosy 福島 良典さん
福島良典さんは、20代で情報キュレーションアプリGunosyを創業しました。エンジニアとしてのスキルを活かし、ユーザーの興味関心に合わせてニュースを届けるサービスを開発。会社は急速に成長し、IT業界で注目される存在となりました。
学生から起業へとつなげた挑戦は、20代でもアイデアと行動次第で大きな成功をつかめることを示しています。現在は株式会社LayerXのCEOとして、AI事業などに取り組んでいます。

成功した起業家に共通する特徴
成功する起業家には以下のような共通点があります。
それぞれ詳しく解説します。
社会課題への強い課題意識
20代で起業し成功した経営者の多くは、社会課題に対する強い問題意識を持っています。単なる利益追求ではなく、会社や個人事業主として「誰のどんな悩みを解決するか」を明確にしている点が特徴です。
社会に必要とされることが、事業を大きく成長させるポイントといえるでしょう。
小さく始めて、素早く改善する
成功する起業家は、大きな会社をいきなり作るのではなく、小さな規模から創業を始めている場合もあります。顧客の反応を見ながら素早く改善し、経営を軌道に乗せていくスタイルが一般的です。
20代という若さを生かし、トライアンドエラーを繰り返す柔軟さがあることで、個人事業主としても企業経営者としても成果を出せるのです。
スキルアップを怠らない姿勢
20代で起業を成功させる方は、常に自分自身のスキルを磨き続けています。会社経営にはマーケティングやマネジメントなど幅広い知識が必要で、学びをやめない姿勢が創業後の成長を支えます。
特に個人事業主からスタートする場合、自分が武器とするスキルを高め続けることで、経営の安定と新たなビジネスチャンスにつながっていきます。
リスクを恐れず挑戦する行動力
20代で起業した成功者に共通するのは、リスクを恐れない行動力です。創業当初は資金や経験が不足していても、挑戦を重ねることを大切にしている起業家は多くいます。失敗も経験と捉え、次の経営判断に活かす姿勢を持っているです。
リスクを避けるよりも、一歩踏み出す勇気が若手起業家や個人事業主を大きな成果へと導いています。

起業を成功させるために今すぐできること
起業を成功させるために、今すぐ行動できることをまとめました。
それぞれ詳しく解説します。
ビジネスのアイデアを具体化する
20代で起業を目指すなら、まずはビジネスのアイデアを具体化することが大切です。漠然と「会社をつくりたい」と思うだけでは、時間だけが経ち実現は遠のいてしまいます。小さな視点でもいいので、日常の課題や自分の得意分野から着想を得てアイデアを形にしてみましょう。
浮かんだアイデアを書き出して整理してみるだけでも、一歩前進です。

起業に必要なスキルを身につける
ビジネスを進めるには、アイデアを練るだけでなく経営に必要なスキルを磨くことが欠かせません。マーケティングや営業、会計などの知識は、20代での起業成功を大きく左右します。
会社を大きく育てるためにも、オンラインスクールや書籍を活用しながらスキルアップを続けましょう。準備段階から学びを習慣化することが自信につながります。
すでに起業している方に相談する
起業の不安を減らすためには、すでに起業を経験している方に相談するのが効果的です。先輩起業家や経営者からリアルな体験談を聞くことで、20代での起業に必要な視点や落とし穴を知ることができます。
会社設立やビジネス運営の具体的なヒントを得られるのも大きな利点です。

起業に必要なスキルをまとめて学ぶならSHElikes
起業に必要なスキルを学ぶなら、女性向けキャリアスクールSHElikesがおすすめです。SHElikesの魅力について、詳しく解説します。
起業を目指す女性にSHElikesが選ばれる理由
SHElikesでは、起業に必要な基礎知識を学べる「起業コース」のほか、自分でクリエイティブを制作する際に役立つ「Webデザインコース」、商品を販売する際に役立つ「マーケティングコース」など幅広い講座を用意しています。
「独立したい」「起業したい」「スキルを身に付けて自分らしく働きたい」という女性が集まっているので、ほかの受講生からの刺激を受けながら自分のキャリアについて真剣に考えられます。
以下の記事ではリスクを最小限に抑えながら起業するためのステップやSHElikesの魅力についてさらに詳しく解説しているため、ぜひチェックしてみてください。

SHElikesで起業した女性を紹介
SHElikesで学び起業した3名の事例を紹介します。
ずっと起業に憧れていた薬剤師。大学院進学やMBAでも叶えられなかった夢をSHElikesで叶えた方法とは Sakiさん
薬学部を卒業し、流れに身を任せるように薬剤師として働いていたというSakiさん。以前から「起業したい」という想いはありましたが、自分のやりたいことに確信が持てず、一歩踏み出せずにいました。
SHElikesのパンフレットで紹介されていた「週末起業家」の存在を知ったことをきっかけに、自分にもできるかもしれないという想いを持ち、SHElikesに入会します。Webデザインやマーケティングの知識を身に付けたり、グループコーチングを通して自分の考えを深めていく中で、アパレルブランドの立ち上げをしていきたい気持ちが固まっていきました。
現在はアパレルブランドをはじめとした3つの事業を展開し、海外での起業も見据えながら、充実した日々を送っています。

「副業起業でベビー服ブランドを立ち上げ!長年の夢を叶える最後の一歩となった、スキルと自信の身に付け方とは」 美緒さん
大学時代から起業に興味を持ち、会社員としてマーケティングの仕事をしていたものの、なかなか起業する勇気が出なかったという美緒さん。出産を経て子育てをする中で「どんな赤ちゃんにも着せやすい最強のベビー服を作りたい」という想いが出てきたそう。
試作品を作っている時にSHElikesに出会い、「せっかく自分のブランドを作るなら、Webサイトやパンフレットも自分で作りたい」と感じるようになり、入会を決めました。動画で学習を進めたり、グループコーチングを受けて考えを整理したりするうちに、「副業起業」という起業が合うのではないかと感じます。
現在は本業でも収入を得ながら、ベビー服ブランドの運営にも力を入れています。

営業からフォロワー2万人のインフルエンサー&起業家に ささまるさん
子育てと営業職の両立に難しさを感じていたというささまるさん。以前から起業に憧れがあり、デザインやライティング、マーケティングなどの知識を習得したいと考えていました。SHElikesはさまざまなスキルが学び放題であることを知り、入会を決めます。
受講する中で特に役に立ったのがブランディングコースだったそう。味噌汁が大好きなさきまるさんは、味噌汁に関連した「腸活サロンHIMARI」という事業を立ち上げました。「ただの好き」から「人生をかけて育てていきたい事業」を生み出し、現在も日々楽しく仕事に向き合っています。

20代女性が起業するために必要なスキルとマインドを得るならSHElikesがおすすめ
20代で起業する方は決して多いわけではありません。しかし、起業や独立に興味のある方は、早いうちから準備を進めておいた方が今後のキャリアにとってプラスになるでしょう。
SHElikesでは、起業する際に役立つスキルを学んだり、仲間と励まし合いながら学習を進められる環境が整っています。「一人で起業するのは不安だけど、気の合う仲間と共にステップアップしていきたい」という方は、ぜひ無料体験レッスンへ参加してみてください。


※出典
*1:日本政策金融公庫|「2024年度新規開業実態調査」開業者の属性とキャリアより