「1年前の自分を覚えていますか?」
そう自分に問いかけると、不安と孤独に苦しんだ日々が頭に浮かんできます。
今から1年前、私は第2子妊娠中に、人生ではじめてメンタルブレイクを経験しました。
社会との繋がりが薄れる感覚に焦りを感じながらも、精神的に疲れてしまい、次第に他人と関わることに消極的になっていきました。
「このままではいけない」と思いながらも、何かを始めることに前向きな気持ちになれない。
この記事では、心が疲れ、挑戦することを避けていた私が、この1年で挑戦心を取り戻すまでの3つのSTEPについてお話します。
私と同じく、「挑戦するのは怖いけど、それでも変わりたい」と願う方の力になれば幸いです。
STEP1.立ち止まることを許す
精神的にどん底にいた私にまず必要だったのは、「立ち止まることを許す」ことでした。
休職を決断したとき、私は大きな罪悪感を感じていました。
家族や職場の人に迷惑をかけているのではないか。
自分だけが何もできていないのではないか。
そんな思いが、頭の中をぐるぐると巡りました。
しかし、心の余裕を取り戻すためには、まず「休む」ことを受け入れる必要がありました。
無理に何かを変えようとせず、自分のペースで「ただ生きる」ことを選んだのです。
家族にも「今あなたに足りていないのは休息だよ」と言われ、私は毎朝、子どもたちとゆっくり朝日を浴びたり、音楽を聴きながら心を落ち着ける時間を持ったりすることで、自分を責める気持ちを少しずつ手放していきました。
立ち止まることは、決して「何もしない」わけではありません。
それは、「次に進むための準備期間」です。
この記事を読んでいるあなたが同じような状況になったら、どうか無理に前進しようとせず、まずは心を休めることを1番に考えていただければと思います。
STEP2.「やってみたい」を大事にする
心が落ち着いてくると、私は次第に「新しく何かを始めてみたい」と考えるようになりました。
何をしようか思案する中で、昔から文章を書くのが好きだったことや、「時間や場所に縛られずに働けたらいいな」という思いがあったことが頭に浮かび、そこから「ライティングで副業を始めたい!」という目標ができました。
しかし、いざ文章を書こうとしても何をどう書けばよいかわからず、試行錯誤して何とか書き上げることができても、読み返してみると支離滅裂な文章になってしまっているなど、「やってみたい」だけで目指すには険しい道のりであることを改めて認識しました。
もしあなたが私の立場だったら、ここからどうするでしょうか?
私は「とにかく小さなことから始めてみる」を意識し、日記を書くように自分の感想を短い文章にまとめてSNSに投稿したり、無料のブログサービスを使って自分だけの発信を始めてみたりして、誰に見られなくてもいい、まずは行動してみることを大事にするようにしました。
すると、こうした小さな挑戦を積み重ねていくうちに、私の中で「これならできそう」という実感が少しずつ育まれていったのです。
何かをやってみたいと思ったら、完璧を目指す必要はない。
当時の自分にアドバイスできるとしたら、そう伝えてあげたいと感じた経験でした。
STEP3.人とのつながりを怖がらない
メンタルブレイクしてから人との関わりを避けるようになっていた私ですが、出産を経て少しずつ自分のことを発信し始めたことがきっかけで、再び人とつながる機会を得ました。
最初は育児や仕事、キャリアに関する悩みを表に出すことに対し、強い不安がありました。
SNSに自分の思いを投稿しても、他人には理解してもらえないのではないか、批判的なコメントが来るのではないかと心配していたのです。
それでもある日、ふと「こんなに悩んでいるのは自分だけではないはずだ」と感じ、思い切ってキャリアについての悩みを投稿してみました。
すると、投稿から数時間後、予想以上に多くの人からポジティブな反応がありました。
私は、ひとつひとつのコメントを読んで驚きました。
自分が感じていた不安や悩みが多くの人々にも共通のものであり、共有することでそれらが少し軽くなることに気がついたからです。
自分と似たような立場の人たちが同じような問題に直面し、その中で前に進もうとしている事実は、私にとって大きな安心感を与えてくれました。
この経験を通じて、SNSやオンラインの世界は決して「怖い場所」ではなく、自分を理解してくれる人々と出会い、共感しあえる貴重な場所であることを知りました。
そして、時にはそれが自分を前進させる力となり、新しい挑戦を始めるきっかけにもなるのだと感じました。
次の挑戦を後押ししてくれたSHElikes
私が「やってみたい」を大事にするようになり、人とのつながりを再び築き始めたタイミングで出会ったのが、オンラインキャリアスクールのSHElikesでした。
SHElikesでは、動画で学ぶ講座だけでなく、月に数回開催される「もくもく会」やコミュニティ内の交流イベントに参加することで、同じ目標を持つ仲間とつながることができます。
この環境は、私にとって大きな心の支えになりました。
さらに私の場合、ライティングの講座の中で基礎から応用まで体系的に学ぶことができたおかげで、自分の中に「これならできそう」という自信が育っていきました。
そして、学んだスキルを活かしながら記事を書く実践を通して、目標に向かって1歩ずつ進む実感を得ることができました。
かつての自分を縛っていた「失敗したらどうしよう」「自分にはできないかもしれない」といったネガティブな考え方が少しずつ解け、今では新たな挑戦を楽しみながら毎日を過ごせています。
もしあなたが私と同じように「何かを始めたいけれど、自信が持てない」「何から始めればよいかわからない」と悩んでいるなら、まずは自分の「やってみたい」を大切にしてみてください。
そして、それを実現するための環境を見つけることが、次の1歩を踏み出す助けになるかもしれません。
SHElikesでは無料説明会も開催していますので、あなたの「やってみたい」を実現可能なものに変えていきたいということであれば、ぜひホームページを覗いてみてくださいね。
挑戦する勇気は、いつでも育てられる
挑戦を怖がる気持ちは、今も私の中にあります。
しかし、挑戦する勇気は一気に湧き上がるものではなく、少しずつ育てていくものだということをこの1年を通して肌で感じることができました。
どんなに小さな行動でも、「やってみよう」と思った瞬間に種はまかれます。
それを大切に育てるためには、環境や支えとなる仲間を見つけることもポイントです。
私がSHElikesを通じて得たのは、自分のペースで挑戦できる安心感と、同じように成長を目指す仲間とのつながりでした。
挑戦する中で、時には失敗や迷いもありましたが、それが新しい発見や学びにつながると気づけたことは大きな財産になりました。
これからも失敗を恐れず、挑戦することで広がる景色を楽しみながら、成長し続ける自分でありたいと思います。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 トトロさん)
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