45以上の職種スキルから自分の“好き”を選んで学び、“私らしい働き方”をサポートするSHElikes(シーライクス)。たくさんの女性がキャリアチェンジに成功し活躍中です。SHEsharesでは、そんなSHElikesで夢を叶えた女性たちを取材しています。
今回ご紹介するのは、SHElikes受講生の活動から生まれたオフライン展示会。2024年2月に開催されたこのイベントには、受講生同士のコラボで誕生したマンガや絵本、手芸作品などのクリエイティブが一堂に会しました。
目標や興味が近い仲間と繋がれるSHElikesの「コミュニティ」活動が発端となって生まれたこの企画。実は、発起人であるくぼみさんとかえさんは入会当初、コミュニティには まったく興味がなかったのだとか…!開催に至るまでの道のりやイベントを通じて感じたこと、そしてものづくりにかける想いを聞きました。
⒈ SHElikes受講生の二人が中心となってオフライン展示会を開催!
——オフライン展示会、大盛況だったようですが、あらためて開催内容を教えてもらえますか?
かえ:このイベントは、SHElikes受講生がコラボしてチームで作った作品を展示するための自主企画です。2日間にわたり、東京・御成門駅近くのレンタルスペースを貸し切って開催しました。
くぼみ:当日は、アニメや絵本、手芸、マンガなど10作品の展示と、アニメーション制作や耳ツボなどのワークショップ3件が行われました。基本的には主催となるひとりが企画を立てて、その想いに賛同した人がジョインする形で制作が進みました。たとえば、「自分のイラストでアニメを作りたい!」という人の企画に「シナリオを作ってみたい人」や「動画制作に興味がある人」などが参加する…といったように。
SHElikes受講生にはいろいろなスキルを身につけようとしている人がいるので「みんなのスキルを掛け合わせたらどんな化学反応が生まれるか」という実験結果のおひろめの場でもありました。
(展示内容の詳細は、記事後半でご紹介!)
2. なぜあえてオフライン?展示会開催のきっかけ
——SHElikesといえば、コース受講もイベント開催もオンラインが中心ですよね。なぜオフラインイベントを開催することになったのでしょう?
かえ:言い出したのは私なんです。くぼみさんが2023年8〜11月まで、SHElikesのクリエイターが集まるコミュニティ*のコミュニティプランナー(CP)**をしていたのですが、そのときの取り組みがきっかけでした。
くぼみ:私がコミュニティの活動方針として考えたテーマは「コラボレーションラボ」。「ワクワクする企画を中心にSHElikes受講生が集まる実験場」というコンセプトです。ひとりだと一歩踏み出せない人が仲間を見つけたり、お仕事獲得に向けて実績をつくれたりする場所を提供したいと考えていました。
かえ:コラボレーションラボのコンセプトにワクワクしちゃって!それで、くぼみさんのコミュニティ運営を手助けする「サポート隊」に応募して、「せっかくなら展示会をやりましょうよ!」って提案したんです。
前職で企画の仕事をしていたこともあり、もともとイベントをつくるのが好きで。当時のコミュニティ活動の参加者の中で、出展してくれるチームを募って、今回の展示会が実現しました。
*コミュニティ…定期的に企画されるイベントを通じて、目標や興味が近い仲間と繋がれる場所のこと。クリエイターズコミュニティ、デザインコミュニティ、mamaコミュニティなど全部で19種類ある。
**コミュニティプランナー…SHElikesに近い立場でコミュニティを盛り上げるSHElikes受講生のこと。4ヶ月に一回、選考により選ばれる。
——かえさんの提案を受けて、くぼみさんはどう思いましたか?
くぼみ:制作物を実際に手に取ってもらう機会をつくるなんて、本当に素晴らしいアイデアだと思いました。作り手にとってもモチベーションになる企画だなと!
かえ:私、SHElikesを長く利用しているんですが、実はコミュニティにはあまり参加してこなかったんです。でも、このときは「自分がやりたいことができそう」「ちょっとチャレンジしてみたいな」という気持ちが芽生えて。みんなをワクワクさせてくれたくぼみさんのコミュニティを、自分の得意分野でより楽しめる形に発展させてみたんです。
——イベント開催に向けて動き始めた当時、どんな気持ちでしたか?
かえ:オフラインのイベント準備には、オンラインよりも一層大きなエネルギーが必要ですし、参加者が集まるか不安でした。でも、蓋を開けてみればたくさんのチームが手を挙げてくれて安心しました。
くぼみ:展示会は、コミュニティ活動で私を手助けしてくれたサポート隊がほぼそのまま運営メンバーになってくれました。気心知れた仲間だったので、緊張せず楽しくできましたね。みんながスキルを活かして宣伝してくれたし、かえさんが旗振り役としてしっかりスケジュールを管理してくれたので、心強かったです!
かえ:そもそも、私がみんなと良いチームワークを築くことができていたのは、くぼみさんがうまくコミュニティを引っ張ってくれたおかげですよ!いろんな人に「準備大変だったでしょ?」と聞かれるのですが、「みんなでワイワイお祭りができた!」という楽しい感覚しか残っていないくらいです。
3. まったく興味がなかったコミュニティ。参加してみたら自分の視野と活動の幅を広げるきっかけに!
——かえさんはデザインを学びたいと思ってSHElikesに入会したんですよね。
かえ:はい。SHElikesでデザイナーになる夢は叶えたのですが、ほかの受講生の自由な働き方を見ているうちに、イベントを企画・運営する仕事にもう一度チャレンジしたいという気持ちに気づきはじめたんです。
くぼみ:確かに、自分の好きなことや得意なことにSHElikesの学びを掛け合わせている人もいますよね。仕事をひとつに絞らずに、“複業”している人もいますし。
かえ:そう。デザインの勉強をしたらデザイナーになるしかないと思っていたけれど、ほかの可能性にも目を向けてもいいんだって。今回の展示会の企画・運営を通してその想いは強くなりました。だから今後は、デザイナーと「イベントクリエイター」の二軸で活動していこうと思っています。
私が思い描くイベントクリエイターとは、企画段階から開催まで依頼者さんに寄り添ってイベントを作り上げる仕事です。たとえ「なんとなくやりたいことがある」くらいの状態であっても、丁寧にヒアリングして提案を重ね伴走していきます。依頼者さんが必要としていることを見極めて、シチュエーションに合わせてオーダーメイドのサポートを行う。イベントクリエイターという肩書きには、表面的な手助けだけではなくて、一緒にイベントを作り込んでいくという意味も込めているんです。
——素敵です!以前、かえさんはコミュニティ活動には積極的ではなかったとのことですが、くぼみさんはどうですか?
くぼみ:私も入会当時はコミュニティにはまったく興味がありませんでした(笑)。そもそも、どう参加すれば良いのかもわかっていなかったですし、学びたいことを学んだらSHElikesは卒業しようと思っていたくらい。
でも、仲の良い受講生がデザインコミュニティのCPになったことをきっかけにサポート隊に入ってみたんです。楽しく活動するなかで「自分にないスキルを持つ人とつながれば、自分の活動の幅も広がる!」と感じました。このときの気づきが「誰かとコラボしてチームで作品をつくる」という考えの原点になっているんです。
4. SHElikesは、サービスづくりの実験場
——チームでつくった作品をおひろめすることがテーマだった展示会。くぼみさんも出展者として参加していましたが、ご自身の「実験」結果はどうだったのでしょう?
くぼみ:私が企画した「身近な人へのものがたり」は、依頼者さんの想いをインタビューで汲み取り、身近な人へ伝えるためのオリジナル本を制作・販売するチームです。
普段私は取材ライターの仕事をしているのですが、キャリアについてインタビューしていると、「子供との時間を作るために働き方を変えた」「パートナーの負担を減らすために収入を上げたい」という方が一定数います。人が頑張る理由は、身近な人とのつながりを強くするためなのかもしれない。そんな想いから生まれたのがこのサービスなんです。
実は、オリジナル本の制作チームをつくる構想はずっと前からあって。協力してくれるように依頼するのではなく、私のビジョンに共感してくれる仲間を見つけたいと思っていました。チームメンバーは、コミュニティ活動で出会い、私の企画に賛同してくれたイラストレーターさんやライターさんなど。対等な立場で意見をもらいながらものづくりがしたかったので、理想のチームができました。
——オフライン展示会を終えて、出展者さんはどんな感想を持ったのでしょう?
くぼみ:「同じ空間でみんなの作品を共有できて幸せでした」「自分の活動に自信が持てました」といった声がありました。私も含めて、作品やサービスをつくるハードルは意外と簡単に超えられることを実感した機会になったと思います。
かえ:「次はこんなことがしたい!」「もっとサービスを大きくしたい!」と前向きな意見もありましたよね。イベントをきっかけに作品の注文が入ったり、別のクリエイターさんとのコラボが決まったりした人もいたようです。
——SNSでたくさんの参加者さんがコメントを寄せているのも見ました!
お家で広げて余韻に浸ってる…🥰
— なおぱち|ほのぼのお絵描きクリエイター (@naopachiart) February 18, 2024
こういう空間も含めて、何かを生み出せる力って本当にすごい…🥹
バタバタでしっかり拝見できなかった展示もあり、悔やまれる…!!
またこんなことができたらいいなぁ💓#コラボで化学反応#御成門で展示だもん pic.twitter.com/gLyMmxFw1I
#御成門で展示だもん のポストを見ていると、オンラインで繋がった人たちがリアルで形にしてるの良いなあと☺️
— いくみ (@ikumi_ehime) February 18, 2024
いつか四国でも…🍊🐟🌊🍜🪭👘🪮
今日は #御成門で展示だもん へ🚃
— ユミ🍙 (@yum_fruit) February 17, 2024
スキルを掛け合わせて作られた、まさに #コラボで化学反応 な作品がたくさん見られて、いろいろなお話も聞けて、元気と刺激をいただきました✨
この写真は作品の一部で、YouTubeやデータも併せて盛りだくさん🥹(凄すぎる…!)ひとつずつ見ていくのが楽しみです🥰 pic.twitter.com/H2kb0iO2vH
今日はクリラボギャラリーへ✨これは…2日間だけじゃもったいない×100🥺皆さんの作品への想いが溢れてたし、本当に生き生きされてて、空間にいるだけでパワーもらえた🩷行ってよかった😭
— にーに |資料デザイン|フリーランス𓂃𓈒𓏸 (@mh22_design) February 17, 2024
夢中になってて写真ほぼ撮ってなかったので、手元にあるものをシェア🙋♀️笑#コラボで化学反応 #御成門で展示だもん pic.twitter.com/RwN0PvmvD9
かえ:そうなんです。「元気と刺激をいただきました」「2日間じゃもったいない!」といった感想が本当にうれしくて。エネルギーに満ちあふれたイベントづくりができていたのかなと、私もあらためて温かな気持ちになりました。
くぼみ:このイベントに参加したことで、「自分も何かやってみたいな」と思ってくれた来場者さんもいたみたいで、私もうれしかったですね。
かえ:誰しも本当はやりたいことがあるはずなんです。その隠れた意欲を少しでも刺激できたのなら、発起人としては、しめたものですよね!(笑)
——今後、オフライン展示会第二回の開催はあるのでしょうか?
かえ:できたらいいですね。まったく同じ形じゃなくても、場所を変えたり、別の出展者さんのコラボ作品を展示したりしてもいいと思っています。「こうあるべき」にとらわれずに、その時々でみんながやりたいことを実現させる場所にできたらなと思います。
くぼみ:同じものづくりでも、ただの趣味で終わらせるのではなく、「これが私の活動です!」と勇気を出して表に出していくことで、自分の活動に自信を持てるようになるはず。ひとりじゃなくてみんなで化学反応を起こしながら実験して、意欲を持ってクリエイティブに取り組んでいきたいですよね。
オフラインイベントを機に新たなサービスをローンチするとか、自分の作品の宣伝をするとか、次回のイベントも、誰かの活動を後押しするきっかけでありたいと思っています!
——くぼみさん、かえさん、ありがとうございました!
当日の展示内容
作品の展示&販売
ワークショップ
5. 夢を実現させるクリエイター仲間と出会いたいなら!SHElikes
45以上の職種スキルが学び放題のSHElikesは、もちろん一人でコツコツ受講することも可能。でも、くぼみさんやかえさん、そして今回の展示会に参加した出展者のように「自分の想いに共感してくれる仲間」を見つけることで、実現させたい夢への最短距離が見つかるかもしれません。
受講生なら誰もが参加し放題のSHElikesコミュニティを活用して、あなたもクリエイター仲間を見つけてみませんか?コミュニティへは、SHEstation(SHElikesの公式コミュニティサイト)から参加できます。
クリエイターズコミュニティのほか、デザインやマーケティングなど、興味にあわせて参加できるコミュニティが19種類も。ぜひチェックしてみてくださいね!
関連リンク
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