フリーランスのWebマーケティングの年収・案件例やなるためのステップを徹底解説!

フリーランスのWebマーケティングの年収・案件例やなるためのステップを徹底解説!
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ライター Yukie
大学卒業後は金融機関の事務員として8年働く。その最中にSHEに出会い、自分らしい生き方を叶えるという理念に共感。現在はフリーのライターとして、時間と場所にとらわれることない自由な生活を実現している。FP3級・簿記2級を保有。

スマホやSNS、インターネットの普及により、需要が拡大しているWebサービス。その中でWebマーケティングはWebを活用して集客したり、自社の商品・サービスを広めたりする役割を担っているため、Web活用が必須の現代において欠かせない存在となっています。フリーランスでWebマーケティングをしてみたいけど、年収はどのくらいなのか、どのように案件を獲得したらいいのか分からないという人もいるでしょう。

そこで本記事ではフリーランスのWebマーケティングを目指す上で、実際の年収や案件例、なるためのステップまでを紹介していきます。

そもそもWebマーケティングとは

Webマーケティングとは「Webサービスを活用してより多くの顧客を集客し、商品・サービスの認知拡大や購入につなげる活動」をいいます。Webマーケティングの手法として「SEO」や「SNS」、「Web広告」「Webサイト運用」などがあり、それぞれの方法の特徴を生かして集客します。

顧客のニーズを知り、事業をさらに大きくしていくためにはWebマーケティングが欠かせません。Webマーケティングは専門的な知識やスキルが必要なため、Webマーケティングスキルを持った人材は重宝されています。

Webマーケターの仕事内容

Webマーケターの仕事は「Webサービスを活用して集客したり販売意欲を高める仕組みを構築すること」です。たとえば、マーケティングのターゲット層を「化粧品が欲しいと思っている30代の女性」と設定したとします。ターゲット層が思わず見てしまうようなおしゃれなWebコンテンツの立案をしたり、SNSや動画広告などのWeb広告を展開したりすることで、顧客の購買意欲を向上させるといった具合です。

Webマーケティングでは集客や購入だけに留まらず、企業ブランドの価値を上げたり、購入をリピートしてもらうための工夫も必要です。どのようにすればたくさんの人に見てもらえるのか、顧客のニーズを満たせるのかを常に模索することが重要です。

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Webマーケターの需要が高い理由

Webマーケターの需要が高い理由として「Webを通じた商品やサービスの購入機会が増えていること」が挙げられます。IT技術の進化に伴い、スマホやSNSを活用して気軽にネットショッピングができるようになり、Webサービスを活用したビジネスが当たり前の時代となりました。

しかしWeb活用ビジネスが多くなっていく中、いかに商品・サービスの認知度や購買意欲を高めていくのかが企業にとって難しい課題となっています。Webマーケターは専門的な知識やスキルをもとに、顧客のニーズをくみ取って購買意欲を高める人材として需要が高まっているのです。

フリーランスのWebマーケターの平均年収

フリーランスのWebマーケターの年収は、経験やスキルによって異なりますが、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、正社員やフリーランスなどを含めたWebマーケターの平均年収は約630万円*1となっています。またWebマーケターの全体の約37%がフリーランスという結果も出ており、フリーランスの数は少なくないことが分かるでしょう。

年収に幅があるのは「実績やスキル習得度合い」によって年収が異なるからです。たとえば、SNS広告運用担当の求人に対して、「SNS集客で顧客アクセス率〇%以上向上させた」「Webサイトコンテンツの立案ができる」といった実績やスキルをもっている人の方が企業は即戦力と期待し、年収が上がりやすい傾向にあります。Webマーケターの収入は約630万円となっていますが、スキルや実績によって異なるため、あくまでも参考値として把握する程度に留めておきましょう。

フリーランスのWebマーケター必要なスキル

フリーランスのWebマーケターで必要なスキルは主に以下の3つです。

それぞれ見ていきましょう。

Webマーケティングの知識・スキル

フリーランスとして活躍するのであれば「Webマーケティングの知識・スキル」は欠かせません。Webマーケティングのスキルとは、具体的にいうと「情報をスピーディーに習得する情報収集力」や「論理的に物事を考えて改善策を打ち出すロジカルシンキング」などが挙げられます。フリーランスとして活動するためにはマーケティングの知識を豊富に持っておいた方が高単価を狙いやすく、クライアントが重宝する人材となれるでしょう。

分析力

Webマーケターにとって「分析力」は非常に重要なスキルです。分析には3C分析やPEST分析、5フォース分析といったさまざな分析手法があります。顧客が何を求めているのか、集客するために現在抱えている問題は何かなど、分析をすることで分かることがたくさんあります。さまざまな分析手法を習得することで、幅広い角度から物事を考えることができるようになるでしょう。さらに分析にはGoogle AnalyticsやGoogle Search Consoleといったツールも欠かせません。これらのツールも使えるようになっておいたほうがよいでしょう。

高いコミュニケーション能力

フリーランスのWebマーケターは高いコミュニケーション能力が必要です。Webマーケティングは基本的にチームで活動することが多いため、チームのメンバーに情報を分かりやすく伝えたり、スピーディーに相手の要望をくみ取ったりする必要があります。またクライアントとのやり取りも密に行わなければいけないため、コミュニケーションは必要不可欠です。フリーランスの場合はリモートでやり取りすることがほとんどのため、相手がスムーズに連絡を取れるような体制を整え、報告・連絡・相談を欠かさずに行うとよいでしょう。

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フリーランスのWebマーケターになるメリット

フリーランスのWebマーケターになるメリットとして以下の3つが挙げられます。

一つずつ見ていきましょう。

自由度の高い働き方ができる

フリーランスのWebマーケターは「自分の好きな時間に好きな場所で働ける」というメリットがあります。チームやクライアントとのやりとりは密に行わなくてはいけないものの、フルリモートで作業ができる案件も多くあります。たとえば、海外旅行をしながら仕事をするということも工夫次第では十分可能なのです。さらに時間に縛られることも少ないため、休日を周りの人に左右されることなく自由に決められる場合が多いのも魅力です。

さまざまなクライアントやプロジェクトに携わることができる

「さまざまなクライアントやプロジェクトで経験を積める」のもフリーランスWebマーケターのメリットといえます。企業内のマーケターであれば、あくまで自社内のサービス・商品に対するマーケティングを行うことになります。一方でフリーランスはさまざまなクライアントと契約ができるため、今まで経験していなかった分野や自分が好きな分野の商品やサービスに携わることが可能です。さまざまな案件に関わることで、新しい視点を得られたり、自分の経験値を上げたりすることができます。

スキルに応じて高い収入が得られる可能性がある

知識やスキルによって高い収入が得られる可能性があるのも、フリーランスWebマーケターのメリットとして挙げられます。企業内のWebマーケターであれば年収は少しづつ上がっていくものの、いきなり年収が上がることは考えにくいといえます。一方でフリーランスであれば、経験やスキルを積んでさらに単価の高い案件を獲得していくことで年収をどんどん上げることが可能です。

未経験からフリーランスのWebマーケターになるためのステップ

未経験からフリーランスのWebマーケターになるまでに以下の4ステップを踏む必要があります。

  1. Webマーケティングの基礎知識を学ぶ
  2. 実践的な経験を積む
  3. 案件を探す
  4. 継続的に学習する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.Webマーケティングの基礎知識を学ぶ

未経験からフリーランスのWebマーケターを目指すのであれば、最初に「Webマーケティングの基礎知識」を習得しましょう。3C分析やPEST分析、5フォース分析といった基本的な分析手法や、SEO対策・WEB広告の種類や特徴・コンテンツマーケティングの手順など学ぶべきことはたくさんあります。興味分野に応じて必要なものから習得し、自然と使えるようになるまで練習していくとよいでしょう。

2.実践的な経験を積む

フリーランスのWebマーケターになるのであれば、実践経験をたくさん積んでいきましょう。せっかく知識を得たとしても実践でうまく使えるのか不安だという人もいるでしょう。最初はできなくて当然です。自分が取得したスキルは現場でどのように使われるのかを知り、実践を通じて経験を積みましょう。実践することでさらに自分に必要なスキルは何かを知ることもでき、さらなる成長が見込めるでしょう。

3.案件を探す

経験を積んだら、早速案件を探しましょう。フリーランス向けの求人サイトで検索したり、クラウドソーシングサイトを利用したりするほか、SNSを活用して営業するのも一つの手です。最初は実績が少ないがゆえに低い単価の案件から始めなくてはいけない場合もあるため、不安になるかもしれません。実践経験で得たスキルをどんどんアピールするとともに、実績を積み上げていくことでより高い案件獲得を目指していくのがよいでしょう。

4.継続的に学習する

Web業界はトレンドが激しく、日々進化し続けているため、継続的な学習も欠かせません。常に新しい知識を習得することで、クライアントに新しいマーケティング手法を提示できるとともに、集客や購買意識のさらなる向上が見込めます。仕事をこなしながら継続的に学習するのは大変なことではありますが、新たなスキルを習得して実践していくことで市場価値を高めていきましょう。

フリーランスのWebマーケターの案件例

フリーランスのWebマーケターの案件例として以下の4つがあります。

それぞれ一つずつ見ていきましょう。

SEO

SEOとは「検索エンジン最適化」を意味し、具体的にはWebサイトの内容をGoogle等の検索エンジンに理解しやすいように最適化することを指します。そして、対象のサイトを検索上位に表示させるための施策のことを「SEO対策」と言います。普段Webで検索する際には一番上にある記事から読んでいくことが多いため、Webサイトを検索した時に自社サイトが上位に入っているかどうかはとても重要なポイントです。検索したユーザーのニーズを分析し、サイトにはどのようなキーワードを組み込んだらよいのか、どのようなコンテンツが読まれやすいのかを把握しながら、Webサイトを設計していきます。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは「ターゲット層の顧客と深い関係性を構築するマーケティング手法」をいいます。コンテンツマーケティングの目的は企業の知名度を向上させることや、顧客との接点を増やしていくことで売上増加につなげることなどが挙げられます。広く会社や自社商品・サービスを知ってもらうためにオウンドメディアや効果的なLP(ランディング・ページ)を作成する作業を担います。

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SNS運用

SNS運用とはSNSを通じ企業や商品の宣伝や顧客との関係構築のために情報を発信することをいいます。媒体はInstagramやX(旧Twitter)、Facebookなどさまざまで、普及率は年々増加傾向にあります。最近ではSNSを通じて新しい情報を手に入れたり、自分に合う商品を探したりする人が多くなっており、今やSNSは生活に欠かせない存在となっています。SNS運用では企業独自のアカウントを作成してターゲット層のニーズに合うような投稿を行ったり、自社製品の商品を紹介したりすることで、顧客の購入意欲を高めていけるように工夫します。

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データ分析

データ分析は流入数やPV数などのデータを打ち出し、数字を分析することをいいます。数値で表すことで前回とどのように変化したのか、どの点が伸び悩んでいる部分なのかが明確になります。

常に情報が移りゆくなかでは数値をもとに常に顧客のニーズを把握することが必要不可欠です。データ分析では、データを基に現状を正確に把握し、次にどのような取り組みをしていけばよいのかを考えます。

フリーランスがWebマーケティング案件を獲得する方法

フリーランスがWebマーケティング案件を獲得する方法は以下の3つの方法があります。

一つずつ解説していきます。

クラウドソーシングの利用

クラウドソーシングは初心者の人でも比較的案件を獲得しやすいといわれています。フリーランスのWebマーケティングで活躍するためにはまず実績を積む必要があります。最初から高単価な案件を獲得することは難しいかもしれません。しかしクラウドソーシングでの実績が積み重なると、企業からの信頼度も高くなり、より高単価な案件も獲得しやすくなります。取引先が見つからないという場合はまずクラウドソーシングで案件をこなしてみることから始めてみるとよいでしょう。

知人や顧客からの紹介

知人や顧客からの紹介で営業をかけていくのも一つの手です。たとえば集客に悩みを抱えているレストランがあるとします。集客について分からない場合、まず知り合いの中で「Webに詳しく、SNS運用を任せられる人」がいないかを探しているというケースは珍しくないでしょう。知人や顧客にWebマーケターとしての案件を探していることを伝えておくことで、案件を依頼してもらえることもあります。周りの人に相談してみるのもよいでしょう。

SNSの活用

SNSを活用して案件を獲得することも可能です。X(旧Twitter)やInstagramの検索窓に「Webマーケティング募集」と入れると、募集を探し出すことができる場合もあるため、こまめに確認しておくとよいでしょう。また気になる会社のアカウントをフォローし、求人が出た際にはすぐにチェックできるようにしておきましょう。

フリーランスがWebマーケターとして活躍するためのポイント

フリーランスがWebマーケターとして活躍するためのポイントは以下の3つがあります。

それぞれ見ていきましょう。

スキルを磨き続ける

Webマーケターとして活躍するためには常にスキルアップを目指すことが欠かせません。多くのクライアントはスキルや知識を豊富に持った人に仕事を依頼したいと思っているはずです。仕事をしながらスキルアップするのは大変なことではありますが、スキルを磨くことでさらに高単価の案件を受注できる可能性が高まります。

またトレンドの変化は激しいため、常に新しい情報をキャッチアップすることも重要です。常に新しい情報をキャッチしながらスキルを磨き続けることで、Webマーケターとしての実力がより高まっていきます。

複数のスキルを掛け合わせて習得する

Webマーケターは複数のスキルを持っていると、さらに企業から重宝される人材になるでしょう。たとえばSEOやコンテンツマーケティングの仕事において、HTMLやCSSなどのプログラミング知識を身につけていれば、Webサイトを制作する人たちとの架け橋のような役割を担うことができるといった具合です。複数のスキルを組み合わせることで担うことのできる仕事量も増えていくでしょう。

実績を積む

実績を積むこともフリーランスのWebマーケターとして活躍するには重要です。クライアントは応募内容を見る際、どのような実績をもっているのか、どのようなスキルを持ち合わせているのかを必ず確認します。はじめのうちは高単価の案件に応募しても実績がないために通らない可能性があります。単価が安いものから実績を積み、徐々に高単価の案件に挑戦するようにしていきましょう。

フリーランスのWebマーケターを目指すのにおすすめのスクール

フリーランスのWebマーケターを目指すにあたり、おすすめのスクールは以下の3つです。

スクールの特徴をそれぞれ見ていきましょう。

SHElikes

女性向けキャリアスクールSHElikesではマーケティングの基礎知識から実践的な内容まで幅広く学ぶことが可能です。

またマーケティング以外にも全45以上の職種スキルを学ぶことができ、データ分析やプログラミングなどのコースも同時に受講することが可能です。複数のスキルを掛け合わせたWebマーケターになりたい人にもおすすめのスクールといえるでしょう。

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マケキャン

マケキャンはWebマーケター養成スクールで3年連続No.1を獲得しているスクールで、現役で活躍しているWebマーケターからの個別指導により効率的に知識を得られることが特徴です。Webマーケターへの質問がし放題なうえ、受講における学習フォローや転職のサポートまで行っており、非常にサポート体制が厚いといえるでしょう。サポートが充実しているスクールを選びたい人におすすめです。

デジプロ

デジプロはWebマーケティングスクール受講者数No.1の人気スクールです。マーケティング未経験でも着実にスキルを習得できるカリキュラムが組み立てられているとともに、「転職コース」や「副業コース」など自分に合った学習スタイルを選択することも可能です。さらに転職時にはカウンセラーが個別にサポートしてくれる体制があり、多くの内定実績を得ていることも強みといえるでしょう。多くの人が受講しており、実績があるスクールがいいという人におすすめのスクールとなっています。

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*1:厚生労働省「Webマーケティング(ネット広告・販売促進) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))より

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。