メタバースのやり方は?具体的な始め方やおすすめのプラットフォームを紹介

メタバースのやり方は?具体的な始め方やおすすめのプラットフォームを紹介
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ライター KeitoKurisu
埼玉県の美容学校を卒業後、銀座の美容室での経験を経て、雑誌・広告業界のヘアメイクとして活動。その後、SEOメディア事業や映像制作会社を立ち上げ、脚本とディレクター業務を行う。現在は、アート作品の個展を行いながら、フリーライターとして活動中。
エディター Kakuhata Kyosuke
同志社大学 生命医科学部医情報学科卒。在学中、基礎科学や生体情報の取得・制御、プログラミングについて学ぶ。大学院進学後Pythonデータ解析や生体化学を学んだあとライター業を開始。現在はフリーランスとして活動し、キャリア領域のメディアを中心にSEO記事を編集・執筆している。

ブロックチェーンの登場により、「メタバース」の人気が普及しつつあります。世界中のユーザーとつながれることや仮想通貨(暗号資産)を得られることが特徴であり、副業としてメタバースをプレイする方もしばしば見られます。

一方で、「メタバースってどうやって始めるの…?」「オープンワールドゲームと何が違うんだろう…?」と悩む方がいるかもしれません。

そこで今回は、メタバースの意味ややり方、おすすめのプラットフォームの紹介などについて解説します。メタバースを利用する際の注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

メタバースとは?

メタバースは比較的新しい概念のため、明確な定義はまだ存在しません。しかし総務省によると、メタバースは下記のように解釈されているようです。

ユーザー間で“コミュニケーション”が可能な、インターネット等のネットワークを通じてアクセスできる、仮想的なデジタル空間

引用:総務省 第1部 特集 新時代に求められる強靱・健全なデータ流通社会の実現に向けて

メタバースはアバターを使ってプレイすることが一般的であり、仮想空間のゲームで遊んだり、最近ではリモートワークの出社場所としても利用されたりしています。

メタバースを活用した教育サービスなども普及しつつあり、新たなビジネスに利用する企業も増えると予想されます。またブロックチェーンを使ったメタバースによってはプレイするだけで仮想通貨(暗号資産)をもらえることもあり、人によっては副収入を得ることも可能です。

メタバースとVRの違い

VR(Virtual Reality)は「仮想現実」を表す言葉であり、コンピューターによって生成された環境に没入する技術を指します。専用のヘッドセットを使用することが一般的であり、視覚や聴覚を通じて仮想空間を体験できることが特徴です。

一方でメタバースはインターネット上の仮想空間を表しており、専用のゴーグルなどは必須ではありません。つまりVRは技術のことであり、メタバースは仮想空間を指す言葉と理解しておきましょう。

メタバースとNFTの関係性

メタバースを始めるに当たって、「NFTとどんな関係があるんだろう…?」と気になる方もいるのではないでしょうか。結論からお伝えすると、ブロックチェーン上のメタバースゲームで使用するアバターやアイテム、土地などがNFTとして販売されています。

例えば人気プラットフォーム「The Sandbox」の土地として利用される「LAND」は、「OpenSea」や「Coincheck NFT」などの販売プラットフォームで購入することが可能です。

プレイするNFTプラットフォームによっては自身が手に入れたNFTを活用して、仮想通貨(暗号資産)を得られることが期待できます。つまりメタバースにおけるNFTは、「仮想空間の経済活動を可能にする要素の一つ」とも考えられるでしょう。

なぜメタバースが注目されているのか

人によっても異なりますが、メタバースが注目されている理由には下記の3つが挙げられます。

  • 仮想通貨(暗号資産)での副収入が得られる
  • 多くのユーザーと交流できる
  • 匿名性が高い

メタバースはブロックチェーンを採用した仮想空間を指すことが一般的であり、インターネットに接続できるデバイスを有している方であれば世界中のどこからでもアクセスできます。そのため、国境を超えた交流が期待できるのです。

基本的に中央管理者が存在しないため、個人情報が流出するといったリスクが低いことも、人気の理由の一つといえるでしょう。

下記の記事では、NFTやメタバースなどに関連する「Web3.0」について詳しく解説します。NFTやメタバースの概念などを詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。

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メタバースのやり方・始め方

それでは、メタバースのやり方を見ていきましょう。利用するプラットフォームによって順番はやや異なりますが、一般的には下記の通りです。

  1. 仮想通貨(暗号資産)取引所で口座を開設する
  2. 必要な仮想通貨(暗号資産)を購入する
  3. ウォレットを作成する
  4. メタバースを利用する

順番に見ていきましょう。

1.仮想通貨(暗号資産)取引所で口座を開設する(任意)

メタバースで収益を得るには、仮想通貨(暗号資産)を日本円に換金するための口座を開設する必要があります。メタバースの利用に仮想通貨取引所の口座開設は必須ではありませんが、収入を得たい方は準備しておきましょう。

国内では、「Coincheck」や「bitFlyer」などが有名な取引所です。また仮想通貨を購入したい方は、入手したい銘柄を取り扱っているかも確認しておきましょう。

2.必要な通貨を購入する(任意)

メタバース内で使用するアイテムを購入するには、仮想通貨(暗号資産)を利用することが一般的です。NFTなどを買いたい方は、必要な銘柄の通貨を購入しておきましょう。またプラットフォームによって使用できる通貨が異なります。

例えばNFT販売プラットフォームで有名な「OpenSea」では、「ETH(イーサリアム)」などの通貨を使用してNFTの取引を行います。メタバース内で取引を行う際は独自の通貨が必要です。そのためプレイするプラットフォームを確認したうえで、必要な通貨を入手しましょう。

3.ウォレットを作成する

ウォレットとは簡単にいうと、仮想通貨(暗号資産)を管理するデジタルの財布であり、購入した通貨の受け取りや送金、NFTの購入などに使用します。ウォレットへの仮想通貨の入金は必須ではありません。しかしメタバースへの登録・ログインなどに使用するツールなので、ウォレットは作成しておきましょう。

利用するプラットフォームによっても異なりますが、多くの場合は「MetaMask」を採用しているメタバースが多く見られます。ウォレットは無料で作成できるので、メタバースゲームなどをプレイしたい方は先に作っておくことをおすすめします。

4.メタバースを利用する

ウォレットの作成まで完了したら、プレイしたいメタバースにアクセスしてみましょう。ブロックチェーンを採用したメタバースであれば、前述で作成したウォレットだけで登録できるので、個人情報の入力などは必要ありません。メタバースにはさまざまな種類が存在するので、自分にあった仮想空間を楽しんでみてください。

おすすめのメタバースプラットフォーム5選

メタバースの始め方は理解できたものの、「おすすめのメタバースが知りたい…」と考える方もいるかもしれません。ここでは、世界的に利用されている有名な下記のプラットフォームを紹介します。

それぞれの特徴について解説します。

The Sandbox(ザ・サンドボックス)

The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、仮想空間上に自分の土地を作成できるメタバースゲームの一つです。NFTマーケットプレイスで土地を購入して自分だけの空間を作ることが可能であり、自分のエリアにはオリジナルゲームなどを作成できます。したがってThe Sandboxは、他のユーザーに自分のゲームをプレイしてもらったり、他の方が作成した空間を楽しんだりしたい方におすすめといえるでしょう。

ただしThe Sandbox内でアイテムを購入する際は独自通貨である「SAND」が必要になります。別の通貨は使用できないので注意してください。

参考:The Sandbox

Decentraland(ディセントラランド)

Decentraland(ディセントラランド)は、交流に特化したメタバースの一つです。アバターを使って仮想空間を探索でき、他のユーザーと会話をしたり、ゲームをプレイしたりすることが可能です。土地を所有している方であれば自分のエリアを作成できるので、自身のデジタルアート作品を展示しているユーザーもしばしば見られます。

音楽フェスやデジタルファッションショーなどのイベントも開催されており、今までにない体験ができるかもしれません。メタバースで知り合いを作りたい方は、Decentralandをお試しください。

参考:Decentraland

Axie Infinity

Axie Infinityは、自分でモンスターを育成して対決させたり、ワールドを冒険できたりするメタバースゲームです。「Play to earn(プレイするだけで収入が得られる)」ゲームの先駆けともいわれており、バトルに勝利すると仮想通貨(暗号資産)での報酬が得られます。育てたモンスターをNFTとして販売することも可能なので、副業としてAxie Infinityをプレイする方もしばしば見られます。

またAndroid版もリリースされているため、隙間時間にゲームを楽しむことも可能です。ただしAxie Infinityは日本語に対応していません。したがって遊ぶ際は翻訳などを利用しながらプレイしましょう。

参考:Axie Infinity

VRChat

VRChatは、仮想空間で他のユーザーと交流できるスマホアプリです。iPhone・Androidの両方に対応しており、日本人のユーザー数が多いことが特徴といえます。

VRSNSアプリとして世界的に人気のあるサービスの一つであり、他のプレイヤーとチャットでコミュニケーションをとれるうえ、音声での会話にも対応しています。そのため語学学習の一貫として世界中の方と交流する方もいるようです。またWindowsであれば、パソコンからVRChatを楽しむことも可能です。

参考:VRChat

cluster

clusterは、スマホ・パソコンの両方で楽しめるメタバースです。VRヘッドセットにも対応しているプラットフォームであり、より没入感を楽しめる仮想空間を体験したい方におすすめといえます。国内で開発されたサービスなので、日本人ユーザー数が多いことも魅力といえるでしょう。

テキストや会話でユーザーとの交流も楽しめるため、友達作りに活用する方も見られます。大規模のメタバースイベントなども行われているうえ完全無料で楽しめるので、仮想空間を手軽に体験してみたい方はclusterを試してみてください。

参考:cluster

メタバースを始める際の注意点

最後に、メタバースを始める際の注意点を紹介します。

遊び方を間違えると予期せぬトラブルになる可能性があるので、上記の3つはしっかりと理解しておきましょう。順番に解説します。

ウォレットの取り扱いには細心の注意を払う

仮想通貨(暗号資産)を管理するウォレットにはパスワードだけではなく「秘密鍵(シークレットキー)」が存在します。秘密鍵が流出すると誰でもウォレットにアクセスできるようになり、所有しているNFTや保有している通貨が盗まれる可能性があるのです。

またウォレットから仮想通貨を送金する際に設定方法を間違えると、通貨が消失するリスクも存在します。したがってメタバースでウォレットを使用する際は、適切な管理・扱い方を勉強することが大切です。

SNSでの詐欺に注意する

近年では、SNSを利用した詐欺トラブルが増えつつあるようです。例えばメタバースで知り合ったユーザーとInstagramを交換して、DMから金銭的な要求をする方が見られます。またゲーム内で入手したアイテムをNFTで出品した方には、「あなたのウォレットに通貨を直接送金するので、秘密鍵(シークレットキー)を教えて欲しい」などの詐欺行為もあるようです。

ブロックチェーンを活用したサービスはまだ法整備が整っていないので、自分の資産はしっかりと守ることが重要と考えられます。

収入を得た場合は確定申告が必要

確定申告とは1年間の収入を国に申告する手続きのことであり、仮想通貨(暗号資産)の報酬も対象となっています。また国税庁が発表している資料には、下記のように記載されています。

暗号資産取引などで得た所得が20万円を超える方は、確定申告が必要となります。医療費控除やふるさと納税などで確定申告を⾏う方は、暗号資産取引などで得た所得が20万円以下であっても、申告が必要です。

引用:国税庁 スマホで確定申告(暗号資産編)

確定申告を怠ると加算税などのペナルティが発生する可能性があるので注意しましょう。また自身での申告方法がわからない方は、税理士などの専門家に相談することを推奨します。

やり方を理解してメタバースを始めてみよう

メタバースはインターネット上の仮想空間のことであり、他のユーザーと交流できたり、イベントやゲームなどを体験できたりすることが魅力といえます。ブロックチェーンを使ったメタバースであれば副収入を得られる可能性があるので、楽しみながら収入アップできることも期待できます。興味のある方は、ぜひメタバース空間にアクセスしてみてください。

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